MTG │ 大会レポート │ 高橋優太【プロツアー・ファイレクシア】
先週末は、アメリカのフィラデルフィアにて開催された「プロツアー・
世界中の強いプレイヤーたちと腕を競い合う、
過去の戦績やMTGアリーナ、
初日はブースター・ドラフト3回戦と、パイオニア5回戦を行い、
2日目で9勝7敗以上の成績で次回のプロツアーの権利が付与され
井川良彦さん、市川ユウキさん、加茂里樹さん、熊谷陸さん、
今回はAirBNBで一軒家を借りて、
以下その大会レポートです。
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■1stドラフト
「ファイレクシア:完全なる統一」のドラフトは、
3-0しやすい色は赤緑油デッキ、赤白装備品で、
プロツアーレベルの大会だと、
1パック目初手は《磁器の盲信者》。+1/+
強アンコモンを迷わずピック。
1パック目2手目はパックがかなり弱めで、《切歯の滑空機》。
この環境のドラフトは2ターン目パスは絶対に避けたくて、
1パック目3手目は《肉剥ぎの猛禽》。白の優秀なコモンで、《磁器の盲信者》のパンプ対象としても強い。
1パック目4手目は《殺戮の歌い手》で、
しかしその後は白も緑も良いカードが流れて来ず、
2パック目以降で、不安は的中します。
流れてくる青の強いカードの山!《死体傀儡、ヴェンセール》
2パック目の2手目で《謎のゴライアス、オヴィカ》
■パイオニア:アゾリウスコントロール
アゾリウスコントロール | |
---|---|
デッキリスト | |
4:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》 2:《ストーム・ジャイアントの聖堂/Hall of Storm Giants》 4:《灌漑農地/Irrigated Farmland》 4:《島/Island》 6:《平地/Plains》 3:《廃墟の地/Field of Ruin》 3:《大草原の川/Prairie Stream》 1:《ヴァントレス城/Castle Vantress》 27 Lands 0 creatures |
3:《検閲/Censor》 4:《軍備放棄/Lay Down Arms》 2:《かき消し/Make Disappear》 3:《記憶の氾濫/Memory Deluge》 2:《ドビンの拒否権/Dovin’s Veto》 4:《吸収/Absorb》 3:《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》 3:《放浪皇/The Wandering Emperor》 2:《サメ台風/Shark Typhoon》 3:《至高の評決/Supreme Verdict》 1:《運命的不在/Fateful Absence》 2:《冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light》 1:《告別/Farewell》 33 other spells 2:《サメ台風/Shark Typhoon》 |
パイオニアは、アゾリウスコントロールを使用しました。
各種打ち消し呪文で序盤を凌ぎながら、《至高の評決》
4マナを構えるターンには、《記憶の氾濫》で手札補充or《
最初はドロー呪文の《発見への渇望》を試したりもしましたが、
《ドミナリアの英雄、テフェリー》《放浪皇》《記憶の氾濫》《至高の評決》
同じカードを2枚引くよりも、
アゾリウスコントロールは打ち消しが強い分後半戦に強いですが、
その序盤の弱さを大きく改善してくれたのが《軍備放棄》!
比較対象としては同じく1マナ除去の《ポータブル・ホール》
《軍備放棄》型のデメリットとしては、
それと《軍備放棄》が《平地》を参照する除去なので、
パイオニアは《ニクスの祭殿、ニクソス》、《演劇の舞台》、
《廃墟の地》により《吸収》
井川さんから「《平地》が多い分、
打ち消し呪文の枚数配分は、最後まで悩みました。
《検閲》《かき消し》はどちらも序盤を凌ぐためのカードで、
《検閲》の良さは、
《ドビンの拒否権》は、
《吸収》は最初は予顕できる《襲来の予測》
デッキ内にクリーチャーが0体なので、《孤児護り、カヒーラ》
《孤児護り、カヒーラ》型も試したのですが、
《悪斬の天使》《黎明をもたらす者ライラ》なら、相手の《領事の旗艦、スカイソブリン》
■2ndドラフト
1パック目初手はこの2択。1stドラフトの経験から、
増殖呪文を取れればかなり強いレアなので、《
1パック目2手目はレア抜けで流れてきた、環境最強コモンの《
自分より上のマナ域にも攻撃していける、優秀な2マナ域である《
4手目に白のトップコモンが来た!ここで白を確定します。
2パック目初手で、運よく強レアの《黒の太陽の黄昏》をピック!
その後は白黒の流れが良く、
しかしデッキ構築を少し間違えていました。
ダニ・トークンが多く出せる構成なので、
また、接死破壊不能の《不死性の提供》も入れるべきで、これも《
■大会結果
初日
・1stドラフト
×赤白装備
×白緑毒性
〇白黒毒性
デッキ登録時に0-3が頭をよぎるほどでしたが、
・パイオニア
〇グルール機体
×グルール機体
〇ロータスコンボ
〇アブザンパルへリオン
×アゾリウスコントロール
2日目
・2ndドラフト
〇赤白装備
×青緑毒性
〇赤緑油カウンター
相手の青緑毒性の完成度が高く、
・スタンダード
〇アゾリウスコントロール
〇アゾリウスコントロール
〇ラクドスサクリファイス
〇イゼットフェニックス
×緑単信心
2日目6勝2敗。
合計で10勝6敗、41位入賞で、次回のプロツアー権利を獲得!
■おわりに
久しぶりのプロツアーは、
そして、僕の世界選手権2021優勝記念カードである《
それではまた。