遊戯王 │ デッキ紹介 │ しの【ラビュリンス】

Card Rush Prosとして活動しているしの(@Shino_NextPlay)です。

今回は3月19日に発売された『デッキビルドパック タクティカル・マスターズ』によって収録された新テーマである、【ラビュリンス】のデッキ解説の記事となります!

まずは【ラビュリンス】のデッキレシピの公開と、構築のポイントについて解説していきます!

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◾️デッキレシピ

ラビュリンス
デッキリスト
-モンスター 21-
1× 《白銀の城のラビュリンス
3× 《白銀の城の召使い アリアンナ
1× 《白銀の城の召使い アリアーヌ
3× 《白銀の城の竜飾灯
3× 《白銀の城の火吹炉
3× 《絶対王 バック・ジャック
1× 《魔サイの戦士
3× 《増殖するG
3× 《灰流うらら
-魔法 5-
2× 《白銀の迷宮城
3× 《強欲で金満な壺
-罠 15-
3× 《ウェルカム・ラビュリンス
2× 《悪魔の技
3× 《ドラグマ・パニッシュメント
2× 《トラップトリック
3× 《強制脱出装置
2× 《激流葬
-エクストラ 15-
3× 《旧神ヌトス
1× 《中生代化石騎士 スカルナイト
1× 《深淵竜アルバ・レナトゥス
1× 《ウィンドペガサス@イグニスター
1× 《PSYフレームロード・Ω
1× 《No.41 泥睡魔獣バグースカ
1× 《リンクリボー
1× 《サクリファイス・アニマ
1× 《暗影の闇霊使いダルク
1× 《トロイメア・フェニックス
1× 《トロイメア・ケルベロス
1× 《トロイメア・ユニコーン
1× 《閉ザサレシ世界ノ冥神

■今回の【ラビュリンス】の構築ポイント

今回の【ラビュリンス】の構築ポイントは以下の5点あります。

■初動となるカードをかなり多めに採用している事
■《魔サイの戦士》と《激流葬》を採用している事
■罠カードを厳選し採用しつつ、枚数を調整している事
■手札誘発の採用枚数をかなり抑えている事
■エクストラデッキに様々なギミックを採用している事

■初動となるカードをかなり多めに採用している事

白銀の城の竜飾灯》《白銀の城の火吹炉》を3枚づつ採用しており、安定して《ウェルカム・ラビュリンス》にアクセスができるよう構築しています。《ウェルカム・ラビュリンス》からは《白銀の城のラビュリンス》を召喚し、毎ターン罠カードの供給と相手のカードを破壊する事を狙います。

白銀の城の竜飾灯》と《白銀の城の火吹炉》は相手ターン中にも発動できる為、《絶対王 バック・ジャック》と組み合わせる事により相手の先攻1ターン目から罠カードを発動できる可能性を作る事ができますね。《魔サイの戦士》から《絶対王 バック・ジャック》を墓地に送っても同じ事が可能です。

白銀の城の召使い アリアンナ》《白銀の城の召使い アリアーヌ》《トラップトリック》も全て《ウェルカム・ラビュリンス》へアクセスできる初動として運用が可能で、《強欲で金満な壺》によるドローもありかなり安定したデッキとなっています。例えそれでも初動が引けていない事故手札であったとしても、採用されている残りのカードが汎用妨害カードばかりですので、相手の動きを妨害し初動を引くまで凌いでくれる点も安定感抜群だと感じますね。

■《魔サイの戦士》と《激流葬》を採用している事

激流葬》による妨害を行えるよう構築している事です。妨害の質がかなり高い通常罠カードである、《激流葬》を無駄無く使用する為に、《魔サイの戦士》を採用しています。

魔サイの戦士》が自分フィールド上に存在する場合、《激流葬》を発動しても《魔サイの戦士》以外の悪魔族モンスターは破壊されず、相手のモンスターのみを処理する事ができます。その際、破壊される《魔サイの戦士》の効果で《絶対王 バック・ジャック》を墓地へ送れますし、追加で《白銀の迷宮城》が発動されていれば、その《魔サイの戦士》を再び特殊召喚する事もでき、多くのアドバンテージを稼ぐ事が狙えます。

■罠カードを厳選し採用しつつ、枚数を調整している事

現在の環境で有効な通常罠カードを厳選して採用しています。《ドラグマ・パニッシュメント》と《強制脱出装置》はフリーチェーンでかつどの状況でも使用できる通常罠カードな為、最大枚数の採用としており、《悪魔の技》と《激流葬》は発動できる状況を選ぶもののリターンの大きい強力な効果である為、2枚ずつ採用しています。最低でも2枚を採用する事によって、《トラップトリック》から発動できる罠カードの選択肢を増やす事ができます。

今回は、デッキとしての安定性を重視すると共にカードパワーによる妨害力の低下が起きないよう、本当に優秀な通常罠カードのみの採用に抑えました。同名カードを複数枚採用し、1枚のみの採用等は行わずに構築している分、毎試合の妨害力としては安定していますが、代わりに相手がこちらの伏せている罠カードを想定しやすいというデメリットもありますので、サイドデッキには他の通常罠カードを採用し、相手の想定を上回る構築力が必要になってくると思います。

■手札誘発の採用枚数をかなり抑えている事

今回採用した汎用手札誘発を《増殖するG》と《灰流うらら》のみに抑えた事です。1つ目の構築ポイントで紹介したように、このデッキは手札の組み合わせ次第でメインギミックのみでも汎用手札誘発のように相手を妨害する事を狙います。

また、通常罠カードの発動をトリガーに誘発していく効果も多いテーマである為、あまり相性の良さを持たない手札誘発モンスター達は必要最低限のみの採用に抑えました。通常罠カードであり、汎用手札誘発でもある《無限泡影》は他通常罠カードと比べるとカードパワーが明らかに低く、1ターン目の後攻での初手以外では引いても強くないカードとなってしまいデッキパワーの低下に繋がるた判断した為、今回は不採用としました。

環境デッキに絶対捲れない状況にできるような先攻展開の強いデッキが少ない事も理由の一つです。《激流葬》や《ドラグマ・パニッシュメント》によって後攻からでも相手の盤面を捲る力はそれなりにあります。

■エクストラデッキに様々なギミックを採用している事

ドラグマ・パニッシュメント》を軸としたエクストラデッキのカードについてです。《ドラグマ・パニッシュメント》を発動した際に、様々な状況に対応できるカードを採用したと共に、《強欲で金満な壺》によって多少除外されても問題が起きないよう枚数を多めに採用しています。

残りのカードは《絶対王 バック・ジャック》を墓地に送る手段であるリンク1モンスター、《暗影の闇霊使いダルク》から相手の《氷剣竜ミラジェイド》を蘇生し妨害として機能させる為の《深淵竜アルバ・レナトゥス》、相手の《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を処理する手段となり得る《閉ザサレシ世界ノ冥神》、《ウェルカム・ラビュリンス》発動後の制約下でも召喚可能な【トロイメア】モンスター達等、多くの状況に対応できるよう構築しています。

今回は《強欲で金満な壺》の影響を加味して採用していませんが、悪魔族レベル4モンスター2体から《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》を召喚し、《DDD狙撃王テル》の召喚、《DDD赦俿王デス・マキナ》の召喚。といった流れで強力な妨害を用意する事もできます。これは、《ウェルカム・ラビュリンス》発動後の制約下でも行えるコンボとなっています。

■最後に

一度回ってしまえば、リソースが途切れる事無く毎ターン多くのアドバンテージと妨害を構える事のできるテーマです。今後も環境に合わせた構築に変化させる事で大会環境でも楽しく戦っていけます。

特に、【デスピア】デッキの流行により、《次元障壁》という通常罠カードが強く使えるテーマですので、現在の環境ではかなり活躍しやすいと思います!
ぜひ皆さんも【ラビュリンス】を構築してみてください!!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!


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