MTG │ デッキ紹介 │ MOパンダ【実は今レガシーで最も熱い?!青白ドレッドノートを知る】
こんにちは!MOパンダです。
皆さん突然ですが《ファイレクシアン・ドレッドノート》はご存知でしょうか?
1マナ12/12トランプル。パワー12以上を生贄にしないと場に残せないデメリットを持つ低コスト高パワーのクリーチャーです。
そんな《ファイレクシアン・ドレッドノート》ですが、1月28日時点では日本語版が47800円で売り切れになるほど大人気なカードになっております。
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今回は高額カードになった《ファイレクシアン・ドレッドノート》を採用した、レガシーで流行ってきている【青白ドレッドノート】の紹介記事になります。
よろしくお願いします。
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■サンプルリスト
Legacy League 5-0 (2025/01/14) by SchwiftySchleeps デッキリスト |
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3:《島/Island》 1:《平地/Plains》 2:《Tundra》 1:《行き届いた書庫/Meticulous Archive》 4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》 1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 3:《虹色の眺望/Prismatic Vista》 4:《不毛の大地/Wasteland》 19 lands 4:《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》 |
4:《渦まく知識/Brainstorm》 4:《思案/Ponder》 3:《もみ消し/Stifle》 3:《記憶への放逐/Consign to Memory》 4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 2:《虹色の終焉/Prismatic Ending》 3:《目くらまし/Daze》 3:《激しい叱責/Dress Down》 4:《意志の力/Force of Will》 30 other spells 1:《記憶への放逐/Consign to Memory》 |
■デッキの動き
《ファイレクシアン・ドレッドノート》の生贄コストを踏み倒し場に定着させ攻めて勝つデッキです。踏み倒す手段は複数あります。
①生贄の誘発効果を”打ち消す”
この2枚は誘発型能力をカウンターできるため、生贄の誘発をカウンターし場に固定させることができます。
《もみ消し》はフェッチランドの起動をカウンターすることもでき、土地基盤を攻めることも可能です。
《記憶への放逐》は誘発型能力のみカウンターできます。無色の呪文もカウンターできるため、対エルドラージにおいて非常に強力なカードです。
誘発型能力はその他のデッキでも使用するデッキが多いため、これらは手札で腐りにくいカードでもあります。
②生贄の誘発効果を”誘発させない”
《激しい叱責》が場にある状態で出すことで生贄の効果を誘発せず場に出すことができます。
《忌まわしき眼魔》の場合は「戦慄予示」によって裏向きに場にでるため誘発しません。さらに表にするコストは点数に見たコストなので1マナでよく、相性抜群なカードです。
今回のサンプルリストにはありませんが《倦怠の宝珠》や《門衛のスラル》が採用されることもあります。
②”コピーする”ことで場に残す
《思慮深き人工知能、キュリー》は誘発をカウンターするわけでも誘発させないわけでもなくコピーになるカードです。
《ファイレクシアン・ドレッドノート》の誘発に対応し、コストで追放することで《ファイレクシアン・ドレッドノート》のコピーになった《思慮深き人工知能、キュリー》を生みだすことができます(ドレッドノートの生贄誘発は「自身を生け贄する」を選ぶことで回避できます)。
トランプル+基本のパワーが12になるため《思慮深き人工知能、キュリー》自体が持っているサボタージュ能力と相性がよく、ダメージが通れば一気に12枚もドローすることができます。
これらのカードを組み合わせて《ファイレクシアン・ドレッドノート》をうまく活用するデッキになります。
■一部の採用カード解説
・《思慮深き人工知能、キュリー》
《ファイレクシアン・ドレッドノート》の相棒と騒がれていますが、2マナでドローするサボタージュ持ちとしても非常に強力なクリーチャーです。
存在する2マナのサボタージュ持ちはなんと《超能力蛙》《思慮深き人工知能、キュリー》《ヴィダルケンの異端者》の3種のみです。1枚はレガシーで禁止なので禁止カード級のカードパワーかもしれません。また、タフネスが3あるので《オークの弓使い》に若干耐性があるのも高評価のポイントです。
・《激しい叱責》
「モダンホライゾン2」のカードです。能力を消すことができるためひと昔前は《ウルザの物語》のトークンを全て墓地送りにしていました。
生贄になるのは終了ステップの開始時なので、相手の終了ステップにプレイすることで自分のターンのマナを自由に使える状態に《ファイレクシアン・ドレッドノート》をプレイすることができます。
また生贄は誘発型能力なので、《もみ消し》《記憶への放逐》を使うことで長く場に留まらせることができます。相手のメインでキャストされたクリーチャー等に合わせてプレイした際に使うので覚えておきましょう。
・《忌まわしき眼魔》
「ダスクモーン:戦慄の館」での登場から評価され、あらゆるフォーマットで使われているクリーチャーです。
予示は上から2枚の片方をクリーチャーで出すことができるため、《思案》や《渦まく知識》などドロー操作と組み合わせることで《ファイレクシアン・ドレッドノート》を仕組んで出すことができます。
ただ《ファイレクシアン・ドレッドノート》を無理に仕込む必要はなく《忌まわしき眼魔》が数ターン生きたら勝ちます。
■妨害と対策
まずは青いデッキのサイドボードにほぼ採用されている《記憶への放逐》です。
アーティファクトである《ファイレクシアン・ドレッドノート》自体がカウンターされてしまうためどうにもなりません。複製もありカウンターで乗り越えることもほぼ不可能です。
プレイされるマッチは《知りたがりの学徒、タミヨウ》《思慮深き人工知能、キュリー》《忌まわしき眼魔》でゲームを進めましょう。無理矢理《ファイレクシアン・ドレッドノート》を決めないように意識する必要があります。
最近デルバーデッキが増え《紅蓮破》を見る機会も増えてきました。このデッキに対して《ファイレクシアン・ドレッドノート》以外の全てのカードに干渉できます。
《激しい叱責》が場にあるときに《ファイレクシアン・ドレッドノート》プレイに対応で《激しい叱責》が破壊されることを意識してプレイしましょう。
また、デルバーデッキのサイドにある《溶融》は《ファイレクシアン・ドレッドノート》をまとめて破壊することができます。
《思慮深き人工知能、キュリー》もアーティファクトなのでケアせず全展開すると痛い目を見ることになります。小出しにてケアするか、《水流破》でカウンターしましょう。
■メタゲームでのポジション
かなり立ち位置はよく、リアニメイト系に対しては《偉大なる統一者、アトラクサ》の誘発をカウンターし除去できるのでリソースを稼がれて負けになることは少なく、有利。《剣を鍬に》が活きます。
エルドラージは《記憶への放逐》が刺さりゲームがしやすく有利。《虚空の杯》は《記憶への放逐》を複製することでカウンターとして使用することができます。
《有翼の叡智、ナドゥ》デッキは《タッサの神託者》で負けることが少なく、《ウルザの物語》による攻めも《激しい叱責》で処理できるためアドバンテージに差がつきにくく、これも戦いやすいマッチです。
■TIPS
・《記憶への放逐》《もみ消し》をうまく使いましょう。
《動く死体》のリアニメイト能力は誘発型能力なのでカウンターすることが可能です。
《溌剌の牧羊犬、フィリア》や《空を放浪するもの、ヨーリオン》は遅延誘発型能力なので戻ってくることをカウンターすることができます。
■終わりに
今回のデッキ紹介は以上になります。
《ファイレクシアン・ドレッドノート》は2回の攻撃でライフを0にできる圧倒的パワーと、《思慮深き人工知能、キュリー》で12枚ドローが最高のデッキです。
ぜひ遊んでみて下さい。
2月は『霊気走破』が発売します。次回はレビュー記事でお会いしましょう。
読んでいただきありがとうございました!