デュエルマスターズ │ GPレポート │ すめらぎ【DMGP9th】
こんにちは、すめらぎ(@sumeragi48)です。
今回は先日行われたDMGP9thに参加してきたのでそれのレポートを書いていこうと思います。
今回は静岡での開催ということもあり、さわやかでハンバーグを食べる楽しみも兼ねつつ前日入りをしました。
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■環境の分析
今回はいつも出ているCSとは違い2000人規模の大きな大会。
この環境読みは一番大事な事と言えます。
まず大前提でGP開催前までのトップメタは【アナカラーデッドダムド】【赤青クラッシュ覇道】【赤単ブランド】に加え、突如現れた新星【シータミッツァイル】が先週までの環境上位という感じでした。
その4つのデッキタイプの母数は多いと予想しつつ、GPということもあり他の環境外デッキやTier2以降のデッキも多くいることを踏まえ、デッキを選択する必要がありました。
まずその4つからどれが最も母数を伸ばしやすいかと考えたとき、一番は【シータミッツァイル】だと予想しました。
理由としては、GP開催の前週までにもの凄い勢いで結果を残した目新しさと、《単騎連射マグナム》と《音精ラフルル》が搭載されていることによる安定したフィニッシュ力がプレイヤーの目を引くと感じたからです。
それに加えこのデッキには自由度の高さが他の環境デッキと比べて段違いという利点があります。
受けを多く積んでビート耐性を上げたり、《奇天烈シャッフ》や《機術士ディール/本日のラッキーナンバー!》を搭載することでフィニッシュ時の突破力を安定させたり、《BAKUOOON・ミッツァイル》を着地させるまでのターンを稼ぐことも出来ます。
簡単に言ってしまうと器用なデッキなんですよね。
次点で数が多いと予想したのは【アナカラーデッドダムド】でした。
このデッキは新弾が発売する前までの環境では一番母数が多いと言っても過言ではなく、その時から愛用していたプレイヤーが好んで使ってくる可能性があるということが理由です。
それに加えて最後の選択肢として残せるデッキタイプとして一番上がりやすいのがこのデッキだろうと思ったからです。
例えば、【シータミッツァイル】を触ろうとしたが環境に上がったのが急だったため、カードが集まらなかったなど、そういうプレイヤーは少なからずいたと思います。
そのような時に最後の選択肢として残せる【アナカラーデッドダムド】は先ほどの【シータミッツァイル】の次に多いと予想を立てました。
残り2つはビート系が好きな方がまず握りそうなデッキタイプなのと、【赤単ブランド】に関してはキル速度の暴力を押し付けられるため、心臓が強い人間は持ち込んでくるだろうと予想しました。
問題はそれ以外のデッキタイプ。
環境上位に勝てても環境外に当たる可能性が多いDMGPのような大型大会では出来る限り取りこぼしが少ないデッキが望ましいということを踏まえた上でデッキ選択をしました。
■デッキ選択
最初に考えたのは僕自身が得意としている【赤黒墓地ソース】でした。
このデッキが候補に上がった理由としてまず、環境上位デッキに有利対面が多いことがあげられます。
【アナカラーデッドダムド】に対しては《暴走龍5000GT》の刺さりが良く、早期着地さえ出来ればそれだけで完封が望めます。
【シータミッツァイル】に対しても《暴走龍5000GT》の刺さりが良いです。
まず【シータミッツァイル】というデッキがマナドライブの関係上6マナを溜める必要があり、こちらがそれまでに《暴走龍5000GT》を着地させられるターンが十分にあります。
《暴走龍5000GT》を着地させることで相手の核となる《BAKUOOON・ミッツァイル》が着地しづらくなり、GRクリーチャーのパワーも5000以下が殆どなので相手のメインの動きが出来なくなります。
《知識と流転と時空の決断》などを絡めつつ除去してから《BAKUOOON・ミッツァイル》を着地させるにはマナが多くかかってしまうことから、こちらが早期に《暴走龍5000GT》を着地させてしまえば有利に試合を運べる相手だと感じました。
母数が増えそうな上記2つのデッキにはある程度勝てると予想しつつ、残りの2つには速度勝負とシールドトリガー次第と考え、悪くない選択肢だと考えていました。
ですが、問題はそれ以外。
この【赤黒墓地ソース】というデッキは環境に入ってない所謂ローグデッキが苦手という弱点があります。
何が入っているかわからないデッキ、特にシールドトリガーなどが厚いデッキはやりづらく、今回のような大型大会では一定数以上はそのようなデッキがいることは予想出来ました。
そのようなデッキに当たり、試合を落としてしまっては勿体無い。
そう考えたときに違う選択肢を探し始めました。
そこで目に付いたのが新弾で登場した《生命と大地と轟破の決断》を使い、最速4ターン目で試合を決めてしまう所謂【ネイチャーループ】でした。
このデッキの強みはまず、ループに入るまでの速度が速く、母数が多いであろう2つのデッキに対して有利が付くことが見込めるという点でした。
なにより盤面やハンドが切れてしまっても《生命と大地と轟破の決断》のマナから唱えられる能力が非常に強力で、除去やハンデスを得意とする【アナカラーデッドダムド】に対してはそこが強く、【シータミッツァイル】に対しては速度で勝る試合が殆どでした。
それに加えこのデッキはループまでの速度が早いためローグデッキに対しても強く、苦手対面は殆ど無いと感じました。
問題はこのデッキよりキル速度が速いデッキ、もしくは同等のスピードを持つデッキタイプです。
そこに上がるのは先ほど上位予想の2種に次いで数がいるのではないかと予想した【赤青クラッシュ覇道】と【赤単ブランド】でした。
前者については毎回のように速いターンで決着をつけてくるわけでも無いのである程度の勝率は見込めましたが、問題は後者です。
【赤単ブランド】の魅力はその安定したキル速度です。
基本的に3ターン目に打点を揃えることが簡単に出来てしまい、遅くても4ターン目には殴りきる打点を用意してきます。
【ネイチャーループ】は基本的4ターン目の始動となるのでここまでのキル速度を誇る【赤単ブランド】は相当厳しいと感じました。
ですが全てのデッキに勝てるスーパーデッキがあったらみんなそれを使っています。
割り切るところは割り切る精神を持ち、大型大会の為ある程度全デッキにワンチャンスは作れるようにとシールドトリガーを積むことまでは決意しましたが、【赤単ブランド】に関しては当たったら割り切る気持ちでデッキを構築しました。
■デッキレシピ:ネイチャーループ
4×《バロン・ゴーヤマ》
4×《侵革目パラスラプト》
4×《カラフル・ナスオ》
4×《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》
2×《BAKUOOON・ミッツァイル》
1×《クリクリ・イガラーズ》
1×《ノーダンディ・ネギオ》
3×《バングリッドX7》
1×《逆転のオーロラ》
4×《霞み妖精ジャスミン》
4×《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》
3×《チャケの応援》
1×《カラフル・ダンス》
4×《生命と大地と轟破の決断》
GRゾーン
2×《Theジョラゴン・ガンマスター》
2×《鋼ド級ダテンクウェールB》
2×《マリゴルドIII》
2×《ポクタマたま》
2×《ジェイ-SHOCKER》
1×《パキラキII》
1×《ツタンメカーネン》
基本的に《BAKUOOON・ミッツァイル》からの《ツタンメカーネン》を無限に使いまわして相手の山札をLOさせるループとなっています。
GRゾーンの種族をジョーカーズに寄せることによって《バングリッドX7》の能力達成もしやすくなってやり、最悪殴りきるプランも取ることが出来ます。
今回こだわったのは《チャケの応援》の採用でした。
トリガー枠をどうするかと悩んだとき、《ファビュラ・スネイル/ゴルチョップ・トラップ》や《カワモリデン/リーフストーム・トラップ》と悩みました。
この2つはツインパクトであるために《侵革目パラスラプト》の能力で墓地からマナに置けることが魅力です。
しかしトリガーとしてのバリューはそこまで高くなく、そのことから呪文単体で墓地からマナに戻せないデメリットこそあれ、捲りさえすればターンが返ってくることが多い《チャケの応援》を今回は採用しました。
■勝敗
予選
1回戦 bey
2回戦 チェイングラスパー 〇
3回戦 ネクラオレガオーラ 〇
4回戦 デアリモルトNEXT 〇
5回戦 シータミッツァイル 〇
6回戦 シータミッツァイル ×
7回戦 赤青クラッシュ覇道 〇
8回戦 アナカラーデッドダムド 〇
本戦
1回戦 デアリモルトNEXT 〇
2回戦 白単サバキZ ×
■結果
ベスト64という結果に終わりました。
デッキ選択自体は良く、環境にマッチしていると感じました。
7回戦の【赤青クラッシュ覇道】対面には上述の理由で採用していた《チャケの応援》がしっかりと有効トリガーとして機能し、勝利に繋がりました。
ですが問題は本戦2回戦の【白単サバキZ】の対面。
こちらに関しては試合後に気がついたのですが、僕自身のプレイミスでしっかりその場で正解のプレイを出来ていれば勝てる試合でした。
久々に後からの後悔で押しつぶされそうになったのを書いている今でも思い出します。
■反省
今回は不完全燃焼気味で終わってしまいました。
僕自身のスキル不足での結果なので、最近になってあまり対面しないデッキタイプについてもしっかりと考えを巡らせ、正解のプレイを取れるようにしたいと思います。
次の大きな大会はエリア戦でしょうか。
去年は予選落ち、一昨年は3位だったのでこの悔しさを糧に次は良い成績を残せるように頑張ろうと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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