デュエルマスターズ │ 新弾レビュー│ dotto【王道篇第3弾「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」】

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

今回は2カ月ぶりの新パック、王道篇第3弾「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」の注目カードや注目ポイントを紹介していきます。

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・注目カードTOP3

・1位《ヨビニオン・マルル

大当たり汎用SR。

4コストの「ヨビニオン」というだけで3コスト帯のエンジンクリーチャーやシステムクリーチャーにアクセスできるため価値がありますが、八卦ヨーイ》と比べて2コスブーストから繋げやすい自然文明であり、各ターン自分の2体目のクリーチャーが出た時、要するに「ヨビニオン」が成功すれば追加でリソースを稼いでくれるハイスペックカード。
天災デドダム》等の3コストエンジンカードにアクセスしながら追加でリソースを稼ぐ動きが強く、実質《天災デドダム》の効果で見る枚数を3枚から4枚に増やし、《ヨビニオン・マルル》が2-4-7(6)の7(6)コスト帯に繋げる動きの中継ぎとして後続を拾いながら繋げることができます。

他のコスト帯に比べて4コスト帯の「ヨビニオン」効果持ちのクリーチャーが強い理由はそのゲームメイク性能の高さ故です。
2コストブーストから繋げることによって安定して3ターン目に着地させることが可能で、3ターン目にリソースを稼いで4ターン目に稼いだリソースでゲームに対応する動きが可能になります。
上記の2-4の動きは《ヨビニオン・フレイムバーン》や《ゴールド・フラウム》等でも可能なので、これらのクリーチャーも強力です。

・2位《ベイビーポンの助

「ジョーカーズ」の《ベイBセガーレ》。

1,2コスト帯が手薄の「ジョーカーズ」がようやく手に入れた序盤のゲームメイカーで、相手の動きを抑えながら自分の動きに繋げることができます。
メタ性能の面では「ジョーカーズ」が苦手とする《飛翔龍5000VT》に対応できるのが強みで、相手の踏み倒しを抑止して相手の速度も落とすことが可能です。

自身の動きへのサポートの面では殿堂解除されて1カ月が経過された《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》と新たな「ジョーカーズ」の切札《ハイパー・ザ・ジョニー》との相性が良いです。
ベイビーポンの助》を1ターン目にプレイできれば《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》が使える状況になるため、2ターン目に《ヤッタレマン》をプレイできる確率が以前より上昇しています。

ハイパー・ザ・ジョニー》の召喚サポートも可能で、新規キーワード能力「ハイパーエナジー」の軽減のためにタップするクリーチャーとして使い勝手が良く、ベイビーポンの助》と《ヤッタレマン》が盤面にいれば《ハイパー・ザ・ジョニー》を3コストで最速3ターン目に召喚できるのが《ベイビーポンの助》の強みでもあります。

・3位《邪心臓の魔法陣

Volzeos-Balamord》と《新世界秩序》に続く6枚目の3色アンタップイン土地で、初の友好3色&タマシードのアンタップイン土地。
マナ基盤とフィニッシャー性能を兼ね備えていた《Volzeos-Balamord》や《新世界秩序》と異なり、序盤のルーターとして使用できる性能を持っているのがポイント。

マナの色基盤が必要でドローや墓地肥やしが活かせるデッキタイプでの活躍が期待できます。
例えば光抜きの水闇火自然の4cが《邪心臓の魔法陣》を採用するデッキカラーリングとしてマッチしやすく、アドバンスの《魔神轟怒万軍投》を使用するデッキだと「マナドライブ」のサポートと火マナの複数確保、《魔神轟怒万軍投》を引き込みながら《魔神轟怒万軍投》のコスト軽減にも使用できるため相性がかなり良いです。

来月発売される「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」に収録されている《悪魔神バロム・ナイトメア》にも進化できるカードになるため、今後の「デーモン・コマンド」サポートによる伸びしろにも期待できます。

・「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」の注目ポイント

パック全体を見ると攻めよりも受けの多様化が1つのポイントになるんではないかと思っています。

「ニンジャ・ストライク」以来の相手のターン中に手札からカードをプレイできる新規キーワード能力の「逆転撃」は受けの多様化を象徴するカードでしょう。
ターン開始時に指定されたコストを支払う必要はありますが、相手のターン中に自身への攻撃に対して受けの呪文をプレイできるのは「S・トリガー」と異なって計算して受けることが可能になるため「ニンジャ・ストライク」同様に受けとしての性能は高いです。

しかしながら、デュエルマスターズのゲームを進める主導権は基本的に攻め手側にあります。バレている受け、読まれている受けというのものはケアが可能で、「逆転撃」にも同じことが言えます。
例えば使われる文明やコストが分かっていれば《王道の弾丸ジョリー・ザ・ジョニー》や《奇天烈シャッフ》でケアすることが可能ですし、クリーチャーとしてプレイできる「ニンジャ・ストライク」と違って呪文メタでケアできる「逆転撃」は比較的対応が容易な受けです。

逆に、どの「逆転撃」を使われるか相手によって読みにくい状況であれば「逆転撃」を強く使うことができます。
マナゾーンに存在する文明で採用されている可能性のある「逆転撃」は絞り込めるため、単色デッキだと読まれやすく複数の文明を扱うデッキタイプだと読まれにくくなります。

特に厄介なのは汎用性が高い水の《自由の逆転撃》と闇の《深淵の逆転撃》の2枚。
水と闇を両方採用しているデッキはどちらが採用されている可能性があるか読みにくいため、「逆転撃」を強く使うことが可能です。

採用カードで判断しやすいのは光の《正義の逆転撃》と自然の《情熱の逆転撃》。
特に《情熱の逆転撃》はマナゾーンに存在するカードが踏み倒しの対象になるため、踏み倒されそうなクリーチャーが存在するかどうかが1つの判断基準になります。

「逆転撃」以外にも今回のパックには強い受けのカードが収録されており、10コストリガーサイクルはどれも各文明の特色を反映した強力な受けの選択肢になります。
中でも《アクア・ギャクテンポインター》は受けと捲りの性能を兼ね備えた個性の強いカードで《逆転の影ガレック》は墓地を扱うデッキタイプと相性の良い受け性能になっており、《逆転の剣スカイソード》は終盤においてカウンター性能が高いカードになっています。

・総括

「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」はSRよりもVRの使い勝手の良さが目立つため最近のパックの中ではひかえめな印象を受けます。
新規キーワード能力を多数収録している通常エキスパンションになっており、その影響を受けた結果だとは思うので仕方ないと思います。

その代わりに汎用性の高いカードは多いので使うカードはしっかり集めておきたいですね。


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