MTG │ 大会レポート │ 高橋優太【なぜ人は誤ったデッキ選択をしてしまうのか】
先週は「日本選手権2022 -Tabletop Returns-」に参加しました。
先に結果だけ述べると、3勝4敗で初日落ち。
次回記事テーマ
「なぜ人は誤ったデッキ選択をしてしまうのか」— Yuta Takahashi (@Vendilion) May 28, 2022
その後「なぜ人は誤ったデッキ選択をしてしまうのか」
今回は失敗から学ぶ記事です。
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■デッキ選択:イゼットドラゴン
イゼットドラゴン | |
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デッキリスト | |
1:《反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance》 2:《バグベアの居住地/Den of the Bugbear》 5:《島/Island》 3:《山/Mountain》 4:《嵐削りの海岸/Stormcarved Coast》 4:《河川滑りの小道/Riverglide Pathway》 1:《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》 20 Lands 1:《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》 |
1:《プリズマリの命令/Prismari Command》 4:《表現の反復/Expressive Iteration》 4:《棘平原の危険/Spikefield Hazard》 4:《ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption》 4:《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》 4:《大勝ち/Big Score》 2:《否認/Negate》 1:《記憶の氾濫/Memory Deluge》 1:《白熱する議論/Heated Debate》 2:《ドラゴンの火/Dragon’s Fire》 2:《炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt》 1:《削剥/Abrade》 2:《かき消し/Make Disappear》 2:《消えゆく希望/Fading Hope》 34 other spells 2:《勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster》 |
《鏡割りの寓話》は、
ゴブリン・シャーマンの宝物トークンによる序盤のマナ加速、
そして生み出された宝物トークンは《黄金架のドラゴン》
そして《表現の反復》がこれらのパーツ集めて、あるいはフィニッシャーに繋げていきます。
《鏡割りの寓話》《黄金架のドラゴン》《表現の反復》、
今のスタンダードは《婚礼の発表》《鏡割りの寓話》《
それらに対して最も有効なのは打ち消し呪文だと考えたので、
《黄金架のドラゴン》から2マナの打ち消し呪文を構えるのが、
《消えゆく希望》は特に赤いデッキに対して強く、《鏡割りの寓話》のゴブリン・
《溺神の信奉者、リーア》は《消えゆく希望》
《船砕きの怪物》
■大会結果
×緑単アグロ
〇バントトークン
〇グリクシス吸血鬼
×ジャンドミッドレンジ
×ジャンドミッドレンジ
×オルゾフ天使
〇グルール狼男
3勝4敗で初日落ち。
日本選手権のトップ8には異なるイゼットドラゴンが2つ残っていました。
「打ち消し呪文を使う」「《鏡割りの寓話》《黄金架のドラゴン》《表現の反復》を使う」という考え方は途中までは合っていたのですが、出た宝物トークンを上手く使う先がなくマナフラッドに陥るゲームが多く、デッキ構築の時点で失敗していました。
それと比較して、今回準優勝されたイゼットコントロールのリストは《セレスタス》でマナフラッドを回避しつつ、《記憶の氾濫》《船砕きの怪物》といった後半強いカードが多めに採用されており、これこそ求めていた方向性でした!
僕は《セレスタス》をデッキに入れたがらない傾向があるので、次回以降は好みではなくデッキ全体のバランスで判断できるようにしたいです。
■なぜ誤った選択をしてしまうのか
1.成功バイアス
頻繁に起こることなのですが、
今回のデッキで言うと、例えば《呪文貫き》《ジュワー島の撹乱》
しかし実際には、
今回は軽い打ち消し呪文に寄せた影響で、
これはマナ払え系の打ち消し呪文に限った話ではありません。たとえば《家の焼き払い》
しかしその《家の焼き払い》は、
教訓:全てのカードには強い場面も弱い場面も存在して、
2.効率的な練習の不足
前回のニューカペナチャンピオンシップが終わってから期間が短か
MTGアリーナ上ではジャンドミッドレンジと対戦する機会が増え
しかし実際の日本選手権ではジャンド相手に0-2で敗北。
今言った2枚は特別でも何でもなく、
これは1の成功バイアスにも通じる話なのですが、3-
目的を持たずランクマッチを続けることは、時として成功バイアスとして自分のフラットな視点を失う原因に
しっかりしたデータを出したいのなら、
教訓:目的を持たずにデッキを回すと、
■おわりに
自戒を込めて、今回の教訓をおさらい。
1.全てのカードには強い場面も弱い場面も存在して、
2.目的を持たずにデッキを回すと、
そして次回は『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』
それではまた。