遊戯王 │ デッキ紹介 │ しの【鉄獣戦線】

Card Rush Prosとして活動しているしの(@Shino_NextPlay)です。

今回は僕が先日使用した【鉄獣戦線】のデッキをご紹介していきます!!

YouTubeチャンネルの方でもとりあげていますが、こちらでもポイントをまとめてお伝えできたらと思います!

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■デッキレシピ : 鉄獣戦線

メインデッキ:40枚
EXデッキ :15枚
サイドデッキ:15枚

 

【モンスター】23
3×《鉄獣戦線 ケラス
3×《鉄獣戦線 ナーベル
2×《増殖するG
3×《灰流うらら
3×《鉄獣戦線 フラクトール
3×《鉄獣戦線 キット
1×《十二獣ヴァイパー
1×《十二獣サラブレード
1×《十二獣モルモラット
1×《十二獣ラビーナ
1×《烈風の結界像
1×《ダイナレスラー・パンクラトプス

【魔法】15
1×《鉄獣の邂逅
1×《十二獣の会局
3×《炎舞-「天璣」
3×《抹殺の指名者
2×《墓穴の指名者
1×《死者蘇生
1×《ハーピィの羽根帚
1×《ワンフォー・ワン
1×《三戦の才
1×《おろかな埋葬

【罠】2
1×《鉄獣の抗戦
1×《無限泡影

【エクストラ】15
1×《十二獣ワイルドボウ
1×《十二獣ライカ
1×《十二獣タイグリス
1×《十二獣ドランシア
1×《鉄獣戦線 徒花のフェリジット
1×《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ
1×《鉄獣戦線 銀弾のルガル
1×《王神鳥シムルグ
1×《アクセスコード・トーカー
1×《召命の神弓-アポロウーサ
1×《死翼のフレスヴェイス
1×《戦華盟将-双龍
1×《ハーピィ・コンダクター
1×《天霆號アーゼウス
1×《転生炎獣アルミラージ

【サイド】15
1×《ダイナレスラー・パンクラトプス
3×《アーティファクト-ロンギヌス
1×《ダーク・シムルグ
2×《原始生命態ニビル
1×《増殖するG
3×《ライトニングストーム
2×《融合解除
2×《レッド・リブート

■【鉄獣戦線】の強み(他デッキとの差別化)

このデッキ最大の強みは先攻で作る盤面の制圧力の高さ

手札1枚(《炎舞-「天璣」》か《鉄獣戦線 フラクトール》)から《王神鳥シムルグ》+《烈風の結界像》+墓地に《鉄獣の邂逅》という盤面を作ることができ、現大会環境下で流行しているデッキの中にこの盤面を突破できるデッキは殆どありません。

突破するためにはギミック以外の部分で、かつ、限られたカード(《禁じられた一滴》や《スキルドレイン》)に頼らないといけない状況を作り出せます。

更に恐ろしいことに、前述したルートからこの盤面を作り、返しの相手のターンにこの状況を打破されなかった場合、次の自分のターンには見えている範囲で8000以上のライフを削り取れるプランがあるため、相手はこれを放置する事も許されません。

※ここの部分など詳しくはYouTubeにてお伝えしていきます

Next Play ネクストプレイ

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こういった先攻展開を目指すいわゆる“展開系デッキ”は《増殖するG》や《原始生命態ニビル》を特に苦手としますが、このデッキであればこれらのカードをケアする事ができます。

先ほど説明した1枚初動の動きであれば《増殖するG》を発動されても2枚しかドローされませんし、メイン中での召喚・特殊召喚は計3回なので《原始生命態ニビル》も発動されません。

強力な盤面を作り上げる展開力を持ちながら、展開系デッキの弱点を克服している点は非常に優秀です。

また、先ほどから紹介している展開はあくまで基本展開であり、他の手札との兼ね合いや、組み合わせる他テーマによって盤面をより広げ、より強固にすることが可能です。

その為、相手の手札誘発がきつければ最小限展開(それでも十分)、手札誘発をケアできる手札でかつ、より動ける手札であれば更に盤面を広げる、といった臨機応変な動きが可能で、これは現大会環境下に存在する展開系の中ではおそらく唯一と言っていいポジションだと僕は考えます。

■【十二獣】との兼ね合い

上記のルートが非常に強力ということもあって最近では【鉄獣戦線】が入賞することも多く、様々な構築が流れてきますが、その中でも特に多いのが【LL】との組み合わせの構築です。

この組み合わせも非常に親和性が高く、先攻での展開ルートの増加や第二の攻め手としての役割も持っている為、とても強力です。

しかし、今回僕はこの【LL】ギミックを採用せずに【十二獣】を選びました。

その理由はデッキ内に入るカード1枚1枚のパワーを上げたかったことにあります。

今回の構築ではいわゆる壺系カード(《強欲で貪欲な壺》《強欲で金満な壺》《金満で謙虚な壺》)を採用していません。

現在の展開方法や【鉄獣戦線】と組み合わせる他テーマ次第では、どの壺を取っても大きなリスクを含んでしまうと僕は考えていたので、それならば「壺を使わずともデッキ内のカード1枚1枚のパワーが高ければいいじゃないか」という結論に至ったわけです。

【十二獣】はどのモンスターを引いていても必ず1妨害である《十二獣ドランシア》を召喚できますし、2ターン目以降であればどのモンスターを引いていても《天霆號アーゼウス》に繋がり、盤面一掃+妨害を用意する事が可能です。

よって、1枚から出せるパワーはその他のカードと比べて非常に高く、獣戦士である事も加味してあらゆる側面から見て【鉄獣戦線】との相性が良いのです。

更に【鉄獣戦線】の需要な初動である《炎舞-「天璣」》ですが、こちらも相方となるテーマが【十二獣】だからこそサーチの選択肢を作ることができ、《鉄獣戦線 フラクトール》と合わせ引きしてしまった時にも大きな役割を持つことができます。

ここまでいくつものメリットを挙げてきた【十二獣】との組み合わせですが、実はこの組み合わせには問題もあります。

それが、“召喚権被り”です。

ここに関しては今や制限カードとなってしまった《十二獣の会局》を除けば【十二獣】のギミックは全て召喚権を必要とし、【鉄獣戦線】も基本的には召喚権を使って行動する必要があります。

しかし、【鉄獣戦線】には《鉄獣戦線 ケラス》という超優秀な第二の攻め手に繋がる特殊召喚可能なモンスターが存在します。

この《鉄獣戦線 ケラス》は単体で持っていても自身で墓地の獣・獣戦士・鳥獣を増やす事ができないので鉄獣戦線モンスターの中では採用枚数を減らされる筆頭カードではありますが、十二獣を採用する事でその評価は一変します

どこを引いても最大5枚の獣戦士を用意する事ができ、《炎舞-「天璣」》もしくは《十二獣モルモラット》からスタートした場合、《十二獣ラビーナ》を落とし、《十二獣ライカ》によって《十二獣モルモラット》を素材から外し特殊召喚、その後《十二獣ドランシア》の効果によって《十二獣ラビーナ》を破壊する事で、墓地の《十二獣モルモラット》を回収できるので《鉄獣戦線 ケラス》の手札から特殊召喚する為に必要なコストも、共通効果の前提となる除外する為に必要な墓地の獣戦士も同時に用意する事が可能です。

このようにただ獣戦士という点だけを見ているわけではなく、【鉄獣戦線】モンスターの動きと噛み合う点のあること、弱点を補完してくれる役割を持っていることを踏まえて僕は【十二獣】との組み合わせがベストだと考えました!

■最後に

今回は【鉄獣戦線】の強みについてと、【十二獣】と組み合わせることのメリットについて語ってきましたが、みなさん少しは興味を持っていただけたでしょうか?

なかには「《王神鳥シムルグ》×《烈風の結界像》が強いだけじゃん!」と思う方もいるかもしれません(実際7割くらいそこに強みが集約されますが…)

しかし、【鉄獣戦線】はまだ初収録から日が浅いので、今後の強化が期待できるテーマでもあります。

今後もし“鉄獣魔法・罠をサーチするカード”なんてものが出てしまった時にはそりゃあもうとんでもなく強くなりますし、何なら《王神鳥シムルグ》×《烈風の結界像》に頼らなくとも余裕で大会環境デッキになると思うので、現段階でも十分強いデッキではあります。

これからの強化への期待を込めて今作成しておいても良いデッキだと僕は思います!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!


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