MTG │ デッキ紹介│ 高橋優太【レガシー神挑戦者決定戦トップ8デッキ紹介】

先日は晴れる屋さんで第21期レガシー神挑戦者決定戦が行われました。

僕は予定が合わなかったため大会は不参加でしたが、観戦していて見ごたえがあり、インスタントの応酬などレガシーの面白さを感じる試合が多かったです。

今回はそのトップ8デッキを紹介していきます。

トップ8デッキリスト

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■4色コントロール

第21期レガシー神挑戦者決定戦:優勝 By 清田 勝之
デッキリスト
1:《冠雪の島/Snow-Covered Island
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand
3:《汚染された三角州/Polluted Delta
1:《カラカス/Karakas
1:《Savannah
1:《Taiga
2:《Tropical Island
3:《Tundra
2:《Volcanic Island
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn
3:《不毛の大地/Wasteland
3:《神秘の聖域/Mystic Sanctuary
32 Lands


3:《忍耐/Endurance
4:《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath
7 creatures

4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares
4:《渦まく知識/Brainstorm
3:《もみ消し/Stifle
2:《紅蓮破/Pyroblast
1:《否定の力/Force of Negation
4:《意志の力/Force of Will
1:《壌土からの生命/Life from the Loam
4:《虹色の終焉/Prismatic Ending
4:《思案/Ponder
4:《表現の反復/Expressive Iteration
4:《終末/Terminus
2:《激しい叱責/Dress Down
4:《時を超えた英雄、ミンスクとブー/Minsc & Boo, Timeless Heroes
41 other spells


1:《忍耐/Endurance
2:《水流破/Hydroblast
2:《紅蓮破/Pyroblast
2:《赤霊破/Red Elemental Blast
1:《兄弟仲の終焉/Brotherhood’s End
4:《花の絨毯/Carpet of Flowers
2:《激しい叱責/Dress Down

相棒:
1:《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad
15 sideboard cards

2022年9月にも、《時を超えた英雄、ミンスクとブーを中心にした4色コントロールを記事で紹介しましたので、そちらも参考にして下さい。
記事はコチラ

時を超えた英雄、ミンスクとブー》は4/4速攻トランプルで攻めも守りも備えており、「-2」で4点火力+4枚ドローすれば大きく有利になるので、実質1ターン守れば勝ちの超強力なプレインズウォーカーです!
各種の白除去で序盤を凌ぎ、《時を超えた英雄、ミンスクとブーの定着を目指す4色コントロールデッキが優勝しました。

剣を鍬に》はサイズ関係なく追放できる、マジック史上でも最も強力な1マナ除去。

虹色の終焉は相手の1マナクリーチャーを1マナで除去しつつ、クリーチャー以外の《虚空の杯》《花の絨毯といった厄介なパーマネントにも簡単に対処できます。

軽いクリーチャーを連打するデッキには、全体除去の《終末がよく効き、デッキの一番下に戻す効果なので、プロテクションや破壊不能、呪禁といった除去耐性を全て無視できるのが強みです。1回墓地に落ちれば、《神秘の聖域でデッキトップに戻すことにより、再び「奇跡」できます。

もみ消し》の採用が特徴的なリストです。
もみ消しは相手のフェッチランドの起動を打ち消して序盤を出遅れさせたり、相手の《不毛の大地起動を打ち消して自分の土地を守る役割があります。特にこのデッキはデュアルランド全開なので、相手の《不毛の大地から色マナを守るのに《もみ消し》が役立ちます。

とはいえ、これまで《もみ消し》はあまりこういったコントロールデッキでは使われていませんでした。今回の《もみ消し》採用理由として、イニシアチブデッキの台頭が考えられます。
魂の洞窟を経由されるとイニシアチブを持つクリーチャーを打ち消すことが出来ず、4色コントロールはクリーチャーが少ないのでイニシアチブを奪うことが少し困難です。

そこで「戦場に出た時、イニシアチブを得る」誘発型能力を打ち消せるのが《もみ消し》です。

激しい叱責》も同様で、能力を失わせることによりイニシアチブ獲得を防ぎます。《激しい叱責》は、《濁浪の執政プレイにスタックで出すことで3/3にしたり、《ウルザの物語から出る構築物トークンを0/0にする役割もあります。

そして《もみ消し》《激しい叱責》に共通して言えるのが、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を早いターンに出せるという事!
例えば3ターン目に《自然の怒りのタイタン、ウーロをプレイして、誘発型能力で3ゲイン1ドローして土地を置き、ウーロの「戦場に出たとき、これが脱出していないかぎり、これを生け贄に捧げる」の誘発型能力を《もみ消しで打ち消すことにより、ウーロが戦場に残ります!

激しい叱責》の場合は、相手の2ターン目のターン終了ステップに出すことで次の自分のターンまで《激しい叱責》が残るので、3ターン目に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》をプレイして、「戦場に出たとき、これが脱出していないかぎり、これを生け贄に捧げる」の誘発型能力も失っているので、これまたウーロが戦場に残ります!(能力をすべて失っているので3ゲイン1ドローと土地セットは出来ませんが)

3ターン目に出たウーロはそのままゲームに勝つ性能があります。もみ消し》《激しい叱責》は相手への妨害でもありながら、自分のウーロを早く出すためのコンボパーツでもあり便利!

デッキを80枚にして《空を放浪するもの、ヨーリオンを相棒に指定しています。

ヨーリオンの能力で明滅して嬉しいパーマネントは《忍耐》や、忠誠度の減った《時を超えた英雄、ミンスクとブー》くらいで、あとは戦場に出た時効果を発揮するカードが少ないので、奇妙に思えるかも知れません。
しかし、ヨーリオンは明滅を除いても相棒指定をする価値があります。

まずは青いカードであることで《意志の力》《否定の力》の代用コストになります。

次に、デッキが80枚なため60枚デッキよりも多くの土地を入れることができ、《神秘の聖域》を3枚と多めに採用できるのです。これが60枚デッキだと、フェッチランド+デュアルランドの色マナバランスから《神秘の聖域を多くは入れにくい。

3つ目のメリットとしては、ゲーム外からフィニッシャーを持ってこれること。《自然の怒りのタイタン、ウーロを使うデッキに共通して言えるのですが、相手がサイドインした《外科的摘出》で《自然の怒りのタイタン、ウーロを追放されると勝ち手段が少なくなります。ヨーリオンはサイド後のフィニッシャー不足を補ってくれます。

サイドボードに目を向けると、イゼットデルバーを大きく意識したカード選択になっています。

花の絨毯》は一度場に出れば毎ターン好きなマナを供給して、《目くらまし》《呪文貫きといったマナ要求カウンターの圏外になりつつ、行動回数を増やします。イゼットデルバーに最も効くサイドカードです。

紅蓮破》《赤霊破》は《表現の反復》《濁浪の執政といったゲームの中心になるカードを1マナで対処。1マナで打ち消す《紅蓮破》《赤霊破》が存在するからこそ、サイド後のゲームでは《意志の力》が弱く、青のフェアデッキ対決では《意志の力をサイドアウトすることが多いです。

紅蓮破》《赤霊破》が強いからこそ、それを打ち消す役割として《水流破》も脚光を浴びています。デュアルランド全開のデッキは《血染めの月を苦手としているので、《冠雪の島》があれば《血染めの月を破壊できる《水流破》は追加する候補になりそうです。

それと前述の通り、《自然の怒りのタイタン、ウーロを使うデッキは、相手から《外科的摘出をサイドインされる場合が多いです。《紅蓮破》《水流破》が《外科的摘出》される可能性を考えると、《赤霊破》《青霊破と散らしても良さそうです。

■白単イニシアチブ

第21期レガシー神挑戦者決定戦:準優勝 By 髙橋 裕幸
デッキリスト
3:《平地/Plains
2:《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire
2:《カラカス/Karakas
3:《魂の洞窟/Cavern of Souls
4:《裏切り者の都/City of Traitors
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb
18 Lands


2:《歩行バリスタ/Walking Ballista》
4:《白羽山の冒険者/White Plume Adventurer
4:《精鋭呪文縛り/Elite Spellbinder
4:《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer
3:《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
4:《孤独/Solitude
2:《永久のドラゴン/Timeless Dragon》
23 creatures

4:《虚空の杯/Chalice of the Void
3:《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal
4:《金属モックス/Chrome Mox
4:《エメリアの呼び声/Emeria’s Call
19 other spells


2:《封じ込める僧侶/Containment Priest
3:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre
2:《赦免のアルコン/Archon of Absolution
2:《難題の予見者/Thought-Knot Seer
3:《剣を鍬に/Swords to Plowshares
1:《議会の採決/Council’s Judgment
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
15 sideboard cards

先月にも、白単イニシアチブを記事で紹介しましたので、そちらも参考にして下さい。
記事はコチラ


イニシアチブは「秘密の入り口」→「鍛冶場」→「罠だ!」で+1/+1カウンターを2個からの本体5点で、打点が非常に高いです。

なおかつクリーチャーを除去されても「地下墓地」の宝物→「死せる三者の玉座」での4/1威迫のスケルトントークンとアドバンテージを獲得するので、攻撃してイニシアチブを奪う方法以外では対処が難しいです。

金属モックス》《水蓮の花びら》《古えの墳墓》《裏切り者の都のマナ加速から早いターンにイニシアチブを取得して、その打点とアドバンテージで高速で攻めるのが白単イニシアチブです。

レガシーはイゼットデルバーを中心に、《渦まく知識》《思案など1マナのカードを中心にしたデッキが多いです。それら1マナを無効化する《虚空の杯》X=1はレガシーの挨拶とも言える動きで、《古えの墳墓》《裏切り者の都から1ターン目にプレイして相手の行動を制限します。

白単イニシアチブの流行と共に、サイドボードにプロテクション(白)のクリーチャーを入れたデッキが増えてきました。《歩行バリスタ》はプロテクション(白)を除去しつつ、無色マナの受け先として便利な枠です。

永久のドラゴン》はサイクリングで《平地》を確保するとともに、永遠で出した場合は黒のクリーチャーなので、これまたプロテクション(白)に対抗出来ます。

序盤の1-2ターンで仕掛けてくるコンボデッキに対して、メインは《虚空の杯》《スレイベンの守護者、サリア》《精鋭呪文縛り》を早く出せるかが焦点で、出せないとゲームを落としやすいです。

このデッキリストはリアニメイトを強く意識しており、《フェアリーの忌み者》がサイドボードに3枚採用。自身が《虚空の杯》を使う関係で、《外科的摘出》よりも《フェアリーの忌み者》が優先されています。

難題の予見者はコンボやコントロールにサイドインする手札破壊クリーチャーで、マナ加速から2ターン目に出して攻めていきます。

赦免のアルコンは白単イニシアチブのミラーマッチを意識していますね。攻撃するときのマナ要求も地味に強い。

仕組まれた爆薬》は白単色なのでX=0やX=1想定のカードで、主にエルフ対策。エルフは《アロサウルス飼い》の能力により、《虚空の杯》X=1を乗り越えてくるので、その横並び対策です。

■ANT

第21期レガシー神挑戦者決定戦:3位 By 山本 浩輔
デッキリスト
1:《島/Island
1:《沼/Swamp
1:《森/Forest
4:《汚染された三角州/Polluted Delta
1:《Bayou
1:《Tropical Island
1:《Underground Sea
1:《Volcanic Island
3:《霧深い雨林/Misty Rainforest
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures
16 Lands


0 creatures

4:《渦まく知識/Brainstorm
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual
1:《汚物の雨/Rain of Filth
2:《夏の帳/Veil of Summer
3:《陰謀団の儀式/Cabal Ritual
1:《むかつき/Ad Nauseam
3:《思案/Ponder
3:《強迫/Duress
3:《思考囲い/Thoughtseize
4:《冥府の教示者/Infernal Tutor
1:《苦悶の触手/Tendrils of Agony
1:《炎の中の過去/Past in Flames
4:《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal
2:《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman
2:《激しい叱責/Dress Down
1:《Pair o’ Dice Lost
44 other spells


1:《蒸気の連鎖/Chain of Vapor
1:《夏の帳/Veil of Summer
1:《残響する真実/Echoing Truth
2:《突然の衰微/Abrupt Decay
1:《ぶどう弾/Grapeshot
1:《苦悶の触手/Tendrils of Agony
1:《巣穴からの総出/Empty the Warrens
1:《壊滅的大潮/Devastation Tide
1:《深淵への覗き込み/Peer into the Abyss
1:《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
1:《金属モックス/Chrome Mox
2:《花の絨毯/Carpet of Flowers
1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures
15 sideboard cards

むかつき》の英語名「Ad Nauseam」と、フィニッシュ手段である《苦悶の触手》の「Tendrils of Agony」の頭文字を取って、「ANT」。レガシーで根強い人気を持つ、ストームコンボデッキです。

暗黒の儀式》《陰謀団の儀式》でのマナ加速から、《冥府の教示者》や《願い爪のタリスマン》でのサーチを経由して《むかつき》をプレイ。デッキ内のマナ総量が全体的に低いので、ライフさえあれば10枚から15枚ほど手札に加えられます。

その後は再度マナ加速して、ストーム数10を超える《苦悶の触手》を撃ち込んで勝利します。

最近の大きなアップデートとして、『Unfinity』の《Pair o’ Dice Lost》が採用されるようになりました。

「2個の6面体サイコロを振る。あなたの墓地にある望む数のカードをマナ総量の合計がX以下になるように選んであなたの手札に戻す。Xはそれらの出目の合計に等しい。これを追放する。」

という効果で、サイコロの期待値は7なので、平均してマナ総量の合計が7以下を墓地から回収出来ます。

注目すべきは、0マナのカードは何枚回収しても0なので、墓地の0マナのカードは全て戻せるという点!これにより使い終わった《水蓮の花びら》《ライオンの瞳のダイアモンド》で再びマナ加速出来ます。

もしサイコロの出目が1と1で合計2以下しか回収できないとしても、《ライオンの瞳のダイアモンド》2枚と《冥府の教示者1枚があれば、コンボを続けて次のサーチまで行けます!

この《Pair o’ Dice Lost》が出たことにより、最近のANTは緑入りが流行しており、このリストは《不毛の大地》されたくないという考えから《も採用されています!

メインの《夏の帳》で相手の打ち消しを防いだり、サイド後の《花の絨毯》でイゼットデルバーに勝率を上げる狙いからも、今後は《》を採用したANTが一般的になって行く可能性あり!

残念なことに、マジックオンラインでは《Pair o’ Dice Lost》が未実装なので試すことが出来ません。そのためデッキ画像にも《Pair o’ Dice Lost》が含まれていません。

他にリストの特徴的な箇所は、メインの《激しい叱責》です。ANTは相手から《スレイベンの守護者、サリア》《エーテル宣誓会の法学者》《翻弄する魔道士などヘイトベアーを出される事が多いので、それらをまとめて能力を失わせる事でコンボを決めに行きます。1ドローがついているので無駄になりにくく、メインからヘイトベアーを触れるのが長所。

面白いのはサイドボードの《壊滅的大潮》で、例えば《虚空の杯三なる宝球》《虚空の力線など対策パーマネントをたくさん並べられた場合にも、奇跡で2マナ全体バウンスして逆転できる可能性があります。

■イゼットデルバー

第21期レガシー神挑戦者決定戦:7位 By 青柳 元彦
デッキリスト
1:《島/Island
1:《蒸気孔/Steam Vents
3:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand
4:《Volcanic Island
3:《霧深い雨林/Misty Rainforest
3:《沸騰する小湖/Scalding Tarn
3:《不毛の大地/Wasteland
1:《神秘の聖域/Mystic Sanctuary
19 Lands


4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets
4:《ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon’s Rage Channeler
2:《厚かましい借り手/Brazen Borrower
3:《濁浪の執政/Murktide Regent
13 creatures

4:《渦まく知識/Brainstorm
4:《表現の反復/Expressive Iteration
2:《目くらまし/Daze
4:《意志の力/Force of Will
4:《思案/Ponder
1:《紅蓮破/Pyroblast
3:《稲妻/Lightning Bolt
2:《邪悪な熱気/Unholy Heat
1:《否定の力/Force of Negation
3:《ミシュラのガラクタ/Mishra’s Bauble
28 other spells


2:《激情/Fury
1:《呪文貫き/Spell Pierce
1:《水流破/Hydroblast
1:《外科的摘出/Surgical Extraction
3:《紅蓮破/Pyroblast
1:《否定の力/Force of Negation
2::《溶融/Meltdown
1:《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern
2:《相殺/Counterbalance
1:《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render
15 sideboard cards

上位入賞率が非常に高く、依然としてレガシーのトップメタと言えるイゼットデルバー。その中から、7位のリストが好みだったので紹介していきます。

最近は《ミシュラのガラクタ》の採用枚数が3-4枚と増加傾向にあります。

相手のターン終了時に自分のライブラリートップを《ミシュラのガラクタ》で確認した後、アップキープのドロー誘発と《秘密を掘り下げる者の誘発を好きな順番でスタックに積めるので、インスタント・ソーサリーだった場合はガラクタドローの前に公開、インスタント・ソーサリーでなかった場合はガラクタドローをしてから《秘密を掘り下げる者》の誘発チェックと、《秘密を掘り下げる者の変身する確率を上げることが出来ます。

それに加えて《ドラゴンの怒りの媒介者》や《邪悪な熱気の昂揚達成を早めて、《濁浪の執政の探査のための墓地肥やしと、デッキに非常に合っているので、《ミシュラのガラクタ》増加は納得!

厚かましい借り手》は相手の巨大な《濁浪の執政》や、白単イニシアチブの「鍛冶場」で+1/+1カウンターの乗ったクリーチャーを戻して、イニシアチブを取りにいけるなど便利な場面が多く、2枚採用も増えてきました。

相殺》はイゼットデルバーや4色コントロールなど、1マナのドロー呪文や《紅蓮破を多く使うデッキに対して良く効くサイドカードで、最近ではメインに採用する人もいるほどです。
しかし白単イニシアチブが一定数居て、マナ域の重い白単イニシアチブに《相殺》は効きにくく、メインでは無駄カードになるリスクがあるので、サイドボード寄りのカードかなと思います。

夢を引き裂く者、アショクは相手のフェッチランドのサーチを防ぎながら、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を墓地対策。4色コントロールやリアニメイトに効くカードですが、イゼットデルバーにとって3マナは重いので採用しても1枚程度で、《外科的摘出》《魂標ランタンなどの軽い墓地対策は別途あった方が良いです。

激情》はイニシアチブやエルフ対策。

全体除去とアーティファクト破壊を兼ねた《兄弟仲の終焉はレガシーでも注目されていました。しかし2マナと3マナの違いはイゼットデルバーにとって大きく、虚空の杯》を破壊することを考えると、3マナの《兄弟仲の終焉よりも《溶融》の方が強い場合もあり、どちらを選ぶか悩みどころ。
イゼットデルバーは行動回数の多さが強みなので、僕としてはより軽さを重視した構成の方が良いという印象を受けています。

■おわりに

キューブドラフトなどで遊んでいると実感しますが、《時を超えた英雄、ミンスクとブーは攻めと守りとドローを兼ね揃えた、歴代最強プレインズウォーカーかも知れません。

正直《王冠泥棒、オーコ》と同等かそれ以上で、《紅蓮破されないことがメリットにも感じます。出たターンに4/4速攻で他のプレインズウォーカーにも強い!

僕もしばらくは、レガシーで《時を超えた英雄、ミンスクとブーデッキを試していきます!

それではまた。


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