バトルスピリッツ │ 解説記事 │ komainu【メタゲーム解説:ライズオブライバルズ環境】

こんにちは。komainu(@koma020116)です。

今回は契約編第3章、ライズオブライバルズ環境でのメタゲームの変遷について解説していきたいと思います。

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現在のtier表


今期の大会は新しく誕生したデッキタイプである【ストライク・ジークヴルム(以下:ストジー)】が大量入賞を果たすところからスタート。

【ストジー】は装甲色とブロックが通るデッキか否かによって有利不利がはっきり分かれるデッキタイプであったため、プレイヤーは11月前半【ストジー】に対して強く出れるデッキor【ストジー】を使うの2択を迫られていました。
この頃から無色化と煌臨封じを武器にした【夜族】台頭。

この時、1章2章環境最強だった【蒼契約】は《三災獣・海災ディザイアタン》が《月光龍ストライク・ジークヴルムre》の契約装甲と《超月光神龍ストライクヴルム・エクリプト》にほぼ完全に無力化されてしまうことから環境的にかなり厳しい戦いを強いられていました。

当時の構築(ディザイア3ガブル1が主流)は【ストジー】に対してめっぽう弱く、ついに最強だった【蒼契約】が環境から消えるかと思ったその時でした。
11/3、環境開始から5日目にして《三災獣・空災デスト・ジーズ》や《神海皇子ガブル・シャック》を多投することによって【ストジー】への攻略法を確立した【蒼契約】が入賞、結局環境に留まることになりました。

それから11月末になり、環境は一周回って【蒼契約】に強い【紫エヴァ】がCore Mastersで優勝。
その後、12月の非公認で【紫エヴァ】に強い【光導】や【秘契約】が入賞してきて現在のこの環境になっています。

【蒼契約】は結局何に対してもある程度高い勝率を担保できていることからtier1から揺るぐことはありませんでした。

以下、それぞれのデッキについての解説です。
3章にもなり、アーキタイプが増えすぎてしまったため、今回は大会でよく見るtier2までの解説とさせていただきます。

tier1のデッキ

・蒼契約


1章からリストがほとんど変わっていません。
詳しい使い方は僕のTwitterから飛べるnoteで解説しているのでそちらをお読みください。

採用カードの自由度から万能で、いつの環境でもメタカードによって不利(?)対面をある程度どうにかすることができます。
おそらく今年いっぱいは規制を食らわないので(規制かける気ならもうとっくにかけてる)競技でやっていく上では絶対に向き合わなければならないデッキです。
全国大会でも大量に見られることでしょう。

tier2のデッキ

・秘契約


緑の特性である「重疲労」と言うギミックによって殴る契約デッキ全てに強く出ることができます。
また後1、先2でゲームを決めていくこともできるデッキであるため、一見不利な対面でも速度で誤魔化してしまうことが可能な恐ろしいデッキです。

3章で追加された《魔導霊鳥ガル・ガタル》と《G∴B見習い魔法使いバーツ》が強化として非常に大きかったように感じます。

・ストジー


耐性と無限ブロックで守りながら戦うことをコンセプトにしたとても白らしいデッキです。
デッキパワーのそこまで高くないデッキは契約装甲×無限ブロックの組み合わせに成すすべなくやられてしまうので、コラボデッキをはじめとした雑多なデッキや、アグロデッキに対してめっぽう強いのが特徴です。

その反面、《月光龍ストライク・ジークヴルム》の着地ターンやリソース、《超月光神龍ストライクヴルム・エクリプト》が相手の攻めに間に合うかなど、その日の自分の引きの強さによってデッキの強さが左右されてしまう点がネックです。

・雲契約


アグロから詰めまでこなせる動きの再現性が高いデッキです。
蒼契約をはじめとする《相棒鳥フェニル》を除去しやすいデッキには弱いものの、いつの環境にも盤面処理が苦手なデッキは一定数存在するため、それらを潰しながら環境上位に居座っています。

3章での強化は《アルカナクィーン ハートのユディト》と《アナザー・フェニックスペンタン》ですが、どちらもこのデッキが今までできなかったことを可能にしてくれたカードなので優秀です。

・雷契約


3章で《雷角牙王ビート・ランポ》が追加され、一躍環境上位に上り詰めてきました。

なんといっても《雷角牙王ビート・ランポ》+《テッポウナナフシ》で更地からいきなり4点を生成することができる奇襲性の高さが売りで、相手視点ではいつリーサルが飛んできてもいいように常に受けを構えていなければなりません。

また、受けを突破する手段である《バタフライジャマー》のミラージュ効果が契約デッキに対して強力なメタカードになれるため、tier1の蒼契約にも6割程度は取れる良いデッキだと思います。
守りがペラペラなのが玉に瑕。

・紫エヴァ


今となってはもはや珍しい「契約なし」の環境デッキです。
大型大会で対戦相手に「契約ありません。」と言われたら大体は赤白か紫エヴァの2択になります。

このデッキは最終的に2種類のエヴァンゲリオンにパイロットブレイヴを付けての連続アタックorワンショットを狙っていくコンボデッキです。
ゴルゴダオブジェクト》がテンプレ入りする前はコンボパーツがたまたま揃って上振れた試合だけ強いデッキでしたが、《ゴルゴダオブジェクト》が確定枠として認識され始めてからは圧倒的な安定感を手に入れ、契約デッキとも正面からやりあえる強いデッキに成長しました。

・光導

おそらく現環境で最も難しいデッキです。
3章で追加された《戦神女教皇ヴィエルジェ・エステス》により圧倒的耐久力とコントロール性能を手に入れ、直近の非公認で何度も予選抜けして注目を集めました。
詳しい内容は僕がnoteを出しているのでそちらをお読みください。

蒼契約には相性不利がついていますが、現時点で環境上位にいる蒼契約以外全てのデッキに有利であり、「手堅く予選を抜けたいならこれ」と言った印象があります。
馬神ダンのアニメ人気などからデッキ自体が非常に人気のテーマであるため、今後も一定の母数をキープしていくことが予想されます。

総評

今期はデッキがひたすらに多く、覚えておかなければいけない対面知識量が凄まじい環境でした。
どのデッキを使ってもワンチャンある環境は競技視点だと少しやりにくいですが、ゲームとして遊ぶ分にはとても楽しくていいですよね!
僕はデッキをたくさん組めて楽しかったです。

1/28に4章が発売されて来期が始まろうとしていますが、来期は正直大荒れの予感です。

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