バトルスピリッツ │ デッキ解説 │ komainu【蒼契約】
こんにちは。komainu(@koma020116)です。
今回は僕が先日のバトスピチャンピオンシップ2022の二次予選で使用した蒼契約についてを解説していきたいと思います。
結果としては1回戦目で2ターンキルされてしまいあまり奮わなかったのですが、長期間かけて調整したデッキなので是非最後まで見ていってください!!
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■デッキリスト
蒼契約 | |
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デッキリスト | |
《相棒鮫シャック》×1 《イノレーサー》×3 《ヒョウモンパンサー》×3 《アントラーウミウシ》×3 《ウルトラマン[シン・ウルトラマン]》×2 《超星使徒スピッツァー・ドラゴン》×2 《アルケーガンダム》×1 《吸血伯爵エル・サルバトール》×1 《神海皇子ガブル・シャック》×1 《EVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-》×2 |
《三災獣・海災ディザイアタン》×2 《三災獣・空災デスト・ジーズ》×1 《幻魔神》×1 《青魔神》×2 《ヴィルカイックビーチ》×3 《マーラサーミズ神海都市》×3 《青の世界/青き異神》×3 《ストリームドロー》×3 《絶甲氷盾re》×2 《白晶防壁re》×2 |
デッキの概要
《相棒鮫シャック》のアタック時効果を活かした豊富なリソース量と対応力で戦うミッドレンジデッキです。
ディスカードギミックが多く存在するため、「三災獣」サイクルや、大型契約煌臨のスピリットなどの”序盤に引いたら弱いけど終盤に来たら強いよね”みたいなカードを大量投入しても事故が発生しにくいのが魅力。
他の契約デッキと違い、序盤から使えるメイン煌臨のカードをデッキ内に6枚詰めるのも動きの再現性が高くて◎。
そんなことからこのデッキは契約編始まって以降ずっとトップtierに居座り続けている最強デッキです。
今回のデッキはデッキ総枚数が41枚ですが、蒼契約というデッキはゴッドシーカーのように「特定のカードを決まった枚数内からサーチする」カードが何も入っていないため、確率からデッキの動きが狂うことがほとんどありません。
強いていうなら1ターン目にネクサスを置きたいくらいですが、40枚のデッキで9投のネクサスを初手に引く確率は65%、41枚のデッキで9投のネクサスを初手に引く確率は64%であるのでほぼ変わらないと言っていいでしょう。それなら入れたいカードを入れるために枚数を増やした方がよほど建設的だと思っています。
各採用カード解説
・相棒鮫シャック
今期は1枚。
採用枚数が1〜3枚どれも理論があるので説明しておきます。
1枚→枠の圧縮、シャックの2枚目は《アントラーウミウシ》での2パンでいいという考え。
2枚→《相棒鮫シャック》を自壊できる。3入れたいけど枠がなかった時こうなる。
3枚→《絶甲氷盾re》をはじめとするライフ減少時誘発が少ない環境で強い。《相棒鮫シャック》が何回も殴るのが通る環境用。
今の環境は《相棒鮫シャック》のアタックが2回通ることは少なく、2パンを目指したい時でも《アントラーウミウシ》で事足りていることが多い印象なので1枚。
2枚並べて殴れば防御札他色々を引ける確率が上がるという主張もわからなくはないですが、1枚目のアタック時解決後に手札に防御札がない場合は2枚目のアタック時で引けなければほぼ負けである(先2以降ライフ2点もらってリーサルが出せないデッキはほぼない)ため、上の受け札を祈りながら2パンがほぼ強要されるシャック複数枚構築はあまり好きではないです。
もちろん受けを引けた上で2パンが通る前提で考えるならシャック複数枚構築は凄まじく強いですが、現環境でそれを通しに行くのはあまりにギャンブルがすぎるのではと思っています。
・イノレーサー
蒼契約の縁の下の力持ち枠。引いた《イノレーサー》はなるべく蒼波を捨てながら全てプレイします。
というのも、蒼契約が他のデッキより圧倒的に優っているポイントとして”メインステップでカウントを盛れるカードが多い”というところがあります。
これは案外バカにならないもので、今のバトスピはカウント数がキルターンに直結しているため、「カウントが増えない《イノレーサー》をプレイしたためにリーサルが1ターン遅れて負ける」のようなミスは初心者にありがちです。
・ヒョウモンパンサー
メイン煌臨1。
赤白の《創界神ガレット&ヴァルト》を割れます。
煌臨時効果が強制であるため、《EVANGELION Mark.06-カシウスの槍-》や《吸血伯爵エル・サルバトール》を必ず踏んでしまうという強烈なデメリットがあります。
これらが採用されている対面には丁寧にそれを吐かせてから煌臨するか、そもそも手札にキープせずに《アントラーウミウシ》を探しに行くことを徹底したいです。
・アントラーウミウシ
メイン煌臨2。
煌臨時誘発を踏まずにシャックを2パンさせてくれます。
《ヒョウモンパンサー》とは違い、アドバンテージを2回のアタックに分けて稼ぐため、《絶甲氷盾re》や《覇王爆炎撃re》、《ウルトラマン[シン・ウルトラマン]》等のライフ減少時誘発のカードに弱いです。
現環境はこいつが強すぎるあまりに減少時誘発の防御札に受けカードが寄りがちであると言っても過言ではありません。
2パンが通ると4ドロー4カウント2コアブなので大体勝ちです。
・ウルトラマン[シン・ウルトラマン]
ミラーの《アントラーウミウシ》の2パンを止める用兼不利対面のエヴァの《エヴァンゲリオン試験初号機-カシウスの槍-》を止める用のカードになります。
いずれのデッキも《EVANGELION Mark.06-カシウスの槍-》が採用されていることがほとんどであるため過信は禁物です。
今回は《青魔神》とブレイヴした際に一気に勝負を畳めるだけの打点を捻出できる初見殺し性能を買って2枚採用しました。
流行ったら弱いですが採用が減ったらまた強くなります。汎用なので持っていない人は買っておきましょう。
・超星使徒スピッツァー・ドラゴン
当てるバーストは現環境だとあまり多くはありませんが、大型大会で使うにあたって謎のデッキの謎のカードに翻弄される機会は少なくないだろうということで2枚採用です。
環境デッキとしか当たらないことが確約されているのなら1枚も入れないでいいです。
今の環境トップのデッキはどれもこのカードを意識して破棄耐性を持ったバーストでほとんどのバースト枠を埋めています。
・アルケーガンダム
引くと相手が死にます。冗談抜きでそのくらい強いです。
《紫の世界》対面のみ、コア数の都合から強く使えないため序盤からディスカードの弾として切ることがあります。
・吸血伯爵エル・サルバトール
0コスト4コアシュートマジックだと思って使いましょう。
「引いたからとりあえずバースト伏せとくか。」は禁物で、不要な(これじゃなくてもいい)状況なら手札の総量を確保するためにディスカードの弾として捨てる決断をすることも大切です。
・神海皇子ガブル・シャック
《天蠍皇帝スコル・エンペラー》に対して三災獣+《青魔神》のメインの攻めプランが使えなくなってしまうため採用。
4点飛ばす時にバーストを撃たせないのは赤白の《天照神機オオヒルメ》などに対しても有効なので痒いところに手が届きます。
・三災獣・海災ディザイアタン
メインフィニッシャーです。
最速2tから着地可能なお手軽12コアシュートスピリット(書いていても意味不明なほど強い)で、《青魔神》と合わせることにより早いターンから防御札を一切打たせない高打点による詰めを可能にしています。
メインプランなので3枚採用したかったですが、現環境で猛威を振るっているエヴァのパイロットブレイヴをコアシュートでは処理できないため、序盤から雑投げした時の強さが微妙なこともあり1枚は《三災獣・空災デスト・ジーズ》に枠を譲る形となっています。
・三災獣・空災デスト・ジーズ
上述。
アンブロ効果がオオヒルメ、ラムディエル、スコルエンペラーなどの雑多カードに刺さりがいいのもポイント。
マイナーデッキが実はこのカードが無理みたいなことはよくあります。
・幻魔神
今期の蒼波は《アントラーウミウシ》の2パンをいかに綺麗に通すかが鍵を握ることが多く、雑な耐性で場持ちをよくして2パンを通せるこのカードは相性が良かったため採用しました。
・青魔神
フィニッシュ用ブレイヴ。
《アントラーウミウシ》で殴っているうちに相手のライフが2点くらいまで気づいたら減っていることがよくあります。
この場合は持っていても手札1枚分の無駄にしかならないので早めに見切って捨ててしまいましょう。
・ヴィルカイックビーチ
《アントラーウミウシ》を強く使うために3枚採用。
素早くカウントを4にしてウミウシを走らせたい。
・マーラサーミズ神海都市
赤白やストジーと言ったヘイトネクサスを採用しているデッキが減りつつあるので最近採用枚数が2に落ちている人がよくいるカード。
枠がないためここから枠を確保してネクサスを8枚に抑えるという思考は非常に共感できますが、ミラーの際に先1ネクVS後1シャック1パンだけからでは勝ち目が相当薄いため3枚採用。
・青の世界/青き異神
いつ引いても強すぎるので3枚。
創界神対面では中盤に引いた2枚目3枚目でもキープしておくことが多いです。
・ストリームドロー
ドロソ。
エヴァ対面ではC5以上にしてからパイロットを割ってターンを稼ぐのに使えるため序盤適当に打たないようにしましょう。
そもそもこのカードは別に手札が増えているわけではなく、「状況に応じて適切なカードを持ってくる」ためのカードであるため全対面共通で後半になればなるほど強いです。
・絶甲氷盾re
受け。
このデッキはバーストの総数が非常に少ないためバーストに伏せて召喚時バーストを匂わせるプレイもよくやります。
・白晶防壁re
受け2。
回復に使ってリーサルに貢献することも多いのでライフ1になるタイミングであっても雑切りは禁物です。
おわりに
今回は僕がCS2次予選のために練った蒼契約の紹介でした。
今回代表になれなかったのは残念でしたが、まだBORで代表になれるチャンスはあるので必死に練習したいと思っています!
それでは!
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