デュエルマスターズ | 人気カードランキング │ 「十王篇 第1弾 切札×鬼札 キングウォーズ!!!」

3月28日に発売された新パック「十王篇 第1弾 切札×鬼札 キングウォーズ!!!」。今弾より、マスターレアに変わる新レアリティのキングマスターカード(KGM)が追加されました。

新エキスパンションの記念すべき第1弾。今回はカードラッシュでの売上点数ランキングを元に、初週で人気を集めたカードをご紹介していきます。

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■ランキング

1位 U・S・A・BRELLA [UC]{RP1341/95}
2位 勝熱英雄 モモキング [KGM]{DMRP13KM1/KM3}
3位 ライマー・ドルイド [VR]{RP1310/95}
4位 大樹王 ギガンディダノス [KGM]{DMRP13KM3/KM3}
5位 カダブランプー [VR]{RP134/95}
6位 GOOOSOKU・ザボンバ [VR]{RP137/95}
7位 リツイーギョ #桜 #満開 [UC]{RP1346/95}
8位 モモダチ ケントナーク [VR]{RP1311/95}
9位 「蒼刀の輝将」 [VR]{RP132/95}
10位 襲来、鬼札王国! [R]{RP1327/95}

■1位 《U・S・A・BRELLA

売上点数1位となったのは、事前発表でも大きな注目を集めたメタクリーチャー《U・S・A・BRELLA》でした。テキストを一目読めばわかる通り、強力なGRメタカード兼、踏み倒しメタカードです。

GRクリーチャーはコストを支払ったものとして場に出る関係で、従来のメタクリーチャーでは対策が困難でした。

それを考慮してか《U・S・A・BRELLA》は、手札以外から場に出た相手のコスト4以下のクリーチャーを墓地に送るという、まさに「このカードでGR対策をしてください」と言わんばかりの能力。加えて、コスト4以下の呪文の対象にならないという場持ちの良さも兼ね備えています

これまでのGRクリーチャーの活躍を考えると、そのメタカードの《U・S・A・BRELLA》が最も注目されることは必然です。アンコモンのカードでありながら、他の高レアリティカードを抑えての堂々の1位を獲得しました。

気になる点は、このカードの登場によりどの程度GRクリーチャーが抑えられるようになるのかというところ。現状では【赤青バイク】【赤青覇道】など攻撃的なデッキへの採用が目立ちます。

しかし、対策用のSTトリガーを使われた場合や、《U・S・A・BRELLA》が場に出せなかった場合などを考慮すると、果たして元々不利とされていた相性が完全にひっくり返せるレベルまで到達するのかどうか。今後の活躍ぶりに注目したいカードです。

■2位 《勝熱英雄 モモキング

十王篇第1弾の表紙を飾った《勝熱英雄 モモキング》が第2位に。新能力のキリフダッシュを代表するカードで、その攻撃力も表紙に相応しい強力なものになっています。

能力は、2回攻撃&Tブレイカー&多色以外のクリーチャーと呪文によって選ばれないと、キリフダッシュの6マナで登場することを考えると破格のスペック。

種族もジョーカーズとドラゴンを持っており、文明も火と自然の2色と、様々なサポートカードの恩恵を受けられる点も見逃せません。十王篇以前に登場したカードとも組み合わせやすく、能力も攻撃に特化していてわかりやすいことから、デッキの組みやすさという観点で人気を集めたことが予想されます。

しかし、相手のシールド5枚を綺麗に全て破壊すること考えると、キリフダッシュ起動時にシールドを3枚まで減らしておく、そのためにクリーチャーを2体かWブレイカーを用意しておくなど、ある程度の事前準備が必要になります。

一方で、以前の環境で猛威を振るった《バーンメア・ザ・シルバー》は、場に何もない状態からでもGRクリーチャーを利用して過剰打点を生成でき、手札にカードさえあれば準備を必要としませんでした。

両者を比較すると、キリフダッシュは場で準備が必要という部分で、既存のビートデッキにはやや劣ってしまう部分があります。その問題点をクリアできるかどうかで、今後《勝熱英雄 モモキング》の評価は大きく変わってくるでしょう。

■3位 《ライマー・ドルイド

第3位は、手札から召喚すると破壊されてしまう特殊な効果を持った《ライマー・ドルイド》。

素直な使い方は、4コストでプレイしてリソースを稼ぎつつ墓地に落としておき、場のクリーチャーを破壊して再びリソースを稼ぎながら場に出すというもの。新能力のフシギバースをわかりやすく、尚且つ強力に使うことができます。

しかし、このカードが売上点数上位に入った最も大きな理由は、これまで幾度となく使われてきたGRクリーチャーの《マリゴルドIII》《ヨミジ 丁-二式》との相性の良さでしょう。

手札から出すと破壊されてしまうデメリットも《マリゴルドIII》であればスルー可能。さらに、墓地肥やしとマナ加速能力で、《ヨミジ 丁-二式》で墓地から蘇生するクリーチャーと2枚目の《マリゴルドIII》で呼び出すクリーチャーを同時に用意できます。

色も優秀、効果も優秀、各GRクリーチャーの踏み倒しに対応と、十王篇のカードでありながら【赤青緑黒デイヤー】のために生まれてきたかのような1枚です。

1位で紹介した《U・S・A・BRELLA》のようにGRの対策カードは登場していますが、それでもGRを絡めたデッキは依然強力なまま。昨年度終盤に活躍したデッキは、今期もしばらくは目にする機会が多くなることが予想されます。

■4位 《大樹王 ギガンディダノス

勝熱英雄 モモキング》に続き、パックの目玉であるKGMからは《大樹王 ギガンディダノス》が4位にランクイン。登場時に相手の手札をすべてマナゾーンに送り、ほぼ全てのクリーチャーの攻撃を制限するダイナミックな能力が注目を集めています。

コストを軽減できるフシギバースを持っているとはいえ、現在の環境で12マナのクリーチャーを召喚することは至難の業。そこで組み合わされるのは、殿堂入りが解除された《ミステリーキューブ》などギャンブル性の高い踏み倒しカードです。

大樹王 ギガンディダノス》が《ミステリーキューブ》と相性が良い点は、手札と場の両方に一度に干渉できる2つの効果にあります。

これまでの大型クリーチャーは、例えば《ニコル・ボーラス》のような手札破壊、《偽りの王 モーツァルト》のような盤面破壊と役割が分かれており、2匹のクリーチャーを出さないと完全制圧を行うことは難しく、《ミステリーキューブ》はどちらかと言えば分の悪いギャンブルでした。

その両方を《大樹王 ギガンディダノス》は1枚で達成できます。どんな不利な状況でも「こいつさえ出れば勝てる!」という夢のあるカードです。

ランキング上位に入っていることからも、その夢を求めてデッキを作成した方も多いはず。他の大型クリーチャーが根強い人気を誇っていることから、このカードも人気カードとして同じ道を辿るかもしれません。

■その他多くのVRが人気を集める

5位から10位までには、《カダブランプー》《GOOOSOKU・ザボンバ》《モモダチ ケントナーク》《蒼刀の輝将》などVRのカードが多数ランクイン。

多くの方がSRよりVRに注目している傾向が伺えます。VRには既存のデッキに組み込んで即戦力となるカードも多く、既に使っているデッキの強化を目的に早く収集した方が多かったのではないでしょうか。

一方で、SRには単体としては強力なカードはあるものの、カード同士を組み合わせることが多い昨今の環境では、高コストで単体のスペックが高いカードよりも、軽いコストや踏み倒しで組み合わせて強い能力が欲しいところ。

ただ、SRも決してカードが弱いわけではありません。今後はキーワード能力とシナジーを発揮するカードが登場する可能性は高く、関連カードが追加されることで頭角を現すカードもあるでしょう。

トップ10からは外れますが、SRで最も人気を集めたカードは13位の《ウマキン☆プロジェクト》。序盤は4コストでマナブーストと手札補充する繋ぎのカードとして、後半は余ったマナをリソースとして有効活用できる器用さで、マナを伸ばすことを目的としたデッキに採用されています。

■最後に

「切札x鬼札 キングウォーズ!!!」の売上点数ランキングは、まさかのVR以下のカードが上位を多く占め、1位は高レアリティを抑えてアンコモンの《U・S・A・BRELLA》という結果に。

まだまだどんなカードが登場するのか予測できない十王編ですが、公式サイトの発表では、今年度は「誰もが楽しく激しく熱く、ハラハラドキドキできるデュエル・マスターズ」がコンセプトになるとのこと。

カードを見る限り、まだまだ新ギミックは準備段階のようで、大会優勝デッキなどではしばらくは昨年度と同じデッキが多く見られる状況が続くかもしれません。しかし、十王編で新たなキーワード能力も多数登場したため、コンセプトを活かしたデッキの種類が多くなる1年になるのではないでしょうか?

まだまだ十王編は始まったばかり。今は注目されていなくとも今後伸びていくカードも多いはずです。周りの人が誰も気づいていないあのカードも、十王編終盤の数ヵ月後には……? ということもあるかもしれません。
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