デュエルマスターズ │ 大会レポート │ すめらぎ【エリア代表決定戦】
こんにちは、すめらぎ(@sumeragi48)です。
今回は12月15日に行われた関東エリア代表決定戦に参加してきたのでその結果とレポートを書いていこうと思います。
大会詳細
個人戦 2ブロック
予選 スイス6回戦
上位16人上がり
決勝トーナメント4回戦
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■環境の分析
まず、今年のエリア代表決定戦はメタがしっかり回っている印象がありました。
序盤に開催されたエリアでは通常環境でも2ブロック構築でも大して構築が変わらず、そのままのポテンシャルを活かせる「シータミッツァイル」や「赤青ミッツァイル」が結果を残していました。
その結果をうけて次のエリアからは速いデッキを受けながら攻めも出来る「カウンタージョーカーズ」や、ハンデスを多めに搭載し盤面と手札でのアドバンテージ差を付けて有利に戦う「青黒オレガオーラ」が台頭してきます。
そこに付け入るように、《BAKUOOON・ミッツァイル》系が多いときには影を潜めていたものの2ブロックでも使えるカードは変わらず、後ろよりのデッキに対して強く出れる「青魔導具」もじわじわと母数を伸ばしていきました。
それ以外には通常構築よりは火力は落とすが、自分の動きを通せば勝てる「赤単バルガ」やデッキ的ファンも多くいる「ハンデス系」も一定数はいるといった感じでした。
さて、ここからは母数の予想です。
基本的に最大母数は《BAKUOOON・ミッツァイル》系だと思っていました。
「シータミッツァイル」は構築に幅があり、自分の色も出せるので通常構築でも2ブロックでも人気を誇るデッキタイプです。そのため、勝率関係無く母数自体は多めだとまず予想。
「シータミッツァイル」と対をなすもう1つの《BAKUOOON・ミッツァイル》系の「赤青ミッツァイル」は今回の環境での大本命だと思っていました。2ブロック構築でも全く内容が変わらず、一番理不尽を押し付けやすく、不利対面もそこまで多くありません。
さらに関東の調整グループがまずしっかりと触っていたデッキということもあって、名前の知れた上位プレイヤーはこのデッキを使ってくるだろうと予想出来ていました。
その他のメタに回ったデッキは数自体はその2つには及ばないもののある程度は持ち込まれると考えておくことに。
■デッキ選択
元々使うデッキ自体は「赤青ミッツァイル」または「カリヤドネ」系の二択で考えていました。
前者はやはりデッキパワーが圧倒的に高く、不利をも乗り越える可能性があります。
僕自身にとってもこのデッキは凄く好きな部類のものなのですが、問題は同型とメタに回ったデッキ達です。
エリア後半になるにつれてメタに回ったデッキタイプが増えて行きました。それに加えて前提として同型デッキが最大母数近くだろうと予想もしていました。
エリア代表決定戦では予選5-1が確定上がりとして、2回試合を落としてしまうと本当に運が良くない限りは本戦に上がれません。これは僕のプレイヤーとしての性質になりますが、同型戦とシールドに左右されるゲームを好まない傾向があります。
そのため、全体の中で遅めに開催される今回の関東エリアではこのデッキタイプは少し手が出しづらいと考えてしまい、途中で没に。
そして残ったのが通常構築でも愛用している《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》を使用したデッキです。
しかし、その中でも実は選択肢がありました。
通常構築で猛威を振るっているのは「青黒カリヤドネ」というループフィニッシュを搭載した構築になりますが、2ブロックではその構築は勿論のことですが、さらにもう1つ型があります。それは「赤青カリヤドネ」です。
この構築ではデッキの中身を「ジョーカーズ」系のルーター呪文で固め、とてつもなく速く墓地を溜めることが出来る構築になります。
途中に《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》を絡めつつ《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》に繋げ、途中《“魔神轟怒”万軍投》を絡めつつ《次元の嵐 スコーラー》でエクストラターンを獲得して、次のターンに複数回《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》を唱えて殴りきるというデッキです。
簡単に言ってしまうと「赤青ミッツァイル」に《BAKUOOON・ミッツァイル》ではなくて《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》が入ったような見た目をしています。
このデッキは「青黒カリヤドネ」と違いルーター呪文が優秀で「青黒」のカラーで組んだときのようなルーター呪文へのストレスはなくなります。
しかし、少しネックになるのが若干増えてきた「ハンデス」を搭載したデッキに対して「青黒」と違い墓地回収が少ないという点です。
「青黒」で組むと《龍装鬼オブザ08号/終焉の開闢》があることで、回収したターンからすぐに《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》を着地することが出来ます。
それが「赤青」になるとGRクリーチャーの《回収TE-10》しか墓地から回収する術が無く、少し不安がありました。
それぞれの強みを比較した結果、やはり頼りになれるやつは「青黒カリヤドネ」でした。
エリアで増えてきたメタに回ったデッキタイプは「青黒カリヤドネ」の方が有利を取れるデッキが多く、「シータミッツァイル」には元々有利が付き、「赤青ミッツァイル」にも5分近くはあるので「青黒カリヤドネ」はとっても魅力的なデッキでした。
それに加え、通常構築では最近増えてきていましたが、2ブロック環境ではまだ殆ど見かけなかったというのもとっても都合が良かったです。
さて、使用するデッキが決まればあとはデッキ構築を考えるだけです!
■デッキレシピ:青黒カリヤドネ(カリヤドネループ)
4×《ブラッディ・クロス》
4×《龍装鬼オブザ08号/終焉の開闢》
4×《ア・ストラ・センサー》
1×《貝獣 ゴマキ/突撃ゴッチン・ヘッド》
1×《セイレーン・コンチェルト》
1×《パラダイム・パラダイスLab.》
4×《堕呪バレッドゥ》
2×《龍装者“JET”レミング/ローレンツ・タイフーン》
1×《スーパー・デーモン・ハンド》
2×《テック団の波壊Go!》
4×《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
4×《知識と流転と時空の決断》
4×《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》
2×《凶鬼90号ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》
2×《次元の嵐 スコーラー》
GRゾーン
2×《甲殻 TS-10》
2×《全能ゼンノー》
2×《防護の意志ランジェス》
2×《バツトラの父》
2×《シェイク・シャーク》
2×《ポクタマたま》
使ったリストはこちら。
通常構築と違い2ブロックではルーター呪文が弱いのがネックでした。
枠的に《堕呪バレッドゥ》は採用するとして、残りに何を刺すかは結構悩みました。色が多色で弱いが能力が《堕呪バレッドゥ》と同じ《龍装者“JET”レミング/ローレンツ・タイフーン》や、2コストで2枚墓地を肥やせるが手札を消費してしまう《卍デ・ルパンサー卍/葬爪》など。
他にもシールドトリガー枠では墓地を一緒に肥やせる《スーパー・デーモン・ハンド》や盤面を一気に返すことが出来る《テック団の波壊Go!》。
このように殆ど内容が決まっていても最終的に悩む枠がいくつかありました。
そんな時に頼りにさせていただいのは関西の強豪である「ウスラトンカチ選手(@biribirilevel5)」です。彼は前日行われた関西エリアにて「青黒カリヤドネ」を少数でシェアし、優勝を2人出していました。
時間はもう深夜帯ではありましたが、僕は居ても立っても居られず彼にTwitterにて気になるところを質問させていただいたり、考えを共有させていただきました。
お陰で自分の使いやすいリストにチューンすることが出来ました。
本当に感謝してもしきれません。
このような経緯があり、自信を持って関東エリア予選に望むことができました。
■勝敗
1回戦 bye
2回戦 シータJミッツァイル 〇
3回戦 青黒オレガオーラ 〇
4回戦 黒単ドラガンザーク 〇
5回戦 赤単バルガ ×
6回戦 赤青クラッシュ覇道 〇
予選2位通過
本戦
1回戦 赤単バルガ 〇
2回戦 赤青ミッツァイル 〇
準決勝 赤青ミッツァイル 〇
決勝 赤単バルガ ×
準優勝
■結果
惜しくも準優勝という結果で終わりました・・・
決勝の相手は予選でも当たった方で、予選の時は僕がデッキ事故を起こしてしまい殆ど動きが出来ずに負けてしまい、決勝では先攻を取られ、相手の動きが強かったのと、自分がノートリをかましてしまったのとで呆気なく負けてしまいました。
プレイが関与しない負け方だったので負けた時は悔しさもそうですが、この気持ちをどこにぶつけたらいいんだという気持ちでいっぱいでした。
勝敗が決まり、優勝者には写真撮影が残っており座ったまま待機、2位の方は退場ということで決勝ラウンド会場から出た時には対戦相手の前では我慢していた気持ちに限界がきて涙が溢れました。
一昨年は3位、今年は準優勝となかなかチャンスは掴めないんだなと・・・
■反省
今回については反省はなかったかなと思います。
自分で言うのもなんですが、今回は予選本戦を通して自分のプレイは冴えていました。しっかり盤面やハンド状況に応じて最適回答を出せていたと思います。
やりきることはやったし万全の状態で臨んでも勝てない。
そんなTCG、デュエルマスターズ。
今年でプレイ15年目、2010年の「エボリューションマスター」からエリア大会に出続けていますが優勝は未だなし。
まだまだ先は長いですね。
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