デュエルマスターズ │ デッキ紹介 │ dotto【ネイチャーヴァイカー】
こんにちは、dotto(@22dotton)です。
今回は4連休中に優勝と準優勝をした2ブロックレギュレーション対応の「フウジン天入りネイチャーヴァイカー」の紹介です。
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■デッキ製作のきっかけ
デッキレシピの基盤は「ネイチャーヴァイカー」をすすめてくれたおんそく選手から貰い、細かい配分は関西の環境に合わせて変更しました。
その時点では《「疾風」の鬼 フウジン天》は採用されておらず、《その子供、凶暴につき》or《爆烈マグマロイヒ》どちらを採用するか少し悩んでいたのですが、大会当日に急遽《「疾風」の鬼 フウジン天》を採用して参加したところうまく活躍し、駿河屋高槻CSで優勝、竜のしっぽCSで準優勝することができました。
余談になりますが、《「疾風」の鬼 フウジン天》を採用するきっかけを作ったのは「けみくろ放送局」でお馴染みのVのもれ君。
Vのもれ君も「ネイチャーヴァイカー」を使うつもりだったのになんと大会会場に《その子供、凶暴につき》と《爆烈マグマロイヒ》を忘れてしまう!
偶然にも空いてしまった枠に入れるカードを悩んでいたところに一緒にいた◆ドラえもん選手から代わりに《「疾風」の鬼フウジン天》をすすめてもらったらしく、dottoが会場に着くや否や《「疾風」の鬼フウジン天》を借りられないか聞いてきたため事態を把握したわけです。
《「疾風」の鬼フウジン天》はそれなりの枚数所持していたため、Vのもれ君に貸した後にこのカードが使えるか、大会が始まるまでの間に脳内でイメージしてみると《BUNBUN・ヴァイカー》以外にも相性の良いカードがあることに気づいたので自分も採用したという成り行き。
■デッキレシピ
「2ブロックネイチャーヴァイカー9/20」
4 x 《BIRIBIRIII・ビリー》
3 x 《正義の煌きオーリリア》
2 x 《「疾風」の鬼フウジン天》
4 x 《U・S・A・BRELLA》
3 x 《DROROOON・バックラスター》
4 x 《BUNBUN・ヴァイカー》
4 x 《葉鳴妖精ハキリ》
4 x 《桜風妖精ステップル》
1 x 《メイプル超もみ人》
4 x 《モモダチモンキッド》
3 x 《熊四駆ベアシガラ》
4 x 《生命と大地と轟破の決断》
2 x 《マシンガントーク》
2 x 《ポクタマたま》
2 x 《Theジョラゴン・ガンマスター》
2 x 《ソニーソニック》
2 x 《ポッポーポップコー》
2 x 《”魔神轟怒”ブランド》
「2ブロックネイチャーヴァイカー9/22」
4 x 《BIRIBIRIII・ビリー》
3 x 《正義の煌きオーリリア》
3 x 《「疾風」の鬼フウジン天》
3 x 《U・S・A・BRELLA》
3 x 《DROROOON・バックラスター》
4 x 《BUNBUN・ヴァイカー》
4 x 《葉鳴妖精ハキリ》
4 x 《桜風妖精ステップル》
1 x 《メイプル超もみ人》
4 x 《モモダチモンキッド》
3 x 《熊四駆ベアシガラ》
4 x 《生命と大地と轟破の決断》
2 x 《マシンガントーク》
2 x 《Theジョラゴン・ガンマスター》
2 x 《Theジョギラゴン・アバレガン》
2 x 《ソニーソニック》
2 x 《ポッポーポップコー》
2 x 《”魔神轟怒”ブランド》
■大会対戦成績
駿河屋高槻
予選
ネイチャーヴァイカー(後攻)〇
ギャラクシールド(先攻)〇
ギャラクシールド(先攻)〇
青黒オーラ(後攻)×
ネイチャーヴァイカー(先攻)〇
決勝
赤緑バーンメア(先攻)〇
ギャラクシールド(先攻)〇
ギャラクシールド(後攻先攻後攻)×〇〇
優勝
龍星杯
予選
シータバーンメア(先攻)×
黒単ドラガンザーク(先攻)○
ネイチャーヴァイカー(後攻)○
ギャラクシールド(先攻)○
ムゲンクライム(後攻)×
3-2予選落ち
竜のしっぽ
予選
ムゲンクライム(先攻)○
ギャラクシールド(先攻)○
零龍ムゲンクライム(先攻)○
ギャラクシールド(先攻)○
ギャラクシールド(先攻)×
決勝
ギャラクシールド(後攻)○
ギャラクシールド(後攻)×
準優勝
デッキタイプ別対戦結果まとめ
vsギャラクシールド 9勝3敗
vsネイチャーヴァイカー 3勝0敗
vsムゲンクライム 2勝1敗
vsバーンメア 1勝1敗
vs青黒オーラ 0勝1敗
vs黒単ドラガンザーク 1勝0敗
■デッキコンセプト
そもそも「ネイチャーヴァイカー」とは、《BUNBUN・ヴァイカー》のフィニッシュ性能の高さを《生命と大地と轟破の決断》と組み合わせることで+αのクリーチャーを同時に呼び出し相手の要求値を上げ、場合によっては相手の盤面のクリーチャーに干渉できるようにして《BUNBUN・ヴァイカー》による突破をサポートしてあげるデッキタイプです。
今回の構築の場合、踏み倒しカードに《BIRIBIRIII・ビリー》と《葉鳴妖精ハキリ》の2種類を採用することで《生命と大地と轟破の決断》に打点形成を依存しすぎないようにしてあります。
■「ネイチャーヴァイカー」における《「疾風」の鬼フウジン天》
味方に「スピードアタッカー」を付与することを活かし、《BUNBUN・ヴァイカー》から出てくる後続の打点を殴れるようにすることが、「ネイチャーヴァイカー」に《「疾風」の鬼フウジン天》が入っていると聞いて最初に連想される運用方法でしょう。
ライバルである《その子供、凶暴につき》や《爆烈マグマロイヒ》に比べてコストが軽く、ブーストしなくても3ターン目に召喚しておけるのが強みです。
しかし、それだけではありません。
《「疾風」の鬼フウジン天》を採用することで最速killターンが4ターンから3ターンになります。
3killの流れ
2ターン目に《葉鳴妖精ハキリ》を召喚
↓
3ターン目に《「疾風」の鬼フウジン天》を召喚
↓
《葉鳴妖精ハキリ》攻撃時に手札から《BIRIBIRIII・ビリー》をバトルゾーンに出して《「疾風」の鬼フウジン天》の効果で「スピードアタッカー」に
↓
「スピードアタッカー」の《BIRIBIRIII・ビリー》攻撃時に《BUNBUN・ヴァイカー》をバトルゾーンへ
4枚要求ですが、最速killターンが違うので同型に明確な差を付けることができています。
もしフィニッシュできなくても序盤の展開力に勝っているので有利な盤面、相手が勝てない盤面を早期に構成することが可能です。
この動きからもわかるように、この《「疾風」の鬼フウジン天》というカードは《葉鳴妖精ハキリ》と《BIRIBIRIII・ビリー》の2枚と相性が良いです。
特に《葉鳴妖精ハキリ》との組み合わせで勝ちゲームを作ることが多く、5マナはあるけど盤面にクリーチャーなし、《生命と大地と轟破の決断》なしの状況下でも、手札に《葉鳴妖精ハキリ》・《「疾風」の鬼フウジン天》・《BUNBUN・ヴァイカー》が揃っていれば「S・トリガー」を踏まなければ勝利できる打点を組めてしまいます。
このように攻撃面でとても使い勝手の良いカードなのですが《「疾風」の鬼フウジン天》の効果は諸刃の剣、シールドを削るリスクを考えてプレイし続けることは重要です。
他にもキープするかしないかの状況の見極めで勝負の明暗を分けることも少なくないので完璧に使いこなすためには練習が必要だと思います。
■環境考察 ~ギャラクシールドの流行~
現在の関西の2ブロック環境では「ギャラクシールド」が大流行しています。
そもそもダイナボルト期における2ブロック環境初期は「バーンメア」と「ギャラクシールド軸のドラグ大地」が活躍していました。
これは「GRクリーチャー」への強力なメタクリーチャーである《ドラグ変怪》の活躍によるものでしたが、《ドラグ変怪》の採用率が環境で飛躍的に上昇すると、効果に悪影響を受けない「ドラガンザーク」が台頭。
となるとそもそも「GRクリーチャー」をバトルゾーンへ出させずにシャットアウトしてしまうカードが環境で見直されるようになり、《ドラグ変怪》の代わりに《ワナビーワラビー》と《U・S・A・BRELLA》が環境でよく見られるようになっていきました。
この環境の変化に対応しているのが現在の2ブロック環境における「ギャラクシールド」というわけですね。
そんな「ギャラクシールド」ですが、ミラー戦は長々とゲームを続けることができるので時間切れが多発しています。
傍から見ていて思うことは「はやく終わってくれ!」これ以上思うことはありません・・・。
何故そんなことになっているのか?
それは《天地ヲ別ツ龍断ノ裁キ》を採用することで受け性能が大幅に向上し「バーンメア」を受けやすくなったことと、《緑知銀グィムショウ》によって山札切れによる敗北が無くなったことによって環境における立場が格段に向上したことに起因します。
これに対抗できるのが「ネイチャーヴァイカー」です。
《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》よりも《BUNBUN・ヴァイカー》の方が打点形成能力に長けており、デッキ内にメタカードを採用しやすいのが特徴です。
現環境における解答の1つと言って良いでしょう。
■構築の変更点について
1日目は《U・S・A・BRELLA》を4枚採用して参加していました。
これは「バーンメア」と「ドラガンザーク」を意識したからです。
ただ、ほとんど「ギャラクシールド」に食われてしまったのか役割対象の母数自体が減ってしまっていたので、大会が終わってすぐに枚数を減らしました。
《「疾風」の鬼フウジン天》が予想以上の活躍をしてくれたこともあります。
それよりも注視しなければならないのは《ワナビーワラビー》と《U・S・A・BRELLA》の存在。
採用率がかなり高いので1日目を終えてもう少し安定してこれらのメタクリーチャーに対応したいと思いました。
《生命と大地と轟破の決断》や《DROROOON・バックラスター》の効果で1/3で処理できますが、より確実性を上げるために役割対象がほとんどいなくなった《ポクタマたま》の採用をやめ、変わりに《Theジョギラゴン・アバレガン》を採用することで1/2で《DROROOON・バックラスター》効果による処理ができるように変更しました。
この変更で《生命と大地と轟破の決断》への依存度が下がったのは良い点だと思います。
■総括
このデッキを回して思ったことは《BUNBUN・ヴァイカー》の捲り運で打点形成してフィニッシュを狙うような展開はあまりないということです。
一刻を争うどうしようもない時はお願いを通しに行きますがそんなことをしたのは22試合中1試合のみ、
(駿河屋高槻予選5回戦目のVのもれ君との完全同型戦にて、3枚試行して2枚打点になるカードなら勝利という条件下チャレンジ、結果3枚とも外れでした)
ほとんどの試合で勝ち筋が見えてから攻撃を仕掛けて勝利しています。
メタカードが強い環境と言うこともあって《BUNBUN・ヴァイカー》が引けなくてもある程度ゲームを作れ、うまく殴ることでフィニッシュまでこぎつけることができるのもこのデッキタイプの強い所だと思います。