デュエルマスターズ │ レポート記事 │ dotto【2019DMPランキングレースを振り返って】

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

2月5日で2019年度の全国大会の出場権をかけたランキングレースも終わりを迎えました。今回は2019年度のDMPランキングレースを振り返っていきます。

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意図せぬロケットスタート、インフレの予感?(GW連戦頃まで)

2018年度の全国大会の最終調整の一環として挑んだシーズン開始の平城CSの2日間。

この大会は周りのプレイヤーにとっては全国大会出場へ向けてポイントを狙うための、全国大会出場者にとっては目の前の日本一を目指すための言ってしまえば踏み台としてのものでした。

2018年度の全国大会はギラサキ選手とランディー選手と調整を行っていたので、この大会では使用デッキを分担することに。

当の自分は有力デッキの1つである「緑ジョラゴン」を秘匿しておくか、データを得るために使うか揺れていました。

結局このままの状況でこのデッキを判断するのが難しいと判断して使用することにしましたが、その結果初週から6000pを稼いでしまう異常事態に。

大会への意気込みは違えど、今思えば調整量は日本一決定戦仕様なので結果として反映されたのかもしれません。

ただ必然的に「緑ジョラゴン」の注目度は上がるわけですがレシピが詳しく漏れることはありませんでした。

何せこの「緑ジョラゴン」は色配分と枚数配分が難しいとても繊細なデッキ。

それに合わせて平城CSで使用したレシピは「S・トリガー」を散らしていたこともあって目コピでは訳が分からなかったと思います。

事実、全国大会の予選最終戦後に

「この緑ジョラゴンの色配分や枚数配分どうなってるんですか?」

と聞かれもしました。(当然ギラサキ選手が勝ち上がっているので答えることはできず)

他にも「緑ジョラゴン」使用に踏み切ったプレイヤーはいましたが、そのレシピは《タイク・タイソンズ》や《燃えるデット・ソード》が採用されておらず「緑ジョラゴン」の長所を殺してしまっているものだったのでその点も大体予想通りでした。

 

その後の大会ではGP8thで2日間連続予選通過による1560p獲得やGWの連戦でも順当にポイントを稼ぐことに成功し、GW中に10000pを超えることに成功しました。

恐らくGP優勝者以外がこの時点で10000pを超える前例は無く、とんでもないハイペースだったことは間違いありません。

■史上最大のスランプを乗り越えて(GW~GP9thまで)

「DMPランキングは人生を狂わす」

こう表現する方がいました。

そのDMPランキングに人生を狂わされた人間の名前を何人か挙げるとすれば、恐らく自分の名前が誰かから挙げられてしまうことでしょう。

例年であれば全国大会が狙える位置に入ってから本気を出していた(2017年シーズンであれば11月、2018年シーズンであれば夏頃から)のですが、今年はロケットスタートしてしまったこともありこのペース、この順位を維持したいという欲が生まれるわけで、序盤からスケジュールにCSを詰め込んでいくわけです。

プライベートの時間にも限界があり、過密日程にすればするほど1つのCSにかけられる時間が減ってしまいます。

試行回数を増やすことで上位進出を目指すというやり方もありますが正直このやり方は昔から少し苦手で、一つの大会に向けて時間をかけて挑む方が得意でした。

そのせいか予選は安定して上がれているものの、7月8月の2カ月連続ベスト4なしというDMPランキングが始まって以来、初めての低空飛行をしてしまうことに。

8月に出会った「アナデッドダムド」を初日に使ったプレイヤー3人の内唯一、この期間一度も入賞できなかったというのもショッキングな出来事の一つでした。

そんな状態の自分を救ってくれたのは関西でまだ流行していなかった「青白スコーラー」でした。

使用した動機は

「あまりにも勝てないから他の人が使ってないデッキ使ってやろう」

という根も葉もない理由で、こんなことで優勝できるとは全くもって思っておらず、今までが勝ちに拘り考えすぎて行き詰まっていたのかもしれないという考えから使用しました。

9月も後半に入り、新弾も発売され、GP9thに向けて調整する過程で調子も上向きに。

やはり明確な目的がある方が取り組みやすいとこの時感じました。

GP直前の大会で4大会連続ベスト4はそれを示しています。(その前はGP前にCSに出ていない…)

本番のGPではベスト16でまた負けてしまいましたが、DMPランキングでの全国大会参加はこの時点でほぼ安全圏に達したと言え、ここからは招待枠争いになっていくわけです。

■全国大会出場確定、しかし…(GP9th~シーズン終了まで)

GP9thで敗れはしたもののこの時に出会った「青黒カリヤドネ」は良い出会いでした。

その後の大会で優勝こそできないものの「青黒カリヤドネ」が流行するまでの間、ハイアベレージを稼ぎ続けポイントをそれなりに稼ぐことに成功していました。

しかしながら、ライバルプレイヤーはそれ以上のペースで勝ちを積み上げていたため、どちらかと言えば差は広がっていってしまいました。

12月を迎え、エリア予選では初の入賞を達成し、年末までの間にCS入賞を繰り返し追い上げに成功。

年明けからの新環境に望みを繋ぐことができました。

しかしその安堵もつかの間、年明けから苦しむことになりました。

年明けの大型大会から「ドッカンデイヤーループ」を握り始めるもこれが不発。

それどころか負けが込み始め、順位も下向していくことに。

あまりにも勝てないことを悩んでいると友人から

「前世でフィオナの森を破壊したからじゃない?」

とまで言われてしまう。

(異名の中に「魔王」があることや《フェアリー・ライフ》を使用したデッキと相性が悪く何度使用しても優勝を1度もしたことがないため)

集計終了間際に少し盛り返すも時すでに遅し、招待枠は逃してしまい参加枠をかけたDMPランキングレースは6位で終了しました。

■ランキングレースを終えて

今年一年間常に上位に居続けることができたのはとても良い経験になりました。

今までは終盤に追い上げて全国大会出場を決めていましたが、今年は全国大会出場に関してはほぼ既定路線の中で招待枠が取れるかどうかの戦い。

順位をキープする気持ちで挑んではダメだと思い、常に高い目標設定を掲げ、戦い続けました。

終えてみて真っ先に思ったことはやはり上位3人に入るのはとても難しいと言うこと。

去年一昨年は上位3人に入ることができましたが、3年連続招待枠で参加することはできませんでした。

その最大の理由としては同じ地域で気にかけていた◆ドラえもん選手とランディー選手の活躍だけでなく、カイザ選手とSiri選手の成長があったと思います。

去年までは関西で上位を争っていたのは自分とギラサキ選手、ランディー選手の3人だけでしたが、ここに3人も増えたと考えるとレベル自体が相当上がりました。

自分の勝ち星を極端に奪い取っているのはカイザ選手だけですが、勝負所での敗北が続いていてはランキングレースで勝つのは難しいでしょう。

CS優勝2回で今年の大激戦のランキングレースをここまで戦えたのは奇跡だと思います。

■来年のDMPランキングについて

「来年もDMPランキング走るんですか?」

と言う質問があまりにも多いのでこの場で回答させていただきます。

「結果的に走ることになる可能性は高いと思うけど、走りたいわけではない」

自分が成し遂げたいのはあくまで

「GP優勝」「エリア優勝」「もう1度日本一」

の3つでそれ以外はあまり興味がありません。

「GP優勝」or「エリア優勝」が成し遂げられなかった時に、DMPランキングを走っていないと「もう1度日本一」と言う目標が達成できなくなるためポイントの獲得を頑張っているだけで、あくまでDMPランキングは過程でしかありません。

他の方も述べている通り、日本一決定戦への一番現実的な参加方法はDMPランキングによる参加で間違いありません。

1発勝負の大会で優勝もしくは上位入賞することだけを狙うのはこのゲームではあまりにも難しいです。

それに対して1年間のトータルの成績で勝負することができるDMPランキングは実力があれば参加できる可能性がとても高いです。

ただ問題点があるとすれば、1年間デュエルマスターズに拘束され、毎週メンタルを擦り減らしながら戦わなければならない点です。

これはDMPランキングを全力で走ったものにしかわからないことです。

特にランキングボーダーは地獄で、一昨年はデュエルマスターズをやっていて一番精神的な負担を感じました。

「やりたくない」という気持ちではなく、「勝ちたい…勝たなければいけない…」という感情に苛まれる訳です。

これに耐えることができるかどうか。

“実力”だけでなく、それに併せて“時間”“メンタル”がDMPランキングでの日本一決定戦の参加に必要な物なのです。

そもそも在住地域によってはハンディキャップがあり、DMPランキングを走ること自体が難しい地域はあります(北海道、四国、九州からはDMPランキングで全国大会に出場した人が今までいない)。

今年の関西や関東を振り返ると、地域ぐるみでのプレイヤーへのサポートが際立っていたので、DMPランキングでの権利獲得者が関西や関東のプレイヤー中心になってしまうのは致し方ない部分があります。

(例:大型大会の複数開催、ダブルヘッダーができるように大会開始時間の調整、平日CSの開催)

これから地方に求められるものは地域でデュエルマスターズを盛り上げ、〇〇から日本一を出すんだという環境面でのサポートでしょう。

ただしこれにはカードショップ自体が少ないこともあり、今のままではどうしても限界があります。

1店舗で1カ月に開くことのできる大会の回数を一部地域だけ増枠することで大きくバランスを崩さずに多少改善できる可能性もあるため、デュエルマスターズを各所で盛り上げるためにも何かしらのアイデアが必要なのではないでしょうか。

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