バトルスピリッツ │ 解説記事 │ komainu【メタゲーム解説考察】

こんにちは。komainu(@koma020116)です。

リベレーションオブゴッド環境もいよいよ終盤に差し掛かってきたので、今回もメタゲーム解説記事を書いていきたいと思います。

是非最後までお付き合いください!

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■Tier表


今期の環境は、パックが出てからしばらくの間は新カード《フェニックス・フェニル》の追加された【雲契約】のほぼ一強状態に始まりました。

これにより【雲契約】に対して《バタフライジャマー》を置いたとて、ほとんど効力をなさない【雷契約】が環境落ち。

9月中旬あたりからは【雲契約】に有利という点で再注目された【蒼契約】が息を吹き返してきて、現在では制限前に負けず劣らずの立ち位置まで上り詰めています。
前期に引き続き《相棒鮫シャック》が採用された【WBS】もかなり多くの結果を残しており、現在でも【蒼契約】と並んで人気のデッキとなっています。

その他のデッキはいつでも一定数いるくらいの感じでまばらにいます。

以下、それぞれのデッキの特徴について詳しく解説していきます。

■Tier1

・蒼契約


前期から引き続きTier1。
醒海皇ヴァルシャルク》、《グラナート・ゴレム》、《時冠超神シン・クロノス》の禁止により一時的に環境から姿を消したものの、メインパーツである《三災獣・海災ディザイアタン》が無規制であるため結局トップに戻ってきたデッキです。

プレイが非常に難しいためかなり玄人向けのデッキになりますが、使いこなせた時の強さは群を抜いて強いので非公認大会の上位などではよく見られます。

・赤白

アンソニー田辺(@IronNobel)さんのBOC優勝が原因で現在急速に母数を伸ばしているデッキです。
契約カードがないため安定感に不安が残り使わない人が多かったこのデッキですが、彼がBOCを13-0で優勝してしまったことによりその不安が払拭されつつあるのを周りの人の発言から最近感じています。

流行りの青系デッキに対して《凍れる火山re》や《秩序戦艦バチマン・ド・ゲール-戦艦形態-》で強く出れるのも追い風です。

・WBS


前期終盤から台頭してきたデッキタイプです。
相棒鮫シャック》によってデッキを回しながら素早くカウントを盛ることができるようになったため、《WBSエース 吉祥女神ローカマーター》早期着地による1点、4点の理不尽キルを武器に戦います。
相手のボードを処理していく能力が非常に高く、耐性がない大抵の盤面なら毎回更地にしてターンを返すことができます。

プレイ自体の難易度もそこまで難しくはないため、簡単、強い、アクションが派手で爽快という点から根強い人気があり直近のBOCの予選抜けでも最大母数でした。

■Tier2

・紫エヴァ


雲契約が減り始め、蒼契約やWBSに有利が取れていることから最近母数を伸ばしてきたデッキになります。

このデッキの出始めの頃は初動の枚数に不安が残ることからあまり人気ではありませんでしたが、構築の研究が進むにつれ《No.32 アイランドルート》や《ゴルゴダオブジェクト》などの強力な初動が入り始め、最近は非公認の上位でもよく見るデッキになってきた印象です。
最近母数が増えている赤白に全くと言っていいほど勝てないのでこれから減る可能性が高いです。

・雲契約


圧倒的なまでのブン回りの殺傷力からメタが増えてもこの位置です。

実際「雲契約のメタ」といいながらデッキに積んでいる「メタカード」は雲契約が早すぎてメタになっていないことが多かったり、ある程度のメタまでは雲契約側のプレイングで貫通できたりするためなかなか母数は減らないと考えています。
雲契約の高い殺傷力が存分に発揮されている動画があるので気になる方はバトスピリーグExtra Seasonをご覧ください。

・キャスゴ


いつまで経っても一定数いるデッキです。
今期は母数が少なかったことから破棄メタを採用しているプレイヤーが少なく、その影響もあってBOCでは1人上位入賞を果たしています。

おそらくこのデッキは《機動要塞キャッスル・ゴレム》本体か《龍皇海賊団 船長ホワイトジャック》に規制がかかるまで形を変えてずっと環境に残り続けるでしょう。

■Tier3

・光導


特に目立った実績があるわけではありませんが非公認でちらほら上位入賞が見られています。
天蠍皇帝スコル・エンペラー》が追加されたとはいえ、デッキコンセプトもプレイも何も変わっていないので特に説明すべきことがありません。

・雷契約/緑GS


前期、蒼契約全盛期にかなり多かったデッキタイプです。
今期は前期よりも雲契約の母数が圧倒的に伸びているため蒼契約にメタ対象を限定した緑系のデッキの立ち位置はそこまでよくありません。

とはいえ、基盤部分のカードはとても強力であり、いつ環境上位に戻ってきてもおかしくないデッキではあるため今後に注目です。

・炎契約


醒龍皇リバーサル・ドラゴン》の規制により一気にロングゲームの勝ち筋が減ってしまったため母数を減らしたデッキです。
三賢神ラルヴァンダード》を採用した型が前回ワイルドバウトで台頭、2章では《灼炎竜ライズ・グロウ》、《ファイア・フィン・ワイバーン》等の数々の強化を貰っています。

しかし、ドローとカウントを地道にもりながらフィニッシャーを目指すと言った点で同じようなことをしている蒼契約の方がデッキを掘るスピードが早かったり、妨害を受けにくかったりするため、赤を使うことに拘っていないプレイヤーは蒼契約に握り変えていると思っています。

■総評

この記事を書いていて思ったのですが、今期はかなり自分の練度からデッキを選ぶ環境なように感じました。
そのためにも、自分の実力を正確に把握しておくことは勝てるデッキチョイスにおいて非常に大切だと思いました。


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