デュエルマスターズ │大会レポート│ dotto【デュエル・マスターズ グランプリ2024-2nd】
こんにちは、dotto(@22dotton)です。
今回はDMGP2024-2ndオリジナルアドバンス両日の大会レポートになります。
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・アドバンス事前メタゲーム考察
10月に開催されたDMGP2024-2ndは「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」発売一週間後という激動の環境。
新環境の情報として参考になりそうなものはあるものの、公式で配信されているデュエチューブリーグや発売日からGP当日までに開催されたCSの数は約15回で、その大会結果もさほど公開されている訳ではないので情報自体が少ない難しい環境でした。
大会までの期間の間は発売前の段階から注目していた《頂上混成BAKUONSOOO8th》のデッキを様々な形で構築、研究する時間に充てるも、世間の注目度と大会当時に流行りそうなデッキタイプや対策を乗り越えられるような構築にはあと一歩届かず納得いくものが仕上がらなかったため、メタゲームを考えた結果アドバンス環境においてトップメタの一角の【黒単ゼナーク】を使用することに。
【黒単ゼナーク】は【ファイアー・バード】に対して有利な立ち回りが可能で、当日上位卓で流行ることが予測される【天門】に対しても強く出られながら【バイク】や【モルト】等に対しても不利がつかないデッキです。
【バクオンソー】対面に関しては先攻3killや相手の構築の組み方、プレイの裏目が懸念点として残っていましたが、春のGPで3位だったこともあり、予選を通過することが目的のデッキに意味を見出していなかったため他のデッキを使用するよりは良いと判断しました。
・アドバンス使用デッキ
【黒単ゼナーク】 | |
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デッキリスト | |
■メインデッキ 1 x 《怨念怪人ギャスカ》 4 x 《堕魔ザンバリー》 4 x 《霊淵アガルーム=プルーフ》 4 x 《緊縛の影バインド・シャドウ》 4 x 《DARKMATERIALCOMPLEX》 4 x 《ベル=ゲルエール》 1 x 《深淵の文暴具ケシカス=カース》 4 x 《罪無ターボ兆》 4 x 《暴淵ボウマ=ダンマ》 4 x 《死神覇王ブラックXENARCH》 4 x 《無限皇帝の顕現》 2 x 《深淵の逆転撃》 |
■超GRゾーン 2 x 《オーマ丙-二式》 2 x 《ダラク丙-二式》 2 x 《トムライ丙-三式》 2 x 《シニガミ丁-四式》 2 x 《凶鬼000号ゼロヴォイド》 2 x 《暗黒の騎士ザガーンGR》 ■超次元ゾーン 2 x 《轟く覚醒レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒ドギラゴンX》 4 x 《時空の禁断レッドゾーンX/終焉の覚醒者レッドゾーンBSR》 1 x 《超時空ストームG・XX/超覚醒ラスト・ストームXX》 1 x 《頂上龍素サイクリタ/勝利の頂上ヴォルグ・イソレイト6th》 ■ゲーム開始時にあるカード 1 x 《零龍/滅亡の起源零無》 |
・対戦結果
後攻黒単ゼナーク〇
後攻バクオンソー✕
後攻リースモルト✕
先攻バクオンソー✕
・対戦内容詳細
・1回戦目 vs黒単ゼナーク(後攻)
後1COMPvs先3COMP、COMPを先に出したので一方的な展開に。
・2回戦目 vsバクオンソー(後攻)
先3《頂上混成BAKUONSOOO8th》を割り切る代わりにされなかった場合に明確な勝ち筋を通せる動きをした結果、先3を被弾して《ポクタマたま》も絡み負け。
・3回戦目 vsリースモルト(後攻)
自ターンに《死神覇王ブラックXENARCH》を使わずに相手のターンに使って《爆龍覇グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》をケアして立ち回るも《夢双龍覇モルトDREAM》に走られて負け。
・4回戦目 vsバクオンソー(先攻)
公開情報から相手のデッキが推測しきれない状態ではあるがリソースを作れるカードが手札にないため《DARKMATERIALCOMPLEX》をゲーム展開に絡めるしかどのデッキに対しても勝ち筋が無く、立てることで負け筋になる可能性はあるが仕方なく立てた結果対面が裏目の【バクオンソー】。
《死神覇王ブラックXENARCH》の着地までは成功するも《夜露死苦キャロル》が1発目から絡む展開。
相手に中々走られないのでワンチャンの勝ち筋を拾いにいくために盾を割りにいくも割る盾がほぼ全て「S・トリガー」で詰めきれず負け。
完敗
・オリジナル事前メタゲーム考察
メタゲームの中心は【ファイアー・バード】【COMPLEX】【アナカラーマルル】の3つ。
アドバンスの調整をしている時からずっと
dotto「“受け”と“4ターン以内に勝てる安全なフィニッシュ”を兼ねたデッキがないかな」
友人「そんなものはない!」
というやり取りを友人と繰り返していました。
攻略法はわかっているもののそう都合の良いデッキがない、何も見つからなければ立ち位置の良い【青黒COMPLEX】を使用しようと考えていたのですが…
GPの数日前に《逆転の影ガレック》を使用した【マーシャルループ】の存在を知り、一目見て「これだ!求めていたのは!」と感じ取ったので使用を決断。
アドバンスでも調整過程で似たようなデッキを求めていた節はあったのでアドバンスでも使用する択を考えましたが、アドバンスの調整をする時間まではなかったのでアドバンスでは見送っていました。
・オリジナル使用デッキ
【マーシャルループ】 | |
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デッキリスト | |
1 x 《冥土人形ウォカンナ・ピエール》 4 x 《マーシャル・クイーン》 1 x 《サイバー・I・チョイス》 4 x 《深海の伝道師アトランティス》 4 x 《カシス・オレンジ/応援してくれるみんなが元気をくれ~る》 4 x 《逆転の影ガレック》 2 x 《学校男/ゾンビ・カーニバル》 |
4 x 《邪魂転生》 4 x 《エメラルド・クーラー》 4 x 《キール・ロワイヤル》 1 x 《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》 4 x 《影世界のシクミ》 3 x 《絶対華麗!マーシャル歌劇団》 |
・対戦結果
先攻逆アポロ(偽衒学者)〇
後攻ファイアー・バード〇
後攻ジョーカーズ〇
先攻アナカラーマルル✕
後攻リースボルシャック〇
先攻黒単ゼーロ〇
先攻ファイアー・バード✕
先攻青白天門✕
・対戦内容詳細
・1回戦目 vs逆アポロ(偽衒学者)(先攻)
3t目に《マーシャル・クイーン》をプレイできたが、安全のため4t目にプレイしてループ勝ち。
・2回戦目 vsファイアー・バード(後攻)
こちらの展開が遅く、相手の動きが強かったのでこちらのテンポに持ち込むのに苦労してしまい、自分のターン中に動かすと制限時間切れ両敗になる可能性が高かったため《マーシャル・クイーン》でシールドにループパーツを置いてターンを渡し相手に両敗or負けを委ねるプレイ。
時間制限後に勝ちを狙うプレイに徹してくれたのでループして勝ち。
・3回戦目 vsジョーカーズ(後攻)
《ベイビーポンの助》が邪魔だったので《マーシャル・クイーン》で《深海の伝道師アトランティス》と《逆転の影ガレック》をシールドに仕込んで踏ませて勝ち。
・4回戦目 vsアナカラーマルル(先攻)
4t《マーシャル・クイーン》するも、手札とシールドが弱すぎて回しきれずに《流星のガイアッシュ・カイザー》→(場数が増えたので)《飛翔龍5000VT》→《ロスト・Re:ソウル》と繋がって負け。
・5回戦目 vsリースボルシャック(後攻)
後手4tループ。
・6回戦目 vs黒単ゼーロ(先攻)
《ド:コータ》等の除去で動きが遅れるも相手の動きも遅れ、先に《マーシャル・クイーン》が着地して勝ち。
・7回戦目 vsファイアー・バード(先攻)
《マーシャル・クイーン》を手札に引きすぎ&回してる過程で《逆転の影ガレック》に触れず、シールドに《深海の伝道師アトランティス》は他のカードと一緒に仕込んでいたが《深海の伝道師アトランティス》のシールドは最後まで避けられて有効にならず負け。
・8回戦目 vs青白天門(先攻)
進化元が引けない事故。
先に《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》が飛んできて《逆転の影ガレック》で処理を強要されるが、その間に盤面を《∞龍ゲンムエンペラー》で制圧され負け。
・振り返りまとめ
【マーシャル】を使う上でわかっていたことではあるのですが【マーシャル】特有の事故というのは避けられないもので、おおよそ10年ぶりに真剣勝負の場で実際にそれを再体験して、「ああ、こういうデッキだよな」と懐かしい気持ちになりました。
約10年前、【マーシャル】がループするようになった時にその作成者からデッキを教えてもらい、練習してCSに持ち込むもその不安定さから一度は別れを告げたデッキタイプ。
環境適性〇、安定性も向上して歴代最強の【マーシャル】ということで使用しましたがこればかりは仕方ありません。
トータルで見ると10月のデュエチューブリーグの終了後、体調を少し崩してしまうも限られた時間でデッキの開拓に時間を費やし、使用デッキの細部の調整にまで手が回らなかったのが今回のGPの残念だった点。
デッキの開拓はハイリスクハイリターン、理解した上で行っていたことなので結果として今回は自身の手で納得のいくデッキを作り上げることはできませんでした。
次回のDMGPは全国大会終了後。DMGPの舞台ではまだ決勝戦には上がれていないので次回は納得いく状態で迎えられるようにしっかり準備したいと思います。