MTG │ 解説記事 │ MOパンダ【読むだけでレガシーの”いま”がわかる!エターナルウィークエンド2024総括編】

こんにちは。MOパンダです。

10月12日に「エターナルウィークエンドAsia Legacy Championship 2024」が開催されました!
参加者数は614人!昨年より参加人数は少し減りましたが、やはり年間で最も参加者が多いレガシーのイベントとなりました。

前回の記事のまとめで

超能力蛙》に強い《紅蓮破》や《赤霊破》を使用できる赤単プリズンやペインターが増えている印象です。一方、《剣を鍬に》を使用するコントロールやデス&タックスはエルドラージに不利で、勝ちきれない状態が続いています。

と書きましたが結果はどうだったでしょうか。今回はこのイベントの入賞デッキを見ていこうと思います。
大会全参加者のデッキリストは大会のmeleeのページからご確認下さい。

Asia Legacy Championship 2024(Melee)

では優勝デッキから見ていきましょう!

※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
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■優勝デッキ「赤単プリズン」

※meleeの登録リストと違いますが、こちらが合っています

優勝したのは青いデッキではなく赤単プリズンデッキでした。

メインボードは《混沌の洞窟の冒険者》ではなく《再鍛の刃、ラエリア》が採用されています。
本来採用されていた《混沌の洞窟の冒険者》は飛行クリーチャーに弱く《超能力蛙》でイニシアチブを奪われた場合そのまま敗北につながるため今回は不採用になっています。

再鍛の刃、ラエリア》は速攻持ちでアドバンテージを生むクリーチャーです。テンポ環境なため速攻持ちが強く常に自分側を攻めるターンにすることが可能です。

また、サイドには「ダスクモーン:戦慄の館」から新たな墓地対策である《除霊用掃除機》が4枚採用されています。

ストンピィデッキの墓地対策は《フェアリーの忌み者》であることが一般的です。ほぼカウンターされませんが、相手が《再活性》や《動く死体》を使うまで何もしないことが問題でした。
外科的摘出》や《未認可霊柩車》の場合もカウンターやバウンスで対処することができ、対策の中ではいまいちな効果でした。

しかし《除霊用掃除機》の場合は2マナ土地からプレイすることで後手でも《目くらまし》されずにプレイすることや《苛立たしいガラクタ》と併せて使うことで《意志の力》をケアしつつ墓地対策をプレイすることが可能になります。
レガシーフォーマットにおいてコストが軽いことは正義です。1マナ連打で差をつけましょう。

■準優勝「青緑エルドラージ」


2位はエルドラージデッキです。
注目はメインボードに採用された《好奇のタリスマン》です。

無色マナ、青マナ、緑マナと《荒景学院の戦闘魔道士》で必要なマナを一通り作ることができます。
サイドを含めて4枚採用し、基本でない土地対策の対策として有効です。

海の先駆け》相手は島になる都合青マナは得られるので無色マナからバウンスすることができ、《血染めの月》相手は《荒地》さえサーチできれば対処することが可能になります。もちろん《好奇のタリスマン》2枚でも対処することが可能です。
ミラーマッチでもマナ加速は強いため、メタにあっているカード選択に驚きました。

■7位「4色豆の木」

最近見ることの減った《豆の木をのぼれ》デッキも入賞しています。
オークの弓使い》がメインから減り《豆の木をのぼれ》で何枚引いても妨害されることが減りました。

偉大なる統一者、アトラクサ》や《残虐の執政官》《カザド=ドゥームのトロール》は白い除去で対処できアドバンテージは《豆の木をのぼれ》や《超能力蛙》《知りたがりの学徒、タミヨウ》で得ることができるためリアニメイトデッキには戦いやすいデッキと言えるでしょう。

■25位「エルフ」

輪作》入賞圏内に珍しくエルフデッキが入っています。
悪魔の職工》デッキや《ガイアの揺籃の地》コントロールになりがちでしたが、しっかりたくさんのエルフクリーチャーが採用されています。

オークの弓使い》によってエルフの村は破壊されたと思われましたが、《森の頌歌》の採用によって村に生き残りがいたようです。

緑のクリーチャーをアンセムする効果に占術を付与するカードです。
コーヴェクダル、エラダムリー》と併せて使うことで不要なカードをボトムに送りつつデッキトップをクリーチャーにしながらクリーチャーを唱えることができます。

垣間見る自然》がなくてもデッキを掘ることができ、ドローではないので《オークの弓使い》で盤面が破壊されることもなく展開することができます。

■MOパンダは?

UBスキャムで6-4。108位という結果でした。残念。
変化の狂信者》を一番うまく使うデッキを考えようとした結果サイクリングクリーチャーを8枚にし、いつ《変化の狂信者》をプレイしても墓地にクリーチャーがいる状態を目指しました。

苦手な白いデッキには《縞カワヘビ》が強くUBリアニに強い白いデッキに強いUB系のデッキができたので良さそうでしたが…。エルドラージ相手のガードが下がり2回、TOP8のナドゥに1回、黒単アグロに1回負けでした。苦手だったデスタク系に勝ったのはうれしいです。
サイドの《バロウゴイフ》が《止められぬ斬鬼》なら少し変わったかもしれません。

■まとめ

エターナルウィークエンドのまとめ記事は以上になります。
ナドゥデッキが2名入賞し、ミッドレンジでありながらコンボ要素も持つデッキとして、一つの立場を確立したように思えます。

多色コンといえばまず《有翼の叡智、ナドゥ》!リアニメイトデッキ相手のみ不利ですが、それでも強力なデッキです。
こういったイベントをきっかけに増えていくでしょう。

参加者の方に「いつも配信見てます!」と声をかけられることがなによりも嬉しかったです。これからも継続してたくさんのデッキを配信していきます。

読んでいただき、ありがとうございました!


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