デュエルマスターズ │ 新弾レビュー│ dotto【大感謝祭 ビクトリーBEST】

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

今回は7月22日に発売された最新弾「大感謝祭 ビクトリーBEST」についての記事になります。

このパックは通常エキスパンションとは異なるエクストラパックで、最近のエクストラパックは収録内容が強いものが多く今回も注目度は高いです。

そんな「大感謝祭 ビクトリーBEST」の注目ポイントは過去の人気種族×現代の各文明種族の強化。
種族系のデッキタイプやカードデザインは好きなので今回のパックは楽しみにしていました。

できればグランド・デビルも強化して欲しい

さて、まずはせっかくなので強化された過去の人気種族「サムライ」「ハンター」「アウトレイジ」「ゴッド」を過去のトーナメントシーンで戦っていた時の記憶を交えつつ紹介します。

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・旧種族紹介

■「サムライ」

15年前の《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》が有名な戦国編に登場した新種族で同期に「ナイト」が存在します。

同期の「ナイト」は登場当初環境で戦えていた(後に失速)のに対して、「サムライ」はかっこよさから種族デッキとして人気があったので使用者は一定数いるもののほとんど勝っていない環境外デッキでした。

「サムライ」の「キーカード能力」の「アクセル」は扱いにくい「クロスギア」を使うことを強いられるので戦いにくかったのです。

そんな不遇の「サムライ」ですがデュエプレで「クロスギア」のカードデザイン調整の経験を得た結果かもしれませんが、使いやすいようにデザインしつつ強化されています。

初動になる《竜装ゴウソク・タキオンアーマー》、リソースカードの《天装タイショウ・アームズ》、展開能力に優れる《竜牙リュウジン・ドスファング》、これらの基盤になるカードが優秀で「大感謝祭 ビクトリーBEST」に収録されているカードだけで完成度の高い「サムライ」デッキを組むことができるので初心者におすすめです。

■「ハンター」

12年前に登場した種族で「ハンター」には《ボルバルザーク・エクス》を筆頭に強力なカードが数多く存在しています。

環境トップメタデッキだと《紅蓮の怒鬼流院刃/バンカラ大親分メンチ斬ルゾウ》&《偽りの名ゾルゲ》の効果を利用してループする「紅蓮ゾルゲ」、そしてやはり「ハンター」と言えば数年の間環境デッキとして活躍し続けた人気ビッグマナデッキの「刃鬼」(《「必勝」の頂カイザー「刃鬼」》)でしょう。

今回のパックではその《「必勝」の頂カイザー「刃鬼」》がより使いやすくリメイクされた《「勝利」の頂カイザー「刃鬼」》が収録されています。

「必勝」の頂カイザー「刃鬼」》に比べて《「勝利」の頂カイザー「刃鬼」》の強みはシンパシー効果によってコスト軽減ができるため少し召喚がしやすい点、「メクレイド」(召喚)によって展開するため一部踏み倒しメタに対して強く出られる点、「ジャストダイバー」と条件付きの「スピードアタッカー」も持っているため自身もアタッカー性能が高い点、そしてデッキの基盤になる3色水火自然を所持している点、この合計4点が《「必勝」の頂カイザー「刃鬼」》とは違った強みです。

逆に弱みは非公開領域にあるカードをメクレイドでアクセスするため、引いてしまったフィニッシャーは使えず《「必勝」の頂カイザー「刃鬼」》と違って公開領域から計算してゲームを作れるわけではない点と、現代のカードプールではあまり大きな問題ではないものの無色クリーチャーではないため《ピクシー・ライフ》でマナから拾えない点の2点でしょう。

「勝利」の頂カイザー「刃鬼」》は捲り要素が強いデッキなので楽しく勝ちたいプレイヤーにおすすめできます。

■「アウトレイジ」

10年前に登場した種族で「アウトレイジ」と言えば《百万超邪クロスファイア》と《暴走龍5000GT》が長年使われており、現在デュエプレでもちょうど流行しているタイムリーな種族。
デッキタイプで言えば墓地を溜めながら戦う「メルゲループ」や「墓地ソース」が有名です。

今回のパックでは主要なアウトレイジがリメイクされており、それによって「アウトレイジ」と「マジック」が強化されています。

これらの新規「アウトレイジ」は個性的で強力な効果を保持しており、「アウトレイジ」でデッキを組むこともできればそれぞれ別用途で使うことも可能で様々なデッキを作成することができます。
飛翔龍5000VT》や《弾丸超邪クロスファイア》、《戦慄の魔女アリス/神にも届く旋律》、それ以外の「アウトレイジ」系のカードも今後のために集めておいた方が良いと思います。

■「ゴッド」

「ゴッド」自体は16年前から登場していますが、様々な組み合わせで3体合体する「ゴッド・ノヴァ」は10年前に登場した種族です。
「ゴッド」は「ヘヴィデスメタル」関連のデッキから現代の「サガループ」まで頻繁に環境トップで使われてきましたが、残念なことに「ゴッド・ノヴァ」が環境に入ったことはありません。

今回の最新パックには3コスト帯の新規「ゴッド・ノヴァ」が多数追加されており、《聖霊左機コットン》や《悪魔右機フリル》は優秀な「ゴッド」サポートである《プロジェクト・ゴッド》に3-4と繋がるため、ようやく「ゴッド・ノヴァ」デッキが形を成しそうなレベルになったと思います。

問題点があるとすれば《絶望神サガ》環境であるが故に同じ「ゴッド」の《絶望神サガ》と比較されてしまい、メタの刺さり方も似ている点ですね。
「ゴッド」も好きな種族なのでどれだけ戦えるか今後の展望に注目したいと思っています。

それでは旧種族の紹介も終わったので今回の注目カード紹介に移ります。

・注目カードTOP3

・1位《飛翔龍5000VT

今回のトップレアの1枚で《ボルシャック・ガラワルド》と同じ盤面のクリーチャーの数だけコストが軽減される効果持ち。

書いてあるスペック通り5000以下のクリーチャーに強く、出した次のターンはバトルゾーンに出せないので相手によって1ターンを貰いやすく、「スピードアタッカー」を所持していない弱点をカバーできます。

ボルシャック・ガラワルド》と違って環境で活躍している《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》で止まらず、役割遂行能力が高いので扱いやすいです。

・2位《邪幽ジャガイスト

基本スペックの高さと展開能力の高さが特徴。
「アビス」にしてはコストが少し重いですが1体で追加2体を引っ張ってこられる可能性があるので《邪幽ジャガイスト》からゲームを作りやすいです。

弱点は「アビス・メクレイド5」から展開しようとすると手札を追加で2枚持っておく必要があり、展開後もハンドの枚数が減ってしまっているので運が悪いとリソースを失うだけになってしまいます。

・3位《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」

優秀な火力範囲の盤面除去と受け、アタッカー性能を持ち合わせる1枚。
単純に展開系のデッキに対しての火文明のメタカードとして運用される可能性もありますが「ドラゴン」、「ハンター」、「ジャイアント」の種族サポートを受けられるデッキタイプには貴重な戦略になります。

何気に貴重な火文明の「ジャイアント」持ち(単色だと初)なのでこのカードの登場でデッキ構築の幅が広がりました。

・総括

「大感謝祭 ビクトリーBEST」は幅広いユーザー層におすすめできる良パックです。

このパックからデュエルマスターズを始めることもできますし既存のデッキの強化や不足しているカードも集めることができます。

個人的には今回強化された種族デッキは楽しいので組んでみて欲しいなと思います。


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