遊戯王 │ デッキ紹介 │ しの【電脳堺】
Card Rush Prosとして活動しているしの(@Strike1105)です。
今回は8月8日に発売した《PHANTOM RAGE》にたくさんのカードが収録され、やっとテーマとして成立した【電脳堺】のデッキ解説記事となります!
【電脳堺】のデッキレシピを公開し、その対策などについて解説していきます!
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■【電脳堺】デッキレシピ
メインデッキ:40枚
EXデッキ :15枚
【モンスター】21
3×《電脳堺媛-瑞々》
3×《増殖するG》
3×《電脳堺悟-老々》
3×《灰流うらら》
3×《電脳堺姫-娘々》
3×《電脳堺豸-豸々》
3×《電脳堺麟-麟々》
【魔法】17
3×《電脳堺都-九竜》
2×《電脳堺門-青龍》
2×《緊急テレポート》
2×《強欲で貪欲な壺》
3×《抹殺の指名者》
3×《墓穴の指名者》
2×《おろかな副葬》
【罠】2
2×《電脳堺門-朱雀》
【エクストラ】15
1×《電脳堺狐-仙々》
1×《電脳堺獣-鷲々》
1×《電脳堺凰-凰々》
1×《飢鰐竜アーケティス》
2×《真竜皇V.F.D.》
1×《スターダスト・チャージウォリアー》
1×《天霆號アーゼウス》
1×《幻影騎士団ブレイクソード》
1×《炎斬機ファイナルシグマ》
1×《灼銀の機竜》
1×《迅雷の騎士ガイアドラグーン》
1×《浮鵺城》
1×《瑚之龍》
1×《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》
■今回の構築について
いつも何かしら捻りを加えてなるべく一般的な構築ではないものをご紹介してきたのですが、今回はもう全然なんの捻りも無いごくごく普通な構築となってしまいました…
というのも、【電脳堺】は最新弾によってやっとデッキを組めるようになったテーマであり、構築の幅はどうしても狭くなってしまいます。
また、基本的に【電脳堺】の初動となるメインモンスター達はその殆どが共通効果による“2枚初動”となります。
その為、テーマ内のカードをフル投入してもまだ安定感に不安が残るといった課題を持っています。
更に、【電脳堺】を環境デッキタイプに当てはめるといわゆる“展開系デッキ”に当たる為、《増殖するG》並びに手札誘発系のカードに対するメタカードである《墓穴の指名者》や《抹殺の指名者》を採用する事とは当然となります。
そうなると必然的に構築の自由枠はどんどん削れていき、結果としてこのようなありきたりな構築となってしまいます…。
なので、今回は構築のポイントを語るより【電脳堺】への対策について語っていきたいと思います。
■【電脳堺】への対策ポイント
今回の構築を例えに出しながら進めていくと、まず一般的に流行っている《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》を採用せず、僕は《抹殺の指名者》を採用しました。
その理由は【電脳堺】のギミック自体がそもそも《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》を当てられづらいところにあります。
【電脳堺】の共通効果はみな手札で発動し、場に出た時には処理するだけなのでこれらの無効系を使うタイミングがありません。
結果、当てる場所は《スターダスト・チャージウォリアー》や《飢鰐竜アーケティス》などになりますが、これらのカードに当てられたとしても展開は止まりませんし、正直言って妨害としての役割は果たせていません。
勿論《浮鵺城》に当てる事ができれば効果はありますが、基本展開パターンの中にはこの《浮鵺城》を経由させる必要がないパターンの展開方法も多くあり、個人的には【電脳堺】と対戦する時にはこれらの無効系はサイドチェンジで抜くようにしています。
また、念のため補足をしておくと展開の終着点である《真竜皇V.F.D.》に対しても《無限泡影》は効果がありません。
何かのカードをフィールドに出して効果を発動させた時にチェーンして効果を使う事が基本であるため、何もフィールドに無い状態で《真竜皇V.F.D.》の効果は発動しないからです。
よって《無限泡影》は基本的には刺さらないと思って良いと考えます。
また、こちらは手札誘発ではありませんが《禁じられた一滴》もそこまで大きな効果があるとはいえない部分があります。
何故なら《真竜皇V.F.D.》の効果発動に対して《禁じられた一滴》を発動したとしても、コストとして罠カードを捨てる事ができなければチェーンして《電脳堺門-朱雀》を発動されて《真竜皇V.F.D.》を破壊されてしまうため、《禁じられた一滴》を避ける事が出来てしまうからです。
勿論《エルドリッチ》や《オルターガイスト》等の罠が大量に投入できるデッキであれば《電脳堺門-朱雀》を発動させることを防げるので有効ですが、これらのデッキはそもそも《真竜皇V.F.D.》がそこまで致命的ではないというジレンマが…
「じゃあ何が有効なんだよ!」
となりますが、個人的に【電脳堺】へ与える致命的な妨害としては《PSYフレームギア・γ》や《原始生命態ニビル》は勿論ですが、“サイクロン系”(特に《コズミック・サイクロン》)がオススメです。
この“サイクロン系”のカードであれば先攻では電脳堺モンスターの共通効果によって対象に取った永続魔法や永続罠をチェーンで破壊する事で特殊召喚自体を防ぐことにもつながります。
後攻では展開のなかで大体構えてくる《電脳堺門-朱雀》の対策となります。
また、【電脳堺】は《電脳堺狐-仙々》の継続的な戦線維持能力を活かし《電脳堺狐-仙々》+永続罠で構える事も多々ある為、サイクロン系カードをサイドチェンジで採用すればまず間違いなく有効に働くでしょう。
■最後に
今回の記事を読んで【電脳堺】と対面した時のサイドチェンジの参考などにしていただければ嬉しいです!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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