遊戯王 │ デッキ紹介 │ しの【メガリス】

Cradrush Prosとして活動しているしの(@Strike1105)です。

今回は4月18日に発売された『RISE OF THE DUELIST』によって超強化された【メガリス】のデッキ解説記事となります!

まずは【メガリス】のデッキレシピを公開し、その後に新規カード《メガリスフール》と《メガリスアンフォームド》を中心に解説を進めていきます!

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■デッキレシピ : メガリス

メインデッキ:41枚
EXデッキ :15枚

【モンスター】30
エフェクトヴェーラー》 ×2
センジュゴッド》 ×3
ブロックドラゴン》 ×1
マンジュゴッド》 ×3
メガリスアラトロン》 ×1
メガリスオク》 ×1
メガリスオフィエル》 ×3
メガリスハギト》 ×3
メガリスファレグ》 ×1
メガリスフール》 ×3
メガリスベトール》 ×3
増殖するG》 ×3
灰流うらら》 ×3
【魔法】10
メガリスアンフォームド》 ×3
メガリスポータル》 ×1
儀式の準備》 ×3
強欲で金満な壺》 ×3
【罠】1
メガリスエマージョン》 ×1
【エクストラ】15
御影志士》 ×3
クロシープ》 ×3
トロイメアフェニックス》 ×2
トロイメアユニコーン》 ×2
崔嵬の地霊使いアウス》 ×3
I:Pマスカレーナ》 ×2

■構築のポイント – 《メガリスフール》 –

今回『RISE OF THE DUELIST』に新たに収録された《メガリスフール》と《メガリスアンフォームド》によって【メガリス】は非常に強力なデッキとなりました。

特に強力な要素が満載されていると考える《メガリスフール》のほうから、その強さの理由を4つに分けてご説明していきます。

儀式召喚の安定性向上

儀式ギミックを良く知る方ならわかると思いますが、このカードは儀式召喚したとしても何一つ損をしない夢のようなカードなのです。

本来儀式モンスターとは、〈儀式カード+儀式モンスターのレベル分のリリースモンスター=手札の儀式モンスター〉によって儀式召喚が成立するので、儀式モンスターを出すためにはカード2枚以上を消費しなければなりませんし、手札に揃えなければいけないカードの要求値も高いのです。

しかし、このカードは2枚の損失があったとしても儀式召喚時に“自分の墓地の儀式モンスターを回収できる”ので、リリースモンスター分の損失は補えます。

更に回収したモンスターのレベル分《メガリスフール》のレベルを上げるというオプションまでついています。

このオプションにより、《メガリスフール》を儀式召喚するために支払った儀式モンスターを回収すれば、元々自分が抱えていたモンスターの合計レベルを墓地から回収したモンスターのレベルと《メガリスフール》とのレベルの差の分だけ得する事ができます。

そして、このカードのすごいところは②効果により儀式召喚する効果が“デッキからの儀式召喚を可能にする”ところです。

この効果によって本来手札に揃えなくてはいけない儀式モンスターを手札に揃えなくて良くなるので、アドバンテージの計算では1プラスになり、安定性も向上します。

つまり“マイナス要素は2枚”(《メガリスフール》の儀式に使ったカード) に対して《メガリスフール》が儀式召喚したことによって得られた“プラス要素も2枚”(墓地から回収した儀式モンスターとデッキから儀式を行えるというアドバンテージ)となるので、《メガリスフール》を儀式召喚する事によって何一つ損失は無いのです!

しかも途中で説明した通りこのカードは回収した儀式モンスターのレベルと同じ数値に上昇するので、その分のプラスも考えるとこのカードを儀式召喚するだけで損失が無いどころかプラスにすらなり得ます。

見えざるアドバンテージ

損失がないというのはカード1枚1枚で数えた時の計算ですが、このカードの「デッキから儀式召喚する効果」というのは“その時々に合わせた儀式モンスターを手札に揃えなくても儀式召喚できる”という数では数えられないアドバンテージを含んでいます。

更に、より状況に合わせた使い方ができるよう相手のメインフェイズ中でも儀式召喚効果が使用可能なのです。

これによって、過去に収録された【メガリス】で最も重要だったカード《メガリスベトール》を簡単に相手ターン中に儀式召喚する事ができるようになりました。

今まで用意するハードルが非常に高い代わりに強力だった”相手ターンでの複数枚の破壊効果を損失無く、安定性も上げた状態でできるようになった“ことはこのカードに書かれたテキストのインパクトを上回るアドバンテージとなり得ます。

トリッキーなレベル変動効果

このカードは回収した儀式モンスターと同じレベルになる事ができるので、エクシーズ召喚との相性が良いです。

マンジュゴッド》や《センジュゴッド》とレベル4儀式モンスターを回収したこのカードで《御影志士》に繋げる事や、レベル8儀式モンスターを回収し、このカードと使い終わった《メガリスベトール》で《No.38 希望魁竜タイタニックギャラクシー》に繋げる事も可能であり、使い方やエクストラの採用カード次第では非常に幅広い活躍が見込めます。

他メガリス効果より優秀な儀式効果

皆さんお気づきでしょうか。
このカードだけ他メガリス下級モンスターと違い、儀式召喚効果で“必ずしも自身をリリースしなくてもよい”のです。

なので、後述する《メガリスアンフォームド》によって相手ターン中にこのカードを儀式召喚し、このカードの儀式召喚効果を使用する時にこのカードをリリースしなければ、返しの自分のターンでもう1度このカードの儀式召喚効果を使用する事ができるのです。

更にこのカードは下級モンスターでありながら守備力2000となっており、生存する可能性も高い為、この点は頭の片隅に置いておいてもらえるときっと役に立つ時が来るはずです。

■構築のポイント – 《メガリスアンフォームド》 –

続いて《メガリスアンフォームド》についてです。
速攻魔法による儀式召喚なので、相手ターン中に儀式召喚が行えます。

しかし、その点だけで言ったら上述した《メガリスフール》でも可能です。このカードの強みは《メガリスフール》とは違い“相手ターン中のどのタイミングでも儀式召喚が可能”という点にあります。

メガリスフール》は相手のメインフェイズ中でしか儀式召喚が行えない為、《メガリスベトール》を最大限活かすには少し物足りません。

また、このカードは魔法カードである為、セットしていれば相手から想定されづらいという利点もあります。《メガリスフール》の場合、フィールドに召喚されている必要がある為、どうしても相手に警戒されてしまいます。

メガリスベトール》のような複数枚のカードを破壊する効果を持つカードを召喚する最高の機会は“相手が意識していなかった場面”か“相手がそのアクションを割り切った場面”であり、《メガリスアンフォームド》はその2場面での使用が望めます。

更にこのカードには単に儀式召喚を行うだけではなく、自分フィールドの儀式モンスターの数だけすべての相手モンスターの攻撃力を500ポイント下げる効果もあります。

これまでも【メガリス】を使用していた方や、デッキを知っている方ならわかると思いますが、“実は【メガリス】は攻撃力が大体低いのです”。

勿論《メガリスファレグ》を使えば総体的に攻撃力を向上させられるのですが、如何せん攻撃力を上昇させる為だけの儀式モンスターを複数枚入れるわけにもいかず…(何なら入れたくなかったくらい)

なので、この攻撃力をダウンさせる効果はおまけとしてはかなり優秀な効果です。
更にダウン値も×500となかなか高い為、重宝しそうです。

■最後に

前回の新弾紹介記事でもご紹介した通り【メガリス】は“効果の優秀さ”“メガリスらしさ”の両方を併せ持つ期待通りの新規カードが配られたことで、更に魅力倍増となりました!

更に《メガリスフール》での説明の通りかなりとトリッキーな動き、デッキ構築も可能となった事で楽しさ満点であり、なんと素晴らしいテーマなのでしょうか!!

ぜひ皆さんも【メガリス】構築してみてください!

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