遊戯王 │ デッキ紹介 │ しの【エルドリッチ】
Cradrush Prosとして活動しているしの(@Strike1105)です。
今回は3/7に発売された「デッキビルドパック シークレット・スレイヤーズ」に収録されている3テーマの内の1つ【エルドリッチ】のデッキ解説記事となります。
まずは【エルドリッチ】のデッキレシピを紹介し、その後構築のポイントについて解説していきます!
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■デッキレシピ : エルドリッチ
メインデッキ:40枚
EXデッキ :15枚
【モンスター】3
3×《黄金卿エルドリッチ》
【魔法】15
3×《呪われしエルドランド》
2×《黒き覚醒のエルドリクシル》
1×《テラ・フォーミング》
2×《命削りの宝札》
3×《強欲で金満な壺》
1×《王家の眠る谷-ネクロバレー》
1×《終焉の地》
2×《超融合》
【罠】22
3×《紅き血染めのエルドリクシル》
1×《永久に輝けし黄金郷》
3×《黄金郷のコンキスタドール》
1×《黄金郷のワッケーロ》
3×《スキルドレイン》
1×《センサー万別》
2×《波紋のバリア -ウェーブ・フォース-》
3×《無限泡影》
1×《王宮の勅命》
3×《神の宣告》
1×《虚無空間》
【エクストラ】15
3×《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》
2×《捕食植物ドラゴスタペリア》
2×《セイクリッド・プレアデス》
2×《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》
2×《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》
2×《ヴァンパイア・サッカー》
2×《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》
■【エルドリッチ】について
最近数が増えてきた“テーマ内の主役が1体のデッキ”タイプです。
他のもので例を挙げると【閃刀姫】や【召喚獣】のようなテーマです。これらのテーマの特徴は何と言っても“構築の自由度が高い点”であり、自由度が高いという事は自らのテーマだけに縛られる事無く、他テーマとの組み合わせによって幅が広い構築が望めるということです。
(【閃刀姫】も【召喚獣】もあらゆるテーマと組み合わせたデッキ構築が可能であり、今まで様々な形で環境に進出してきていました)
今回ご紹介する【エルドリッチ】は残念ながら(?) テーマ内で完結した構築であり、他テーマと掛け合わせたものではないのですが、上記のような構築の幅が広く、未来あるデッキという事をまず先にお伝えしておきます!
その点を踏まえたうえで、今回はその基盤・基礎となり得る【エルドリッチ】をご紹介していきます。
■構築のポイント
今回の構築のポイントは3点あります。
① 事故回避(《黄金卿エルドリッチ》や《呪われしエルドランド》に到達できない状況の仮定)
② 後攻時
③ デッキが回りきった後の終着点
では順番にご説明していきたいと思います。
①事故回避
上述のとおり、このテーマは“テーマ内の主役が1体”なので、当然その主役に到達できない場合、いわゆる事故=負けに繋がってきます。では、そうならない為にはどうするか…
今回の構築では、《強欲で金満な壺》や《命削りの宝札》等のドローによる事故回避は勿論、そこに追加して“《魔鍾洞》によって、相手をロックし、ターンを引き延ばす事での事故回避”を考えました。
更に【エルドリッチ】は自身の魔法・罠を墓地に送る事で効果を発動することができる為、《魔鍾洞》との相性は抜群で、自分の攻める状況が整えばいつでも解除する事が可能です。
②後攻時
ご存じの通り、【エルドリッチ】は罠デッキの為、如何に《黄金卿エルドリッチ》の①の効果が強力だとしても、やはり後攻時には不安があります。その為、自分が後攻になってしまった時の事を念頭に置いて構築する必要性は十分にあります。
上記でご紹介した《魔鍾洞》は、この後攻時でも大いに役に立ってくれます。《魔鍾洞》への回答を持たないデッキであれば、先攻で用意したモンスターや魔法・罠を必ず《魔鍾洞》の発動や《魔鍾洞》へアクセスするカードに対して発動しなくてはなりません。その為、そこで相手の妨害を減らし、《黄金卿エルドリッチ》の効果や、永続罠カード等で相手が先攻で用意した展開を崩していく展開に繋げていけます。
更にこの構築では《波紋のバリア -ウェーブ・フォース-》を採用することで、相手のモンスターを一気に除去する策を講じています。攻撃宣言時まで発動を待たなくてはならない《波紋のバリア -ウェーブ・フォース-》は本来であればそこまで信頼のおけるカードとは言いがたいのですが、今回の構築では《スキルドレイン》や《神の宣告》を併せて採用する事で、攻撃するまでにこちらのセットカードに触れる手段を防げるよう工夫する事により、その信頼度を上げています。
③デッキが回りきった終着点
ここまでで説明してきた①②はどちらもゲーム序盤についての話であり、それに加えて最終的なゴールも勿論考えなくてはなりません。
かなり万能に立ち回る事ができ、非常に自由度の高い【エルドリッチ】ですが、個人的に“最終的な終着点が弱い”と考えています。
何故なら、【エルドリッチ】は回りきったとしても、【召喚獣】のようにライフを取るスピードが速いわけでもなく、【閃刀姫】のように《閃刀機関マルチロール》等によって圧倒的なアドバンテージ差を一瞬で作れるわけでもないからです。
その為、今回の構築では様々な永続系の魔法・罠を終着点として用意しました。《王家の眠る谷-ネクロバレー》や《スキルドレイン》《センサー万別》《虚無空間》等、相手の行動を継続的に縛る魔法・罠を散りばめる事で、相手のあらゆる行動を制限することを終着点としています。
■最後に
はじめにお伝えした通り、【エルドリッチ】は非常に柔軟なテーマです。
ですので、今回ご紹介した構築を参考に、様々な構築の変化、他テーマとの組み合わせをお楽しみください!
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