遊戯王 │ 考察記事 │ しの【新環境考察】
Cradrush Prosとして活動しているしの(@Strike1105)です。
12月にはすでに新制限を取り入れた非公認大会が次々と開催されていたので、今回の記事では新たな環境について、12月29日に行われた《YCCS》を参考にその環境内容と入賞された各デッキを考察していきたいと思います。
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■環境考察
今回ご紹介する大会のデッキ分布はこちらをご参照ください。
#遊戯王
YCCSデッキ分布はこちら!運営の予想ではT1「ドラグーン」やろ。。!
とか思っていたら「オルフェゴール」が!!!とか思っていたら優勝が「インフェルノイド」とか!
はじめてCSを運営したので本当に驚きばかりですごかったです! pic.twitter.com/6YDkXyqvJf
— ホビーステーション千葉店 (@HBSTchiba) December 29, 2019
規制をされつつも使用率No.1の【オルフェゴール】と、同じく規制をされつつも新規カード《オルターガイスト・プークエリ》による強化を受けている【オルターガイスト】が使用率No.2となっている事が特徴的です。
そして、前回の記事でもご紹介した《超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ》を使用したデッキの分布について、こちらの分布では4人と書かれていますが、この《超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ》は前回もお伝えした通り《ブラックマジシャン》《真紅眼の黒竜》《真紅眼融合》+α《捕食植物ヴェルテアナコンダ》を採用するだけで手軽にどのデッキにも出張できる為、数としてはもっと多いかもしれませんし、今回ご紹介している大会以外の大会でもその分布と実際の採用率はかなり高くなってきています。
■入賞デッキ
・1位【インフェルノイド】※42枚
・2位【オルフェゴール】
・3位【オルフェゴール】※《超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ》ギミック入り
・4位【エンディミオン】
■入賞デッキ考察
1位がまさかの【インフェルノイド】だったとは驚きです…!
優勝が【インフェルノイド】と知った時、僕はまだレシピを見てなかったのですが、「新制限になったという事は《名推理》の規制が解除されたおかげかな?」と考えていました。
ところが、実際にレシピを拝見してみると《名推理》は入っていなく、新制限が影響している部分はメイン/サイド/エクストラどこにも見当たらなかったのです。
この事から【インフェルノイド】の自力の高さと環境にマッチした時の強力さがわかります。そしてレシピからは、環境初期のあらゆるデッキに対応できるよう様々なカードを散らして採用している点も、非常に考えられているポイントだと感じられました。
2位3位と続くのは使用率No.1だった【オルフェゴール】です。
【オルフェゴール】のデッキ内容も前期からあまり変わらず、やはり自力の高さが証明されています。しかし、3位の方の構築は前期までの内容とは異なり、上記でご紹介した《超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ》のギミックが新たに採用されていました。
【オルフェゴール】にこのギミックを採用する事は様々な点から考えて理にかなっていると考えられます。
【オルフェゴール】と《超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ》ギミックとの相性が良い点を挙げてみると以下の通りです。
① 【トリックスター】ギミックとの相性の良さ
② モンスターを2体並べる事に特化している点
③ 【オルフェゴール】の課題である後攻の弱さを《真紅眼融合》によってカバーできる点
④ ドラグーンギミックが闇属性で完結している為、【オルフェゴール】の制約に引っかからない点
以上のような選択肢の増加や弱点の補填など、本当に様々な点に置いて優れていると考えられます。今後の【オルフェゴール】はこのような構築になって流行っていくのではないかとも感じられます。
そして、4位は【エンディミオン】
やはりこのデッキは環境に台頭してきましたね。
制限改訂によるダメージもなく、最大の弱点である展開系デッキが現環境に非常に少なくなっている事からこのデッキが入賞してくる事は必然のようにも感じます。
デッキ内容は前期から大きく変わってはいませんが、特徴的な部分が2点あります
① 【魔導】ギミックの採用
② 《ケンドウ魂KAI-DEN》の3枚採用
これらのポイントは従来の構築よりドローする事や魔法の発動回数を増やす事に特化しているためと考えられ、より安定した展開を目指しているように感じます。
■最後に
今回ご紹介したデッキやTwitterにあげられるレシピを見て感じることは、「とにかく現環境は《冥王結界波》が強い!」です。
非常に多くの方が採用されていて、流行りの《超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ》や【エンディミオン】の先攻展開に対抗できる数少ないカードである為、今期は本当に重宝しそうなカードです…
そして、今回ご紹介した40枚型の【インフェルノイド】や【エンディミオン】、使用率No.2となっていた【オルターガイスト】については僕のnoteの方でも取り上げているので、興味のある方は是非ご覧ください!
しの/Ryo Shinomoto|note
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