遊戯王 │ 新弾レビュ― │ でぃん【マスターデュエル:「ビヨンド・ザ・スピード」 「ルーラーズ・マスク」】
Card Rush Prosとして活動している、でぃん(@16dindin_)と申します。
マスターデュエルにとうとう2つの新セレクションパックが追加されました。
「ビヨンド・ザ・スピード」、「ルーラーズ・マスク」
内容はOCGの2021年4月17日に発売された「DAWN OF MAJESTY(ドーン・オブ・マジェスティ)」と2021年5月22日に発売された「デュエリストパック- 疾風のデュエリスト編-」の収録カードを2つのパックに分けた物。
本来は「LL」関連のカードもこのデュエリストパックに収録されていましたがマスターデュエルでは何故か初期から実装されていました。
今回の記事ではこの2つのパックの登場による「環境の変化」、「現在・将来的に環境で使われるカード」について1年先のOCGの環境を参考に解説させていただきます。
こんな方には是非最後まで読んでいただきたいです。
・特に環境が変わらないならジェムは貯めておきたい
・現在・将来的に環境デッキに使われるようなカードは引いておきたい
・環境デッキ(※)にしか興味がない
※環境デッキ
所謂ガチデッキ。勝つことを最大の目的としており大会でもよく使われているようなデッキのこと。
現在のマスターデュエルにおける環境デッキは下記のようなデッキ。
「竜輝巧」、「鉄獣戦線」、「エルドリッチ」、「電脳堺」、「幻影騎士団」 etc
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●「ビヨンド・ザ・スピード」
《スターダスト・ドラゴン》関連、SR(スピードロイド)、フルールの強化がメイン。
このパック最大の目玉は強力な汎用シンクロモンスター《フルール・ド・バロネス》。このカードの登場で「天威ローズ※」 という新たなデッキタイプも生まれました。
将来的に更に活躍するカードなので是非とも引いておきたいカードです。
また《時花の賢者 フルール・ド・サージュ》が「壊獣カグヤ」において優秀な為、よく採用されています。
※「天威ローズ」
《レッドローズ・ドラゴン》+レベル7の天威モンスターで《フルール・ド・バロネス》を出しつつ《水晶機巧-ハリファイバー》→《幻獣機アウローラドン》の従来の展開に繋げるデッキ。所謂展開系デッキに分類される。
■現在・将来的に環境で使われるカード(SR以上)
・《フルール・ド・バロネス【UR】》
▲使われるデッキ:
・「アダマシア」
枚数:1枚 時期:現在
・「天威ローズ」
枚数:1枚 時期:現在
・「相剣」
枚数:1枚 時期:「BURST OF DESTINY」追加後(約3ヵ月後)
・「天威勇者」
枚数:1枚 時期:「デッキビルドパック グランド・クリエイターズ」追加後(約半年後)
他多数
・《時花の賢者 フルール・ド・サージュ【UR】》
▲使われるデッキ:
「壊獣カグヤ」
枚数:2〜3枚 時期:現在
●「ルーラーズ・マスク」
「DAWN OF MAJESTY(ドーン・オブ・マジェスティ)」の収録カードがメイン。
「デスピア」「魔鍵」「軍貫」等の新規テーマが追加。
「デスピア」の追加で「シャドール」等融合主体のデッキが強化されましたが環境デッキと比べるとやや見劣りします。
将来的に「デスピア」は環境デッキになるまで強化されますので、使うことを考えている方はこのピックアップで引いておいて損はありません。
それ以外は《妖眼の相剣師》が稀に「相剣」や「壊獣カグヤ」に採用されている程度です。
■現在・将来的に環境で使われるカード(SR以上)
・《デスピアン・クエリティス【UR】》
▲使われるデッキ:
・「純デスピア」
枚数:1枚 時期:「ストラクチャーデッキ ALBA STRIKE」追加後(約8ヶ月後)
・「勇者デスピア」
枚数:1枚 時期:「ストラクチャーデッキ ALBA STRIKE」追加後(約8ヶ月後)
・《デスピアの導化アルベル【SR】》2〜3枚(2枚は必須)
▲使われるデッキ:
・「純デスピア」
枚数:3枚 時期:「ストラクチャーデッキ ALBA STRIKE」追加後(約8ヶ月後)
・「勇者デスピア」
枚数:2〜3枚 時期:「ストラクチャーデッキ ALBA STRIKE」追加後(約8ヶ月後)
・《デスピアの大導劇神【SR】》
▲使われるデッキ:
・「純デスピア」
枚数:1枚 時期:「ストラクチャーデッキ ALBA STRIKE」追加後(約8ヶ月後)
・《妖眼の相剣師【UR】》
▲使われるデッキ:
・「相剣」
枚数:1枚(稀に採用) 時期:「BURST OF DESTINY」追加後(約3ヵ月後)
・「壊獣カグヤ」
枚数:1枚(稀に採用) 時期:「BURST OF DESTINY」追加後(約3ヵ月後)
●新セレクションパックまとめ
漸く追加された新セレクションパックですが、大きく環境は変わらないので環境デッキの為にわざわざ引く必要性は低いです。
筆者が新セレクションパック追加後、ゴールド5からプラチナ1になるまでランク戦をプレイしたところ新しいカードは1度も見ませんでした。現在は「天威ローズ」をたまに見かける程度です。
●おまけ
《フルール・ド・バロネス》を使うデッキ
巷でも強いと評判のこのカードですが、本格的に活躍するのは次のパックで〈相剣〉がカテゴリ化されたあたりです。
汎用性も高く強力なカードなので現在こんなデッキを使ってる方は是非採用を検討してみてください。
①シンクロモンスター主体のデッキ
《フルール・ド・バロネス》は先出し、後出しどちらも優秀なのでシンクロモンスターが主体のデッキには是非とも組み込みたいところです。
・本命の展開の前に出すことで相手の妨害を弾く
・単純な妨害数増加
・万能無効効果と破壊効果で相手の展開を切り崩す
上記のように様々な役割が担えます。
②《水晶機巧-ハリファイバー》を採用しているデッキ
《水晶機巧-ハリファイバー》は相手ターンにシンクロチューナーのシンクロ召喚が可能です。このシンクロチューナーと自身のモンスターで《フルール・ド・バロネス》を相手ターンにシンクロ召喚することで妨害を生み出せます。シンクロチューナーは種類も豊富な為、レベル調整も比較的簡単です。
現在のカードプールで相手ターンにシンクロ召喚可能なシンクロチューナーは下記の通り。
・レベル2
《フォーミュラ・シンクロン》
追加効果:1枚ドロー
無難にアドバンテージを稼げる安定択。
・レベル4
《水晶機巧-クオンダム》
《シューティング・ライザー・ドラゴン》で変動させやすいレベルの為あまり採用されない。
・レベル5
《アクセル・シンクロン》
「シンクロン」等正規の手順で出すことがあるデッキで採用される。
《ガーデン・ローズ・フローラ》
同レベル帯に優秀なモンスターがいる為環境デッキではあまり採用されない。
《TG ワンダー・マジシャン》
追加効果:魔法・罠を1枚破壊(強制効果)
《アーティファクトーダグザ》からセットした《アーティファクトーデスサイズ》を《TG ワンダー・マジシャン》で破壊し《アーティファクトーデスサイズ》の効果を起動しつつ《TG ワンダー・マジシャン》+ 《アーティファクトーデスサイズ》で《フルール・ド・バロネス》を相手ターンにシンクロ召喚するギミックは強力。
《TG スター・ガーディアン》
追加効果:墓地のTGモンスターを手札へ回収
TGの採用率が低い為環境デッキではあまり採用されない。
・レベル6
《砂漠の飛蝗賊》
追加効果:相手が捨てるカードを選ぶ1枚ハンデス
あまり採用されないがレベル6であることを活かしやすいデッキで採用されることがある。
・レベル7
《シューティング・ライザー・ドラゴン》
追加効果:デッキからモンスターを墓地へ送ることでそのレベル分レベルを下げられる
実質1〜6のレベルに変動できる為柔軟なレベル調整が可能。採用率も高い。
●終わりに
せっかくなので次回は1番の目玉《フルール・ド・バロネス》を使ったデッキを紹介する予定です。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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