新セット『サンダー・ジャンクションの無法者』の全カードリストが公開されました!
新能力に注目しつつ、早速カードを見ていきましょう!
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■『サンダー・ジャンクションの無法者』収録カード情報
カードリスト
『サンダー・ジャンクションの無法者』における「ザ・リスト」更新
『サンダー・ジャンクションの無法者』プレイ・ブースターからは、プレイ・ブースター5パックに1枚の割合で、コモン1枚の代わりに「ザ・リスト」のカードが出現します。
『サンダー・ジャンクションの無法者』の「ザ・リスト」には、40種類のカードが収録。30種類は「ビッグスコア」の神話レア、10種類は「スペシャルゲスト」の神話レアです。プレイ・ブースターには1パックに1枚、悪事がニュースとなった「速報」カードが封入されています。
《適合の結節点》など「ビッグスコア」はスタンダードでも使用可能で、《石鍛冶の神秘家》など「スペシャルゲスト」はスタンダードで使用不可能、《王冠泥棒、オーコ》など「速報」カードもスタンダードで使用不可能です。「速報」カードはすべて、後述する悪事を働く効果になっています。
どれもリミテッドでは使用可能なので、超強力な《王冠泥棒、オーコ》を3ターン目に出される可能性もあります!恐ろしい!!
■新メカニズム
・無法者
無法者は暗殺者、傭兵、海賊、ならず者、邪術師のクリーチャー・タイプのうち1つ以上持っているパーマネントのことを指します。
無法者であることでメリットを受けたり、無法者以外を除去するカードなどが存在します。
・悪事を働く
悪事を働くとは、「対戦相手」「対戦相手がコントロールしている呪文や能力」「対戦相手がコントロールしているパーマネント」「対戦相手の墓地にあるカード」を対象に取る事を指します。マジックのゲーム中には頻繁に起こる現象で、「悪事を働いた時○○」の効果を誘発させるのは容易です。
《未認可霊柩車》のように、継続して悪事を働くカードは今後も良く使われていくでしょう。
・放題
放題は、選ぶモードによって必要なマナと効果が追加されていきます。同じモードを複数回選ぶことはできません。
・乗騎と騎乗
騎乗は、ソーサリータイミングで起動できる能力で、騎乗の数値以下のパワーになるようにクリーチャーを望む数タップして誘発。
騎乗能力を解決すると、ターン終了時まで乗騎された状態になり、「騎乗された状態なら○○」の効果を発揮。感覚としては、機体の搭乗に似ています。
・計画
ソーサリータイミングで計画コストを支払うことで、次のターン以降にコストを払わずにプレイできる能力です。
そのターンこそ盤面に影響しませんが、計画した後はマナを構えながら動けるので、複数回行動できるのが強み。
■白
相手の呪文を計画することで1ターンを稼いでくれます。打ち消す効果では無いので、例えば《至高の評決》のように打ち消されない呪文でも1ターン無効化。4ターン目に《至高の評決》を追放すれば、自身の重くする能力と合わせてかなり時間を稼ぎます。
自分の呪文も対象に出来るので、《忠義の徳目》《執念の徳目》の出来事でのプレイを計画すれば、次のターン以降に《忠義の徳目》《執念の徳目》を0コストで唱えることも可能!
墓地や追放領域からのプレイに2マナを要求するので、そういったデッキに対してはヘイトベアーとしても活躍。統率者戦でも、相手の統率者が2マナ重くなります!
《集合した中隊》《召喚の調べ》で持ってくるのも面白そう。
ビッグスコア枠。
能力を上手く使うには1-2マナのクリーチャーを多く入れる必要があるので、クリーチャー20枚以上のデッキになりそう。
《白蘭の騎士》系統の能力で、本体が3/3警戒と及第点のサイズ。平地タイプを持った諜報ランドをサーチできるので、コントロールデッキに入るかも。
定番の墓地対策。ビッグスコア枠での再録なので、スタンダードでも使用可能になりました。ティムールランプのような墓地を使うデッキが増えたらサイドボードに入りそう。
昔『ローウィン』にあった《苔汁の橋》という秘匿土地に少し似た能力。
パワーの異なるクリーチャーの展開と《収集家の檻》の起動を合わせて、合計5マナ以上はかかりそうですが、達成できればマナコストを踏み倒し。
《忠義の徳目》とか《イーオスの遍歴の騎士》を0マナで唱えられたら強そうなので、白アグロに少し入るかも。
3マナでエンチャントとアーティファクトの両方を破壊できるので、《摩耗+損耗》でやっていたことが白単色で出来るようになりました。
下環境のサイドボード向き。
2マナ域として良い性能で、後半は4/5絆魂飛行でフィニッシャー級の性能に。こういうデザインは大好きです。
スピリットという種族はパイオニアで恩恵を受けるのも良い。4枚使いそう。
■青
3マナで打ち消し、もしくは5マナで打ち消し+2ドロー1ディスカードが主な使い方になりそう。
ビッグスコア枠。
宝物や手がかり、他には1/1のノームなど、アーティファクトトークンを生成するときに、追加で地図も生成。能力で手がかりをコピーすれば後半もたくさんドロー出来ます。アーティファクトの数を参照する、親和や即席のような能力と組み合わせると強いかも。
無法者専用デッキになりますが、場に残ればかなり強そう。《フェアリーの黒幕》もならず者なのでコピーできる!
4ターン目以降にしかプレイできない制限はありますが、能力はどれも強力。
【+1】でマナ総量3以下を計画する場合、例えば《嘘の神、ヴァルキー》を追放すれば次のターン以降に7マナの《星界の騙し屋、ティボルト》でプレイできます!
《木苺の使い魔》を追放した場合も、7マナの出来事で唱えることが可能!
【-6】能力も強く、起動したターン中にプレイした全ての呪文をコピーできるので、クリーチャーや呪文全てが2倍!!!
《星界の騙し屋、ティボルト》のコスト踏み倒しが強いので、パイオニアやモダンでも新しいデッキが出てくるかも。
《手練》《考慮》など、能動的にプレイできる1マナのキャントリップが多いデッキなら、デッキトップから連続で計画することも出来そう。
ライプラリートップを操作する《思案》《渦まく知識》などと組み合わせても面白く、計画したカードでストーム数を稼げるのでコンボが狙えるかも。
悪事を働くたびに1ドロー1ディスカードなので、例えば自分のターンに除去や手札破壊を使えば2/3飛行警戒に。
スタッツが良く手札入れ替えも強いので、スタンダードのディミーアミッドレンジにすんなり入りそう。《フェアリーの黒幕》と一緒のデッキで使われたら嬉しい!
ビッグスコア枠。
《謎めいた外套》なら3マナアーティファクトの条件を満たしつつ、手札に戻る能力で何度も《身代わり合成機》のトークン生成を誘発できます。
誘発にターン中1回制限が無いので、《金属ガエル》《思考の監視者》など、マナ総量は重いものの実際は軽くプレイできるカードと組み合わせると良さそう。
■黒
手札破壊や除去と組み合わせたい。
《厄介者、ギサ》から《強迫》ならゾンビ2体生成ですが、動きとしては《強迫》で安全確認してから《厄介者、ギサ》を出したいところ。
出したターンにゾンビ2体生成したいなら、場に置いておける悪事を出来るカードが良くて、《未認可霊柩車》が候補でしょう。カードプールが広がれば《ミシュラのガラクタ》《殺し》などで悪事するのもあり。
黒でマナ加速が出来る珍しい能力。アーティファクトを生贄にすることがメリットになるデッキに入りそう。
最初の文章だけ読むと、4マナで3ドロー6点回復2/1が3体で強すぎる!と思いますが、当然デメリットもすごい効果。
ただ効果は凄まじいのでデメリットが大きくなる前にゲームに勝てば良く、スタンダードで使う可能性はありそう。
これを手札に戻したり破壊したりして、戦場を離れた時の効果を《ティシャーナの潮縛り》で打ち消したら強いかも。
《切望の隼》で相手に押し付けるのもアリですね。
《強迫》を唱えて、墓地の《喉首狙い》をコピーしたり、その逆で《喉首狙い》から《強迫》も出来ます。「コピーを唱える」なのでマナコストはちゃんと払います。
黒のカードであれば何でも良いので、除去された《黙示録、シェオルドレッド》をコピーする可能性もあり。
除去されなかったらリソースを大きく稼いでくれて、しかも《強迫》など手札破壊で除去に対処しやすいと思うので、かなり強そう!
クリーチャー、手札、ライフを半分に出来るのが《戦慄の奔出》。
4ターン目に《アクロゾズの放血者》から5ターン目に《戦慄の奔出》で、半分失うライフが2倍になるので、相手のライフを0にするコンボが狙えます!
悪事を働くたびに+1/+1カウンターが乗り、黒は《強迫》《喉首狙い》で簡単に悪事を働けるので条件も容易。
ターン中1回の誘発なので、自分のターンに1回、相手のターンに《喉首狙い》でもう1回と誘発させれば早そう。うまく成長すれば2マナ6/6威迫絆魂のフィニッシャーになります。
使用に耐えるレベルの吸血鬼なので、パイオニアのラクドス吸血鬼にも2枚ほど採用されるかも知れません。《傲慢な血王、ソリン》で+1/+1カウンターを乗せていきたい。
攻撃する度に《闇の腹心》と同じ効果。土地がめくれれば0点で、デッキ全体のマナ総量を軽めに組めばそこまで気にならないデメリットです。
騎乗すればライフを失うのが相手になるので、占術や諜報でデッキトップの重いカードを確認してから攻撃したら面白そう。
ビッグスコア枠。単体除去か全体除去か選べて、墓地に置いておくことでリアニメイト対象にもなります。
発見や続唱など、デッキに入れるマナ総量が制限されるデッキで、軽い除去として役立ちそう。
この系統のカードでは珍しく、1マナで戦場に戻るのが使いやすいです。
■赤
最近のコピー系としては珍しく、相手の起動型能力や誘発型能力もコピーできます。除去されたり打ち消されたりしそうなときは対象変更のモードでも使えて器用。
4マナでプレイすれば、相手の呪文をコピーしつつ、オリジナル呪文の対象を変更したりとすさまじい効果を発揮!唯一無二の効果なので、様々なフォーマットで使われる可能性あり!
1マナ中心で高速展開する赤単のようなデッキなら、マナカーブの頂点として7/7飛行トランプルは強そう。
トランプル要らないから速攻が欲しかったけど、それだと強すぎるか。
速攻トークンで出したターンからダメージを稼げて、相手の単体除去に耐性があります。スタンダードでミッドレンジ系のデッキなら入りそう。
ビッグスコア枠。
お互いをマナ加速する効果ですが、自身の宝物トークンはアンタップ状態で出て、相手の宝物トークンはタップ状態で出つつ、攻撃すれば3点!
《失せろ》など、相手にアーティファクトトークンを与える効果と組み合わせればダメージも増えます。
歴代でも屈指の性能を持つ速攻クリーチャー。
こういったクリーチャーは出した返しのターンに除去されるのが苦手ですが、計画でプレイすることによりマナを構えながら出せるので、インスタント呪文で守れます。相手がフルタップしたら、《精鋭射手団の目立ちたがり》から呪文連打で一気に大ダメージを入れるのも容易なので、計画で相手のプレイをやりにくくする副次効果もあります。
スタンダード、パイオニアでよく見ることになりそうで、今回のおすすめです。
火力呪文を撃てば誘発するので、条件達成は難しくない。赤は宝物トークンを出すのが得意な色なので、宝物3個で蠍ドラゴン生成も簡単に出来るでしょう。
相手のターンにも継続して悪事出来る、《未認可霊柩車》のようなカードと組み合わせると更に強そうです。
ビッグスコア枠。
宝物トークンや地図トークン、血トークンなどを3/3に変換出来るので、トークンを多く生み出せるデッキなら入るかも。
■緑
合計2マナで除去から守る、合計3マナでデッキを回す潤滑油、合計6マナ大型クリーチャーを出すコンボ、と1枚で複数の役割があり使い勝手が良いです。
《偉大なる統一者、アトラクサ》というコストを踏み倒すのに最適なクリーチャーがいるので、6ターン目にアトラクサを出すも良し、もしくは3マナでアトラクサと土地を探すのも良し。アトラクサ系デッキで活躍しそうです。おすすめ。
スタンダードのカードプールだと《巨大なガラガラワーム》を2ターン目に墓地に落とすのは少し難しく、2マナのマナ加速としては難易度高め。
ただ本体の性能が良く、除去されてからマナ加速出来る4マナ6/5瞬速と考えると悪くない。
最近のスタンダードは、《斡旋屋一家の潜伏先》などのフェッチランドを多用したティムールランプが活躍しています。
フェッチランドを用いれば3ターン目に4/4、4ターン目に6/6と高打点で攻撃して行けて、マナが余る後半にはカウンターが2倍に!
もちろん《樹木茂る山麓》など元祖フェッチランドで強化しても強いので、下環境でも行けるかも?
ビッグスコア枠。
昔いた《刃の接合者》を思わせる能力。スタンダードで《喉首狙い》がよく使われていることから考えると、アーティファクトトークンは除去されないメリットがあります。トークンに全体強化トランプルが強く、アグロデッキを後押ししそうな性能。
昔のX/Xクリーチャーからは大分進歩していますが、これだけ能力あってもX=3、X=4でようやく並みの性能かな。《冥途灯りの行進》されたら泣きそう。
■多色
最近のマジックは宝物、地図、手掛かりなどトークンを多用するので、何かしらコピーは出来そう。
ただ、スタンダードの3マナクリーチャーは《ヨーグモスの法務官、ギックス》《策謀の予見者、ラフィーン》など既に優秀なものが揃っているので、そこを押しのけてまで入るかというと微妙なラインです。
スタンダードのマナベースは《英雄の公有地》含めかなり強く、4色や5色デッキを組みのも難しくないので、4色レジェンズや5色レジェンズに入るかも。
《策謀の予見者、ラフィーン》や《黙示録、シェオルドレッド》の誘発が2倍になったら最高!
《再覚醒したジェイス》同様、《木苺の使い魔》や《嘘の神、ヴァルキー》などマナ総量3以下のカードをコストの重い方で唱えることが出来ます。
2スロットあればコンボデッキとして成立すると思うので、モダンやパイオニアでコスト踏み倒しデッキが出来そう。
本体の性能が良く、計画などで手札以外から呪文を唱えれば、他のカードをコストを支払わずに出せます。
統率者指定しても面白そう。
1マナ呪文を連打して手札が枯れたあとに手掛かり起動と、軽めのデッキ構築に噛み合っており、本体性能も2/2飛行速攻と優秀。
アーティファクトとシナジーのあるデッキだと、より強そうです。
集にかなり効きそうな全体除去。サイクリングも付いているので、メインに入れても腐らないのが良いですね。
各種モックスとか《虚空の杯》もまとめて破壊できるので、レガシーやヴィンテージでも使われる可能性あり。
《羽ばたき飛行機械》など0マナクリーチャーをプレイすれば1ドロー、計画で出したり、リアニメイトで出したり、想起で出した場合にも1ドロー。
レガシーの青黒想起に入っている《悲嘆》《再活性》両方と相性が良く、しかも青黒なので《悲嘆》《意志の力》の代用コストにもしやすい。可能性を感じる1枚です。
元祖《王冠泥棒、オーコ》がMTG史上最強級の性能だったので、比較すると今回の《首謀者、オーコ》は控え目。
【-1】すると忠誠度2で落とされやすいのが気になるものの、4マナで大鹿トークンと合わせて2面展開で攻撃できるのは強く、2ドロー出来て器用な能力です。
スタンダードでレジェンズ系のデッキや、ティムールランプのサイド後に入れたりはありそう。
■アーティファクト
ビッグスコア枠。
小回りの利く性能で、土地アンタップからマナ加速と戦闘補助になる十手。
元祖《梅澤の十手》が強すぎたため、今回は調整されて控え目ですが、それでも《ウルザの物語》からサーチ可能なので結構強いかも知れません。
ビッグスコア枠。
マジックの除去はインスタントかソーサリーが多いので、装備すればクリーチャーがかなり除去されにくくなります。《時間のねじれ》など追加ターンをコピーしたら強そう。
スタンダードで使う可能性としては、アグロデッキが《稲妻のらせん》をコピーして本体ライフを詰めたりでしょうか。
しかし剣シリーズ全般に言えることですが、3マナで出して2マナ装備の重さが、現代マジックにそぐわなくなっている感もあります。
やっていることは《戦争の犠牲》に近くてすごい!レガシーやヴィンテージのアーティファクトデッキでも使われる可能性あり!
■土地
スタンダードでもファストランド10種が使えるようになりました。これにより環境が高速化しそう。
ファストランドはパイオニアやモダンでもよく使うので、再録で安くなった機会に全部集めておきましょう。
■おわりに
今回は全体的にカードが強めだと感じています。おすすめはこの6種類!
それではまた。
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