MTG │ カードレビュー │ 高橋優太【モダンホライゾン】

今回は高橋優太さんからモダンホライゾンカードレビューをラッシュメディアにいただきました。


さて、モダンホライゾンが発売されて1週間が経ちました。

キーワード能力も45個収録されており、新規カードもどこか懐かしい雰囲気がありますね。
モダン構築向けに作成されたためかコモンの性能が高く、ドラフトでもレアよりはコモン同士の連携でゲームが決まることが多いです。

今回はモダンホライゾンのドラフトで強力なコモン達を挙げていきます。

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モダンホライゾンのドラフト環境

2マナ2/2が重要な早い環境です。2マナ域を出せないとすぐ忍術でマウントを取られてしまうので、2マナのクリーチャーは6枚程度デッキに欲しいです。

コモンで確定除去と呼べるのは《殺到/Mob》《超現実的決着/Settle Beyond Reality》、次点で《マグマの陥没孔/Magmatic Sinkhole》です。
《厄介払い/Reprobation》のようなエンチャント除去は、同じ白の《超現実的決着/Settle Beyond Reality》で避けられてしまい、かつ忍術でエンチャントを剥がされてしまうので信用できないです。

除去が弱いため回避能力持ちやシステムクリーチャーが重宝します。

各種ドラフトアーキタイプ

青黒忍者

→回避能力持ちから忍術のアドバンテージを活かすデッキです。回避能力をつけるカードは《煙の覆い/Smoke Shroud》がベスト。

先手で忍術→《大クラゲ/Man-o’-War》でブロッカーをどかす動きが最高級で、どんなデッキでも粉砕する力があります。

赤緑土地生贄

→サイクリング土地や土地の生贄効果で、《炎血の精霊/Igneous Elemental》《ムラーサのビヒモス/Murasa Behemoth》を活かすデッキ。どちらも条件を満たせばゲームを決める性能があります。

赤白スリヴァー

→白ウィニーの派生系。《長槍スリヴァー/Lancer Sliver》からの《肉裂きスリヴァー/Cleaving Sliver》はブロックで止めにくい!

他には赤黒生贄・青緑氷雪などがありますが、上記4つと比較すると少し劣ります。
青黒忍者か赤緑土地生贄を目指したい所。

各色コモントップ3

1位《ロウクスの古参兵/Rhox Veteran》

3点や2点の除去が多い環境なので2/4というサイズが強く、攻撃を続けた上に全体強化します。2マナ2/2が多いので単体ブロックでは討ち取りにくい。

2位《超現実的決着/Settle Beyond Reality》

貴重な確定除去かつ、自身のブリンク効果で何かしらのアドバンテージ。
除去が足りず、マナベースが許すならタッチも検討します。

3位《叶えられた祈り/Answered Prayers》

飛行が止まらない!地味ですが《蓋世徴用/Recruit the Worthy》のバイバックで毎ターンクリーチャー化します。

1位《大クラゲ/Man-o’-War》

2マナ2/2が基本の環境でバウンス付きは破格の性能!クラゲを忍術で戻すとバウンスも再利用できて、さらに忍術を通せます。

2位《月刃の忍び/Moonblade Shinobi》

軽さから忍術しやすく、先手で3ターン目にこれがあるのが青黒忍者の強い理由です。
攻撃を続けるカードとしては《煙の覆い/Smoke Shroud》がベスト。

3位《ミルカイト/Eyekite》

2コストの飛行と言うだけでもう十分。忍術元として優秀なだけでなく、ドロースペルが多ければパワー3の飛行に。
《幻影変化/Phantasmal Form》するとターン終了時まで5/3飛行になります。

1位《汚涜/Defile》

2コストが重要なテンポ環境なら、1コスト除去が弱いわけがない!
このカードの影響で黒はメインカラーになりやすく、なるべくなら9枚以上の《沼/Swamp》を入れたいです。

2位《殺到/Mob》

貴重な確定除去。
相手の攻撃を複数ブロック→相手がコンバットトリックを使ったら召集で2マナ以下でプレイ、と言った動きで除去もしやすいです。
除去が足りず、マナベースが許すならタッチも検討します。

3位《変わり身ののけ者/Changeling Outcast》

忍術元として優秀であり、スリヴァーであり、ゾンビやゴブリンでのコンボもある。
様々な部族シナジーを受けられて使いやすく、ピックしたらほぼ必ず入ります。

1位《炎恐怖症/Pyrophobia》

少し見劣りするものの、それでも2マナ3点は強い。多相クリーチャーがブロックできなくなります。

2位《炎血の精霊/Igneous Elemental》

条件さえ満たせば、4コストで除去しながら4/3。2マナ2/2が多いので対象には困りませんし、6マナで使っても及第点です。

3位《マグマの陥没孔/Magmatic Sinkhole》

ほとんど除去できますが、複数入れすぎると重いだけのカードになってしまうので3枚目採用は悩む所。
除去が足りず、マナベースが許すならタッチも検討します。

1位《凶暴な一振り/Savage Swipe》

2マナ2/2環境で、相手の2マナを倒しながら4点入れる脅威のスペック。断トツで緑のトップコモンです。

2位《吠え象の群れ/Trumpeting Herd》

実質4マナ6/6相当です。コモンならざるハイスペック。

3位《母熊/Mother Bear》

強力なメリットを持った2マナ2/2。《紆余曲折/Winding Way》で墓地に落ちても強い。
緑は《母熊/Mother Bear》《霧氷守り/Rime Tender》と優秀な2マナ域が揃っており、《凶暴な一振り/Savage Swipe》という除去もあり、
ランク外のカードも平均点が高いので僕は緑が一番好きですね。


来週もモダンホライゾン関連の記事の予定です。
それではまた。

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