MTG │ 大会レポート │ 高橋優太【チャンピオンズカップファイナルサイクル2 レポート】

先週末は、横浜で開催の「チャンピオンズカップファイナル サイクル2」に参加しました。

以下その大会レポートと、優勝デッキの分析です。

※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
カード名のリンク、記事末尾の
バナーを
クリックで通販サイトへアクセスできます

通販サイト(https://www.cardrush-mtg.jp/)

■使用デッキ:白単ミッドレンジ

インポートデータ

白単ミッドレンジを使用しました。

軍備放棄》《骨化》という2種類の軽量除去で序盤を捌き、中盤は《婚礼の発表》《放浪皇のトークンによって強固な盤面を形成。終盤は《永遠の放浪者》《聖域の番人》で勝利するデッキです。

ほぼすべてのパーマネントが戦場に出た時に何かしらのアドバンテージをもたらすので、相手のクリーチャー除去に対して強いデッキです。

練習段階で感触の良かったのが《永岩城の修繕》で、1章で土地を伸ばしながら、2章で《平地を捨ててマナ加速出来て、3章でスタッツの良いクリーチャーに変身します。

特に《勢団の銀行破り》を破壊された後に《永岩城の修繕という動きが良く、3/4というサイズがグリクシス・ミッドレンジに対して強力。2章で《骨化》を捨てて、コストを払わずに戦場を出す動きも気に入っています。

骨化》で相手の《鏡割りの寓話》トークンを追放すれば、相手の《絶望招来で生贄に捧げるエンチャントとしても良いです。破壊された《骨化》や《勢団の銀行破り》を《セラの模範》で回収して、粘り強く戦っていきます。

メタゲームの事前予想はグリクシスミッドレンジや白単ミッドレンジが多いと考えたため、なるべくグリクシスや白単同系で強い構成を考えて、除去で1対1交換されにくいデッキリストを目指しました。

今回不採用の《鋼の熾天使は特にアグロデッキに対して強いカードで、絆魂付与が赤単に良い働きをします。

しかし白単同系では、戦場に出た時にアドバンテージを生まずに除去と1対1交換されて、《第三の道のロランでも破壊されるのであまり強くないと考えました。対グリクシスも同様に除去と1対1交換されたくないと考えましたが、《喉首狙い》されないので《削剥》でしか除去されず、除去された後に《セラの模範》から試作で《鋼の熾天使をプレイする動きが強いので、これは極端な変更だったかも知れません。

黒割れの崖》など、ファストランドが収録されたことにより各デッキのマナベースが強化されて、それにより基本地形は減少傾向にあります。グリクシスやエスパーなどは、基本地形が1枚以下のリストを見ることが多く、《偉大なる統一者、アトラクサ系のデッキは手札から出すために基本地形が少なくなると考えたので、相手のマナベースを攻めるために《廃墟の地を3枚と多く採用。

しかしこれは失敗で、赤単・白単などの単色デッキも一定数いるので、後半ドローでデッキを支えてくれている《道路脇の聖遺の4枚目を減らして入れるほどではありませんでした。ただ、今後は基本地形が少ないデッキが増えそうで《廃墟の地の価値が上がるかも。

ラフィーンの塔》を採用した理由は、《偉大なる統一者、アトラクサ》系統のデッキと、白単同系用にどうしても《軽蔑的な一撃》を取りたかったからです。アトラクサ系のみに効く《石の脳》よりも、《軽蔑的な一撃の方が白単同系にサイドインできる分、広いと考えました。

青マナの数が少ないと思うかもしれませんが、アトラクサ系、白単同系の2つのマッチは長期戦になりやすいので、《勢団の銀行破り3回起動後の宝物トークンの青マナからでもギリギリ間に合います

赤単アグロ用に絆魂クリーチャーの《怒りの大天使が欲しかったので、たまに黒マナでキッカー出来るようにしました。

■大会結果

×エスパー・レジェンズ
〇赤単アグロ
×赤黒アトラクサ・リアニメイト
×ジャンドミッドレンジ

1-3で2日目進出の目が無くなったのでドロップ。

偉大なる統一者、アトラクサ系のデッキは白単が対応しきれないほどのアドバンテージを稼ぐので不利で、その上アトラクサも赤黒の2色だと基本地形が多く採用されており《廃墟の地》ハマりも起こらず。

ジャンドミッドレンジには、《樹海の幻想家、しげ樹魂力での回収から《絶望招来》を4回プレイされて負けと、白単よりも更に長期戦を見たデッキに負けてしまいました。

しばらくミッドレンジ環境が続いていましたが、《偉大なる統一者、アトラクサ》《ギックスの残虐》により、ミッドレンジ時代は大きな変化を迎えています。ミッドレンジデッキだと、着地した《偉大なる統一者、アトラクサ》を除去で一時的に凌いだとしても、結局はリソース量で押しつぶされて負けるからです。今回グリクシスに多く当たれば上位を目指せると考えて白単を選択しましたが、アトラクサ系のデッキを軽視していたと感じています。

出現の根本原理》《アールンドの天啓などの過去の例を見るに、「高コストでゲームに勝つカード」があるときは、環境は「高コストのマナ域に到達する前に攻め切る」「高コストの呪文を打ち消す」の2方向に向かいます。前者が赤単や白緑毒性、後者が青単やグリクシスといった所でしょうか。素早く攻める力が低く、打ち消し呪文を持たない白単は、アトラクサ系のデッキにどうしても不利です。

■優勝デッキ:白緑毒性アグロ

インポートデータ

大会を優勝したのは、佐藤レイさんの白緑毒性!毒カウンターによる勝利を目指す、今大会で出てきた新しいデッキタイプです。

離反ダニ、スクレルヴ》が強く使えるデッキで、例えば毒性1を持つクリーチャーに能力起動した場合、ブロック不可にしつつ毒カウンターを2つ与えることが出来ます。このデッキでは少しコストの重い《ふくれた汚染者》も、相手の除去から守れる!

タイヴァーの抵抗》は、相手の除去からクリーチャーたちを守るのに使うのはもちろん、相手の《勢団の銀行破り》《黙示録、シェオルドレッドのブロックを乗り越えていきます。巨大化としてプレイできる分、この手のクリーチャーを守る呪文の中で一番使い勝手が良さそうです。

通常のデッキなら《偉大なる統一者、アトラクサの絆魂によりライフ回復で逆転されがちですが、毒性の場合なら絆魂を気にしないので、毒性クリーチャーのフルアタックでアトラクサを乗り越えられそう。今後使用者が増えそうな、注目のデッキタイプです!

■おわりに

 

グリクシスに多く当たれば上位を目指せると考えて白単を使用しましたが、結果は自分よりも重いミッドレンジに負けて初日落ち。

5-7マナのカードに負けるたびに《否認》《かき消しが恋しくなり、やはり打ち消し呪文の少ないミッドレンジは、僕のプレイスタイルに全く合わないということを再認識しました。打ち消し呪文がないと、相手の重いカードにリスクがなくなってしまう!

今後のスタンダードは「アトラクサ系」「高速アグロ(赤単、白緑毒性)」「打ち消しのある中速デッキ(青単、グリクシス)」に変化すると予想しています。メタゲームが大きく変わりそうで、スタンダードもかなり面白くなりそうです。

それではまた。

 


↓クリックで通販サイトへ↓

関連記事一覧