MTG │ デッキ紹介│ 高橋優太【最新のパイオニアデッキ特集】

2022年7月2日~8月28日の期間で、地域チャンピオンシップ予選が各地で始まりました!

・地域チャンピオンシップ予選の詳細はコチラ(公式サイト)
・予選の開催店舗一覧はコチラ(BIG MAGIC)

競技的なイベントが減って久しいですが、この予選を勝ち抜くことでプロツアーへ続く道となります。
予選はスタンダード、モダン、それとパイオニアで開催されます。

今回の記事では、予選に備えて、最新のトーナメントで活躍しているデッキを特集していきます!

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■参考情報

パイオニアチャレンジ(7/4)
7月4日にマジックオンライン上で開催された、パイオニアチャレンジの結果を参考にしています。

■ラクドスミッドレンジ

ラクドスミッドレンジ(優勝)
デッキリスト
4:《荒廃踏みの小道/Blightstep Pathway
4:《血の墓所/Blood Crypt
2:《ロークスワイン城/Castle Locthwain
2:《バグベアの居住地/Den of the Bugbear
4:《憑依された峰/Haunted Ridge
2:《目玉の暴君の住処/Hive of the Eye Tyrant
2:《山/Mountain
1:《反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance
1:《沼/Swamp
1:《見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
24 Lands


4:《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester
4:《墓地の侵入者/Graveyard Trespasser
2:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet
4:《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
2:《死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death’s Hunger
16 creatures

1:《目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno
2:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
1:《不笑のソリン/Sorin the Mirthless
1:《血の長の渇き/Bloodchief’s Thirst
1:《木端+微塵/Cut+Ribbons
2:《戦慄掘り/Dreadbore
4:《思考囲い/Thoughtseize
4:《致命的な一押し/Fatal Push
4:《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker
20 other spells


2:《減衰球/Damping Sphere
2:《強迫/Duress
1:《絶滅の契機/Extinction Event
3:《真っ白/Go Blank
2:《軍団の最期/Legion’s End
2:《害悪な掌握/Noxious Grasp
2:《引き裂く流弾/Rending Volley
1:《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse
15 sideboard cards

思考囲い》《致命的な一押しは使用可能なフォーマットほぼ全てにおいて実績を残してきた優秀なカードで、「パイオニアで黒を使うのはこの2つがあるから」と言っても過言ではありません。この2種類の黒1マナ呪文を中心に、赤黒の強いカードを採用した中速デッキです。

パイオニアはタフネスが2以下のクリーチャーが採用されている事が多く、《砕骨の巨人》は除去を兼ねた攻め手でとして活躍。
墓地の侵入者》は、相手の《弧光のフェニックス》や《宝船の巡航》といった墓地利用を阻害します。

2種類の黒1マナ呪文と並んで、デッキの骨組みを支えているのが《鏡割りの寓話》。

このデッキのようにクリーチャー除去が多い構成は、相手によっては手札の除去が無駄になってしまうリスクがありますが、《鏡割りの寓話のニ章能力での手札の入れ替え不要牌をリフレッシュできます。今更ですが、《鏡割りの寓話》はマナスクリュー、マナフラッド両方に受けがある素晴らしいカード!

ゴブリン・シャーマンが出す宝物トークンによって《致命的な一押し》の紛争条件を達成し、さらに三章能力で「追放してから場に戻る」ので、これもまた紛争条件を達成しており、《致命的な一押しと相性が良いです。
死の飢えのタイタン、クロクサ脱出のための墓地を貯められるし、《鏡割りの寓話は何枚引いても嬉しいくらい強い!

税血の収穫者は能動的な2マナ域かつ血トークンによる手札循環でデッキの安定度と序盤の動きに寄与しているだけでなく、《キキジキの鏡像》のコピー先としても優秀です。

除去や手札破壊で相手のリソースを削った後は、プレインズウォーカー達でさらにアドバンテージを稼いで行きます

目覚めた猛火、チャンドラ》は、ゲームが長引く青系コントロールなどに「打ち消されない」能力が強いです。しかし土地24のデッキで6マナの捻出が難しく、余った土地は《鏡割りの寓話》や血トークンで捨てることが多いため、あまり戦場に出てくれません。

ここは2枚目の《不笑のソリン》だったり、マナ域が可変である《嘘の神、ヴァルキー》なども候補になりそうです。

■赤白英雄的

赤白英雄的(2位)
デッキリスト
4:《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
1:《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire
4:《感動的な眺望所/Inspiring Vantage
4:《針縁の小道/Needleverge Pathway
1:《平地/Plains
4:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry
18 Lands


3:《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist
4:《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite
4:《照光の巨匠/Illuminator Virtuoso
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear
3:《第10管区の軍団兵/Tenth District Legionnaire
18 creatures

4:《祖先の怒り/Ancestral Anger
4:《農家の勇気/Homestead Courage
4:《果敢な一撃/Defiant Strike
4:《神々の思し召し/Gods Willing
2:《暴力の激励/Invigorated Rampage
4:《無謀な怒り/Reckless Rage
1:《セジーリの防護/Sejiri Shelter
1:《棘平原の危険/Spikefield Hazard
24 other spells


3:《アダントの先兵/Adanto Vanguard
2:《一心同体/Fight as One
4:《ポータブル・ホール/Portable Hole
2:《引き裂く流弾/Rending Volley
3:《スカルドの決戦/Showdown of the Skalds
1:《湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring
15 sideboard cards

自分の唱える呪文の対象になったときに+1/+1カウンターが乗る、「英雄的」能力。
実質《第10管区の軍団兵》は英雄的能力で、《照光の巨匠は謀議で自身を強化して行きます。

これらのクリーチャーを1マナ呪文で強化して行くデッキです。

クリーチャーを強化する呪文で最適なのが《祖先の怒り》で、2枚目以降は修正値も上がり、トランプルも付与するのでダメージが貫通します。二段攻撃を持つ《照光の巨匠》との相性が最高!

農家の勇気》はフラッシュバック込みで2回分の強化。

無謀な怒り》は、自身のクリーチャーを対象に取るので各クリーチャーの能力を誘発させながら4点除去。4点除去は《氷の中の存在》や1回育った《帳簿裂き》を除去できる、このデッキならではの万能除去。細かいアクションを起こす赤白英雄的は特に《帳簿裂きが苦手なので真っ先に除去したいです。

これらの1マナ呪文を《戦慄衆の秘儀術師》で再利用。タフネス3なので自然と《無謀な怒りを使えるのも噛み合っています。

ラクドスミッドレンジなど、除去が多いデッキに対しては長期戦に強い《スカルドの決戦をサイドインします。
また、デッキがすべてシングルシンボルなので《湧き出る源、ジェガンサ》が相棒になっています。現在のメタゲームで、相手が相棒でジェガンサを公開したら、赤白英雄的かラクドスサクリファイス、もしくはジャンドフードあたりと予想して初手キープを考えた方が良いです。

■青単スピリット

青単スピリット(3位)
デッキリスト
3:《不詳の安息地/Faceless Haven
1:《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City
19:《冠雪の島/Snow-Covered Island
23 Lands


4:《隆盛するスピリット/Ascendant Spirit
2:《厚かましい借り手/Brazen Borrower
4:《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer
4:《鎖鳴らし/Rattlechains
4:《鎖霊/Shacklegeist
4:《幽体の船乗り/Spectral Sailor
4:《至高の幻影/Supreme Phantom
26 creatures

4:《霊灯の罠/Geistlight Snare
1:《高尚な否定/Lofty Denial
2:《とんずら/Slip Out the Back
4:《執着的探訪/Curious Obsession
11 other spells


2:《霊気の疾風/Aether Gust
3:《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester
2:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
2:《神秘の論争/Mystical Dispute
3:《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse
3:《証人保護/Witness Protection
15 sideboard cards

スピリットを中心とした、青単のクロックパーミッションです。
基本的にはマナを立ててエンドして、相手の行動に合わせて打ち消したり、瞬速を持つクリーチャーを展開します。《隆盛するスピリットはマナを構える動きにピッタリ。
鎖霊》は相手のクリーチャーを止め、《至高の幻影は自軍全体を強化して行きます。

こういったデッキタイプは異なる複数のインスタントアクションで、相手に裏目を作らせることを狙いとしています。僕も得意なデッキです。
相手が除去を撃ってきたら《とんずら》《鎖鳴らし》で回避して、呪文には《霊灯の罠》で打ち消し、厄介なパーマネントには《厚かましい借り手》でバウンス。インスタントが全て噛み合ってハマった時は万能感すら感じます。

しかし青単があるがゆえに「確定除去がない」「クリーチャーのタフネスが低く除去されやすい」といった弱点も併せ持っており、決して万能ではありません。
青単スピリットと対峙するときは、《鎖鳴らしをケアしてメインで除去を使ったり、相手が打ち消しを構えているときはインスタントで相手のターンに動くなどのプレイが大切です。ゲームの履歴から、手札を予想して行きましょう。

不詳の安息地》は実はスピリットかつ警戒持ちなので、攻撃しながら《鎖霊》の能力で相手をタップする動きが出来ます。至高の幻影》で5/4になると更に強い!

■ロータスコンボ

ロータスコンボ(4位)
デッキリスト
3:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures
4:《植物の聖域/Botanical Sanctum
1:《繁殖池/Breeding Pool
1:《島/Island
4:《睡蓮の原野/Lotus Field
2:《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City
3:《神秘の神殿/Temple of Mystery
4:《演劇の舞台/Thespian’s Stage
1:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
23 Lands


4:《樹上の草食獣/Arboreal Grazer
1:《願いのフェイ/Fae of Wishes
1:《溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned
4:《砂時計の侍臣/Vizier of Tumbling Sands
10 creatures

3:《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery
1:《来世の警告/Behold the Beyond
3:《出現の根本原理/Emergent Ultimatum
4:《見えざる糸/Hidden Strings
1:《首謀者の収得/Mastermind’s Acquisition
4:《熟読/Pore Over the Pages
4:《可能性の揺らぎ/Shimmer of Possibility
4:《森の占術/Sylvan Scrying
1:《時を越えた探索/Dig Through Time
1:《感電の反復/Galvanic Iteration
1:《全知/Omniscience
27 other spells


1:《副陽の接近/Approach of the Second Sun
2:《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome
2:《神秘の論争/Mystical Dispute
2:《自然のままに/Natural State
2:《危難の道/Path of Peril
1:《深淵への覗き込み/Peer into the Abyss
1:《至高の評決/Supreme Verdict
2:《思考のひずみ/Thought Distortion
2:《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon
15 sideboard cards

睡蓮の原野》を中心にしたコンボデッキです。《演劇の舞台で《睡蓮の原野》をコピーすることにより、土地2枚で6マナを生成できるようになります。
この2枚を揃えないとデッキが動き出さないので、《森の占術も4枚フル採用。

土地2枚で6マナを生成できるようになった後は、土地をアンタップするカードでマナ加速しながら、ドローを進めていきます。
見えざる糸》なら4マナ増えて、《熟読》《砂時計の侍臣は1マナ増えます。マナを大量に生み出した後は、《出現の根本原理》に繋げます。

出現の根本原理》で持ってくるのは主に《全知》《来世の警告熟読》の3つ。
全知》《来世の警告と選ばれるとマナコスト無視でデッキから3つ唱えられるので勝ち確定で、相手としては選べません。相手視点では《熟読を3ドローのランダム性に賭けて選ぶしかなく、その上で《全知》《来世の警告》のどちらかを選ぶことになります。

全知》を選ばれると手札のドローや《バーラ・ゲドの復活が0マナになって繋がりますし、《来世の警告》なら、マナ加速から更に2回目の《出現の根本原理に繋げたりも可能です。
マナ加速とドローを繰り返し、最終的には、《願いのフェイからサイドボードの《副陽の接近》をサーチして、これを2回プレイすることで勝利します。

溺神の信奉者、リーア》は墓地から《見えざる糸》《熟読を撃てるようになるので、手札に引いたときでもコンボの補助となり、呪文を打ち消されなくする能力も強い!墓地次第では、《出現の根本原理》で持ってくる候補にもなります。

メインは、中速デッキに対して特に勝率の良いロータスコンボ。しかしサイド後は《睡蓮の原野》を無効化する《減衰球》や《高山の月》、複数の呪文を唱えられなくする《エメリアのアルコン》などを苦手としています。

ただロータス側も『神河;輝ける世界』で獲得した《耐え抜くもの、母聖樹で耐性が上がっています。《森の占術でサーチできる破壊手段なので、メインのスロットを圧迫せずに対処できるのが偉い!

■緑単信心

緑単信心(12位)
デッキリスト
1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures
13:《森/Forest
3:《ハイドラの巣/Lair of the Hydra
4:《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx
21 Lands


4:《茨の騎兵/Cavalier of Thorns
4:《エルフの神秘家/Elvish Mystic
4:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4:《老樹林のトロール/Old-Growth Troll
1:《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater
1:《森の女人像/Sylvan Caryatid
2:《装飾庭園を踏み歩くもの/Topiary Stomper
20 creatures

4:《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator
3:《ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner
1:《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World
4:《収穫祭の襲撃/Storm the Festival
3:《ニッサの誓い/Oath of Nissa
4:《狼柳の安息所/Wolfwillow Haven
19 other spells


1:《減衰球/Damping Sphere
1:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
1:《王神の立像/God-Pharaoh’s Statue
1:《ゴルガリのロケット/Golgari Locket
1:《キランの真意号/Heart of Kiran
1:《隕石ゴーレム/Meteor Golem
1:《死に至る大釜/Pestilent Cauldron
1:《影槍/Shadowspear
1:《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship
1:《鎖のヴェール/The Chain Veil
1:《不滅の太陽/The Immortal Sun
1:《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
1:《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse
2:《大食のハイドラ/Voracious Hydra
15 sideboard cards

ラノワールのエルフ》《エルフの神秘家と2種類のマナクリーチャーからマナ加速して、プレインズウォーカー2種に繋げて行くデッキです。

老樹林のトロール》はサイズが頼もしく、除去されてもマナ加速。《茨の騎兵》は、キーカードの《ニクスの祭殿、ニクソス》を探します。
老樹林のトロール》《茨の騎兵》はいずれもトリプルシンボルなので、これらが揃えば《ニクスの祭殿、ニクソス》は大量のマナを生み出します。

ビヒモスを招く者、キオーラ》は《老樹林のトロール》《茨の騎兵》が出た時に1ドローして、《ニクスの祭殿、ニクソスをアンタップすることで更にマナ加速!
そこから、デッキの中心といえる《大いなる創造者、カーンで状況に合わせたアーティファクトをサイドボードからサーチします。

老樹林のトロール》《茨の騎兵》《ニクスの祭殿、ニクソスはパーマネントが増えるほど、生み出すマナが膨大になるので、これらとプレインズウォーカー2種を探すために《収穫祭の襲撃も4枚フル採用!

なぜ《死に至る大釜》が入っているか、初見では理解しにくいと思いますが、実はこれは無限コンボのパーツです。
場に《ビヒモスを招く者、キオーラ》《大いなる創造者、カーンと、《ニクスの祭殿、ニクソス》で十分な緑の信心があり、墓地にも《ビヒモスを招く者、キオーラ》《大いなる創造者、カーン》がある状況で、

1.まず、カーンの「-2」能力で《死に至る大釜》をサーチ。
2.キオーラの「-1」能力でニクソスをアンタップして、大量マナ。
3.《死に至る大釜》を裏面の《修復の噴出》としてプレイして、墓地のカーンとキオーラを回収。
4.カーンを再度プレイ。《修復の噴出が追放されてゲーム外領域にあるので、再び《死に至る大釜をサーチ出来て、①に戻る。
5.1から4の過程で無限マナと無限ライフゲインが発生。最終的に、カーンの「-2」で《ゴルガリのロケットをサーチして黒マナを出し、《死に至る大釜》を表面でプレイ。無限ライフを得ているので、起動型能力で相手のライブラリーを0枚にして勝利!

無限コンボには大量のマナとカードを必要とします。ですが、コンボが決まらない時でも、《大いなる創造者、カーン》は「-2」で状況に合わせたアーティファクトをサーチできるのも強み。

領事の旗艦、スカイソブリンは盤面で戦うラクドスミッドレンジのようなデッキに強く、《王神の立像は軽いドロー呪文を連打するイゼットフェニックスに効き、《減衰球》はロータスコンボを阻害。
キランの真意号》で4/4飛行警戒で攻防両方をこなします。更にこのカードはプレインズウォーカーの忠誠度で搭乗できるので、カーンやキオーラを自ら墓地に落とせます。先ほど紹介した《修復の噴出》コンボは、カーンとキオーラを墓地から回収するため、それぞれ2枚ずつ本来は必要なのですが、《キランの真意号》があればカーンとキオーラを1枚ずつ引くだけで無限が成立します。
土地が少ない時は《ダークスティールの城塞》で土地を伸ばすことも可能で、コンボやユーティリティカードのサーチ、更には事故防止と、非常に柔軟な対応ができるのがカーンの強さです。

■おわりに

現在パイオニアで有力なデッキを紹介していきました。どのデッキを使う上でも、今回紹介した5種類の存在を意識してサイドボードを決めて行きたい所。

パイオニアは、モダンやレガシーで禁止されている《宝船の巡航時を越えた探索》を使えるフォーマットでもあります!
禁止されているということは、それだけ強いカードである証でもあるので、この2つを上手く使ったデッキも試してみて下さい。

それではまた。


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