MTG │ 新弾レビュー │ 高橋優太【『モダンホライゾン2』その2】

『モダンホライゾン2』のフルスポイラーが発表されましたね。

前回から引き続き、『モダンホライゾン2』の注目カードを紹介して行きます。

前回の記事はコチラ↓
https://cardrush-media.com/mtg-yutatakahashi-210601/

『モダンホライゾン2』の全カードリストはこちら↓
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/modern-horizons-2

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■赤

日を浴びるルートワラ》が赤になって帰ってきた!

今までの歴史から見ても、マジックで悪さをするのは大抵が0コストのカード。

猛火のルートワラ》も元祖《日を浴びるルートワラ同様マッドネスが0コストであり、クリーチャー呪文であるため、《復讐蔦》の誘発条件と噛み合います。

赤マナでパンプ能力もあるので打点も高く、《信仰無き物あさりとも相性が良く、《Bazaar of Baghdad》で手札から捨てても良し。

手札を捨てる事がメリットになる、墓地活用デッキで見かける事になりそうです。
マジックの歴史上初となる2マナの続唱クリーチャー。

しかし続唱するためには条件付きで、異なる4タイプのカードを墓地に送る必要があります。

通りの悪霊》をサイクリング、《ミシュラのガラクタ》《血染めのぬかるみ》《思考囲いを1ターン目に使えばこれで4種類で、2ターン目に続唱できますね。

ただ、こういったデッキ構築だと《ミシュラのガラクタがめくれる可能性も高いので、続唱中心というよりは3/1にメリットが付いてる程度で考えた方が良さそう。

ミシュラのガラクタ》《魔力変》を使う果敢系のデッキや、《死の影》系のデッキで選択肢になりそうです。
これもオンスロートの指パッチンこと《うつろう爆発を思い起こさせるデザイン。

現在モダンで使用可能なカードで一番マナコストが重いのは《引き裂かれし永劫、エムラクール》《土着のワーム》の2種類で、15マナ。

クリーチャーをライブラリートップに置くカードと組み合わせれば、3マナで15点ダメージも狙えます。フェッチランドからのショックランドサーチでライフが減りやすいモダンなら、15点は現実的な数字。

レガシーで《渦まく知識》と組み合わせるのもアリかも。

条件付きとはいえ、1マナ3/3飛行になる可能性を秘めており、自身の諜報能力により昂揚条件の達成も難しくなく、手札の質を上げられます。

モダンやレガシーで《ミシュラのガラクタとセット運用になりそうです。4枚使う、強いカードだと思います。
強力な効果ではあるのですが、プレインズウォーカーを大量に入れたデッキ相手でないとサイドインしにくく、幅が狭いサイドカードの印象です。

王冠泥棒、オーコ》《世界を揺るがす者、ニッサ》《時を解す者、テフェリーの全盛期だったら使われていたでしょう。生まれる時代を間違えた感があります。
赤の想起インカーネーションは、プレインズウォーカーを対象に取れるようになった《紅蓮操作》。

激情》は少し使いにくい印象を受けます。序盤に想起で使うためにはデッキ内に最低でも14枚、なるべく18枚ほどの赤のカードが必要。

デッキに18枚ほど赤のカードが入ったデッキといえばバーンですが、バーンが求める「プレイヤーにダメージを与えるカード」ではないため、赤の戦略と噛み合っていません。

鏡割りのキキジキと組み合わせると相手のクリーチャーを一掃できるので、《詐欺師の総督》《鏡割りのキキジキデッキに数枚入れる余地があるかも。
フェッチランドからショックランドやトライオームを持ってくる事で、5色でなくとも、複数の色マナを払う事が出来ます。

2マナ2点+5マナ5点で使えたら強いので、5色ドメインZooも組めるかも。
ダメージを与えた時に相手のライブラリーを追放してそれをプレイできます。「唱えても良い」というテキストなので、土地を追放してもプレイできない点に注意!

自身で宝物トークンも生み出すため、相手のデッキが自分と違う色でも、追放したカードを難なくプレイできます。

追放したカードが軽ければ軽い程プレイしやすいので、ドローソースの多いレガシーで強そう。相手の《渦まく知識》《思案》を使えたら強いですし、ティムールデルバーにすんなり入りそう。

惜しむらくは伝説のクリーチャーなので複数プレイできない点ですが、それを差し引いても、これだけ強ければデッキに4枚入れることが肯定されそうです。
実質0マナで使える呪文であり、アーティファクトカウントやストームカウントを稼ぐカードであり、墓地からも唱えられるカード。

コンボデッキで使える気配を感じます。

統率者界隈に衝撃を与えたカード。

熱狂のイフリートは0マナでスタックを積み続けて無限回数コインを投げられるカードなので、《酒場の悪漢と組み合わせて無限マナを生めます。
キューブなどでもお馴染みですが、《帝国の徴募兵は1枚で無限トークンコンボを揃える事が出来ます。

帝国の徴募兵》から《鏡割りのキキジキ》をサーチ→《鏡割りのキキジキ》で《帝国の徴募兵》をコピーして《詐欺師の総督》をサーチ→次のターンに《鏡割りのキキジキ》で《詐欺師の総督》をコピーして《鏡割りのキキジキをアンタップ。これを繰り返して無限トークンです。

モダンで長らく禁止されている《欠片の双子》コンボですが、《帝国の徴募兵》再録により、形を変えて復活するかも知れません。

■緑

トークンを生みだすストームカードとしては《巣穴からの総出がよく使われてきましたが、それと比較してみると、《前駆軟泥、エーヴはより少ないストーム数で大きなクリーチャーを出す事が出来ます

たとえば、ストーム4の状態で《前駆軟泥、エーヴ》を出せば、それぞれ2/2・3/3・4/4・5/5・6/6で戦場に出るので、合計20点ぶんのパワーが揃います。《巣穴からの総出の場合は10点ぶんなので、この差は大きい。

ネックとなるのはマナコストの払いにくさですが、それも《魔力変》を経由すればクリアできそう。

また、コストが5マナでありサイズが大きいので《紅蓮地獄》《仕組まれた爆薬》などの全体除去で対処されにくい点も、《巣穴からの総出》にはない長所です。
例えば《未練ある魂ならスピリットトークンとリストークンが4体ずつ。トークンデッキで夢がある能力。

稲妻》で対処されるサイズなのが残念。
緑の想起インカーネーションは墓地対策。

0マナで使える墓地対策でありながら、自身のコストも3マナと軽いため、他のインカーネーションよりも素出ししやすく、3/4到達という悪くないスペック。

緑はマナ加速の色なので2ターン目にプレイする事も容易で、《召喚の調べ》《緑の太陽の頂点》《破滅の終焉といったサーチカードからも探しやすい。

かなり良いサイドカードの印象を受けます。

レガシーで相手の墓地に《黄泉からの橋》がある場合、「戦場に出た時の能力」「想起の生贄能力」の順でスタックに積むことで、先に「想起の生贄能力」を解決、相手の墓地の《黄泉からの橋》を追放してから「戦場に出た時の能力」を解決出来る事は覚えておきましょう。
うおー緑の《ヨーグモスの意志》!しかし待機4なので、任意のタイミングでプレイするのは非常に困難!

予言により》で手札から直接プレイすることも出来ますが、そういったデッキ構築だと、同じようにマナコストのない待機呪文をたくさん入れることになるため、墓地を再利用するのが難しそう
今まで《貴族の教主》のバントカラー以外のデッキ、例えば赤緑ランデスなどはマナクリーチャーを《東屋のエルフ》《極楽鳥》に頼っていました。質の良いマナクリーチャーは不足していたのです。

下賤の教主》なら赤の速攻クリーチャーとの相性も良く、2ターン目《血染めの月》《運命の神、クローティスも狙いやすい。グルール系のデッキを強くしますし、ジャンドで2ターン目《ヴェールのリリアナ》も強い。

統率者含めて、需要の高まりそうなカードです。4枚買おう。
これは2マナのマナクリーチャーの中でもかなり強い!

好きなマナを生み出せ点、複数のマナを生み出せる点から、アンタップ手段と相性が良く、たとえば《現実からの遊離をエンチャントすればお手軽に無限マナを生み出せます。

統率者の緑は《楽園の拡散》《繁茂を使うので、2マナ以上を生み出す事も多いと思います。
3つ呪文を唱えて3マナでプレイする事が前提になると思います。

炎樹族の使者》《隠れた薬草医》など、戦場に出た時に緑マナを生み出すクリーチャーと組み合わせて、緑単アグロで使えるか?
最初見た時は《不屈の追跡者》再録かと勘違いしましたが、出てくるトークンが食物か宝物に置き換わっていますね。種族もエルフで使いやすい。

主に宝物トークンでマナ加速するのが役割で、フェッチランドで2つ宝物が生み出せるのは凄い!3ターン目に《不屈の補給兵》、4ターン目にフェッチランドから《原始のタイタン》も狙えます。

レガシーや統率者で実績のある《クウィリーオン・レインジャーが再録!

マナクリーチャーをアンタップしても良いですし、自身がエルフなので部族シナジーの恩恵も受けやすい。モダンでもエルフが来るか?

■マルチカラー

マナコストを持たないため通常プレイは出来ず、カードを手札から捨てていたターンにのみプレイできる《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》。

地獄の料理人らしく、相手クリーチャーに食物を食べさせて6点ダメージを与えるのがフレーバーに富んでいて良いですね。お腹壊させるのか?

1マナ3/3で除去能力を持つと考えれば、モダンやレガシーでも十分通用する性能だと思います。ヴィンテージで《Bazaar of Baghdad》を起動してから出すのも良さそう。

今回《猛火のルートワラ》《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》が出た影響で《復讐蔦》が強くなりそうです。
土地の数だけ初期忠誠度が増えるダッコン。【-3】能力を使ったうえで場に残したいので、土地4枚でプレイする事が多そうです。

【+1】の諜報で墓地を増やせるので、墓地から使える《未練ある魂》と組み合わせてエスパーコントロールで使いたいです。

後半になるほど忠誠度が増えるのはコントロールデッキに向いた能力なので、エスパーコントロールで数枚採用されるかも。
マジックの1番最初のパック「アルファ」に収録された6種類のコピーを生み出す《片目のガース》。統率者戦でジェネラルにしてみたい、面白い能力です。

それぞれ1回ずつしか生み出せないですが、《儚い存在》《修復の天使などで明滅させれば、複数回同じカードを出す事が出来ます。

ブラック・ロータス》を生み出してから《狙い澄ましの航海士で《片目のガース》を明滅すれば、差し引き1マナ増えます。自分のクリーチャーに速攻を与える《稲妻のすね当て》があれば、この手順を繰り返して無限マナです。無限マナから《知識の噴出》で無限ドロー、無限《シヴ山のドラゴン》までそのままいけるので、1枚で完結していると言えます。
4/4トークン量産!?単色からの呪禁だから《稲妻》《流刑への道》で除去されにくい!?すごい!

多色呪文を唱える条件も《魔力変などのハイブリッド呪文を使えば達成しやすいですし、単純に《稲妻のらせん》でも良い。

書いてある事はすごく強いので、《フェールス・ロキーリク将軍を中心にどうデッキを組むか考えたいです。4枚買おう。

レンと六番》に焼かれてしまうのはご愛嬌。
第5版やアイスエイジの頃の、昔らしさを感じる好きなイラストです。

【+1】【-3】能力、どちらもクリーチャーを除去するわけでは無いので、場には残ります。

プロテクション(腐敗)を持つために場のクリーチャーからは攻撃されにくいですが、自分のライフが少ない状況ではディハーダではなくプレイヤー自信を攻撃されることになりそう。

場が均衡、もしくは少し有利な時にはかなり強いプレインズウォーカーですが、逆に場が不利な時に逆転する力は低いのが気になります。

第一印象はあまり良くないですが、使ってみると評価が変わるかも知れません。未知数。
ゴブリンの電術師》のグルール版!《前駆軟泥、エーヴ》もあるので、赤緑ストームが組めそう。
スタック上や手札、墓地、ライブラリーにある場合は1/1の昆虫・クリーチャーとして扱われるため、《否定の力では打ち消すことが出来ません。

クリーチャーなので、《集合した中隊》から出したり、《緑の太陽の頂点》でサーチできます。

【+1】で自身を守る能力があり、【-2】で高い除去能力で使った後も忠誠度が残る。【-5】はデッキにクリーチャーを多く入れる必要があり、少し使いにくい。

【+1】【-2】の組み合わせが強いため、強いプレインズウォーカーの条件は満たしている印象です。
ドローとマナ加速を持つシミックは統率者で強い色です。またシミックで強そうなジェネラルが増えました。

クリーチャーが出るたびに手がかりトークンが生まれるので手札が絶えず、大量マナの受け先としてはバッチリ。
黒の項目で紹介した、墓地に伝説でないカードを落とす《無名の墓》と相性が良いです。

2ターン目に《不吉な儀式の僧侶》を出して3ターン目に《無名の墓》から巨大クリーチャーを出しても良いですし、《無名の墓》で《不吉な儀式の僧侶》を墓地に落としておく事で、後半に5マナで蘇生して他のクリーチャーを釣る事も出来ます。
ついにクリーチャー性能もここまで上がって来たかと感じる、2マナ3/3速攻。

赤黒はマッドネスや《アスモラノマルディカダイスティナカルダカールなど、手札から捨てることがメリットになるカードがあるので、エコーコストの支払いも苦にならなそう。

赤黒マッドネス、行けるか?
今回「収斂」「版図」など、デッキを多色化する事でメリットがあるカードが増えました。フェッチランドとショックランド・トライオームを多用して5色化、「収斂」「版図」を最大限生かすデッキも組めそうです。

縄張り持ちのカヴー》もそうで、土地タイプ5種類を揃えれば2マナ5/5!赤には《万華焼》や《部族の炎》といった多色デッキで性能を上げる火力もあるので、久々にドメインZooが組めそう。
アポカリプスからの再録、ただただ懐かしい。

性能の近い《電解》はマナコストが3マナと少し重くて採用しづらかったですが、《火+氷ならどちらも2マナで、序盤の火力としても土地タップとしても使いやすい。

電解》より少し強いので、ジェスカイコントロール等で選択肢になりそうです。《対抗呪文も再録したし、懐かしの《等時の王笏》コントロールも組めるか?
正直な話、同じコストの《王冠泥棒、オーコ》《自然の怒りのタイタン、ウーロという怪物たちを目にした後だと、どうしても見劣りしてしまいます

今回《ガイアの意志のようにコストを持たないカードも増えており、続唱デッキ自体も強化されています。続唱カードの定番である《暴力的な突発》《悪魔の戦慄》に加えて、新しい選択肢として《断片無き工作員は使われそう。

ティムールで《血編み髪のエルフと一緒に入れてダブル続唱も狙える!

■アーティファクト

該当するトークンを生みだすたびに宝物トークンが出るので、食物や手がかりを出すだけで実質1マナ増えます。

大釜の使い魔》《魔女のかまど》でマナもライフも手札も増えて、《不屈の追跡者》や《不屈の補給兵》でもトークンが山盛り!何かしら無限コンボも狙えそう。

石鍛冶の神秘家》のサーチ先に新しい候補が生まれました。

今まで《石鍛冶の神秘家》は「ダメージを与えるまでに少しラグがある」「デッキに1枚の《殴打頭蓋》を破壊されると石鍛冶を強く使えない」などの欠点がありましたが、《カルドラの完成体》は速攻と破壊不能を持つため、その欠点をカバー。

カルドラの完成体》が破壊不能を持つため、通常の除去では対処が難しく、また速攻を持つためクロックも早い。

ただ、《殴打頭蓋》と比較して長所ばかりではなく、《殴打頭蓋》は押されている盤面でも絆魂と警戒でライフを保ってくれていました。《カルドラの完成体》は攻撃に特化した性能なので、守っている時は《殴打頭蓋》の方が強いです。

石鍛冶の神秘家》デッキなら《殴打頭蓋》《カルドラの完成体》どちらも1枚ずつ入れる形に変わると思います。

もし《石鍛冶の神秘家》デッキが流行るようなら、場に出た《カルドラの完成体》を対処できるように、追放除去の《存在の破棄》や、ライブラリーに戻す《霊気のほころび》が使われるでしょう。

大いなる創造者、カーン》と相性の良いマナアーティファクトが出ました。

今までは《大いなる創造者、カーン》の【-2】能力で《液鋼の塗膜》をサーチして相手のパーマネントをアーティファクトにしてから、カーンの常在型能力で封じていました。

液鋼の首飾り》ならマナ加速から3ターン目《大いなる創造者、カーン》に繋がりやすい。

出た後は相手のアップキープに土地でないパーマネントをアーティファクトにすれば、カーンの常在型能力により起動型能力を使わせないように出来ます。
相手にプレインズウォーカーが居る時にやりそうな技です。

今までエルドラージトロンの《精神石》だった部分が、そのまま《液鋼の首飾り》になりそうです。

僕はヴィンテージも好きなので、新セットが出た時は必ず無色3マナのアーティファクトに注目するようにしています。

イラクサ嚢胞》は《Mishra’s Workshop》から1ターン目に出せて、なおかつヴィンテージは《Mox》環境なのでサイズも大きくなりやすい。ヴィンテージで今後よく見るようになりそう。

レガシーでもアーティファクト中心のデッキで使われそうな能力です。

同じく《Mishra’s Workshop》から出す選択肢として良さそう。ヴィンテージは大きく分けて《Mishra’s Workshop》デッキ、《Bazaar of Baghdad》デッキ、青デッキの3種類で、青デッキも墓地を使う事が多いです。主要3デッキの内、2デッキに墓地対策が効くのです!

クリーチャーでありながらメインに入れられる墓地対策、合格点あげます。

これだけ《Mishra’s Workshop》デッキの話をした直後に、無色デッキ全てを粉砕する《虚空の鏡》が出てきました。

Mishra’s Workshop》デッキは壊滅的な被害を受けますし、無色デッキに限らず、0マナでプレイした《意志の力》も打ち消されます。レガシーやヴィンテージなど、0マナカードが強い環境を大きく変えそう。

色マナから唱えれば打ち消されないので、《魂の洞窟》による有色マナや、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》を経由すれば回避する事も出来ますね。

■土地

アーティファクト2色土地。

たしかにアンタップインでは強すぎるのはわかるが、タップインのデメリットが大きすぎるので、モダンやレガシーやヴィンテージで使うのは難しそう。

コモン構築のパウパーなら可能性があるかも。

三章のサーチ先の0-1マナのアーティファクトが強い環境ほど、《ウルザの物語》の強さも比例して上がります。

0マナでサーチして強いのはやはり、マジック最高のカードである《Black Lotus》。統率者でも《魔力の墓所》《太陽の指輪》《師範の占い独楽》をサーチすれば超強い!他には《ライオンの瞳のダイアモンド》《真髄の針》《墓掘りの檻》などでしょうか。

ちなみにマナコストの無い《睡蓮の花》や、マナ総量が0でも1でもない《虚空の杯》はサーチできないそうです。

能力で自然と墓地に行くので、《世界のるつぼ》で再利用しても強そう。

森になって生まれ変わった《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》。

緑にはマナシンボルが6つある《尊原初》のようなカードがあるので、《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》があればそれも払いやすくなりました。

森の数を参照するカードの候補としては+X/+Xする《ブランチウッドの鎧》や、X体トークンを出す《創造の標》などもあります。

レジェンドには《Acid Rain》という「全ての森を破壊する」カードがあるので、この2つが揃えば土地が全て吹き飛びます。


トーメントからの再録。元はアンコモンにも関わらず、統率者での黒単需要で一時期は100ドル近い価格にもなっていました。《陰謀団の貴重品室》を集めていたら家が建ったな。

黒単でマナ加速になるのは勿論のこと、土地を全て沼にする《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》と相性が良いカードです。

「ミシュラランド」の語源である元祖が、ついにモダンに再録!

アーティファクトクリーチャーなので《電結の荒廃者》で接合する事が出来ますし、ブロック時は3/3に出来るため、《変わり谷》よりも少し性能が上です。

ミシュラの工廠》はヴィンテージでも使われるレベルの強さの土地であり、モダンで使われても何ら不思議ではありません。今回モダン全体のカードパワーを上げようという意図が伝わってきます。


昔《呪文づまりのスプライト》《ヴェンディリオン三人衆》を出して《激浪の研究室》で戻して再利用する「Next Level Blue」というデッキがあって、僕も大好きでした。デッキ名がカッコいい!

対抗呪文》が出たし、現代版「Next Level Blue」に期待していますが、モダンの全体的なカードパワー上昇により、おそらく通用しないんだろうな。。

■おわりに

僕が特におすすめするカードは以下の通りです。

どれもデッキに4枚入れそうな性能。《ドラゴンの怒りの媒介者はアンコモンで買いやすいので一番おすすめ!

また、今後人気が出そうなカードはこちら。

記事を書いている途中で、「《魔力変》《復讐蔦と組み合わせて」という文章が多い事に気づきました。

特に《魔力変》はストームや多色シナジー、探査や昂揚のための墓地肥やしと用途が多く、4枚使うカードでもあるので、更に需要が増しそうです。

復讐蔦》はマッドネスクリーチャーや《アスモラノマルディカダイスティナカルダカールとの組み合わせで帰って来やすくなりました。

参考にしてね!

それではまた。


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