MTG │ 高橋優太のMTGファイナンス | 高橋優太【基本セット2020編】

Hi,
基本セット2020が発売されて、各地の大会結果を見ても新しいデッキが続々と出てきていますね。
【ジャンド恐竜】、【シミックフラッシュ】、【オルゾフヴァンパイア】などなど新カードの採用数も多いです。

それらのデッキに触れつつ、今週は基本セット2020のレアの価格動向を見ていきます。

※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
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通販サイト(https://www.cardrush-mtg.jp/)

■本命

空の踊り手、ムー・ヤンリン/Mu Yanling, Sky Dancer

2000円→現在2500円
英語Foil8000円、日本語Foil15000円

先週から少し上がりましたね。
僕も記事で述べたように、ムー・ヤンリンは使いたいカードです。しかし大会結果を見るに、今のところ強く使えるデッキは見つかっていない様子。今後の大会結果に期待ですね。

7/19日現在カードラッシュでは2200円買取を行っていますので、余っている方はラッシュまで!

またイラスト人気により、日本国内ではFoilが非常に高額で取引されています。海外では英語Foilが40ドル程度なので、値段差が結構ありますね。綺麗なお姉さんFoilは需要あります。

目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno

3800円→現在3300円

打ち消されない全体除去、かつ強力なフィニッシャーで、チャンドラは確かに強力です。しかし6マナのプレインズウォーカーの性質として、コストが重いため2枚程度しか入らないと言うのがあります。

秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》が良い例で、どちらも強いですが2枚程度の採用数でした。チャンドラの使用枚数も2枚程度に落ち着くと思うので、値段は2000円程度まで下がると予想します。

茨の騎兵/Cavalier of Thorns

1500円→現在1900円

【ティムール・エレメンタル】で使われたことにより値段が少し上がりましたね。
(ティムール・エレメンタルのデッキリストはコチラ→http://www.izzetmtgnews.com/archives/85048)

しかしマナシンボルの拘束が強く、アドバンテージの取り方も《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》に近く即効性が無いです。
同じ5マナ域には《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》という強力なライバルがいるため、そこまで使われるカードでは無いかなと。

800円まで落ちると予想します。

■対抗


夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher

300円→現在800円

シミック・フラッシュの活躍により1週間で値段が2倍になりました。
4マナで《エリマキ神秘家/Frilled Mystic》《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》の2種類を構えるという動きは非常に強力で、今後のスタンダードの基準になって行きそうです。《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》は使うなら4枚のカードで、4枚使うカードは値段も上がりやすい。

しばらくは800円をキープしそうです。

虚空の力線/Leyline of the Void

2500円→現在2000円

モダンで《黄泉からの橋/Bridge from Below》が禁止になりましたが、ホガークや発掘デッキは依然として強力です。
どんなデッキでもサイドボードに使える《虚空の力線/Leyline of the Void》は、値段が落ちたタイミングで揃えたい所。

しかし《虚空の力線/Leyline of the Void》はスタンダードではほとんど使わないカードです。
去年の基本セット2019で再録した《風景の変容/Scapeshift》《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》がそうであったように、スタンダードで使わないモダンカードが再録された場合、基本セット2020のパックが剥かれることで少しずつ値段が下がっていく傾向があります。

おそらくGP千葉が終わり、8月末になる頃には1500円になると予想します。《神聖の力線/Leyline of Sanctity》と一緒に、8月末に揃えておきましょう。

■大穴


朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur

400円→現在700円

オテペクの猟匠/Otepec Huntmaster

発売週から微上がりしましたね。
Magic Onlineの5-0リストにもジャンド恐竜が複数掲載されていましたし、最近よく結果を残していますね。
オテペクの猟匠/Otepec Huntmaster》からの速攻7点パンチは圧倒的です。
(ジャンド恐竜のデッキリストはコチラ→http://www.izzetmtgnews.com/archives/85086)

ただこのカードは使うデッキが多いわけでは無いので、400円に戻るかなと予想します。

漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion

現在300円

基本セット2020のリミテッドで、これ1枚に負けることが多発しました。
1マナクリーチャーとは思えない程のダメージ量で、後半は2回パンプでゲームエンド。デッキに入れるなら4枚のカードなので、今の300円と言う値段は安く感じます。
オルゾフヴァンパイアも結果を残しましたし、500円までは上がると予想します。
(オルゾフヴァンパイアのデッキリストはコチラ→http://www.izzetmtgnews.com/archives/85048)

■おわりに

日本の価格の傾向として、神話プレインズウォーカーは初週に人気が集中しやすいです。
ただ今後はGP千葉(シールド)に向けて基本セット2020のパックが剥かれていくタイミングなので、7月4週目がシングル価格の最高値かなと考えています。

カードを買うタイミング以上に難しいのが売るタイミング。カードの流通が増えれば値段が下がりますし、誰しもが4枚欲しがるようなカードは市場から減って値段が上がります。そのタイミングを見極めるために、この記事がその参考になれば幸いです。

レンと六番/Wrenn and Six》が12000円に上がったように予想外のことが起こることもあるので、あくまで参考程度にして下さい♬

それではまた。

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