MTG │ 新弾レビュー │ MOパンダ【レガシーから見た「ブルームバロウ」カードレビュー!】
こんにちは!MOパンダ(@mopanda_mtg)です。
今回はラッシュメディア様で掲載になります。
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★自己紹介
MTGのレガシーフォーマットを中心に、配信や記事を書いているVtuberのMOパンダ(えむおーぱんだ)です。気軽にエムパンと呼んで下さい🐼
レビュー記事やデッキ紹介、メタゲーム考察などをお送りする予定です。
よろしくお願いいたします。
・「ブルームバロウ」発売!
『ブルームバロウ』が8月2日発売になります。
かわいい動物がたくさん出てくる次元ですが、強力な動物はいるのでしょうか。
いつも通り”レガシー目線”で緩くカード評価をしていきます。それではよろしくお願い致します。
最近はかなり見落としが多いのでじっくり見ていこうと思います。
まずは今回の新メカニズムの解説から!
■新メカニズム解説
・新キーワード能力:新生(しんせい)
追加コストを払うことで1/1のコピーを生むキーワード能力です。
出た時や死亡時の効果を増やせます。単純にカードが増えるので強力な能力です。
コピーなのでトークンもマナコストを持ちます。注意しましょう。
・新キーワード能力:贈呈(ぞうてい)
追加コストで贈呈するか選び、贈呈する場合呪文がパワーアップする。贈呈するものはカードによってそれぞれ違います。
贈呈する場合パーマネントなら場に出たらまず相手に約束したものを贈呈します。そのあとカードの効果を解決します。
パーマネントではないなら解決する際にまず贈呈の内容を行い、カードの効果を解決します。
・新キーワード能力:給餌(きゅうじ)
「餌くれ餌くれ」と言わんばかりの効果ですが、その通りで墓地のカードを3枚追放するか食物1つを生け贄にするか選ぶ能力です。墓地を食べるか食物を食べるかですね。
墓地が溜まれば給餌を支払うのは容易でしょう。
・新能力語:雄姿(ゆうし)
1ターンに1回だが能力でも誘発するようになった「英雄的」。
英雄的と違い、能力でも誘発するのでかなり条件が楽。しかしターンに1回しか誘発しないのでそこは残念。
・新ルール用語:積算(せきさん)
このターンに呪文を唱えるのに使用したマナの数をクリアすると解決される能力です。
積算4を解決後に4マナ払ってもう1度積算4を解決できるわけではありません。解決できるのは積算8です。
それでは各カードのレビューをしていきましょう。
今回は通常セット→統率者の順で見ていきます。
■『ブルームバロウ』カードイメージギャラリー(公式サイト)
■白
・《コクマルガラスの救済者》
自分の飛行持ちのクリーチャーが破壊されるたびにそれよりマナコストの小さいクリーチャーをリアニメイトする鳥。
最近はモダホラ3で《白蘭の幻影》を得たので誘発させることはわりとできそうだ。
・《渓間の冒険呼び》
部族ロードであり占術1をさせる兎。サイズが部族の2マナロードと比べるとタフネスが1大きいのがポイント。
《悪意の大梟》はドローの質を上げつつ自身のサイズを上げられ相性良し。
・《薄暮の休戦》
カードを1枚引かせることでクリーチャーを含めて防御体制の取れるインスタント。
ドローが強制で対象を取らないのでセルフミル系の《タッサの神託者》をフィニッシャーにしたデッキに強いかもしれない。
ストーム系にも《タッサの神託者》にも強いと思うと可能性はありか。
・《髭谷の先駆け》
今回のキーワード能力の「雄姿」は自分で呪文や能力の対象になったときに誘発する効果です。
最近話題のあいつが似たような効果を持ってますね。そう《有翼の叡智、ナドゥ》です。
《手甲》とハツカネズミの相性も良く、効果で《有翼の叡智、ナドゥ》を出せるのはかなり強力。
■青
・《カワウソボールの精鋭、キッツァ》
伝説にしたら色々効果を乗っけても大丈夫でしょうと思われてるルーター。
警戒・果敢・ルーター・それに呪文のコピー能力を持つ。
パワー3以上じゃないと起動できないが、呪文を唱えて2回目の果敢を解決できればコピーが可能。《ミシュラのガラクタ》なら次の唱えるインスタントソーサリーをコピーすることが可能だ。
さらに警戒持ちなので攻撃しながらインスタントをコピーすることも可能。《稲妻》コピーでライフを攻めるのは強そうだ。
・《陰気な港魔道士》
死亡以外で場を離れるとドローできるカエル。
自身でバウンスをできるのでアドバンテージ源として使用可能。
《魔の魅惑》や《食物連鎖》と合わせて使うことで無限ドローエンジンになる。どちらもデッキもETBを多様するので相性はよし。
《安らかなる眠り》を置くことで死亡しなくなり除去でもカードを引けるようになる。
■黒
・《暗黒星の占い師》
たくさんある《闇の腹心》系のクリーチャー。
《闇の腹心》自体は《オークの弓使い》に除去されるタフネス1だったのもあり使われないが、今回は2/3飛行と高スタッツ。
さらに新生もあるので並べることが可能になる。2体並べてライフが維持できるのかわからないが毎ターンアドバンテージを得られ、カード1枚で処理できないからチャンスはあるだろう。
・《討伐》
初2マナデメリットなし確定除去。ただしソーサリー。どうして…。
レガシーフォーマットでは《喉首狙い》が使われているくらいなので《討伐》もありかもしれない。
・《鞘破りの群れ》
墓地と追放領域のクリーチャーの数だけコストが減る昆虫。威迫・接死をブロックしにくいところはいい。
探査持ちのクリーチャーと相性がよく、《豆の木をのぼれ》を誘発できるのでクリーチャーベースの豆の木デッキが生まれるかもしれない。
■赤
・《裏道の交換者》
3マナのカードはとりあえず赤プリズンで試せと言われています。(私しか言ってない気もします)
4マナ払う度にカードを引けるので効果は強力。しかし赤プリズンというデッキは3マナが多いので4マナ以上払える構築にできるかがポイント。
■緑
・《鋭い目の管理者》
起動コストが無色になった《漁る軟泥》。
追放しているカードタイプが昂揚すると7/7トランプルというファッティーになる。
4枚追放する必要はなく《ウルザの物語》+アーティファクトクリーチャーで4種になるので容易にサイズアップできるだろう。
■多色
・《悪名高い残虐爪》
イタチの傭兵。見た目はかわいらしいが効果は極悪。
戦闘ダメージを与えるたびにデッキの上からカードを唱える。コストは手札を1枚捨てるのみ。お手軽である。
リアニメイトデッキのサイドプランで使うと強そうだ。ディスカード手段にもなるので手札の大型クリーチャーを捨てることだってできる。
■無色
・《三本木のマスコット》
どうみてもエルドラージです。
《ウギンの目》があればコスト0。しかも《エルドラージの寺院》の2マナもフィルターすることが可能。
もしかしたらこれでかなりエルドラージの多色化が容易になるかもしれない。
■土地
・《樫穴村》
単体でアンタップインして起動が容易な《巨森、オラン=リーフ》。
今回のアンコモンの土地サイクルはどれも強くていい。
■統率者
・《両生類の神童》
1回進化できれば相手の軽い呪文に反応してドローをしまくるカエル。
誘発条件が緩くレガシーだから強いと言えるカードだろう。
・《ヘイゼルの鋳造主》
自分の食物に能力を付与するリス。《献身のドルイド》で無限マナ。
食物絡みだと《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》なんかを追放できると盤面を掃除できて強力。
スタッツはいいが少し重いところが残念。
・《血根の薬剤師》
なぜかいる毒性持ち。クリーチャーでないトークンを生け贄にすると毒を追加していく。
《毒を選べ》で無理やりトークンを生け贄にさせ毒を送るなんてこともできる。
トークンのみなので少し条件は厳しめ。
■終わりに
今回のレビュー記事は以上となります。
モダンホライゾン3のあとのレガシー視点だと流石に薄味でしたね。
と言いつつ見落としがあって強いのかよー!や使ってみて強力だったカードがいままでにたくさんあります!リリースさせたら色々試してみましょう。
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次はBIG MAGIC OPEN直前レガシーの現状のメタゲームについてのおさらい記事を予定しています。
読んでいただきありがとうございました!