デュエルマスターズ │ CSレポート │ dotto【第23回心斎橋CS】
こんにちは、dotto(@22dotton)です。
今回は8月16日に開催された第23回心斎橋CSの対戦レポートになります。
お盆連戦期間中の8日目となるこの日、関西では前日に台風の通過による影響で地下ラボCSが中止となり、中1日空けてのCS開催となっています。
翌日に山形での超CSを控えており、超CS参加者はもういないと思いきや大会に終わった後に向かうと言うプレイヤーやそもそも運営が終わった後にジャッジとして参加するため向かうとのことで、とんでもないハードスケジュールに驚かされました・・・(到底真似できないというかしたくない)。
自分が行くとすれば観光したいですし、例えばさくらんぼや地元のお酒を頂いたり、滝を見たり、山形城まで足を運んでみたいものです。
それを押しのけてまで大会に挑む姿勢には頭が上がりません・・・。
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■環境考察
この時点での環境のトップメタは「青黒緑デッドダムド」、「青魔道具」、「ジョーカーズミッツァイル」、「赤白サンマックス」の4つのデッキタイプです。
しかしながら、「青黒緑デッドダムド」がはっちCS2連戦の影響で関西にてかなり認知されており、「青黒緑デッドダムド」やこのデッキタイプを意識して来ているプレイヤーと当たる可能性があると想定していました。
具体的に「青黒緑デッドダムド」以外で何が増えるかというと「青魔道具」、「ロマノフワンショット」辺りです。
お盆期間中の連戦ということもあり、調整時間が限られているためわかりやすい既存のデッキタイプを触って持ってくるプレイヤーが多いからです。
そのためトップメタの4つのデッキタイプを念頭に置き、特に当たる可能性の高いと考えた「青黒緑デッドダムド」、「青魔道具」、「ロマノフワンショット」の3つの対策を行う必要があると考えました。
■デッキの選択
そんな中、自分が使用すると決めていたのが「青黒緑デッドダムド」です。
この日の最大母数になる可能性が高いデッキタイプですが、この1週間予選9回戦のはっちCS2連戦を含め、ずっと一緒に戦ってきたお盆期間中の相棒とも言えるデッキであり、その期間中の勝率は約7割と自身で入賞こそできていないもののハイアベレージを叩き出していました。
この点は今までの経験を元にした個人的な感覚になりますが、実戦での勝率8割デッキは“最強デッキ”でそのデッキ以外その環境で使う意味がないもの(2年前の「白緑メタリカ」はCSでの実戦が100戦を超えても勝率8割越えをキープし続けていたためこれに当てはまりますが、基本的にあまりこのようなことはありません。大抵は同型がすぐ増えるからです。)。
勝率7割デッキは“環境NO.1のトップメタデッキ”で入賞できる確率が極めて高く、基本的に使い得と言えるもの(去年の「白青赤バスター」がここに当てはまりました)。
勝率6割デッキは環境デッキと言えるものの“運が良ければ入賞できるかな”程度のもの(多くのトップメタデッキはこのレベルです)。
1週間のデータのため情報量としては多くはありませんが、現時点で上記の感覚で当てはめてみると「青黒緑デッドダムド」は“環境NO.1のトップメタデッキ”と言えます。
そして使い慣れているためプレイングや駆け引きに関しても失敗するリスクが低く、周りに認知されてきているとは言え、まだまだこのデッキタイプを理解していないプレイヤーも多いので対応には個人差があり、認知されて来ているという点はそれほど問題ではないと判断しました。
■デッキレシピ:青黒緑デッドダムド
1 x 《光牙忍ハヤブサマル》
2 x 《超奇天烈ギャブル》
3 x 《禁断機関VV-8》
1 x 《S級宇宙アダムスキー》
1 x 《龍素記号Srスペルサイクリカ》
1 x 《レアリティ・レジスタンス》
1 x 《超次元ガロウズ・ホール》
2 x 《Dの博才サイバーダイス・ベガス》
1 x 《復讐 ブラックサイコ》
1 x 《超次元リバイヴ・ホール》
3 x 《無修羅デジルムカデ》
4 x 《霞み妖精ジャスミン》
4 x 《虹速 ザ・ヴェルデ》
3 x 《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》
4 x 《天災 デドダム》
4 x 《SSS級天災 デッドダムド》
4 x 《テック団の波壊Go!》
2 x 《ギラミリオン・ギラクシー》
2 x 《C.A.P. カイト》
2 x 《ザーク卍ウィンガー》
2 x 《スカップIII》
2 x 《ワイラビIV》
2 x 《ラフシアIII》
1 x 《時空の英雄アンタッチャブル|変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》
1 x 《時空の喧嘩屋キル|巨人の覚醒者セツダン》
1 x 《アクア・カスケード<ZABUUUN・クルーザー>|弩級合身!ジェット・カスケード・アタック》
1 x 《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート|凶刀の覚醒者ダークネス・ガンヴィート》
1 x 《勝利のプリンプリン|唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》
1 x 《勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》
2 x 《勝利のガイアール・カイザー|唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》
■構築のポイント
《超奇天烈ギャブル》を2枚投入することで《禁断機関VV-8》を出してからの動きを強くしています。
《超奇天烈ギャブル》の一番の強みは、7マナの段階で《天災 デドダム》を召喚して増えた5マナで《超奇天烈ギャブル》を召喚して殴れる水のコマンドを用意できる点です。
「青魔道具」の《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を打つ動きも強いですが採用理由は上記の点です。
対「ロマノフワンショット」は《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》を1枚増量することで詰めにも使いやすくしています。
GRゾーンは極力《SSS級天災 デッドダムド》を進化させてパワーラインを上げ《ボルシャック・ドギラゴン》をケアしたり、《S級宇宙アダムスキー》の侵略元を作るために水・闇・自然文明のカードにすべきなのですが、「ジョラゴン」の使用者がいくらか見受けられたので《キング・ザ・スロットン7/7777777》のリスクを軽減するために4コストの《ギラミリオン・ギラクシー》を優先しています。
超次元ゾーンの《アクア・カスケード<ZABUUUN・クルーザー>|弩級合身!ジェット・カスケード・アタック》は《超奇天烈ギャブル》で相手の《超次元サプライズ・ホール》を打った時のことを考え、《シルバー・ヴォルグ|撃墜王ガイアール・キラードラゴン》より優先しています。
どちらも《超次元ガロウズ・ホール》から出すことができますが《超奇天烈ギャブル》を採用しない場合はパワーの低い《アクア・カスケード<ZABUUUN・クルーザー>|弩級合身!ジェット・カスケード・アタック》は必要ありません。
■対戦成績
〔予選〕
青魔道具〇
緑ジョラゴン〇
青黒緑デッドダムド〇
白青緑轟破天〇
チェンジザドンジャングル〇
〔本戦〕
青黒緑デッドダムド〇
青魔道具×
ベスト8
■結果
周りを見渡すとデッキの分布は大体予想した通りでした。
実際に自分自身が対戦したデッキタイプは予想とやや異なりましたが、特に不利対面というわけでもなく、3-5の動きを中心とした安定した試合運びで勝ち抜くことができ、同型戦も経験の差で勝つことができた試合と言える内容でした。
⇒同型戦は《無修羅デジルムカデ》と《禁断機関VV-8》が最重要カードであり、この2種類のカードが勝敗を左右します。
《無修羅デジルムカデ》は一方的に盤面の展開をしつつ《禁断機関VV-8》の動きを鈍らせるためのカードで《禁断機関VV-8》はフィニッシャーとして先に効果を起動する必要があるからです。
決勝トーナメントに進出したデッキタイプもトップメタの4つのデッキタイプばかりで大きな問題はありませんでした。
しかし、ベスト8で2ターンブーストスタートはできたものの、後手2ターン《卍 新世壊 卍》に対してその後のアクションがまったく取れず、《堕呪 ウキドゥ》で「シールドトリガー」を2枚墓地に送られたこともあり、後手5ターンキルで負けてしまいました。
因みにこのCSで優勝したのは自分が負けた「青魔導具」に勝った別の「青魔導具」を使ったプレイヤーでした。
■反省
環境考察でも記述した通り「青魔導具」が増えてきているという実感は持っていて意識はしていましたが、もう少し対「青魔導具」に有効なカードをデッキに投入するか、立ち回りやすいようにしておいた方が良かったかもしれません。
前者の場合は《レアリティ・レジスタンス》の増量や《龍脈術落城の計》を投入して試合の前半から相手の動きを妨害したり、何かの動きのついでにアクションできるようにする。
後者の場合はマナブーストできるカードを増やすことで6,7マナ域まで早く到達させて対応できるパターンを広げる等が挙げられます。
何より《禁断機関VV-8》を使ったメインギミックが強いデッキなので序盤の動きを強くすることはプラスに働きやすいです。
そして、序盤にもたついていれば《卍 新世壊 卍》によりゲームを決められかねないので後半を意識したカードやメタカードとは別で使える条件が限られるようなカードは減らした方がこの日は良かったと言えます。
環境の分析はできているのでその分析結果を忠実に反映したデッキ構築をしっかりと考え、リベンジしたいと思います。