
バトルスピリッツ │攻略記事│ Komainu【「ペルソナ3 リロードカップ2025」環境解説】
こんにちは。komainu(@koma020116)です!
ペルソナ、楽しんでますか?
ペルソナ限定戦は、これまでのコラボパックとは異なりデッキ構築の難易度が高いフォーマットです。
本記事では、「ペルソナ3 リロードカップ2025(以下ペルソナカップ)」に向けて練習したい方に向けて現在の環境や流行デッキを解説し、より深く理解できる内容をお届けします。
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■ペルソナ限定戦の特徴
ペルソナ限定戦には以下の3つの特徴があります。
①強力なバースト
②最強の制圧札《[Memento Mori]主人公&タナトス》
③固定スロット
順に解説していきます。
・①強力なバースト
ペルソナ限定戦のプールには、強力なバーストが数多く存在します。
《幻惑の隠者騎士バジャーダレス》を彷彿とさせる《[アクセルハウリング]コロマル&ケルベロス》、緩い発動条件ながら盤面展開に大きく貢献する《エスケープロード》、通常環境でもお馴染みの《キングスコマンド》や《絶甲氷盾re》。
中でも下手な踏み方をするとゲームが半壊しかねないのは《覇王爆炎撃re》と《タナトス》。
盤面を広げて煌臨を繰り返していくことでアドバンテージを重ねていくことが多いこのレギュレーションでは、《覇王爆炎撃re》のBP12000以下3面破壊はそれだけでゲームが終わりかねないインパクトがあります。
《タナトス》はトラッシュからコスト7以下のカードを2枚回収しつつ盤面に青シンボルを供給するバーストで、後攻1ターン目の主人公のアタックに対して開くことで強烈なカウンターを叩き込むことができます。
トラッシュ肥やしに関しても《[月光館学園制服]主人公》や《[月光館学園制服]岳羽 ゆかり》が先行1ターン目からトラッシュを肥やしつつアドバンテージを取ってくれるため、全く気になりません。
このようにとにかくバーストが強力なレギュレーションであるため、的確に相手のバーストを読んだり、損害な軽微なうちに踏んでおくプレイが求められます。
・②最強の制圧札《[Memento Mori]主人公&タナトス》
攻防一体の万能フィニッシャーである《[Memento Mori]主人公&タナトス》の存在も語る必要があるでしょう。
個人的には仲間達の各契約煌臨ラインのフィニッシャーより高い制圧性能があると感じています。
シンボル数を伸ばしてワンショットを狙うカードがあまりないペルソナ限定戦プールでは、スピリットを大量に並べて押し切る戦略が定石の一つです。
しかし、それは《[Memento Mori]主人公&タナトス》が大きな裏目になることは察しのいいみなさんならもうお気づきでしょう。
また、《イゴール》の入っている構築に対しては無類の強さを誇ります。
《イゴール》の手札保護効果によって、手札が5枚以下の場合にアタック/ブロックを完全に止めきることができるためです。
さらに、煌臨/アタック時の効果であるため、防御で乗った《[Memento Mori]主人公&タナトス》を攻撃に転じることも可能。
まさに攻防一体の万能札と言えるでしょう。
ペルソナカップ当日では、このカードを交えた熱い攻防が期待され、今から楽しみです。
・③固定スロット
ほとんどの主人公契約のデッキに採用される、いわば「固定枠」となっているカードを紹介します。
・《[S.E.E.S.制式戦闘服]主人公》
毎ターン手札交換が可能な契約スピリット。
強力な制圧札である各種煌臨がカウントを貯めた先にあるため、先にカウントが進行する後攻の方が強力です。
アタック時の回復効果はバトルによる破壊や相手のコスト捻出による自壊など、どのようなシチュエーションにも対応していることを覚えておきましょう。
・《[月光館学園制服]主人公》
契約主人公の手札交換は【王契約】よろしく2ドロー2捨てなので、このネクサスを配置できないと手札が細くなっていきがちです。
また、ソウルコア回収効果によって攻めと受けの両方に煌臨を用いることができます。
これにより《[Memento Mori]主人公&タナトス》などの強力な受け煌臨をバックアップとして構えたまま殴ることが可能となり、強気な攻めに繋がります。
リソース、攻撃、防御全てに繋がるこのカードは、《[S.E.E.S.制式戦闘服]主人公》と契約するデッキなら3枚確定といえるでしょう。
・《[オラクル]山岸 風花&ルキア》
ミラージュと墓地メタのどちらも強力な汎用足場。
ミラージュは先行1ターン目に置かれた契約スピリットを破壊できるのが強み。破壊によって契約主人公が回復してライフを詰めていくプレイも取れるようになります。
墓地メタ効果は《タナトス》の回収効果を阻害するだけでなく、致命的に刺さる【影時間】や【伊織順平】などのデッキタイプも存在するため非常に有用。
序盤中盤終盤いつ絡んでも何かしらの役割が持てるこのカードは、多くのプレイヤーが採用しています。
・《大アルカナカード》
オープン回収効果を持つサーチ札。
4枚見て2枚を回収する効果であり、これ以上ないほど再現性に貢献してくれます。
通常環境のテーマデッキに入っていても間違いなく使われるであろうこのカードは、ペルソナ限定戦環境の大きな特徴の一つともいえます。
さて、ペルソナ限定戦の特徴について解説したところで、いくつかサンプルリストを用意したので、一緒に見ていきましょう。
■サンプルデッキ
・【伊織純平軸主人公】
デッキリスト | |
---|---|
《[S.E.E.S.制式戦闘服]主人公》×1 《[月光館学園制服]岳羽 ゆかり》×3 《[S.E.E.S.制式戦闘服]伊織 順平》×3 《[S.E.E.S.制式戦闘服]伊織 順平 [2]》×2 《ヘルメス》×3 《[バーストスイング]伊織 順平&ヘルメス》×3 《チドリ&メーディア》×2 《[Memento Mori]主人公&タナトス》×2 |
《[生命の炎]伊織 順平&トリスメギストス》×2 《[アクセルハウリング]コロマル&ケルベロス》×2 《[月光館学園制服]主人公》×3 《[オラクル]山岸 風花&ルキア》×3 《イゴール》×3 《大アルカナカード》×2 《白晶防壁re》×3 《覇王爆炎撃re》×3 |
3コストの煌臨元である《[S.E.E.S.制式戦闘服]伊織 順平》が特徴で、優秀な各種煌臨を使い分けることができる効果を持っています。
各種煌臨は、
・ネクサス破壊が可能な《ヘルメス》
・カウントを伸ばしながらドローが進められる《[バーストスイング]伊織 順平&ヘルメス》
・アタックステップ終了封じ & 横にシンボルをばら撒く《[生命の炎]伊織 順平&トリスメギストス》
とかなり粒揃いです。
これらの煌臨が3コストの煌臨元にソウルコア不要で煌臨できるとなれば、そのパワーが明らかになるでしょう。
《[生命の炎]伊織 順平&トリスメギストス》の煌臨/アタック時効果は非常に強力で、BP30000以下破壊という(ペルソナ限定戦では)確定にほとんど等しい除去を飛ばしながらライフを2点回復することが可能。
ゲームが伸びてお互いに《[Memento Mori]主人公&タナトス》を投下し合う展開になった際には、残ライフは勝敗に直結する要素です。
強い受け煌臨が複数投入されているこのデッキは長期戦になっても粘り強く戦うデッキパワーを持っています。
一方でもちろん欠点も存在します。
①トラッシュ利用を繰り返すテーマなので、《[オラクル]山岸 風花&ルキア》が重い
②バーストの対処が苦手で、どのバーストを伏せられても対処が苦しい
バーストはもちろん、《[オラクル]山岸 風花&ルキア》は多くのプレイヤーが採用している汎用ともいえるカード。
デッキ単位でこれらの問題に向き合う必要があります。
サンプルデッキでは《覇王爆炎撃re》を3枚フルで採用し、除去を厚く採ることで《[オラクル]山岸 風花&ルキア》の効果発揮阻止を狙える構築に仕上げてみました。
・【桐条美鶴軸主人公】
【桐条美鶴軸主人公】 | |
---|---|
《[S.E.E.S.制式戦闘服]主人公》×1 《[月光館学園制服]岳羽 ゆかり》×3 《[月光館学園制服]桐条 美鶴》×3 《[S.E.E.S.制式戦闘服]桐条 美鶴》×3 《ペンテシレア》×2 《[ブリザードエッジ]桐条 美鶴&ペンテシレア》×3 《アルテミシア》×2 《[死神]タナトス》×1 《タナトス》×2 |
《[断罪の刃]桐条 美鶴&アルテミシア》×3 《[月光館学園制服]主人公》×3 《イゴール》×2 《ベルベットルーム》×2 《ストロングドローre》×3 《白晶防壁re》×3 《キングスコマンド》×3 《大アルカナカード》×2 |
長期戦に強いデッキは【伊織純平】だけではありません。
【桐条美鶴】は最強のフィニッシャーである《[断罪の刃]桐条 美鶴&アルテミシア》を投下するタイミングを虎視眈々と狙い続けるデッキです。
下級煌臨の《[ブリザードエッジ]桐条 美鶴&ペンテシレア》と《ペンテシレア》が相手の攻勢を耐え切るカードとしての質が非常に高く、耐え切ってからの反転攻勢は《[断罪の刃]桐条 美鶴&アルテミシア》が担ってくれます。
煌臨元を残さないプレイを徹底すれば受け煌臨が乗れなくなって崩壊しそうに見えますが、場持ちの良い煌臨元が6枚入っているため、そう簡単には崩れません。
特に《[S.E.E.S.制式戦闘服]桐条 美鶴》はこのプールで最も優れた煌臨元といっても良いでしょう。
ミラージュという除去不能な領域から煌臨元が生えてくるのは、非常に強力です。
無償煌臨テキストまでついており、このカードがミラージュとしてセットしてあるだけで下手なアタックは大きな裏目を孕むこととなります。
《[断罪の刃]桐条 美鶴&アルテミシア》は煌臨元が2枚あるときに真価を発揮するため、煌臨スピリットを除去できなければ次のターンに大惨事が確定。
【桐条美鶴】側は除去されないタイミングを見極めながら、相手は絶対に生かしてターンを返さないような立ち回りが求められます。
今回のサンプルリストでは《ベルベットルーム》を採用してみました。
ミラージュの《[S.E.E.S.制式戦闘服]桐条 美鶴》と合わせて2回煌臨元を作る行為が可能になるため、相手目線では完全に除去しきることが非常に困難です。
一度煌臨スピリットが生還さえしてしまえばこっちのもの。相手のアタックステップを奪ってやりましょう。
また、《[断罪の刃]桐条 美鶴&アルテミシア》は「フィールドに残せない」タイプのバウンスを行うため、場に定着した《[Memento Mori]主人公&タナトス》を触るカードとしても優秀といえるでしょう。
これらの言わばコントロール風味なデッキの他にこんなデッキタイプも存在します。
・【主人公単騎】
【主人公単騎】 | |
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《[S.E.E.S.制式戦闘服]主人公》×1 《[月光館学園制服]岳羽 ゆかり》×3 《オルフェウス》×3 《[ワイルドの覚醒者]主人公》×3 《[愚者]オルフェウス》×2 《[Memento Mori]主人公&タナトス》×2 《[死神]タナトス》×3 《タナトス》×3 |
《[アクセルハウリング]コロマル&ケルベロス》×3 《[月光館学園制服]主人公》×3 《[オラクル]山岸 風花&ルキア》×3 《ストロングドローre》×2 《大アルカナカード》×2 《白晶防壁re》×3 《絶甲氷盾re》×2 《覇王爆炎撃re》×2 |
このデッキタイプ最大の特徴は「《イゴール》が採用されていないこと」です。
つまり、手札保護がつかないため、不毛な《[Memento Mori]主人公&タナトス》の投げ合いを拒否することが可能ということになります。
「何か特別なフィニッシャーを用意しなくても、十分な量の防御札を抱えながら殴るだけで勝っているよね?」というのがこのデッキの主張です。
そのため、C5という少し早い段階から殴り始めてダメージレースを有利に進められる《[死神]タナトス》を採用。
また、《[死神]タナトス》は相手のスピリットをLV1にしてから破壊するため、《[Memento Mori]主人公&タナトス》の除去耐性を無視することもできます。
とにかく《[Memento Mori]主人公&タナトス》の投げ合いを制するべく産み出されたデッキという印象でしょうか。
このデッキの欠点としては「相手の《[Memento Mori]主人公&タナトス》に付き合わない」タイプのアグロデッキに対して不利がつくことが挙げられます。
例を挙げるとしたら【岳羽ゆかり】、【コロマル】、【契約アイギス】などでしょうか。
これらのデッキは「相手のカウントが溜まる前にライフを詰め切る」ことをコンセプトとしているため、上手く受けが成立せずに負けてしまうことも頻発してしまいます。
防御札の枚数やバーストの構成をよく吟味する必要があるでしょう。
最後に、アグロデッキ代表格のこのデッキも紹介します。
・【契約アイギス】
【アイギス】 | |
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《[S.E.E.S.制式戦闘服]アイギス》×3 《[月光館学園制服]岳羽 ゆかり》×3 《メティス》×3 《パラディオン》×3 《[刹那五月雨撃]パラディオン》×3 《アテナ》×3 《[イノセントタック]アテナ》×3 |
《[強襲突貫]メティス&プシュケイ》×3 《[アクセルハウリング]コロマル&ケルベロス》×3 《[全弾展開]アイギス&アテナ》×3 《ストロングドローre》×3 《絶甲氷盾re》×3 《白晶防壁re》×2 《大アルカナカード》×2 |
契約アイギス。
このデッキタイプの特徴は、9枚のメイン煌臨による継続的な猛攻です。
さらにバーストを剥がせる《[イノセントタック]アテナ》の存在も相まって、ペルソナ限定戦環境内でも屈指の突破力を誇ります。
とにかく上振れの火力が凄まじく、後攻でアイギスが2枚叩きつけたときは誰にも手がつけられないほどです。
このデッキの欠点としては、とにかく再現性が低いということが挙げられます。
基本的に《[刹那五月雨撃]パラディオン》以外にリソースを獲得する方法があまりないため、手札事故は避けて通れません。
■おわりに
今挙げた【伊織順平】、【桐条美鶴】、【主人公単騎】、【アイギス】の他にも
・《メギドラオン》によるコントロール戦術を得意とする【天田乾】
・高い盤面処理能力と高打点によるワンショットを行う【真田明彦】
・リソースの尽きないビートダウンデッキ【影時間】
など、さまざまなデッキがあります。ぜひ自分に合った仲間を見つけ、自分だけのデッキを組んでみてください!
では、ペルソナカップで会いましょう!
Komainuでした!
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