バトルスピリッツ │解説記事│Komainu【BO3のセオリーと今期BO3対戦の考え方】

こんにちは。komainu(@koma020116)です。

今回は12/23.24に開催された非公認大会、「エボル杯」と「大徳寺杯」のイベントレポートをしながら今期のBO3環境についてまとめて行きたいと思います。

関西の非公認大会はBO3が多く、対戦回数が多いことから実力が比較的反映されやすいレギュレーションであるため、腕に自信がある方は是非関西遠征を検討してみてください!

※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
カード名のリンク、記事末尾のバナーを
クリックで通販サイトへアクセスできます

通販サイト(https://www.cardrush-bs.jp/)

■BO3とは

知らない方もいるかもしれないので一応説明を挟みます。

BO3とは「2デッキを使って戦うレギュレーション」のことです。

最初に1st、2ndのデッキ(デッキの出し順)を設定し、それぞれのデッキで相手に勝利することでその試合に勝利したことになります。

一度勝ったデッキはもうその試合中は使えません。
負けた側は2本目にデッキを変えることもできます。

例)
A × VS A’○  →A’は勝ったので使用不可
A○ VS B’× Aは勝ったので使用不可
B○ VS B’×
=AとBがいずれも勝ち抜けたので左側のプレイヤーの勝利

と言った感じになります。

■BO3のセオリー

通常の1デッキ1本先取とは違い、BO3はデッキの出し順、持ち込み方なども勝敗に関わってきます。

ここではセオリーを紹介していきたいと思います。

①仮想の1デッキを2回倒そう。

例えば、環境において✊、✌️、✋の3つの立ち位置のデッキがいたとします。

この場合、仮想とする母数の多いであろう敵を✊だとするなら自分は✋を2デッキ持ち込めば相手により勝ちやすくなります。

例)
✋①○ VS ✊×
✋②○ VS ✊×

こんな感じですね。

仮に相手の持ち込みの✊ともう1つがこちらの✋に強い✌️だったとします。

✋① VS ✌️×
✋① VS ✊○
✋② VS ✊○

✌️には1回抜けられてしまいますが、「両方のデッキで勝ち抜けなければならない」という BO3のルールの特性上、必ず✊に2回✋を当てられることになります。

次に、なぜ持ち込みデッキの相性をバラバラにしてはダメなのかを説明します。
例えば自分の持ち込みが✊と✌️の時。相手も同じく✊と✌️だったとします。

この場合、

✌️× VS ✊○
✌️× VS ✌️○

このように有利マッチを1度も踏めずに負けてしまうパターンが存在します。

もちろん、この左側と右側が逆転すれば自分側だけ有利対面を踏んでゲームを終われる可能性もありますが、そうなるかどうかは運次第であり、リスクの大きなデッキ選択であるということがわかります。

それなら最初から相性の有利不利を統一しておけばいいというわけですね。

②先攻デッキは2ndに持ってこよう。

先攻デッキというのは先攻をとることに大きなメリットがあるデッキですね。契約なしに多いです。

契約のないデッキは「後手1契約で殴る」等の工程を挟まず自分の手を進められるため、基本的に先攻の方が動きが強いです。

例) 夜族、超星、キャスゴ等

これはなぜかというと、大抵この手の大会は2本目以降の先手後手を直前の勝負で負けた側が選択できるからです。

2ndに先攻を選びたいデッキを持ってくれば、1本目で勝ったとしても負けたとしても必ず先攻で1回ゲームができるということになります。

契約なしデッキは特に先手後手の変動で大きく勝率が動くものも多いのでこれに気をつけるだけでもかなり勝ちやすくなります。

■エボル杯、大徳寺杯レポート

今回は2日間を通して同じ持ち込みをしました。

1stアイボウ、2ndグラサジ

先ほど書いたセオリーに則って説明すると、まず出し順としては先攻が欲しいグラサジが2nd。
仮想敵とするのは《七大英雄獣ヘクトル》を採用したデッキと獄契約、呪契約です。

相性感として、

アイボウvsヘクトルはヘクトル側に採用されている《ドローンアント》《バタフライジャマー》《バインドエッジ》《七大英雄獣ヘクトル》4種のうち《七大英雄獣ヘクトル》しか刺さらないため有利、グラサジvsヘクトルはメタが何も刺さらないので余裕の有利です。

また、アイボウvs獄契約は《頂天龍皇ジークフリード・ゼニス》で有利、超星vs獄契約は《煌星銃ヴルムシューター》から受け煌臨しつつ打点を稼げるので有利。

さらに、アイボウvs呪契約はネクサスを干渉されにくいため有利、超星vs呪契約は《ゴッドシーカー 超星使徒タルボス》の完全耐性が強くて有利です。

大会結果

・エボル杯

アイボウ7-2
グラサジ8-2
優勝

・大徳寺杯

アイボウ9-0
グラサジ8-6
優勝

2日大会に出て2日とも優勝していることからこの持ち込み方の立ち位置の良さ、セオリーの正しさも再認識していただけたのではないかと思います。

今期はアイボウが群を抜けて強く、その他のデッキは全てアイボウの1〜2ランク下になっていると認識しています。

そのため、BO3に出るなら個人的にアイボウは確定、相方として《絶甲氷盾re》や《白晶防壁re》を使用しないデッキを探していたところグラサジに辿りつきました。

今後環境デッキが新しく増えたり、新しい構築が発見されない限りはおそらくこの持ち込みが1番強いと思います。

■その他持ち込み方の例

蒼契約2タテ構成

緑GS×アイボウ、秘契約×緑GS

呪契約2タテ構成

緑GS×キャスゴ、緑GS×グラサジ

など。
環境に応じて多そうなデッキを2回倒す構成を皆さんも考えてみてください。

プレイに自信があり、ミラーが勝てると思う方は環境トップ1つ+それをメタるデッキの2つを持ち込んでもいいと思います!

おわりに

「紡約」環境は紛うことなきアイボウの一強環境です。
アイボウはデッキ単位でメタを貼ることが非常に難しいデッキとなっており、その上デッキパワーでも他と大差をつけています。

おそらくBORもアイボウ環境のまま突入するはずなので、まだ練習していない方は早めに始めておいた方がいいかもしれません。

また、今回のBO3でグラサジを使ってみてアイボウにはそれなりにやれそうな感触だったので、これからグラサジも環境に復権してくるかもしれませんね。


記事内で紹介したカードはカードラッシュ通販店で販売中です
↓クリックで通販サイトへ↓

関連記事一覧