バトルスピリッツ │解説記事│Komainu【メタゲーム解説:極争環境】
こんにちは。komainu(@koma020116)です。
今回は極争環境も2ヶ月目が終わり、ラスト1ヶ月となりました。
バトスピのパックは約3ヶ月置きに発売されており、年4パック構成が多いです。
極争環境も終盤に差し掛かり、各デッキのテンプレが定まりつつあるのでそちらを解説していきたいと思います。
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■現在のtier表
極争環境は、発売から間も無く「幻契約」が結果を残したところからスタートしました。
その幻契約は初見狩り性能がとても高く、カードそれぞれへの対応をプレイヤーが熟知していくにつれて姿を消していきます。
同じ頃開催されていた公式番組「バトスピリーグ」では「ダークタワー呪契約」や「シニスター秘契約」、「蒼海都市入りの蒼契約」など、新しいデッキジャンルが多数登場しました。
さらにしばらく経って構築済みデッキ「紅蓮の異世界」「究極の新星」が発売、新契約カード《テッペンバディ アイボウ》を使った「突契約」が環境入りを果たします。
現在は「ユナイトロロ」や「夜族」などが非公認大会上位デッキに入賞しており、これらはこれからどのように環境に出てくるかも楽しみです。
今回は現在活躍している主要6デッキについて、サンプルリストも交えながら紹介していきたいと思います。
■tier1
・蒼契約
文句なし最強デッキです。
《神海皇子ガブル・シャック》による手札コスト上昇と、《神海大帝ケーニッヒ・シャック》によるアタックステップ終了メタで全ての防御を貫通できるデッキになっています。
「このカードでこれに勝つ」と言うカード(いわゆるメタカード)を何も採用せずとも正規のデッキパワーだけでほぼ全てのデッキを粉砕でき、対戦相手が自分にとって初見のデッキを持ち出してきたとしても初見狩りされてしまうことは少ないです。
環境序盤に幻契約が「フィールドからの効果で攻撃を捌ける」と言う主張で出てきたり、最近では極契約が「アルティメットのバーストは撃てる」と言う主張で対抗馬に現れたこともありましたが、結局それらも全て殴り方でケアできてしまうため最強の地位は揺るぎませんでした。
・呪契約
バトスピリーグでチームティアワンのはるきが使用して以降全国的に母数を伸ばしていった所謂《ダークタワー》ロックデッキです。
個人的には蒼契約と同じくらいか、それ以上に評価しています。
ただし、蒼契約のように「ガブルケーニッヒすれば大体勝ち」のような明確な指標がないため、プレイ難易度が非常に高く、契約編以降で間違いなく1番難しいと思います。
主に「自分のスピリットを自壊して戦う」という《相棒武者オボロ》のコンセプトそのものがプレイを難化させており、例えミスでも一度破壊してしまったスピリットは戻ってきてくれることはないため、かなりの玄人向けデッキです。
■tier2
・アイボウ
最近発売された構築済みデッキ「紅蓮の異世界」で登場したデッキです。tier1 2つほどではありませんが、無難に強く、難易度もそこそこのデッキだと評価しています。
汎用カードを食い過ぎるのでBO3には不向きです。また、出て間もないことからテンプレが定まりきっておらず、構築の幅も広いのが特徴です。(サンプルリストは現在使われている3タイプの構築)
現在の構築ではどれもリソースの多くを《テッペンバディ アイボウ》に依存しているという大きな欠点を抱えており、アイボウを開幕いきなり退かされるとそのまま負けがちと言う弱点があります。
それを解決できるようになればtier1も夢ではないでしょう。
・獄契約
デッキパワーがtier1に比べて1ランク低く、各種防御カードに対する突破方法もかなり知られてきているのでtier2に落ちました。
公式の大型大会や1本先取の大会だと相手が緊張からミスしてくれることも多いため勝率が高く出ることもあります。
最近では《四魔卿を統べる者ゴッド・ジャバド》が3枚採用されたそちら寄せの構築も台頭してきており、このデッキのさらなる進化に注目です。
・秘契約
バトスピリーグでティアワンのみつきが使用した《G∴B 真王シニスター・ガタル》を使った型と、以前からあるマリガンを連打しつつマジックキャンセルを引き込む型の2タイプが存在します。
現在は《白晶防壁re》や《オラクルXX オーバージャッジメント》が流行っている環境なので、マリガン型の方が環境とは合っているのかなと言った印象です。
安定感に多少の不安が残るためtier2としていますが、引くものを引いている時のパワーはtier1とも肩を並べるレベルであり、いつ勝っても不思議ではないデッキだと評価しています。
■tier3
・極契約
トリガー運に頼りますが、当たれば誰でも簡単に高いパワーを引き出すことができる初心者に優しいデッキです。
新構築済みデッキ「究極の新星」から《アルティメット・ムゲンドラ》、《アルティメット・ムゲンドラゴン・コズモ》、《アルティメット・ムゲンドラゴン・マックスター》が強化パーツとして登場し、安定感やデッキパワーが飛躍的に向上しました。
極争で出始めたデッキなため、3章の紡約でも更なる強化が望めており、今後の活躍に期待が持てます。
おわりに
今期は環境初期に幻契約が流行ったり、環境が進むにつれてアイボウや極契約、ムゲンが出てきたりとデッキが多くて面白い環境でした。
その一方、難しいデッキは本当に難易度が高く、練習のしがいがあって楽しかったです。
そんな今期も残り1ヶ月で終了しますが、今後どのように環境が展開していくのかに注目です!!