バトルスピリッツ │ 解説記事 │ komainu【メタゲーム解説】
こんにちは。komainu(@koma020116)です。
今回の記事では、今までのデッキ紹介記事とは趣向を変えて、現環境のメタゲームと各デッキのサンプルレシピ等を紹介していきたいと思います。
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■現環境に存在するデッキ
tier1:ゴッド・ゼクス 導魔 氷姫
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tier2:覇王 00
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tier3:紫緑 ストレングスLO 機竜
現環境はこのような分布になっていると私は考えていて、ゴッド・ゼクスの母数がもう少し増えてくると、導魔がtier2に格下げになるくらいの認識を持っています。
■tier1
導魔
まず、現環境はフルアヘッドさん主催の120人規模の大型非公認、Core Mastersから始まりました。
結果としては私と、私の導魔のリストを共有したODA選手がそれぞれ準優勝、優勝となり、それまで環境では見られることのなかった導魔がいきなり爆発的に使用率を伸ばします。
デッキレシピは、元からある程度デッキパワーの高かったところに《ホーリーサイン》という超絶初見殺しカードが3枚投入された、完全に大型大会向けのものとなっており、一度ネタが割れてしまうと強さがあまり保証されないということで、最終的には少しずつ母数を減らしていくデッキになりました。
ゴッド・ゼクス
Core Mastersではベスト16の入賞が1人とあまり大きな結果は出せませんでしたが、その後しばらく経って名字選手が《ストロングドロー》入りのゴッド・ゼクスを発明。
それまでは《No.32アイランドルート》や《天魔王ウェポンズ》を使ってデッキを1枚ずつ地道に掘っていたところ、《ストロングドロー》《マントラドロー》の採用で一気に3枚ずつデッキを縦引きできるようになったことで革命が起き、一躍tier1に躍り出ました。
防御札の構成のおかげで導魔に対して強く出れる点や、《ホーリーサイン》をケアするために1点を小突ける生き物がたくさん入っているのも大きなポイントです。
氷姫
前期の制限改訂で《魔導氷姫アガーフィア》を1枚制限にされてここ最近までかなり母数を減らしていました。
制限適用後、百鬼夜行ツアー等でちらほら入賞が見られていましたが、8/14開催のメロ杯でダイキチ選手が使用して優勝、その辺りからまた見直され始めたのかデッキの使用率が急増しました。
以前と変わったのは、元々《魔導氷姫アガーフィア》の枠だったところにサーチカードである《魔石の守護者レナータ》が採用されるようになったという点です。
その他では、同じく制限カード《新しき世界》の採用も挙げられます。
《魔石の守護者レナータ》が3枚採用になったおかげで、キーカードである《小氷姫クラーラ》へのアクセス率が上昇、それに伴い《翼神機グラン・ウォーデン》を詰めに絡められる確率もかなり上がった印象です。
■tier2
覇王
どの大会を見てもかなりの使用者数を毎回確認できる人気デッキです。
ただし、数自体が多いことが理由になって入賞者が数名いるだけで、上位入賞率としてみるとデッキとしての勝率はあまり高くない印象です。
プレイ面がとても難しく、1試合を通して分岐が何度も生まれてしまうことが勝つ人が限られてしまう原因だろうと考えています。
00(ダブルオー)
一応tier2に入れたものの、使用者数は最近ではかなり減少気味です。
ゴッド・ゼクスや導魔などのtier1デッキになかなか勝てず、《プトレマイオス》依存である点からもデッキとしての安定感が高いとは決して言えないため、その数を減らしてきたと考えられます。
しかし、特に制限等を食らったわけでもないのでデッキの最大値の高さは依然として健在で、型に嵌まればどのデッキも倒せるくらいのパワーは秘めています。
■tier3
紫緑
ループを失って(一応可能ではあるが)から使用者が減り、あまり見られなくなってしまったデッキです。
《黄泉ノ神子ヒルコ》の登場によって以前より《キングスコマンド》への耐性が上がり、防御札貫通力は高くなったものの、それだけでは失ったデッキパワーを補いきれていない印象です。
1点ずつ地道に殴らなければならないため、以前と比べて回している時の爽快感も減ってしまい残念です。
ストレングスLO
メロ杯で優勝したダイキチ選手が使っていたところから流行り始めたデッキです。
各種の相手の動きを牽制するメタネクサスを足場に《オラクル二十一柱 Vlll ザ・ストレングス》を早出しして、いち早く相手のデッキを削り切るデッキになっています。
《ガルガンドの城門》の採用によって環境で多いワンショットデッキに対して有利をとれることがこのデッキの強さの要因になっています。
詳しくは彼のnoteをご覧ください。
※今回はリストを無料公開していますが、ダイキチ選手から有料noteのリスト公開許可を得ています。
機竜
非公認ではあまり使用者は多くないものの、ショップバトルを中心に幅広く人気があるデッキです。
《ロケッドラ》を引けるかどうかの偏差デッキではありますが、引いた時の爆発力は凄まじいものがあり、それが人気の要因だと思っています。
■総評
今期は緊急事態宣言に入ってしまってから大会が少ないこともあって、あまり動きのない環境になってしまいました。
しかし、強いデッキは何種類もあり、プレイング次第でどれを使ってもチャンスのある環境なので10月初めから大会が始まるのが今から楽しみですね!
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