デュエルマスターズ │ 新弾レビュー│ dotto【アビス・レボリューション外伝 「邪神と水晶の華」】
こんにちは、dotto(@22dotton)です。
今回は2月17日に発売されたアビス・レボリューション外伝 「邪神と水晶の華」の注目カード紹介とパック全体のレビューをしていきたいと思います。
まずは注目カードの紹介から。
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・注目カードTOP3
・1位《偽りの希望鬼丸「終斗」》
文句なし、今回のパックNO.1カード。
《ジョリー・ザ・ジョニーFinal》のような多色デッキに対するメタ性能が優秀で、3コストで出せる状態だと1万火力+1ドロー+打点が破格のスペックをしています。
噛み合いの良いギミックやカードを挙げて行くとキリがないですが「革命チェンジ」、「侵略」、《禁断〜封印されしX〜/伝説の禁断ドキンダムX》、《FORBIDDENSTAR-世界最後の日-/終焉の禁断ドルマゲドンX》、《天頂と停滞と水晶の決断》、《百鬼の邪王門》等使い道は様々。
弱い点をあえて挙げるとすれば気になる点が2つあり、1点目は《偽りの希望 鬼丸「終斗」》が入っていることがバレた状態で対戦すると対面の練度やデッキによってはケアされる可能性があるため《流星のガイアッシュ・カイザー》のような初見狩り要素はあると思います。
2点目は単色カードしかほとんど入っていないデッキに対しては機能しにくいため環境にもよりますが《偽りの希望 鬼丸「終斗」》に依存した構築にはあまりできないという点です。
以上のマイナス要素2点を差し置いても強いカードであることに間違いはないため、4枚確実に集めておきたいカードです。
・2位 2コストメタクリーチャー+「水晶チャージャー」サイクル
どこかで見たことのあるようなメタ性能の効果にチャージャーが付いているハイスペックカード。
《赤い稲妻テスタ・ロッサ》のような普通のメタクリーチャーの場合、刺さらない相手には使えないためマナにチャージするしか選択肢はありませんでしたが、このサイクルのカードはチャージャーとしてもプレイできるので今までメタクリーチャーを採用しにくかったデッキにもメタクリーチャーを採用できるようになり、デッキの足回りをより強固にしてくれます。
特に《神判のカルマコットン/ジャッジ・水晶チャージャー》、《救済のカルマミルク/リリーフ・水晶チャージャー》、《連射のカルマユキメ/ショット・水晶チャージャー》、《清浄のカルマインカ/オキヨメ・水晶チャージャー》の4枚は上面のメタ性能が扱いやすい上に下面のチャージャーに付いている効果が特定のデッキやカードに対してしっかり刺さる性能なのも強い点です。
《禁術のカルマカレイル/フォビッド・水晶チャージャー》は両面とも他のカードに比べてクリティカルに刺さるデッキは少ないものの、下面の効果がループのフィニッシュ枠だけでなくトップ固定するギミックに対してメタ的な役割をこなせることは覚えておいてもいいと思います。
・3位 《天頂と停滞と水晶の決断》
「ゼニス」と「アンノウン」のサポートカードとして優秀なパーフェクト呪文。
このカードの存在が「ゼニス」と「アンノウン」の評価を押し上げてくれていると思います。
マナブーストできるデッキであれば普通にコストを払ってプレイしても申し分ない性能をしており、ブーストと手札補充効果を状況によって使い分けることができるため繋ぎの性能が高く、しかも都合が悪いエレメントがあれば除去する選択肢も含まれているため対応力があります。
こんなハイスペック呪文なのに「アタック・チャンス」を持っているため「アタック・チャンス」で唱えると大体ゲームが壊れてしまい、相手目線だとターンを返すと負けてしまう状況になります。
幸い序盤に使う方法は限られていますが強力なカードだとは思います。
・番外編《クリス=タブラ=ラーサ》
出ると流石に強い今回のオーバーレア。
まず基本スペックが高く、高いパワーと「ブロッカー」を持っているため盤面に立つとかなり邪魔、その上「ワールド・ブレイカー」を所持しているので放置できないクリーチャーです。
そこに「クリスターナル・K」という除去耐性と敗北置換が加わっているため、向き合って除去するor無視して突破する両方の選択肢が困難で召喚時に相手プレイヤー依存ではあるものの様々な効果を使用されてアドバンテージを稼がれてしまうのも厄介です。
ただ軽減があるとは言えコストの重さと効果の不安定さがネックではあるので3位に入れるか悩んだ末に番外編として紹介しました。
・パックの評価
1パック完結型の珍しいパックであったため、新しく登場したキーワード能力の「水晶ソウル」と「水晶武装」の2つがどこまで使えるようになっているかとても不安でしたが馴染みのある効果にマナを裏向きにする効果が追加されているカードが想像よりも多く収録されていたので面白いギミックになっていると思います。
色付きの新規「ゼニス」である《「俺獅」の頂天 ライオネル》、《「狡智」の頂天 レディオ・ローゼス》、《「呪怨」の頂天 サスペンス》、《「使命」の頂天 グレイテスト・グレート》、《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》の5種はどれも個性的なので、「邪神と水晶の華」のパックに収録されているカードだけでデッキを組んでもしっかりと形になるのが今回の「ゼニス」デッキの良いところだと思いますし、初心者でもカードを集めやすいのはポイントが高いです。
「ゼニス」を環境目線で考えて戦えるかは実際に環境デッキと向き合ってみないとわかりませんが新殿堂も控えているので戦える可能性は十分あり、パック全体を見てみれば優秀なメタカードや「S・トリガー」が多く収録されているので世間で言われている程今回のパックは悪くないと見ています。
ただ通常パックと違って再録枠であるトレジャー枠に「ゼニス」関連の尖ったカードが多く収録されている影響でトレジャーに汎用カードがほとんど無いのはマイナスポイントかもしれません。
人によってはdottoのように懐かしいカードの再録に喜びを感じる人もいると思いますが、10年以上続けていないと得られる感情ではないのでほとんどの人は入手するのが面倒だったカードが楽に手に入るようになって良かったね程度の再録だと思います。
新規カードの購入を検討されている人の中にはシングル買いで集めようと予定されている方も多いと思いますが、「12パック購入キャンペーン」が行われているので2Boxは購入してもいいんじゃないかなと思います。
個人的には色々な面白いデッキが組めそうで楽しみにしているパックです。