デュエルマスターズ │ 新弾レビュー&考察記事│ dotto【切札!マスターCRYMAX!!&殿堂解除予想】
こんにちは、dotto(@22dotton)です。
今回の記事では6月25日発売の「切札!マスターCRYMAX!!」の注目カードと6月29日に発表される殿堂解除カード20枚(17枚)予想を紹介します。
まずは時系列順に最新弾の注目カードの紹介です。
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・最新弾の注目カード
1位『飛ベル津バサ「曲通風」』
今回最注目のメタカード。
『巡霊者メスタポ』や『Q.Q.QX./終葬5.S.D.』のように相手が山札を見る効果に制限を加えるカード。
上記の2種と違い効果を完全にシャットアウトできるわけではありませんが3ターン目ではなく2ターン目に召喚できることから相手の初動や動きの軸になるカードに間に合い、動きを大きく制限することができます。
環境カードだと『禁断英雄モモキングダムX』、『進化設計図』、『巨大設計図』、『メンデルスゾーン』、『堕呪ゴンパドゥ』、『天災デドダム』、『切札勝太&カツキングー熱血の物語ー』、『ドンドン火噴くナウ』辺りが有効範囲になります。
メタクリーチャーにとって重要な除去耐性という点では自身の妨害効果のおかげで相手が除去カードを手札に引っ張りにくくなっていることに加えて強力な効果であるジャストダイバーも持っているため場持ちも良いです。
2位『七王無き宮殿』
『拷問ロスト・マインド』の多色対象版。強くなりすぎた多色カードに対する露骨なメタカードで4コストであることが驚きです。
最近のデッキは多色カードの採用枚数が数年前に比べて多くなっており、デッキの動きの中での繋がりを重視したデッキ(2→4→6のような形)よりも複数の動き(2→4…、3→5…等)を搭載しながら状況に応じて強いカードをプレイできるデッキがトレンドになりつつあります。
そのようなデッキ相手には致命傷を与えることができるため環境の流れに応じて今後見る機会がありそうなメタカードになるでしょう。
現在の環境だと「JO退化」や「5C」、「邪王門」と全国大会上位3つのデッキタイプに対してもしっかり刺さります。
刺さる範囲が広く優秀であることから環境に与える影響力はとても大きいと思われ、このカードが活躍し始めると単色~3色以内のデッキタイプの立ち位置が良くなってくることでしょう。
3位『テラ・スザーク<ロマノフ.Star>』
コスト軽減効果の選択の幅が広く出しやすいアタッカー。
アタックトリガーによるタマシードの蘇生効果は自身を召喚する際に使いたいカードを手札から墓地に送っておくこともできるため効果が自己完結しており、墓地から召喚可能な点と除去されにくいタマシードを進化元にできる効果が噛み合っており完成度の高いアタッカーと言えます。
同じ最新カードである『マンハッタンの心絵』と組み合わせると攻めながら制圧する動きが強く、『チェンジの海幻』とは『テラ・スザーク<ロマノフ.Star>』の効果で手札や盤面から『チェンジの海幻』を墓地に送って再利用することができるため面白い動きができます。
完成度は高いものの、色の相性が良く横展開が期待できる『ヴィオラの黒像』や『剣の地版』が効果の対象外になっているところから暴れすぎないように調整されているのかもしれません。
・総評
今回のパックはメタカードに重点を置いているように感じました。
タマシードは前回のパック同様に使い勝手の良いカードが多く収録されていますが進化クリーチャーに関しては弱くはないもののややパワーを抑えられているのかな?と感じてしまうデザインが多いです。
低レアリティに強力なカードが多く集まっている&再録が強いこともあってパック自体に価値はあると思いますが高レアリティカードに少し物足りなさを感じてしまいます。
殿堂解除予想
殿堂解除が確定している『滅亡の起源零無/零龍』、『禁断-封印されしX-/伝説の禁断ドキンダムX』、『FORBIDDENSTAR-世界最後の日-/終焉の禁断ドルマゲドンX』については除外して残り17枚をガチ予想します。
・殿堂解除予想
プレミアム殿堂⇒殿堂2枚
『超次元バイス・ホール』
『次元流の豪力』
殿堂⇒解除 15枚
『瞬封の使徒サグラダ・ファミリア』
『光牙忍ハヤブサマル』
『エメラル』
『スパイラル・ゲート』
『プラチナ・ワルスラS』
『パラダイス・アロマ』
『サイバー・ブレイン』
『インフェルノ・サイン』
『極魔王殿ウェルカム・ヘル/極・魔壊王デスゴロス』
『凶星王ダーク・ヒドラ』
『熱き侵略レッドゾーンZ』
『カモン・ピッピー』
『大勇者「鎖風車」』
『腐敗勇騎ドルマークス』
『鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス』
・その他可能性ありの候補カード
プレミアム殿堂⇒殿堂
『蒼狼の始祖アマテラス』
『邪神M・ロマノフ』
殿堂⇒解除
『インフィニティ・ドラゴン』
『再誕の社』
・選定基準
殿堂入りしているカードにとっての重要な要素の1つとしてそのカードが4枚使えると「環境に影響を大きく与えるかどうか」の部分が大きいですが、それ以外にも「使われた時の不快指数の高いカード」も要素としてあります。
ここでいう「使われた時の不快指数の高いカード」というのは以下の通りです。
・運の要素を強くしすぎてしまうカード
・(カードデザインや)ゲーム性を歪めるカード
・ロック性能の高いカード
・相手の山札に触れる(LO)カード
・ループパーツ
・ランデス
・ハンデス
これらのカードは他のカードに比べて「殿堂レギュレーション」から出てくるのには単純に強い(強かった)カードに比べてハードルが上がります。
一部例外はありますが、過去に解除されているカードの多くは「使われた時の不快指数の高いカード」では無いカードです。
以上を踏まえて予想したカードに軽く触れていきます。
・17枚簡易解説
『超次元バイス・ホール』
『時空の支配者ディアボロスZ/最凶の覚醒者デビル・ディアボロスZ』との相性は良いが、カードタイプが増え続けているので昔に比べて脅威ではない。
『超次元ジェニー・ホール』で様子を見た上での解禁はありえる。
そもそもアドバンス環境で使われている超次元ゾーンのカードはほぼ「ドラグハート」関連で、「サイキック・クリーチャー」で現在使われているのは『轟く覚醒レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒ドギラゴンX』のみ。
一気に4枚使えるようになる可能性もある。
『次元流の豪力』
『邪帝斧ボアロアックス/邪帝遺跡ボアロパゴス/我臥牙ヴェロキボアロス』を使うデッキとの相性は良いものの、ループ関連パーツのほとんどが殿堂入りしているのでそちら方面での影響力は低め。
『超次元バイス・ホール』と同じくサイキック関連がドラグハートに押され使われていないため。
『瞬封の使徒サグラダ・ファミリア』
「赤白轟轟轟」の被害者、当時そもそも確定枠では無くめちゃくちゃ暴れているわけではなかったのに念のため殿堂入りさせられた。
最近はタマシードやG・ストライク等によって受けの幅が広がっており昔ほど脅威では無く、強すぎる呪文の受けカードへの抑止力にもなるため。
『光牙忍ハヤブサマル』
もうほとんど使われることも無くなってしまった万能受けカード。
手札で受けるデッキは早期に殴り切るか溜めのアクションに弱いため以前ほど脅威では無くなっている。
『エメラル』
強力な受けカードをシールドに仕込むことができるが、現代DMはそこにあるとわかっている受けを突破するのは昔に比べて難しくはなくなっている。
2コストでは唯一無二なカードで受け以外にも使用用途があるのが少し気がかり。
『スパイラル・ゲート』
殴るデッキが手打ちで使うにはテンポがもう割に合わない、「サイキック・クリーチャー」もほとんど使われていない。
『プラチナ・ワルスラS』
2018年度最初の頃までは先攻後攻どちらで使っても強いカードだったが、殿堂入り後2018年度後半時点でインフレの波に置いて行かれて使ってもあまり強くないカードになっていた。
『パラダイス・アロマ』
数年前に殿堂ゼロで青単を組んだ時でも現代の環境デッキに遅れをとってしまっていたため、カードプールの増加によりバリエーションの幅が広がる、広がっている可能性はあるが確率は低い。
『サイバー・ブレイン』
強いカードだが壊れていないことは使えるようになってわかったと思います。
『インフェルノ・サイン』
唯一無二な部分はあるが『ルソー・モンテス/法と契約の秤』の存在や1コスト上のカードに似たようなカードが多いため。
『邪眼教皇ロマノフII世』等には追い風だがメタカードに弱いギミックなのでそこをどう考えるか次第。
『極魔王殿ウェルカム・ヘル/極・魔壊王デスゴロス』
ループパーツにはなるが『極・龍覇ヘルボロフ』があまり強くないので使えたところでアドバンス環境への影響は低い。
『凶星王ダーク・ヒドラ』
自身で自身を回収できるがその点はゲームスピードが追い付いていない。
低コスト自壊カードと悪さをする可能性があるが、自身のコストが軽くないことと基本3枚以上でのコンボになるため環境デッキになる可能性は低い。
『熱き侵略レッドゾーンZ』
『ヘブンズ・フォース』の被害者、純粋なバイクデッキが息をしてないので助けてあげた方がいい。
『カモン・ピッピー』
『フェアリー・ギフト』は殿堂入りしているし「サイキック・クリーチャー」はほとんど使われていない。
『大勇者「鎖風車」』
『ベイBジャック』&『S級原始サンマッド』の被害者、「緑単ループ」の完成形にはこのカードは使われないし悪かったループパーツは殿堂入りしている。
他のループで『困惑の影トラブル・アルケミスト』のように使われる可能性があるのはネック。
『腐敗勇騎ドルマークス』
「オカルトアンダケイン」の被害者、『フォール・クロウラー』達が許されているならこのカードも問題ないでしょう。
『鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス』
今でも弱いカードではないですが『神聖麒シューゲイザー』の時のような脅威はもうない。
・候補カード4枚簡易解説
『蒼狼の始祖アマテラス』
『エンペラー・キリコ』の元相棒。
サプライズ枠、同コスト帯の水文明のクリーチャーに競合相手自体は多いので汎用カードとしては昔に比べて劣っているがループパーツになる可能性がネック。
今後のカードデザインに影響を与える可能性もある。
『邪神M・ロマノフ』
『エンペラー・キリコ』と同時代に暴れたカード。
サプライズ枠、マナにある呪文を唱えられるのでそこに不確実性が無く強力な進化クリーチャーであることは今でも変わらないでしょう。
自身で墓地を肥やしながら『灰燼と天門の儀式』で釣って来るだけで強い。
このカードも今後のカードデザインに影響を与える可能性がある。
『インフィニティ・ドラゴン』
殿堂入りしているが当時から環境デッキで使われていたわけではなく今では使われているところを殆ど見ない。
裁定や挙動の問題で幽閉されたままかも。
『再誕の社』
強力な3コスト帯のカードや墓地メタのカードが増えているのに影響を受けて復活の可能性あり。
単体で機能するカードではなく他のカードとの組み合わせがあってこそだが、単色カードである部分は他の3コスト帯カードに比べて勝っているので微妙なライン。
・終わりに
様々なご意見があると思いますがdottoの予想は以上になります。
好きな殿堂カードは沢山ありますが(『聖鎧亜キング・アルカディアス』や『英知と追撃の宝剣』)個人的な希望はなるべく排除してガチ予想してみました。
予想が的中しても嬉しいですが、公式の方は長時間の会議の上で決められているので実はそのカードもありなのか!みたいなサプライズカードがある事を期待しています。
後から使える喜びを味わうことができるので、予想が外れたとしてもそれはそれで嬉しいかなと思います。
やっぱり使えないよりも使える方が基本的には楽しいですからね。
それではまた。