MTG │ 新弾レビュー │ 高橋優太【構築で出番があるかも?『Unfinity』カード紹介】
10/7に、ジョークセットの『Unfinity』が新発売されます!
「軌道」宇宙土地
「惑星」宇宙土地
ボーダーレス版ショックランド
※公式サイトより引用
『Unfinity』ドラフト・ブースターにはすべて、フルアート版土地が封入されています。通常その枠からは「惑星」宇宙土地が出現しますが、およそ4パックに1枚の割合で「軌道」宇宙土地が出現し、およそ24パックに1枚の割合でボーダーレス版ショックランドが出現します。
コレクター・ブースターには基本土地の枠が2つあり、それぞれの枠でおよそ24パックに1枚の割合で代わりにボーダーレス版ショックランドが出現します。
『アングルード』『アンヒンジド』などの過去のジョークセットは、美麗な基本地形で人気を博し、これを目当てに買う方も多かったです。
今回の『Unfinity』も例に漏れず、宇宙をテーマにした基本地形が収録されています。さらにはこの基本地形の枠が、ボーダーレス版ショックランドになる事もあります。
そしてこれまでと最も異なる点が、『Unfinity』はジョークセットにも関わらず、一部がエターナルでリーガルとなっているのです!ヴィンテージおよびレガシー、統率者戦で使用可能です。中には構築級のカードもあるかも!?
というわけで今回は、エターナルで使用可能な『Unfinity』のカードたちを紹介する記事です。
※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
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■キーワード能力
ステッカー
「あなたは{チケット}を得る」という効果のカードで、プレイヤーはチケット・カウンターを取得します。
取得したチケット・カウンターを消費することで、クリーチャーの名前を少し変えたり、クリーチャーに能力を付与します。
例えば「Jetpack」「Death」「Seltzer」なら、チケット・カウンターを2つ消費してトランプルを付与したり、3つ消費して怪物化したり、3つ消費してサイズを2/7にしたり、4つ消費してサイズを6/5にしたり出来ます。
イメージとしてはカラデシュブロックのエネルギー・カウンターに近いです。
ただ、構築戦でチケットの使い先であるステッカー・シートはゲーム開始時にランダムで決められるので、狙ったシートが出るとは限りません。
構築のゲームでは、10種類以上のステッカー・シートを準備します。重複無しなので、最大枚数は存在する種類数と同じ48枚となります。各ゲームの前に、それらのシートの中から無作為に3枚選びます。その3枚が、そのゲームで使えるステッカー・シートになります。
シールドデッキでは、各ゲーム前に、自分が開封したステッカー・シートの中から最大3枚を選びます。
ブースタードラフトでは、ステッカー・シートはドラフトではピックしません。『Unfinity』のブースターを開封したあと、カードをピックする前にステッカー・シートを取り除きます。各ゲーム前に、自分が開封したステッカー・シートの中から最大3枚を選びます。
アトラクション
アトラクションは、メインデッキに入れるのではなく、アトラクション・デッキという、専用のデッキを用意します。カードの効果によって、アトラクション・デッキからアトラクション1枚を出します。
アトラクションが誘発するタイミングやその後の流れはすべてのアトラクションで共通しています。
あなたの各ターンの第1メイン・フェイズの開始時に1個の6面体サイコロを振ります。これを「観覧するためにサイコロを振る」と言います。その出目があなたがコントロールしているアトラクションで点灯していたら、あなたはそのアトラクションを観覧し、そのアトラクションの観覧(visit)能力が誘発します。
※例えば《占いマシン/Fortune Teller》だったら、右の転倒している数字と同じサイコロの目(2・3・6)が出ると観覧能力が働き、占術1を行えます。
サイコロが当たれば、毎ターン何かしらのメリットを与えてくれる能力というわけですね。
アトラクション・デッキの作成ルールも定められており、以下の通りとなります。
・リミテッド戦
→ドラフトでピックした、またはシールドで開封したカードが使えます。
→デッキの最小枚数は3枚です。
・構築戦
→同じ名前のカードは複数使えません。
→デッキの最小枚数は10枚。
■アトラクション
アトラクションは数が多いので、構築戦で通用しそうなものに絞って紹介していきます。
《道化師成形機》 観覧 ― 白の1/1の道化師・ロボット・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。 |
観覧確率は3分の1で、トークン生成。トークンとアトラクション自身がアーティファクトなので、親和や即席など、アーティファクトとシナジーのあるデッキで。
《鏡の間》 観覧 ― あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、あなたがコントロールしていてそれでないすべてのクリーチャーは、その選ばれたクリーチャーが伝説であるならそうでないことを除き、それのコピーになる。 |
観覧確率は3分の1ですが、4マナの《鏡編み》に相当する能力!
トークンをたくさん並べるデッキで強そう。
《鏡の間》 観覧 ― あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。それは速攻を得る。次のあなたの終了ステップの開始時に、それを追放する。 |
観覧確率は3分の1ですが、《浅すぎる墓穴》に相当する能力!
これはレガシーや統率者戦でも活躍の機会がありそう。
《案内所》 観覧 ― カード1枚を引く。 |
観覧確率は3分の1ですが1ドロー!
《ビーブルすくい》 観覧 ― 1個の6面体サイコロを振る。これの上にその出目に等しい個数の幸運カウンターを置き、宝物・トークン1個を生成する。その後、これの上に6個以上の幸運カウンターがあるなら、賞品獲得! |
観覧でさらにサイコロをふりつつ、宝物トークンを生成して、6個以上の幸運カウンターがあるなら、次のアトラクションにつながります。
観覧確率が2分の1と比較的容易で、観覧すれば宝物トークン1個は確実に出るので、かなり堅実なアトラクションに思えます。アトラクションデッキなら、《ビーブルすくい》は必須でしょう。
《ローラー・コースター》 観覧 ― ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。 |
観覧確率は3分の1ですが、これもトークンをたくさん並べるデッキで強そう。
《小説ライド》 観覧 ― あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚を追放する。Xはこのターンにあなたが観覧したアトラクションの数に等しい。(これ自身も数える。)このターン、それらのカードをプレイしてもよい。次の終了ステップの開始時に、それらのカードの中に追放されたままのものがある場合、それらをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。 |
赤の衝動的ドロー能力で、1ドローの《案内所》と比較して《小説ライド》は確率2分の1と比較的容易です。
アドバンテージ源としては、より確率の高い《小説ライド》の方が良さそう。
《スイングシップ》 観覧 ― このターンの最初の戦闘フェイズの後に、追加の戦闘フェイズ1つを得る。その戦闘の開始時に、このターンに攻撃したすべてのクリーチャーをアンタップする。 |
観覧確率は3分の1ですが、4マナの《連続突撃》に相当する能力!
統率者で21点のダメージを狙うデッキなら強そう!
《ゴミ箱》 観覧 ― カード2枚を切削し、その後、あなたの墓地にあるカード1枚を無作為に選んであなたの手札に戻す。(カードを切削するとは、あなたのライブラリーの一番上にあるカードをあなたの墓地に置くことである。) |
観覧確率は3分の1で、墓地活用するデッキなら切削2がメリットになるので、他のドロー系アトラクションよりも優先されそう。
《愛のトンネル》 観覧 ― 対戦相手1人を選ぶ。そのプレイヤーは自分がコントロールしているクリーチャー1体を選び、その後、あなたはあなたがコントロールしているクリーチャー1体を選ぶ。それらの選ばれたクリーチャーを追放してもよい。そうしたなら、次の終了ステップの開始時に、それらをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。そうしないなら、それらの選ばれたクリーチャーはお互いに格闘を行う。 |
観覧確率は3分の1で、相手の選んだクリーチャー1体と自分のクリーチャー1体が明滅するか、もしくは格闘します。
アトラクションを出て格闘するカップルみたいなフレーバーが面白いですが、除去できるアトラクションと考えると、十分構築級の性能です。
■白
《おどけまわり》 白の1/1の道化師・ロボット・アーティファクト・クリーチャー・トークン2体を生成し、その後、1個の6面体サイコロを振る。その出目があなたがコントロールしているロボットの数以下なら、白の1/1の道化師・ロボット・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。 |
ダイスで2以下が出れば、2マナでトークンを3体出せます。トークンがアーティファクトなので、親和や即席のコスト軽減に出来ますし、2マナで最大3体アーティファクトを出せるカードは珍しいので、構築級かも。
《苦情係》 これが戦場に出たとき、アトラクション1つを開く。(あなたのアトラクション・デッキの一番上にあるカード1枚を戦場に出す。) |
アトラクションを開きつつ、サイコロで1が出た時にトークン生成なので悪くない性能。
《パークのメ~惑》 あなたがオーナーでありこれでないクリーチャー1体が戦場に出るたび、あなたは{チケット}を得る。 |
トークンを複数生成するカードと相性が良く、単体でチケット・カウンターを多く得る事が出来ます。
1/1トークンをパワー/タフネス・ステッカーで6/5に変えたら強そう。
《星明かりの豪華ショー》 パレード! ― あなたのターンの戦闘開始時に、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーが選ばれるまで、あなたがコントロールしているクリーチャー1体ずつを選ぶ。ターン終了時まで、それらの選ばれたクリーチャーはそれぞれ、それより前に選ばれたクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。(皆並ぼう! 最初に並んだクリーチャーは+0/+0の修整を受ける。) |
例えばクリーチャーが4体いたら、2つ目に選んだクリーチャーが+1/+1、3つ目に選んだクリーチャーが+2/+2、4つ目に選んだクリーチャーが+3/+3…といった具合になります。
今回はトークンデッキを後押しするようなカードが多め。
■青
《まどわしビーブル》 プロテクション(ロボット) |
観覧はサイコロを振る能力なので、《まどわしビーブル》は観覧確率を上げてくれて、更に他のサイコロを振る能力についてもやり直しが出来ます。珍しい能力!
《命令パフォーマンス》 以下から2つを選ぶ。 |
アトラクションは自分のターンの第1メイン・フェイズの開始時に誘発するので、出したターンには誘発しません。そのため、観覧でアドバンテージを得るにはなるべく早く出したいところ。
2マナでアトラクションを開けるカードは重要で、2ターン目に《命令パフォーマンス》でアトラクションを開きながら、それ以外のタイミングでは観覧するためのサイコロも振れます。
アトラクションの強さはまだ未知数ですが、アドバンテージを取るカードが多いのは魅力的。《命令パフォーマンス》は青いので《意志の力》の代用コストに出来るということもあり、レガシーでも試してみたい1枚です。
チケットも取得できるので、クリーチャーの強化が行えるなど使い道が多く、《命令パフォーマンス》には可能性を感じています。
《文章交換》 これが戦場に出たとき、クリーチャー2体を対象とする。これが戦場にあり続けているかぎり、それらのクリーチャーの文章欄を入れ替える。 |
最初ジョークのテキストかと思う内容でしたが、ちゃんと構築戦で使えます!
相手のシステムクリーチャーと自分の弱いクリーチャーの文章欄を入れ替えれば、実質相手のクリーチャーを奪ったような状態になります。
《経験豊富なボタン押し》 これが戦場に出たとき、アトラクション1つを開く。(あなたのアトラクション・デッキの一番上にあるカード1枚を戦場に出す。) |
前述の通り、アトラクションを開く能力は軽い方が使いやすいです。シングルシンボルなので《古えの墳墓》から2ターン目《経験豊富なボタン押し》プレイを狙えます。
《ヴィダルケンのリス叩き》 これが戦場に出るに際し、1個の6面体サイコロを2回振る。 |
最大で4マナ6/6!
青にはサイコロを振りなおす能力が多く、観覧するためのサイコロも振り直せます。
■黒
《死拍の従者》 これが戦場に出たとき、アトラクション1つを開く。(あなたのアトラクション・デッキの一番上にあるカード1枚を戦場に出す。) |
アトラクションは早く出すと強い!(3回目)
2マナでアトラクションを開けるカードは重要で、《死拍の従者》なら《暗黒の儀式》から1ターン目のプレイも狙えます。
アトラクションデッキを組むなら、おそらく青か黒が中心になると思います。
《「生涯」パス所有者》 これはタップ状態で戦場に出る。 |
1マナ2/1ゾンビと構築レベルのスタッツを持ちながら、死亡時にアトラクションを開きます。
しかも観覧でサイコロで6が出れば戻るので、アトラクションを使うために生まれたような性能。
黒は《ファイレクシアの塔》《陰謀団式療法》で生贄にする手段には困らないですし、《「生涯」パス所有者》はアトラクションデッキの中心になるでしょう。アトラクションデッキを組むなら、まずはこれ4枚からスタートしそう。
《切断マジック》 クリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。これによりそのクリーチャーが死亡したなら、それのコントローラーは、基本のパワーがそのクリーチャーのパワーの半分であり、基本のタフネスがそのクリーチャーのタフネスの半分であることを除いてそのクリーチャーのコピーであるトークン2つを生成する。それぞれ切り上げる。 |
対象となったクリーチャーを2体に分裂させる、今までにない面白い効果を持った除去。
「戦場に出た時に~」の効果を再利用すると強いですし、何か無限コンボの匂いがします。
《詐欺血鬼》 これが戦場に出たとき、あなたは{チケット}を得、その後、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚にステッカー1枚を貼ってもよい。 |
《棺の女王》に似た能力。マナコスト無視で墓地からクリーチャーを戦場に戻せるので、統率者戦でチャンスがありそう。
《いらっしゃいませ》 アトラクション2つを開く。(あなたのアトラクション・デッキの一番上にあるカード2枚を戦場に出す。) |
2つアトラクションを開く!?
《暗黒の儀式》経由で早いターンに《いらっしゃいませ》を唱えれば、観覧でアドバンテージを得るチャンス!
■赤
《___ゴブリン》 このクリーチャーが戦場に出たとき、これに名前ステッカー1枚を貼ってもよい。そのステッカーにある母音1つにつき{赤}を加える。(母音はA,E,I,O,U,Yである。) |
名前ステッカーのうち、「Delusionary」を含むものを引くことが出来れば、なんと6マナを生み出す事が出来ます!
しかし狙って「Delusionary」のシートを出せるわけではないので、ランダム性があります。
《ゴブリンのエアブラシ師》 あなたがステッカーを貼るたび、宝物・トークン1つを生成する。それがアート・ステッカーなら、代わりに、宝物・トークン2つを生成する。(それらは、「{T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。) |
実用レベルのステッカー・カード。前述の《________ ゴブリン》と組みあわせて使いそうです。
《過激な悪党》 これが戦場に出たとき、アトラクション1つを開く。(あなたのアトラクション・デッキの一番上にあるカード1枚を戦場に出す。) |
他の色に比べると、赤はアトラクションを開くカードが弱めです。
《ちょっとした動作不良》 以下から1つを選ぶ。 |
団結のドミナリア収録の《塵と化す》に似ていますが、《ちょっとした動作不良》はサイコロで6が出れば最大6体を対象に取れるので、対象に取ることがメリットになる「英雄的」を誘発させるなど、細かな差異があります。
《トリガーハッピー》 パーマネント1つを対象とする。それの誘発型能力1つを選ぶ。その選ばれた誘発型能力は誘発する。あなたがその能力をコントロールする。 |
かなり珍しい、赤で誘発型能力を奪う能力。統率者戦で相手の《タッサの神託者》の誘発を奪う事を考えましたが、残念ながら自分のライブラリーが少ないときでないと特殊勝利は出来ません。
■緑
《ブローブ星人の仲間》 トランプル |
軽いコストでチケット・カウンターを得るのは珍しい能力!
ただ《ブローブ星人の仲間》はチケットを貯めるだけで消費出来ないので、別途チケットを消費するカードが必要です。
《新規アトラクション》 あなたのライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出し、その後、ライブラリーを切り直す。アトラクション1つを開く。(あなたのアトラクション・デッキの一番上にあるカード1枚を戦場に出す。) |
マナ加速しながらアトラクションを開く、かなり構築級の性能!
《ふれあい動物園の飼育係》 到達 |
基本的にはマナ加速の《新規アトラクション》の方が強いと思います。
ただ、最近のレガシーは《ドラゴンの怒りの媒介者》や《秘密を掘り下げる者》などパワー3の飛行が多く使われているので、それらを0/4到達で止めつつアトラクションを開く《ふれあい動物園の飼育係》はギリギリ構築級かも?
■多色
《レックス・ネビュラ艦長》 あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたがコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とする。ターン終了時まで、それは機体・アーティファクトになる。それの基本のパワーとタフネスはそれぞれ、それのマナ総量に等しい。それは搭乗2と「強行着陸 ― この機体がダメージを与えるたび、1つを対象とする。1個の6面体サイコロを振る。その出目がこの機体のマナ総量と等しいなら、これはそれにその点数のダメージを与え、その後、この機体を生け贄に捧げる。」を持つ。 |
《即時換装》と同じくクリーチャーを機体に変化させるので、《献身のドルイド》を対象にすることで-1/-1カウンターを乗せ続けて無限マナコンボが出来ます。
クリーチャーをクリーチャーでなくする能力は珍しく、他にも無限コンボを狙えそう。
《星の子犬、コメット》 [0]:1個の6面体サイコロを振る。 |
極端な話ですが、6が出続ければ何回も能力を起動できるので、そのまま[+2]の速攻リストークンと合わせてゲームに勝てます。
6が出なくても、1-5でも十分強い能力なので、レガシーでも見かける機会がありそう。
今まではサイコロを振るカードで構築レベルのものが少なく、サイコロの出目がそのまま勝敗になるような事は少なかったのですが、
今回の《星の子犬、コメット》は6が出なくても強い、構築級の性能。
しかし大事な試合で、勝敗がサイコロのランダム要素で決まってしまう事に対して、僕はあまり良い印象を受けていません。《星の子犬、コメット》が強過ぎないことを願っています。
《忘れ物探し、ディー・ケイ》 これが戦場に出たとき、アトラクション1つを開く。 |
3マナでアトラクションを開き、青いから《意志の力》の代用コストになり、1点ドレインや墓地回収能力も強い。
青黒アトラクションがデッキとして成立しそうです。
《魔法の糸のメイガー》 {1}{黒}{赤}:あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それの名前を記録し、それを裏向きで戦場に出す。それは「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、その記録された名前を持つカードのコピー1つを生成してもよい。そのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。」と「このクリーチャーが戦場を離れるなら、これを他のいずこかに置く代わりに追放する。」を持つ3/3のクリーチャーである。 |
マナコストが重く、自分から墓地に送れるインスタント・ソーサリーをクリーチャー化すると強そうです。
たとえば《群れの渡り》やサイクリング付きの重いカードは早いターンに捨てて3/3に変えられるので面白そう。
特に《群れの渡り》はコピー出来たら、《血の墓所》《踏み鳴らされる地》などを参照してビースト・トークンをたくさん出せます。
《最も危険なゲーマー》 接死 |
アトラクションの《ビーブルすくい》は、サイコロの合計が6以上になれば賞品を得るので、条件達成が比較的容易です。
《最も危険なゲーマー》は構築レベルの性能に見えます。
《壮大なるマイラ》 あなたがあなたの手札からインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、アトラクション1つを開く。 |
今まではカード1枚で1つのアトラクションを開くカードばかりだったのに、なんと《壮大なるマイラ》は単体で複数のアトラクションを開きます。
しかもインスタント・ソーサリーを唱えるだけと、条件が容易!!!
《壮大なるマイラ》を出してから《意志の力》や《目くらまし》で能力を誘発させたいです。
《スペースベレレン》 宇宙を刻む者(これは戦場をアルファ、ベータ、ガンマのセクターに分ける。どのセクターにも割り振られていないクリーチャーがいるなら、それのコントローラーがセクター1つを選んで割り振る。対戦相手が先に割り振りを行う。) |
戦場をアルファ、ベータ、ガンマの3つのセクターに分けて、セクター内のクリーチャーに影響を与える能力。
残念ながら、盤面干渉力は弱めなので、構築で使うのは難しそう。
■おわりに
僕の注目カード4つは、すべてアトラクションに関するものです。
今までなかったシステムは評価が難しいですが、「統治者」「イニシアチブ」といった能力はレガシーでも活躍しており、アトラクションの強さにも期待しています。
それではまた。