MTG │ デッキ紹介 │高橋優太【4色死者の原野/赤黒死の影果敢】
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今週は最近のモダン環境から、2つのデッキを紹介して行きます。
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■4色《死者の原野》
4《氷牙のコアトル》
4《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
4《致命的な一押し》
2《突然の衰微》
2《マナ漏出》
4《成長のらせん》
2《否定の力》
3《謎めいた命令》
2《約束の刻》
3《レンと六番》
2《精神を刻む者、ジェイス》
4《霧深い雨林》
4《汚染された三角州》
2《沸騰する小湖》
2《新緑の地下墓地》
1《繁殖池》
1《蒸気孔》
1《湿った墓》
1《踏み鳴らされる地》
1《ケトリアのトライオーム》
1《ゼイゴスのトライオーム》
1《神秘の聖域》
2《冠雪の島》
1《冠雪の沼》
2《冠雪の森》
2《死者の原野》
2《廃墟の地》
1《儀礼的拒否》
1《軽蔑的な一撃》
2《否認》
1《外科的摘出》
2《浄化の野火》
2《夏の帳》
1《ガイアの祝福》
2《突然の衰微》
2《虚無の呪文爆弾》
1《仕組まれた爆薬》
除去や打ち消し呪文で相手と1対1交換を交換していきゲームを長引かせて、最終的には《死者の原野》による大量のゾンビトークンで勝利する4色コントロールデッキです。
土地5枚から《約束の刻》をプレイすることで《死者の原野》と青フェッチランドをサーチ。この時点でゾンビトークンが2体生まれます。
次のアップキープに青フェッチランドから《神秘の聖域》をサーチして墓地の《約束の刻》を回収、再度プレイすることで2枚目の《死者の原野》をサーチ。以降は土地を置くだけでゾンビが湧き出てきます。
《神秘の聖域》は他にも《謎めいた命令》との相性が良く、「打ち消し+《神秘の聖域》バウンス」「クリーチャーを全てタップ+《神秘の聖域》バウンス」などで《謎めいた命令》を再利用することが可能。
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が既に脱出しているなら毎ターン追加ドローが出来るので、毎ターン《謎めいた命令》+《神秘の聖域》を何度も使い回す事が出来ます。
最近スタンダードで禁止になった《自然の怒りのタイタン、ウーロ》はフェッチランドや軽いインスタントと組み合わせれば4ターン目に脱出出来て、モダンでも十分強力なフィニッシャー。
土地を伸ばし続けたいデッキなので、毎ターンフェッチランドを回収できる《レンと六番》の為に赤をタッチ。実質スゥルタイにタッチ赤と言う形です。
フェッチランドからトライオームをサーチはモダンならではの選択で、4色デッキが以前よりも強固なマナベースになりました。
基本的には
《ゼイゴスのトライオーム》→《踏み鳴らされる地》
《ケトリアのトライオーム》→《湿った墓》
の2パターンが多いです。
序盤に《冠雪の島》をサーチすると《レンと六番》《突然の衰微》からのダブルアクションが取りにくいので、《冠雪の島》は最後にサーチがおすすめ。
4色デッキであるためマナ拘束が濃く、青青青黒赤緑緑とシンボルが7つ必要なデッキなので、フェッチランドで何をサーチするのかは良く考えてからにしましょう。
タッチ黒とタッチ白の比較
この4色《死者の原野》デッキ、最近ではティムールの三色に《流刑への道》《創造の座、オムナス》をタッチ白したバージョンが主流です。
確かに《創造の座、オムナス》はモダンでも十分通用するカードパワーなのですが、軽量除去を比較した場合に黒の方が白よりも優れていると考えて、今回の記事ではスゥルタイ版を紹介しています。
軽量除去を重視する理由として、最近《死の影》《スカイクレイブの災い魔》デッキが流行している事により、《稲妻》の除去としての信頼性が低い事が挙げられます。
《死の影》《スカイクレイブの災い魔》は4/4以上のサイズになる事が多いため、火力除去よりも確定でこの2種類を除去出来るカードの方が良いです。
モダン環境全体を見た時、《致命的な一押し》と《流刑への道》どちらが良いかについては議論の余地があります。
《致命的な一押し》
→最序盤から撃ちやすい。
→5マナ以上を除去できない(《現実を砕くもの》《ワームとぐろエンジン》《原始のタイタン》《嵐翼の精体》など)。
→《夏の帳》される。
《流刑への道》
→最序盤は相手に土地を与えるため撃ちにくい。特に《貴族の教主》《献身のドルイド》などのマナクリーチャー。
→追放がメリット。
僕は「最序盤から撃ちやすい」点を評価しており、赤黒《死の影》や5色人間に土地をあげたくない事を考慮すると《致命的な一押し》の方が少しだけ強いと考えています。
それに加えて4色《死者の原野》はサイド後に土地対策である《窒息》《血染めの月》などを置かれる事が多いので、汎用性の高い除去である《突然の衰微》を取れる事も黒のメリットです。
白にするか黒にするか、どちらもメリット・デメリットを考えて使ってみて下さい。
■赤黒《死の影》果敢
4《死の影》
4《僧院の速槍》
4《損魂魔道士》
4《スカイクレイブの災い魔》
2《突破》
4《溶岩の投げ矢》
4《稲妻》
2《変異原性の成長》
4《思考囲い》
2《使徒の祝福》
2《ティムールの激闘》
1《アガディームの覚醒》
2《四肢切断》
4《ミシュラのガラクタ》
4《血の墓所》
4《血染めのぬかるみ》
3《汚染された三角州》
3《沸騰する小湖》
1《沼》
1《山》
サイドボード
3《トーモッドの墓所》
4《致命的な一押し》
2《大群への給餌》
2《死の飢えのタイタン、クロクサ》
1《コラガンの命令》
2《コジレックの帰還》
1《夢の巣のルールス》(相棒)
《僧院の速槍》《損魂魔道士》の2種類の果敢クリーチャーと《ミシュラのガラクタ》《溶岩の投げ矢》などの軽い呪文を組み合わせて序盤から攻めて行くアグロデッキです。
もともと赤単や赤黒の果敢デッキは存在していましたが、「ゼンディカーの夜明け」で《スカイクレイブの災い魔》が登場したことによりデッキが《死の影》とのハイブリッドになりました。
フェッチランドから《血の墓所》で積極的にライフを支払い、巨大な《死の影》で攻めて行きます。
《死の影》デッキは《死の影》を引けなかった時にクロックが細くなることが欠点でしたが、同系統のクリーチャーである《スカイクレイブの災い魔》が増えた事で安定性がアップ。
《スカイクレイブの災い魔》は自分が果敢クリーチャーで攻めている状況なら《死の影》よりも早いサイズアップをするので、3ターン目に10/10になる事も起こります。
《死の影》《スカイクレイブの災い魔》はサイズは大きいですがチャンプブロックで凌がれやすいので、トランプルを付与する《ティムールの激闘》《突破》。
特に《ティムールの激闘》は《スカイクレイブの災い魔》と相性が良く、例えば5/5の状態で二段攻撃を付ければ先制攻撃ダメージで5点、その後通常ダメージで10点と言った事も可能です。
自分のライフを減らしておくことが出来ればあっという間にサイズアップします。
新カードの《アガディームの覚醒》は土地として置けば3点ライフを減らせるのがメリットで、呪文としてプレイすれば除去された《死の影》《僧院の速槍》などをまとめて戦場に戻すことができます。
《夢の巣のルールス》を相棒にしている事で従来の《通りの悪霊》が使えなくなっているので、土地から3点ライフを払えるのは重要。
序盤引いても後半引いても嬉しいカードなので、《アガディームの覚醒》は複数採用しても良さそうです。
■4色《死者の原野》プレイ動画
デッキの動きを見たい方はこちらの動画もどうぞ。(デッキリストは記事掲載の物と少し異なります)
https://www.twitch.tv/videos/762135279
■おわりに
モダンをプレイするのは久しぶりでしたが、「ゼンディカーの夜明け」により環境が一新されており、なおかつ対戦相手が使うデッキの種類も多く非常に楽しめました。
今後もモダンやレガシーなどの新デッキを見つけたら記事として発信して行きます。
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それではまた。
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