MTG │ 大会レポート │ 井川良彦【PT名古屋2020】

皆さんこんにちは。Rush Prosの井川(@WanderingOnes)です。

先週開催されたPT名古屋に参加してきましたが、ドラフト1-2、パイオニア3-2で計4-4で初日落ちを喫してしまいました。

そこで少し遅くなりましたが簡単なレポートと、反省について簡単に述べて行こうと思います。

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■ドラフト

MPLプレイヤーの行弘賢、元プラチナプロでありアジアトッププロの一人であるケルビン・チューと同卓となったこのドラフト。フィーチャーテーブルに選ばれ、僕のピックが配信されることとなりました。興味がある方はYouTubeの動画でご覧ください。

上下との強調に成功し、ピックされたのは白いカードの山、山、山。ピック中にカードの採択に悩んでいたこともあり、カードの枚数が多めにある割にはカットに手を伸ばさなかったのが反省点でもあります。オーラデッキになるのが途中で確定していたので《ケイラメトラの恩恵/Karametra’s Blessing》は喉から手が出るほど欲しかったのですが、目の前を1枚も通らず。少しソートが偏っていたのもあり、1枚も卓に出なかったと思われます。残念。

ピックしたカードの全画像。Twitterより拝借しました。ありがとうございます。

出来上がったのは白単タッチ赤のアグロデッキ。24枚目をどうするか悩みに悩んだ末、少し贅沢ではありますが除去が過多になっても仕方ないということでこの環境の《平和な心/Pacifism》である《凄絶な無気力/Dreadful Apathy》の2枚目をサイドに落としました。

4枚採用された《卓絶した特使/Transcendent Envoy》を2ターン目に展開し、3ターン目には計4枚の《威厳ある存在/Commanding Presence》《さし迫った破滅/Impending Doom》を貼って殴るのがコンセプト。リミテッド=40枚デッキで4枚ずつなのでかなり高い確率で成立するはずですが、実際は7ゲームやって決まったのはたった1回。プレイも冴えず、引きにも恵まれずで1-2で終わってしまいました。

2→3のムーブとしては環境最上級のお手軽コンボ

ただ「運が悪かった」というのは簡単ですが、「もっと厳しくマリガンすべきだったか?」というのが終わった後の反省というか後悔でした。

除去も豊富、生物のラインナップも悪くなく基本的にデッキは強めであることは間違いありませんが、マナフラッドの受けがなく後半トップデッキして嬉しくないカードも多いデッキ構成。なので「土地3クリーチャー2除去2」といった悪くないが決して良くもない=コンボが揃っていない手札はもっと積極的にマリガンしたほうが良かったかもしれません。これは7枚→6枚のときだけでなく、6枚→5枚のときの判断もそうです。「リミテッドだしあまりマリガンしたくないな」「別に悪くない手札だしな」といった甘えた判断が、結果的に敗北を招いてしまったのではないかと考えています。

■パイオニア

パイオニアで使用したのは、今回のチームデッキとして持ち込んだ緑単タッチ黒アグロ。

このデッキを選んだ理由は単純で、チーム内の調整で最も勝率が高かったからです。コンボが嫌い、アグロが好き、コントロールじゃないと嫌だ…そういった感情は排除して(少なくとも今回の調整過程の範囲では)ロジカルに選択しました。

スピリットとヘリオッド系には不利ですが、その他のアーキタイプには概ね五分~有利の勝率を記録しており、かつ不利な相手にもブン回りで圧倒することもあるという点が魅力でした。

一般的な緑単系アグロは《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》を採用している関係でオールインせざるをえず、その分で全体除去を有する青白コントロールや5色ニヴ=ミゼットに「全展開→《至高の評決/Supreme Verdict》」で負けることも多く、また《朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur》《グレートヘンジ/The Great Henge》《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》のような手札が来て《朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur》だけ対処されて負けといったパターンもありました。

その敗着になりやすかった《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》を《集合した中隊/Collected Company》に変えてデッキの安定感が上がり、またインスタントアクションが増えたことによりコントロールへの耐性も上がったのが強みです。

・・・という経緯で使用したわけですが、使った6人の戦績はトータル「16-16」(5-4,4-5,3-2,2-2,2-2,0-1)という残念な数字。
大きく負けたわけではありませんが、逆に大きく勝ったメンバーもおらず。国内でも屈指のメンバー(佐藤レイ・中村修平・熊谷陸・松本友樹・ペトル・僕)が使用したデッキとしては惨敗といえるでしょう。

■後悔は無意味、するべきは反省

「このメタゲームなら○○を使うべきだった」
「サイドの××は弱かったな。△が良かったか」

こういった類の感想/後悔は基本的に結果論ベースで語られることが多く、ほぼ無意味といっても過言ではありません。
必要なのは「なぜその選択ができなかったのか」「なぜそうなってしまったのか」といった練習/調整過程の反省と改善です。

今回のケースで言えば、僕は緑単タッチ黒を使ったことを全く後悔していません。なぜかというとPT時点ではチームとしての最善をつくした結果として作成・サブミットしているので、デッキ選択自体を悔いても意味がないからです。ベストを尽くして、負けた。それだけです。

ではこの「ベスト」がベストではなかった(と結果付けるには十分な敗戦でしょう)とすると、今後どうすべきなのかを考える必要があるでしょう。

(例1)勝率が高いデッキを選択したはずだった

→しかし本番では勝率が良いとされている相手も取りこぼしてしまった
→相手側(ディミーアや黒単など)のデッキリスト/プレイの質が低く、結果的にデータが実際の勝率と乖離してしまったのでは?
→プレイの質の向上、相手側のリストのブラッシュアップのフロー改善など

今回でいえば、ディミーア《真実を覆すもの/Inverter of Truth》の勝率/強さ自体を見誤っていました。強いデッキでありトップメタの一角としてチーム内でも調整していましたが、黒単/イゼットハサミ/緑単タッチ黒アグロといった速く、かつサイド後に妨害してくるアグロ相手の勝率が伸び悩んでおり、その結果使用者はあんちゃん(高橋優太)1人になってしまいました。もう少し複数のメンバーかつ様々な角度で着手できていれば「デッキが強くなる→勝率が上がる→使用デッキとして浮上する」といった理想的な流れになったかもしれません。

(例2)メタゲーム上ポジションの良いデッキを選択したはずだった

→しかし実際のメタゲームは予想と異なり、ポジションが悪くなっていた
→MOの大会結果、直前のMOでの対戦相手の分布、配信の内容、カードの売れ行きetc…、もっと視野を広く見れなかったか?
→前もってスケジューリングし、X日時点での情報などをまとめることを忘れないようにする

今回でいえば、想定メタゲーム自体は大きく間違えはしなかったものの、その先=「何が勝ち組になるか」の意識が低かったです。
5色ニヴ=ミゼットや赤単などが負け組になることは予想できたのに、フラットに考えすぎていました。上位メタに寄せる意識をもう少し強く持つべきでした。

などなど。上記はあくまで簡単な例示であり、練習内容や人数、質などにもよって反省/改善は変わりますが、「何が悪かったか」「なぜそうなってしまったか」「次はどうすればいいか」を常に考えて次に繋げていきたいところです。

■まとめ

大会で負けるのは非常に悔しいです。それが特に年に数回しかないプレイヤーズツアーで、さらにその大会に向けて多大な時間/コストをかけていたなら尚更です。

ですが僕には幸運にもまだ次の機会があります。隔月で開催されるミシックポイントチャレンジ&ミシック予選。ミシック・インビテーショナル。そして次回のプレイヤーズツアー。

今回の敗戦を糧にして、次回以降の大会で好成績が残せるよう、引き続きチャレンジしていきたいと思います。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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