デュエルマスターズ │ 新カード・コンボ紹介 │ 【謎のブラックボックスパック】
1月25日発売の最新弾「謎のブラックボックスパック」には、300種類以上のカードが収録されています。このパックは収録枚数が多いだけでなく、Rush Prosの新弾レビュー記事でも一部紹介されていたように、ジョークカードのようなものから環境の第一線での活躍が期待されるカードまで、様々なカードが収録されていることも特徴です。
発売から日にちが経ち、新登場のカードを利用したデッキも多数開発されています。今回は「謎のブラックボックスパック」で登場した新カードと既存のカードの有効な組み合わせをピックアップしてご紹介していきます。
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《STARSCREAM – ALT MODE – / STARSCREAM – BOT MODE – 》+《超次元キルホール》《超次元パワードホール》
4コスト、スピードアタッカー、火文明と闇文明のコマンド持ち、覚醒すればWブレイカーという破格のスペックを持つ超次元クリーチャーです。
本体が4コストであることが幸いし《超次元キルホール》《超次元パワードホール》など、3コストの超次元呪文から登場し、そのまま侵略を絡めた強襲をかけられます。
侵略と言われてすぐに思い浮かぶカードは盤面コントロールに長けた《SSS級天災デッドダムド》ですが、あちらには既に《天災 デドダム》という相性が良い侵略元が存在するうえ、せっかく速攻を仕掛けるのであればTブレイカーを持つ侵略と組み合わせたいところです。
打点のある侵略持ちといえば《轟く侵略 レッドゾーン》と《S級不死 デッドゾーン》の2枚。
《轟く侵略 レッドゾーン》と組み合わせるのであれば、従来通り水文明と組み合わせた【赤青バイク】の侵略元を増量して速度アップ。《S級不死 デッドゾーン》であれば《零龍》を絡めて、手札以外のリソースを活用しながら戦う使い方が有効でしょう。
自身の能力で覚醒してWブレイカーになれるという点では、【赤白サンマックス】などで利用されている《ナゾの光リリアング》と組み合わせるのも悪くありませんが、侵略をせずに打点として機能させるには早い段階で覚醒させる必要があり、そのためにはガチンコジャッジで勝たなければなりません。
《STARSCREAM – ALT MODE – / STARSCREAM – BOT MODE – 》を採用したデッキは攻撃的な構築になる関係で、どうしてもデッキの平均コストが低くなりがちです。そのため、コストで競うガチンコジャッジに勝ちづらい構築になりやすく、“とりあえず速攻デッキに採用して打点を増やす”という安直な使い方は難しいでしょう。
以上の課題から、現状の使用用途としては、侵略を絡める速攻デッキの強力な進化元という使い方が主になります。環境が速攻に傾けば注目されること間違ないので、「謎のブラックボックスパック」の中でも要注目の1枚です。
また、《STARSCREAM – ALT MODE – / STARSCREAM – BOT MODE – 》以外にも《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ/エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANGPARADE!》など、「謎のブラックボックスパック」では新たなサイキッククリーチャーが多数登場しました。
超次元呪文はかなり以前に登場したカードですが、これを機に需要が大きく高まっています。ほとんどが絶版パックの収録カードなので、思い立ったら早いうちに集めておいた方が良いかもしれません。
《Black Lotus》+《爆流忍法 不死鳥の術》
「謎のブラックボックスパック」の発売から、何かと話題に上がっている《Black Lotus》。0マナで3マナを生み出すという強力な効果を持っていますが、封印を剥がす関係でプレイから効果起動までラグがあり、活用できるデッキはその問題をクリアできるものに限られてしまいます。
増やしたマナを有効活用できる、後半に引いても自力で封印を剥がせる、という2点を満たすデッキとなると、現状の候補は《爆流忍法 不死鳥の術》を採用した【モルトNEXT】でしょうか。
序盤にプレイした《Black Lotus》の効果により4ターン目前後で急に3マナの大ジャンプを行い、《偽りの名ヴィルヘルム》など大型ドラゴンの召喚が可能です。ブーストが引けていない場合も仮のブーストとして利用でき、もし後半に引いてしまってもこのデッキであれば《爆流忍法 不死鳥の術》で一気に封印を剥がせます。
《伝説の救世主 ワタル》+《超戦龍覇モルトNEXT》+《ボルシャック・ドギラゴン》
《Black Lotus》の他にも《伝説の救世主 ワタル》という新しいドラグハートや《ボルシャックライシス・NEX》など、採用候補となるカードも同じ「謎のブラックボックスパック」に収録されており、【モルトNEXT】の構築の幅は大きく広がりました。
《伝説の救世主 ワタル》は、装備した状態でバトルするという条件を満たすと装備クリーチャーごと《龍神丸》に龍解し、さらにバトルで勝利すると複数の効果を発動するカードです。
【モルトNEXT】は防御札の《ボルシャック・ドギラゴン》によるバトルで相手の攻撃を耐えることが多く、その登場時に《超戦龍覇モルトNEXT》を進化元にできれば素早く《龍神丸》の効果を発動できます。今までは《ボルシャック・ドギラゴン》だけでは防ぎきれなかった攻撃も、《龍神丸》のシールド追加効果、パワーアップ効果でしのぎ切れる場面が多くなることでしょう。
《伝説の救世主 ワタル》の登場で【モルトNEXT】は防御面で強化を受けましたが、依然としてお世辞にも防御が固いとは言い難いデッキです。攻撃力は文句無しですが、相手への干渉力の無さという弱点も克服されていませんので、環境のデッキに対抗するにはこれらの強化に加えてもう一工夫が必要になりそうです。
とはいえ、デッキが思い通りに動いたときの爽快感は他のデッキとは比べ物になりません。【モルトNEXT】は再録された《爆熱天守 バトライ閣》や今回ご紹介した新規カードを組み込めるため、「謎のブラックボックスパック」からデッキを組みたい、使っていて楽しいデッキを作りたい、という方にはぜひオススメしたいデッキです。
《ひみつのフィナーレ!》+無限ループ
相手の山札を墓地に置き、そのカードの種類に応じて効果を発動する呪文。基本的にどの種類が捲れても強力な効果が発動されるため、Sトリガーの防御札として機能します。色も火文明、闇文明、水文明と、薄くなりがちな3色をカバーしており、マナ色確保用のカードとしても優秀です。
一見ただの便利な呪文ですが、その本質はテキストの“相手は、自身の山札の上から1枚目を墓地に置く”の部分。勘の良い方ならばお分かりになったかと思いますが、このカードは本来の使い方と異なり、ループデッキのデッキアウトギミックとして一役買うことになります。
現在環境に多く存在する【赤緑青黒ドッカンデイヤー】は、マナドライブ達成の色確保のために闇文明のカードが必要です。これまでは、その役割を果たすために防御を兼ねる《テック団の波壊GO!》や初動にもなる《天災 デドダム》が採用されてきましたが、《ひみつのフィナーレ!》はそれらに続く新たな色確保兼フィニッシャーとして注目されています。
しかし、複数の色を持つコンボパーツとしては強力なカードである反面、呪文であることからループに組み込むために余分なループパーツを加えなければならない欠点も持っています。こうした点から、現状では他のカードより《ひみつのフィナーレ!》が優れているとは言い切れないのが難しいところです。
長所と短所の両方を持ったカードですが、Sトリガーで相手の山札を削れる、普通のSトリガーとしても優秀な効果を持っているというだけで評価は高く、Sトリガーを絡めるループデッキでは採用される構築を見ることも多くなるかもしれません。
まだまだ他のコンボも……?
今回は「謎のブラックボックスパック」から、注目されているカードと既存の組み合わせをご紹介しました。パックの収録カードは300種類以上と多く、上記以外にも活躍の可能性を秘めているカードがあることはもちろん、その中にはなかなかパックから出ない希少なカードもあります。気になったカードがあれば、今のうちに集めておきたいところです。
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