デュエルマスターズ │ 新弾レビュー │ dotto【ゼーロJr.のムゲンクライム】

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

今回の記事では、9月12日発売の「キングマスタースタートデッキ ゼーロJr.のムゲンクライム」で初めて収録される「チーム零」の「ムゲンクライム」について触れていきます。

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■新能力「ムゲンクライム」

「チーム零」の必殺技「ムゲンクライム」の特徴は、”バトルゾーンのクリーチャーをコストとしてタップすることで支払うマナコストを軽減できる”ところと、”墓地からも召喚できるので手札を圧迫せず墓地利用と相性が良い”ところの2点です。

「ムゲンクライム」は召喚にタップする枚数の条件が付いているものの、墓地からも召喚できる《ベイBジャック》が常にバトルゾーンにいる状態のような感じのギミックなので、戦略上小型クリーチャーを並べて行くことが肝になっていくわけです。

この「ムゲンクライム」の条件を早急に達成するためのキーになってくるのは「ゼーロJr.のムゲンクライム」に収録されている《戯具ザンボロン》でしょう。

3ターン目に「ムゲンクライム」2または3、4ターン目に「ムゲンクライム」4を達成しようと思うと1コストのクリーチャーを出せる時に出しておかないと条件を達成するまでに時間がかかってしまいます。

戯具ザンボロン》は「ムゲンクライム」の効果に利用すると1ドローが付いてくるのでデッキのエンジンとしての役割が期待でき、1コストにしてはパワーが高いので2コスト域のクリーチャーに殴り返されにくいのが良い点です。

他にも場持ちの良い1コストクリーチャーだと過去のカードに《犠牲の影オンリー・ウォーカー》があります。

1コストのデメリット持ちクリーチャーの中では1番ギミックにマッチしています。

1コストクリーチャーの役割に多様性を持たせるのであれば《水面護りハコフ/蓄積された魔力の縛り》も面白いカードで、1枚以上採用することで相手がこちらのトリガー枚数を読みにくくなり、相手のプレイングにも影響を与えてくれるカードです。

自身のコストを踏み倒してバトルゾーンに出てくる優秀なクリーチャーが今後あまり出て来なければ、これらのクリーチャーも採用圏内に入って来るでしょう。

■「ゼーロJr.のムゲンクライム」収録の注目カード

今回の「スタートデッキ」に新規収録されているカードで注目したいのが「S・トリガー」持ちクリーチャーの3体

戯具ヴァイモデル


今までにも3コスト以下のクリーチャーを蘇生するカードは色々ありましたが、「S・トリガー」持ちクリーチャーで踏み倒してくれるのは優秀です。

結果的に盤面に並ぶ枚数が同じの似たカードに《サマー・オジサマー/ムーン・オジサマー》の下のテキストが存在します。

しかし《サマー・オジサマー/ムーン・オジサマー》の弱点は3つあり、

1.採用できるデッキは墓地利用デッキなのにこのカードをプレイすることで墓地が減ってしまうことがある
2.墓地にカードを落とす準備が必要
3.多色が邪魔になる(そもそも火文明の上のテキストがあまり必要ではない)

それに対して《戯具ヴァイモデル》は上記の3つの弱点を全て克服しています

このタイプのカードは《終末の時計ザ・クロック》と相性がとても良いので墓地利用をするビートデッキやワンショットデッキ等では採用圏内に入ってくるでしょう。

罪無 ビコハン極

このカードも面白いカードで《陰謀と計略の手》が内蔵(こちらは進化クリーチャーも戻せますが)されている「S・トリガー」クリーチャーです。

陰謀と計略の手》と言えば「サイキック・クリーチャー」対策としてデッキに採用されていた時期もあるカードですが、当然このカードも「サイキック・クリーチャー」に強く、「GRクリーチャー」や一部「ドラグハート・クリーチャー」にも対応しています。

このカードの良い所は「ムゲンクライム」を持っているところです。

墓地に落ちているだけで任意のタイミングでコストさえ支払えば《陰謀と計略の手》をプレイできるので戦略性に富んだカードだと思います。

罪無 ドロキオ垓

「S・トリガー」を持ち、即時効果こそないものの「ムゲンクライム」の戦略にマッチした効果を持っています。

「バイク」等のデッキに「S・トリガー」で踏ませて返しのターンに「ムゲンクライム」で利用しながら相手のクリーチャーを止めるか、殴り返しorブロッカーとして追加1体を止めるか等選択肢が多く、対応できるシチュエーションが広い点が良いです。

■終わりに

「チーム零」の「ムゲンクライム」戦略の良いところはリソースを手札、バトルゾーン、墓地に散らせるところだと思います。

3つの領域のリソースを維持していれば1つの領域のリソースを消されてもリカバリーがしやすいです。

その代わりスピードはあまり速くないので環境の速度についていけるかどうかが今後のターニングポイントになってくるでしょう。

次の「幻龍×凶襲ゲンムエンペラー!!!」に収録されている一部デッキを封殺するキングマスターカード《∞龍ゲンムエンペラー》を筆頭に《罪無 ウォダラ垓》や《戯具 ザンブロク》等優秀なサポートカードも多数発表されているので今後要注目のチームになっていくと思います。

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