デュエルマスターズ │ 環境考察 │ dotto【十王篇環境予想】

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

デュエルマスターズの最新シリーズ「十王篇」の最新弾「切札×鬼札キングウォーズ!!!」の発売も近くなってきましたが、今回は現在発表されている「十王篇」のカードを見ながら環境を予測していきたいと思います。

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■はじめに

まずはじめに昨年度「超天篇」にて起きたデュエルマスターズの大きな変化は主に2つ、”戦略の幅の向上””クリーチャーの展開力の向上”でしょう。

これは「GRクリーチャー」と「多色ツインパクト」(《天地命動 バラギアラ》以外)の誕生によるもので、1つ1つのカードはシンプルでも組み合わさることによって従来よりも低コストで行動が行え、1枚のカードにかかる役割の幅が増加したことに起因します。

 

これを「GRクリーチャー」と「多色ツインパクト」カード以外で超えていくには従来のカードよりも単体でかなりのオーバースペックで無ければ難しいと思います。

■超えられるのか?

現在発表されているカードはド派手なものが多いように感じます。

例えば今弾の目玉カードの1つである《勝熱龍 モモキング》。

相手の盾が残り3枚であればそのままゲームを持って行くだけの性能がありますが、注目すべきは「■多色ではない呪文の効果、または、多色ではないクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。」の効果。

かつて禁止になった《聖鎧亜キング・アルカディアス》を思わせるような除去耐性を持っています(《聖鎧亜キング・アルカディアス》の場合は強力なロック能力に結果としてついてきた除去耐性ではあります)。

この3年間、単色カードが推されてきた後のこの効果ですからかなり厄介です。

「多色ツインパクト」カードはありましたが、単体で見ると単色カードなので、通常エキスパンションではほとんど対応できるカードは生まれていません。

ただ問題点があるとすれば、このカードはフィニッシャーであると言うこと。

他のキングマスターカードの《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》と《大樹王 ギガンディダノス》にも言えますが、1枚だけで勝てるカードではなく他のカードとの組み合わせが必要で、デッキの骨組みとして新規のカードが如何に関わっていけるかどうか次第で評価がかなり変わってきてしまい現時点では判断しがたいです。

これは大体序盤からゲームに干渉してくる「GRクリーチャー」のせいです。

骨組みの部分である序盤に扱えるクリーチャーや呪文が「GRクリーチャー」を超えて行けるかどうか、他のカードに期待です。

■注目の能力

スタートデッキの注目カード紹介記事にて「キリフダッシュ」と「鬼タイム」には触れましたが、今回の新弾で一番注目している能力は「バズレンダ」です。

理由は状況によって能力の幅を変えられる自由度の高さ、例えるならかつての「O・ドライブ」のような効果に「ツインパクト」のような使いやすさを足したようなものです。

この「バズレンダ」の効果で特に強いと思うタイプのカードは、リソース面でのアドバンテージを得られる効果を持っているカードです。

現在判明しているカードだと《ウマキン☆プロジェクト》と《アルファゴリラー》の2枚。

今までであれば1枚のカードで得られるリソースは限界がありましたが「バズレンダ」の効果はその限界がありません。

マナさえあれば任意のアドバンテージを確保することができ、扱いやすい効果なのでデッキに組み込みやすい性能をしています。

そういった側面を持ちながらこの「バズレンダ」をうまく扱うには先を見据えたプレイが必要で、引くカードを予測し、マナをどれだけ残すかどうか、シチュエーションによって選択が迫られます。

とは言え他の新規能力に比べてみるとシンプルな効果なので、幅広く色々なデッキにお邪魔しそうな良い効果だと思います。

■最後に

現在発表されている新規カードは強力なものが多いものの今のところ既存のデッキと新規のデッキが共存していきそうな予感がします。

ですが前回の「超天篇」よりも派手な効果が多くなりそうな「十王篇」なので、予想を裏切ってくれることを期待しています。

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