デュエルマスターズ │デッキ解説│ dotto【青赤マジック】
こんにちは、dotto(@22dotton)です。
今回はオリジナル環境の「赤青マジック」の解説記事です。
「赤青マジック」は9月の「魔覇革命」から登場した環境上位デッキの1つで《AQvibrato》や《灼熱の演奏テスタ・ロッサ》を《芸魔隠狐カラクリバーシ》に変換(「革命チェンジ」)し、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を利用して《芸魔王将カクメイジン》に繋げて横展開しながらワンショットキルを狙うデッキタイプです。
この記事ではデッキレシピの確定枠や自由枠についてと基礎的なプレイングから主要な対面におけるプレイングを解説します。
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・赤青マジックの確定枠と自由枠
まずは「赤青マジック」の確定枠、冒頭でも名前を出したデッキの根幹を担う5枚のカードとコンボを決めるためのサポートカードである《淡いと濃いケローラ/♪やせガエル負けるなケローラスパイラル》、そしてゲームを勝利に持ち込める強力な殿堂カード3枚が確定枠になり、まずはここからデッキを考えることになります。
「青赤マジック“確定枠”」
4 x 《AQvibrato》
4 x 《淡いと濃いケローラ/♪やせガエル負けるなケローラスパイラル》
4 x 《灼熱の演奏テスタ・ロッサ》
4 x 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》
4 x 《芸魔隠狐カラクリバーシ》
4 x 《芸魔王将カクメイジン》
1 x 《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
1 x 《ストリーミング・シェイパー》
1 x 《単騎連射マグナム》
計27枚
続いて準確定枠。
現環境においてトップレベルの妨害効果と対応力を持つ《飛翔龍5000VT》、《同期の妖精/ド浮きの動悸》、《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》と中軸を担う《芸魔隠狐カラクリバーシ》を引けない際の動きの補完に適した《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌聞けよ聞かなきゃ殴り合い》の計4種類は動かすこともできますが、現環境だとほぼ確定です。
「青赤マジック“準確定枠”」
2 x 《飛翔龍5000VT》
2 x 《同期の妖精/ド浮きの動悸》
4 x 《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》
2 x 《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌聞けよ聞かなきゃ殴り合い》
計10枚
ここまでの確定枠と準確定枠で計37枚です。
残り3枠を小さな環境の変化と好みによって7種類の候補カードでチューニングするのがオススメ。
「赤青マジック“候補カード”」
《ファイナル・ストップ》
⇒受けデッキや呪文主体のデッキ対策
《終止の時計ザ・ミュート》
⇒受けとしても計算できるルーター
《歌舞音愛ヒメカット/♪蛙の子遭えるの何処?好きと謂ひて》
⇒貴重な複数面処理カードで2コストアタッカーのかさ増しにも
《♪なぜ離れどこへ行くのか君は今》
⇒墓地を扱うデッキへの対策用
《調律師ピーカプ / ♪音速で 本番中に チューニング》
⇒5枚目以降の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》として
《芸魔山鷹トリノドミノ》
⇒5枚目以降の《芸魔隠狐カラクリバーシ》として
《AQsabbath / ♪このギター グシャっとすれば グシャっとなる》
⇒上面も下面も他のカードとくっつきやすい除去札
以上を踏まえた上でのサンプルリストはこちら
「青赤マジックサンプルリスト」
青赤マジック | |
---|---|
デッキリスト | |
4 x 《AQvibrato》 2 x 《飛翔龍5000VT》 1 x 《歌舞音愛ヒメカット/♪蛙の子遭えるの何処?好きと謂ひて》 2 x 《同期の妖精/ド浮きの動悸》 4 x 《淡いと濃いケローラ/♪やせガエル負けるなケローラスパイラル》 4 x 《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》 1 x 《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》 1 x 《ストリーミング・シェイパー》 |
1 x 《単騎連射マグナム》 4 x 《灼熱の演奏テスタ・ロッサ》 2 x 《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌聞けよ聞かなきゃ殴り合い》 4 x 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》 2 x 《AQsabbath / ♪このギター グシャっとすれば グシャっとなる》 4 x 《芸魔隠狐カラクリバーシ》 4 x 《芸魔王将カクメイジン》 |
・絶対に押さえておきたい基本的な4つのプレイング
①先攻2ターン目の《AQvibrato》は3ターン目の動きの幅が最大限に広がる最強の展開なので積極的にプレイする。
後攻時は《AQvibrato》が《ア:エヌ:マクア》や《切札勝太&カツキングー熱血の物語ー》の的になるケースがあるので、状況によって《淡いと濃いケローラ/♪やせガエル負けるなケローラスパイラル》の下面を使って手札を整えることを優先する。
②墓地にある呪文もリソース。
手札は積極的に回して行かないと《芸魔王将カクメイジン》まで繋げてもリソース切れになるので《淡いと濃いケローラ/♪やせガエル負けるなケローラスパイラル》と《灼熱の演奏テスタ・ロッサ》で序盤から手札をうまく回していく必要がある。
③《ストリーミング・シェイパー》は最強のリソース獲得カードだが《瞬閃と疾駆と双撃の決断》は手札に拾えないことを念頭に置いてプレイする必要がある。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》が手札にあるなら《ストリーミング・シェイパー》は残りのパーツを拾ってくれるため積極的にプレイして良いが、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》がない場合は《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を拾えないため他の持っている手札との兼ね合いで取捨選択する。
④《芸魔隠狐カラクリバーシ》&《瞬閃と疾駆と双撃の決断》から《芸魔王将カクメイジン》に繋げた場合に安直にアンタップした《芸魔王将カクメイジン》で即攻撃しないこと。
「赤青マジック」は《芸魔隠狐カラクリバーシ》と《芸魔王将カクメイジン》で攻撃しながら横展開して詰めていくことであらゆる受けを乗り越えていくデッキタイプなので一度使って手札に帰ってきた《芸魔隠狐カラクリバーシ》から更なる展開が狙えないか考えて動くこと。
《芸魔王将カクメイジン》は墓地リソースを消費するカードですが《芸魔隠狐カラクリバーシ》はリソースを広げることができる貴重なカード。
・対面毎のプレイング
vsアナジャ
メタクリーチャーやブロッカーを突破してフィニッシュを狙わないといけない対面。可能であれば除去はキープしながら動きたいです。
ただし基本的には先攻ゲー。
コンボを決めて走る前にメタクリーチャーやブロッカーが立つかどうかというのも要素としてありますが、その最大の要因は《飛翔龍5000VT》の存在。
先攻側に《飛翔龍5000VT》の主導権はあり、先攻側は盤面の場数調整をしながら《飛翔龍5000VT》をケアしながら動けますが後攻側はケアしながら動くのは困難です。
先攻を取られた「アナジャ」に《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》からスタートされたパターンは裏目を踏むパターンが極端に多くなってしまい、普通に戦っていてはまず勝てないので特定のカードを割り切りながらプレイすると良いです。
vs青黒魔道具
リソースをキープしながらフィニッシュを狙う対面。
《同期の妖精/ド浮きの動悸》or《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》はフィニッシュ時に絡めたいです。
盤面への妨害は《堕呪ボックドゥ》と《堕魔ドゥポイズ》ぐらいで、1度プレイされることで継続的に影響を及ぼす可能性があるカードも《凶鬼98号ガシャゴン/堕呪ブラッドゥ》をブロッカーとしてプレイされた時ぐらいなのでコンボを決めることは難しくありませんが、受けカードの種類が多く、《ファイナル・ストップ》を入れてない限りは完全ケアが難しいので後続を確保しながら殴ることを意識しましょう。
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》の宣言は《「無月」の頂$スザーク$》着地想定の前のターンであれば10がオススメ、そうでなければ受けと動きの両方を兼ねる4や2が良いでしょう。
vs青魔道具
《卍新世壊卍》や《好詠音愛クロカミ》を盤面に維持させないようにして立ち回ることを意識する対面。
除去はキープしながらゲームを作っていきましょう。
「青黒魔道具」と似た部分が多いですが「青黒魔道具」に比べて墓地の魔道具が肥えるスピードが遅いので対応はしやすいと思います。
vsアポロ
どちらが先に走るかの先攻ゲー。
《AQsabbath / ♪このギター グシャっとすれば グシャっとなる》で進化元を割って後攻を捲れる時があるのでキープしましょう。
vsマジック(同型戦)
先にコンボを決めて走るか《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》を維持しつつ《飛翔龍5000VT》に繋げるのがポイント。
お互いに《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》が立ってしまうと試合が硬直し《飛翔龍5000VT》を引くか引かないかのゲームになってしまうので、ボード除去カードでゲームを作るか《飛翔龍5000VT》で飛ばない《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌聞けよ聞かなきゃ殴り合い》を盤面に立てておいて隙を見つけて《芸魔王将カクメイジン》にチェンジできるようにしておくのも良いです。
自身の《飛翔龍5000VT》に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》で「スピードアタッカー」と「攻撃後アンタップ」を付与して「ジャストダイバー」持ちの化け物アタッカーを作って勝ちにいくプランはよくやります。
vs黒緑アビス
《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》を盤面に立てることを最優先する対面。
先攻3ターン《邪幽ジャガイスト》はほとんどのデッキが勝つことができないので、その動きはそもそも存在しないものと割り切って別の動きに対して勝てるように立ち回ります。
《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》を維持できていれば相手の盤面は並びませんし、例え無理矢理展開してきたとしても《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》の下面や《飛翔龍5000VT》で盤面を飛ばせるのでゲームを作れます。
序盤に引いた《飛翔龍5000VT》は《飛翔龍5000VT》でしか勝てないハンド状況or他のカードを守るための場合を除いて《深淵の壊炉マーダン=ロウ》ケアでマナに逃がした方が良いです。
《飛翔龍5000VT》を出して《深淵の壊炉マーダン=ロウ》と《謀遠テレスコ=テレス》を止めて1ターン自身の手札を守るプレイも意識的に行えるとゲームメイクが行いやすいです。
詰める際は必ず《瞬閃と疾駆と双撃の決断》で横展開しながら詰めましょう。
・総括
明確な不利対面のデッキは「黒単アビス」ぐらいで現環境であれば先攻を取ればほとんどのデッキに有利、後攻時は3ターン以内でのゲームメイクを求められるもののプレイの幅が広く面白いデッキです。
今後の新規カード次第で強化を受ける可能性も少しあるため、これからデュエルマスターズを始める方や何を組めばいいかわからない方には「赤青マジック」はデュエルマスターズの基本であるシールドをブレイクして勝利するところから学べるため、とてもオススメできるデッキタイプだと思います。