デュエルマスターズ │ CSレポート │ dotto【第83回デュエルマスターズ高槻CS】

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

今回は9月5日に開催された「第83回デュエルマスターズ高槻CS」に参加してきましたので、そのCSレポート記事になります。

今回もレギュレーションは1ブロック限定レギュレーションです。

早速今回使用したデッキの紹介をします。

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■デッキ : 「白赤緑ダイナボルト」

3 x 《正義の煌きオーリリア
4 x 《清浄の精霊ウル
4 x 《ドラゴンズ・サイン
3 x 《その子供、凶暴につき
4 x 《U・S・A・CAPTEEEN
4 x 《霞み妖精ジャスミン
4 x 《桜風妖精ステップル
3 x 《メチャ映えドーム
1 x 《ワビサビ・ヤバタピエン
2 x 《イッスン・スモールワールド
4 x 《爆龍皇ダイナボルト
4 x 《閃勇!ボンバーMAX

■デッキコンセプト

デッキレシピ自体は「第10回 コンプオフ山室CS」で勝っていた方のレシピを参考に、役割が限定的な《わかりミーア♡》だけ他のカードに差し替えた形です。

以前使用していた「白青赤緑ダイナボルト」に比べると緑は少ないものの緑を含んだ多色が少なく、始動カードが単色のみなので少しだけ安定度が高いです。

基本の動きは変わらず《爆龍皇ダイナボルト》を軸に展開とフィニッシュを狙うデッキですが、色を少なくしている分メタカードやトリガーに枠を割けています。

これによって採用できる《閃勇!ボンバーMAX》が特徴的で、基本的に一直線に攻めて行くしかないコンセプトのデッキにタップキルの戦略が加わります。

例えば、本来こちらの足止めをする相手のメタクリーチャーを逆に起点にして詰め切るようなプレイングが可能になるカードです。

実際、「白青赤ダイナボルト」を使用していた際に相手の盤面の《洗脳センノー》《閃閃-ダセンゼ》《青寂の精霊龍カーネル》を《閃勇!ボンバーMAX》でタップして、あらかじめ牽制のために召喚しておいた《爆龍皇ダイナボルト》他2体のクリーチャーで順番に踏みながら大量展開して制圧したなんてゲームも起こり得たわけです。

■デッキ選択の経緯

前回1ブロックの大会に参加した時に関西の1ブロック環境で《凶殺皇デス・ハンズ》を採用した「白青黒ギャラクシールド」が2連覇を果たしたので、まずこのデッキタイプが気になりました。

正義帝》と《凶殺皇デス・ハンズ》の相性がとても良く、受けからのカウンター性能に優れた構築になっています。

このデッキの使用者本人も発信されていますが、この構築の《正義帝》は最強と言っても過言では無く、《正義帝》で勝利するゲームを幾度となく見させていただきました。

ただ、このデッキタイプを使用するなら同型を意識するため《ドラグ変怪》を採用したかったのですが、採用してしまうと受けが薄くなって「ダイナボルト」に簡単に突破されてしまうようになり、そのまま使うには流石に対策されていそうで怖いため使用を断念しました。

次に目をつけたのが今回使用した「白赤緑ダイナボルト」でした。

正義の煌きオーリリア》で遅いデッキを止めて、《その子供、凶暴につき》で同速のデッキに差を付けられるのはこのデッキの大きな魅力です。

また、他の候補として「白青赤緑ダイナボルト」を考えていましたが、このデッキを使うことをためらった最大の要因として《メチャ映えドーム》の存在がありました。

このクリーチャーのせいで《珊瑚妖精キユリ》と《桜風妖精ステップル》、使ってみたかった《つぶやきブルーバード》が一方的に取られてテンポロスで負けてしまうのは明白なので、使用するなら《霞み妖精ジャスミン》と《フェアリー・ライフ》に寄せないと使用まで踏み切れません。

そうしてしまうと《爆龍皇ダイナボルト》の爆発力が損なわれるだけでなく、後攻でプレイする《正義の煌きオーリリア》が3ターン目にシールドを割れないことからとても弱くなってしまうのでこのアイデアも却下。

以上の経緯で最終的に「白赤緑ダイナボルト」の使用に至りました。

■対戦成績

1戦目 白青黒ギャラクシールド〇
2戦目 黒緑フシギバース×
3戦目 青赤緑モモキング×
4戦目 白青赤緑ダイナボルト〇
5戦目 白赤緑ヴァリヴァリウス×

■対戦内容

1回戦目 白青黒ギャラクシールド

「策略のエメラル」》の返しから《桜風妖精ステップル》(ブロックされる)と《U・S・A・CAPTEEEN》の攻撃で《爆龍皇ダイナボルト》を呼び出して展開して2ターンかけてフィニッシュ。

2回戦目 黒緑フシギバース

桜風妖精ステップル》、《メチャ映えドーム》(《ダースシギ卿》を踏む)で動き、《U・S・A・CAPTEEEN》を起動するために攻撃を仕掛けるも1点目で《凶殺皇デス・ハンズ》を踏んで止まってしまう。

出てきた《ブラキオ龍樹》を《イッスン・スモールワールド》で処理しながら次のターンのリーサルを狙う(手札に《その子供、凶暴につき》があるので追加の1点は作れる可能性がある)ため、残りの2体でシールドに詰めに行くも《ナチュラ・スコーピオン》が出てきて再度止まってしまう。

大樹王ギガンディダノス》が出てきたので細い線に賭けながらプレイを進めるも《ダクライ龍樹》で盤面を踏まれながら2体目の《大樹王ギガンディダノス》の準備をされて詰み。

3回戦目 青赤緑モモキング

とても有効な《その子供、凶暴につき》を引きに行くプレイをするも引けず、慎重に盾を詰めに行くも第一波を《ナチュラ・スコーピオン》(残りシールド3枚)に、第二波を《ASAPプライオリス》(残りシールド1枚)に止められてしまい苦しいゲームを強いられてしまう。

なんとか最後の最後に《その子供、凶暴につき》を引いてダイレクトアタックまで打点を形成するも《終末の時計ザ・クロック》がトリガーして止められ、トップで引かれた《蒼龍の大地》から《リュウセイ・天下五剣・カイザー》を呼び出されて詰み。

4回戦目 白青赤緑ダイナボルト

相手の最初の《爆龍皇ダイナボルト》による攻撃を凌いだ後に《爆龍皇ダイナボルト》2体で攻めに行ってギリギリ勝利。

5回戦目 白赤緑ヴァリヴァリウス

こちらの動きがやや温く、《その子供、凶暴につき》を出した返しに出てきた《雷龍ヴァリヴァリウス》に対して何もできず、攻撃は《その子供、凶暴につき》のおかげで耐えるも《U・S・A・CAPTEEEN》から《爆龍皇ダイナボルト》を呼び出すルートしか残されておらず、「S・トリガー」によって止められてしまい負け。

■振り返り

ターニングポイントは最初に負けた2回戦目でしょう。

CSが始まる前にふと聞こえた会話から、やや「S・トリガー」が多めなことが予測できたのでなるべく慎重に行きたかったのですが、《爆龍皇ダイナボルト》が引けない状態で相手の墓地の準備が整っていたため強行突破しようとしてまず失敗しました。

イッスン・スモールワールド》が《ブラキオ龍樹》のおかげで4点入れられるシチュエーション(過剰打点+1)がありましたが、もし突撃していても最後まで割られることがなかった残り盾2枚が《襲来、鬼札王国!》だったのでどの道負けていました。

どうやっても勝てない試合でしたが、突然ノーマークのデッキに当たってしまったのが運のツキだったのかもしれません。

この日「黒緑フシギバース」で準優勝されたのは同じデッキを使う別の方でしたが、デッキはとても強かったです。

決勝トーナメント進行中に2回戦で当たった方からレシピを見せていただいていましたが、強力な「S・トリガー」である《襲来、鬼札王国!》を活かせるようにコスト帯を調整されていて、このデッキタイプには珍しく受けがしっかり採用されていました。

ダクライ龍樹》は相手の盤面の《ブラキオ龍樹》や《大樹王ギガンディダノス》を取ることができるため、「黒緑フシギバース」の弱点だった”受けられてからのライブラリーアウト負け”のリスクを打開してくれる優秀なカードです。

流石にそこで《ダクライ龍樹》が使われるなんて思いもしませんでしたし、実際に使われてみてボードを取りながら次弾を装填できる動きは優秀に見えました。

惜しくも優勝は逃されていましたが、6チーム(王国)の中で最弱とまで言われることもある「フシギバース」で環境デッキを倒してここまで快進撃を見せてくれただけでも十分凄いことだと思います。

私自身動画の企画で「フシギバース」について見ることが多かったのですが、ここまで押し上げることができるジャンルだとは思っておらず、完全に諦めていた節がありましたがこれは大きな間違いでした。

個人成績は振るいませんでしたが、貴重な現場に鉢合わせることができて今回は満足しました。

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