MTG │ デッキ解説 │ 高橋優太【アゾリウスコントロール(スタンダード)】
先週末はプレイヤーズコンベンション愛知2024でした。
やはりオンラインでやるマジックより、実際に紙でやるマジックの方が、見るのも遊ぶのも楽しい!
僕も現地でジャパンスタンダードカップに参加しました。使用したアゾリウスコントロールに関する解説と、モダンホライゾン3の新カードを少し考察していきます!
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■ジャパンスタンダードカップ使用デッキ:アゾリウスコントロール
今のスタンダードはデッキの種類が多いですが、アゾリウスコントロールはどのデッキにも対応できる力があり、不利なマッチがバント毒性くらいです。プロツアーに引き続き、使い慣れたアゾリウスコントロールを使用しました。
メインの変更箇所は《失せろ》1枚を《ティシャーナの潮縛り》1枚に変えたのみです。
《ティシャーナの潮縛り》は《魂の洞窟》経由の《偉大なる統一者、アトラクサ》《イーオスの遍歴の騎士》の誘発型能力を打ち消したり、《事件現場の分析者》の起動を打ち消したり、《三歩先》のコピー先にもなるので、出来る範囲が広がります。
しかしエスパーやゴルガリと言った黒系ミッドレンジに対しては、相手のカードと交換できるかが不確定で、メインで手札に余っているはずのクリーチャー除去の的にもなるので、そこまで強くありません。エスパーミッドレンジが一定数いる事を考えると、複数は採用しにくい。
アゾリウスコントロールは長いゲームをする前提のデッキであり、除去や打ち消しで相手のカードと交換しながら、相手がマナフラッドしたり、手札にクリーチャー除去など不要なカードが溜まったタイミングで《推理》や《記憶の氾濫》で手札差を増やして、リソース差で勝つデッキだと考えています。
いかにして「相手とカードを交換して、手札にクリーチャー除去など不要なカードが溜まる、《推理》《記憶の氾濫》で手札を増やすタイミング」まで生き残るかが、デッキの方向性とも言えます。
《失せろ》は対処できる範囲が広い除去で、一般的にアゾリウスコントロールでは2枚採用が多いですが、僕はこのカードの評価が低いです。
理由としては《失せろ》の地図トークンが与える2回の探検が、土地を引いたり不要なカードを墓地に送ったりで、実質2ドローに近いと考えているからです。2回の探検が相手がマナフラッドやクリーチャー除去など不要なカードが溜まるタイミングを遅らせて、無視できるはずの1/1クリーチャーも3/3まで育ってしまうと対処する必要が出てきます。
ボロス召集相手には、相手に与えた地図トークンが《上機嫌の解体》の打ち先になる事すらあります。
エスパーミッドレンジは土地26枚、ティムールアナリストは土地30枚なので、どちらも探検で土地が当たって2ドローが起こるのは珍しくありません。
スタンダードは、特に3マナに強いカードが集中しています。
どれも単純なクリーチャー除去では対処しにくく、後攻2ターン目に2マナ除去を構えてもラフィーンの護法がそれを阻んで来ます。
この4つに《失せろ》したとしても、少し損していませんか?
それなら、後攻で最も初手に欲しいのは2マナの打ち消し呪文。
目指す方向性は、《失せろ》で相手にアドバンテージを与えずに、カードを交換して、《推理》《記憶の氾濫》で手札を増やすタイミングでまで生き延びること。そのため他のリストよりも2マナの打ち消しを多く採用しています。
2マナの打ち消し呪文が《喝破》4枚だけのアゾリウスコントロールも多いです。
しかし、《冥途灯りの行進》が対象よりも1マナ多くかかる除去であり2ターン目にプレイしにくいこと、《推理》は2ターン目と言うよりは、4ターン目に2マナ+2マナの動きをするカードであることから、2マナ域の枚数が少なすぎる!
特に後攻2ターン目は相手の3マナのカードを打ち消したいので、追加で2マナの打ち消しを取ることに納得しています。
スタンダードは特に、2マナを厚くしたい!
アゾリウスコントロールの同系対決が増える事を意識して、《ミレックス》と《船砕きの怪物》を2枚ずつに。
お互いにマナを構えあうゲームでは、《ミレックス》のトークンがゲームを決める事もよく起こります。土地を引きすぎるよりも土地を引かなすぎることの方が敗因になりやすいので、土地は28枚にしています。
《船砕きの怪物》は、同系で土地が11枚以上溜まった後に、複数回インスタントを唱えられるタイミングで出す事で、《失せろ》されても自身をバウンスしたりして、相手が対処しきれないタイミングが来ます。場に残れば後は相手の呪文を戻して制圧。
版図ランプやティムールアナリストに対しても《船砕きの怪物》は強いです。
《二重視》は版図ランプ相手にアトラクサコピーが強く、採用候補ではあったのですが、サイドインできる相手が少し狭い。《船砕きの怪物》の方が、対策したい相手が似通っていて、より多くの相手にサイドインできるので優先しました。
《邪悪を打ち砕く》は、エスパーが《婚礼の発表》型に戻って来ていたので対策としてと、版図ランプ相手にマナ効率よく《力線の束縛》を破壊できます。《力線の束縛》されやすい《船砕きの怪物》を複数取るなら、それを破壊する《邪悪を打ち砕く》もセットで必要です。
《金線の酒杯》は、ボロス召集は減って来たものの依然として強いデッキだと認識していたので、ガードは下げたくなくて追加の全体除去です。実際ボロス召集は先週末の大会で上位に多い印象でした。相性が不利なバント毒性に対しても効くサイドボードです。
■大会結果
〇白緑《西の樹の木霊》
〇版図ランプ
〇エスパーミッドレンジ
〇アゾリウスコントロール
〇ボロス召集
×ナヤ召集
×ティムールアナリスト
〇オルゾフミッドレンジ
〇ディミーアミッドレンジ
7-2で、残念ながら9位。
印象的だったのが、ティムールアナリスト相手に《三歩先》を手札に3枚持っている状況で《ティラナックス・レックス》で負けたゲームです。
デッキリスト公開制の大会に慣れた事でティムール相手には《太陽降下》を全部サイドアウトをテンプレ化しており、デッキリスト非公開の大会で、相手のティラナックスを予想できずに完敗。少し《太陽降下》を残すなどのアドリブが必要だった!
デッキリスト公開と非公開は全く別物なので、未知のデッキに対するアドリブや、相手のカードを予想する事が自分の課題です。
■おわりに
ついにモダホラ3の全カードが発表されました。
《苛立たしいガラクタ》は、《否定の力》や《活性の力》など、0マナで呪文を唱えようとするとそれを打ち消します。《Black Lotus》など0マナのカードも打ち消して、さらには《ウルザの物語》の3章からもサーチできるので、ヴィンテージ級の超強力カードに思えます。
モダンではそこまで0マナカードが使われているわけでは無いので、サイドボード候補かな。
《力線の束縛》の誘発を打ち消したり、《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の誘発と本体両方を打ち消したりと便利。
もしエルドラージが流行るようなら、メイン採用も有り得そう。
両面土地のカードも良いものが多い。3点払えばアンタップイン出来るの両面土地の種類が増えたので、通常土地を全く採用しないコンボデッキの強化につながりそうです。《欄干のスパイ》なら自分のデッキを全て墓地に落とせて、《ゴブリンの放火砲》ならデッキの総枚数分ダメージ!
レアだけではなくコモンアンコモンも良質なものが揃っていますね。来週はモダンホライゾン3の記事になる予定です。
それではまた。
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