MTG │ 新弾レビュー │ 高橋優太【『神河:輝ける世界』】
『神河:輝ける世界』の全カードリストが公開されました!
今回は、スタンダードをはじめ、モダンにレガシー、統率者など、様々なフォーマットで可能性がありそうなカードを探す記事です。
全カードリストはこちら(公式サイト)
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■セット全体の印象
まず受けた第一印象としては、エンチャント・アーティファクトが妙に多いなということです。
近未来だからかクリーチャーはアーティファクト中心で、機体や装備品が多く、その上でクリーチャー・エンチャントもいる。
もし最初にリミテッドをやるなら、《解呪》系の呪文はメインに入れそうな環境です。
クリーチャー・エンチャントは「魂力」を持っているものが多いです。
「魂力」は起動型能力なので、《もみ消し》のような起動型能力を打ち消す特殊なカード以外では対処しにくく、レガシーで《行き詰まり》を張りながら行動できるなど、使い道も様々。
「魂力」で墓地に行ったエンチャントを《補充》や《信仰の復活》で戻してみるのも面白そう!
5種類のドラゴンは前回の神河ドラゴンと同様に、死亡誘発型能力を持っています。
《真夜中の空、殉至》《燃え立つ空、軋賜》の2つが特に強そうで、この2つは統率者として使用しても色々なコンボが狙えそう。
欲を言えば、《消えゆく希望》が使われているので、死亡誘発よりは「戦場に出た時」能力の方が良かった!
各色の注目カードも紹介して行きます。
■白
「魂力」
プレインズウォーカーは残るので、
《コーの精霊の踊り手》
「マナ総量以下」をサーチするので、
伝説のクリーチャーなので統率者指定も可能で、
白い《漁る軟泥》!?
墓地のフェッチランドを追放してもサイズが上がるので、
装備品なので《石鍛冶の神秘家》でサーチもできます。
「+1」能力でコンバットトリックのように使用できて、
「-1」で盤面展開
「-2」は攻撃されたあとに瞬速で出せば、
攻めても守っても強い能力なので、
カードアドバンテージを得やすい英雄譚。変身後の《
強く使うには2章の条件を満たす必要があるので、
■青
ヴィンテージでも制限になっている凶悪カード《修繕》
サーチしてくる装備品や機体のマナコストの制限が無いので、《
生贄に捧げるコストはクリーチャーとアーティファクトの両方で可
青白で《石鍛冶の神秘家》と《現実への係留》
1コストや0コストで実用的なアーティファクトがあれば、《
ド派手なコピー能力なので、統率者に指定したい!
真っ先に思いつくのは《時間のねじれ》
《稲妻のすね当て》など被覆や呪禁を付けて除去から守り、
打ち消す能力も強いので、
すごく強いカードではないのですが、「魂力」
例えば白の《永岩城の修繕》の「2コスト以下を戻す」
元祖ドロー忍者である《深き刻の忍者》
《月回路のハッカー》は出たターンはドロー、
忍術コストが軽いので、2体目の《月回路のハッカー》
ナイス再録。《呪文貫き》と《否認》の違いは、
クリーチャーを展開しながら打ち消すデッキなら《呪文貫き》、
《アゾリウスの大法官庁》
起動型能力も強く、《上天の呪文爆弾》
《ウルザの物語》
土地を戻すので能力起動回数に上限があり、手札も捨ててしまいますが、《
色々なフォーマットで活躍する可能性を秘めている能力に見えます
「+1」でドロー。1ディスカードで済ませたいなら、
「-2」でクリーチャー化ですが、
常在型能力が強力なので、これを生かせるかどうかで強さが大きく異なるカードとなるでしょう。
■黒
《変わり身ののけ者》《羽ばたき飛行機械》
ブロックされない手段があれば継続して除去出来そう。
ダメージを与えた時にお互いのトップをめくって、
《吸血の教示者》《師範の占い独楽》
《英雄の破滅》の亜種ですが、
今回は実用レベルのエンチャント・アーティファクトも多いので、
1回でもトークンを出せれば3マナで3/3が2体と高性能。
■赤
特にコモン構築のパウパーに影響を与えそうで、《コーの空漁師》
マナコストを無視して唱えるカードには無限の可能性があります。
《災厄招来》
ドローとマナ加速を繰り返して行き、巨大なストーム数の《
汎用性の高い除去。プレインズウォーカーにも撃てる点が《削剥》
基本的には《削剥》が強そうですが、
クリーチャーデッキで使うなら追加のダメージも見込めるので、《神の火炎》は強力なカードになります。
なぜか急に、赤アグロを推奨するクリーチャーが大量に来ました!
どれも低コストの攻撃クリーチャーとしては十分実用レベルだと思
《蜥蜴丸》に《兎電池》を装備する事で2/2二段攻撃、
上記4つのアーティファクトクリーチャーのおかげで、
赤単アーティファクトアグロ、行けるか?
シンプルに4/4速攻になりますし、
■緑
4/5到達と4/5警戒を生成すれば、
マナシンボルが4つなので緑単専用カードになりそうですが、
忍者タートルズ!?
最初から接死カウンターが乗っているので、
これだけ能力盛り沢山なら構築でも使われると思います。
「改善」は+1/+1カウンターや接死カウンターで良いので、
1ターン目は+1/+1カウンターの乗ったクリーチャー→
1マナでクリーチャーを守るカードはこれまでにも多くありました
《不毛の大地》から土地を守ったりも出来るので、
■多色
おそらく素出しはせず、「魂力」専用になりそうな能力。
「魂力」してから《補充》で戻す動きが強そう。
プレビュー当初から、《パルヘリオンⅡ》
何かしらの手段で《パルヘリオンⅡを墓地に落として、
搭乗して攻撃すれば、天使トークンと合わせて13点!
既に紹介した《現実への係留》とハイブリッドしてエスパーバルへリオンなんていうのもありかも?
《時間のねじれ》《時間の伸長》
除去も軽くなるので、統率者指定したら面白そう。
以前に同系統の《野生の律動》がスタンダードにあった頃は、
3マナで盤面に影響を与えないターンができてしまうことが弱く
《活力の温泉》は《野生の律動》より少し強化されて、
「-2」で忍者トークンを出して、
忠誠度が低いので相手がクリーチャーを並べるデッキだと維持しに
2マナ2/2かつ能力盛り沢山の忍者・ならず者ロード。
「+1」で除去に近い働きをします。
「-X」は忠誠度を多く消費するので、基本的には「+1」
5マナで出すと2回の「+1」で「-7」を狙えるので、
環境次第ではクリティカルヒットする全体除去。
特にモダンのハンマータイムは1マナの集合体なので、《
■アーティファクト
《電結の働き手》にかなり近い能力。
赤単アグロはアーティファクト中心になりそうなので《鉄の弟子》
《Mox》を唱えるとサイズアップするので、
見た目が機体なので攻めるカードだと勘違いしますが、
マナを構えて相手のエンド時に《精神迷わせの秘本》は、
《勢団の銀行破り》
■土地
アンタップインの土地かつ相手のパーマネントに干渉できる魂力、
ただ《耐え抜くもの、母聖樹》は「基本地形タイプを持つ土地」
これらの土地の影響で、土地を回収する《レンと六番》《
便利とはいえ、伝説の土地ゆえに2枚かぶって置けない場合に困るので、
赤単アグロ向けで、アンタップインなので展開を阻害せず、
「魂力」を3コストにするのも難しくなさそう。
残念ながら、サイクルの中では一番使いにくそう。
しかしアンタップインの土地の持っている能力としては十分で、《
今回の伝説の土地サイクルはどれも強い!
《魂の洞窟》《手付かずの領土》に続いて、部族土地の3種類目。
これで「人間」「スリヴァー」といった、
■おわりに
僕の選ぶトップ3は以下の通りです。
《現実の設計者、タメシ》はデッキを作りたくなる性能なので、
《勢団の銀行破り》はサイドボードでおすすめ。
《耐え抜くもの、母聖樹》は、
次回は神河のリミテッド記事の予定です。
それではまた。