MTG │ デッキ紹介 │ 高橋優太【アルケミーの紹介とイゼット《書庫の鍵》コントロール】

先週、MTGアリーナ上でMTGアリーナ限定新フォーマット「アルケミー」が実装されました。

アルケミーはMTGアリーナ限定のフォーマットで、スタンダードの全カードと、バランス調整されたカードと、デジタル専用のカードを組み合わせたフォーマットです。

今回はアルケミーのことや、今使用しているデッキを紹介していきます。

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■アルケミーでのバランス調整

公式の記事でもありますが、スタンダードで強すぎたカードは、一部能力がバランス調整で変更されています。

代表的なものを挙げて行きます。

戦闘開始時ではなく、終了ステップに変更されています。

予顕しないとトークンが出ず、予顕しても7マナです。《感電の反復》でコピーした《アールンドの天啓》からは鳥が出ません。

対象になったときに宝物が出ません。

出る猫トークンが1体になり搭乗2に。これはこれで、搭乗コストが低い分使い道がありそう。

1マナ増えて、ドローではなく占術になりました。もはや別物と言える下方修正。

パワーが3に下方修正。

■アルケミー限定カード

全収録カード一覧はこちら

アルケミーの実装に伴い、アルケミーとヒストリックで使用できるデジタル専用カードも登場しました。

デジタル専用カードのキーワード能力で頻繁に使われるのが「永久に」「ドラフトする」「抽出する」「創出する」の4つ。

「永久に」は、文字通りそのゲーム中、場を離れても影響し続ける能力です。コスト増減やパワー/タフネス修正があります。

「ドラフトする」は、そのカードが指定する15種類の中からランダムに3種類が提示されて、そのうちの1枚を手札に加える能力です。15種類だと当たり外れが大きいですが、中にはヒストリック禁止級のものも含まれています。

「抽出する」は、デッキの中からその条件に合致したものをライブラリーから手札に加える能力です。

「創出する」は、指定された名前のカードを生み出します。トークンではなく実際のカードなので、創出したカードが場から破壊されれば実際に墓地に置かれます。

3マナの全体除去は破格の性能!2コスト増えて再度唱えることは出来ますが、2マナクリーチャーを4マナかけて出し直すのは動きとして弱く、大幅に時間が稼げるので十分です。

また、トークンに対しては完全除去になるので、手掛かりや宝物トークンもまとめて対処できます。

ちなみに2マナ重くなったクリーチャーやパーマネントが再度《神聖な粛清》を受けると、4マナ重くなるので、更に唱えるのが困難になります。

条件を達成していれば、4マナ3/3警戒にコスト3以下のクリーチャーがもう1体ついて来ます。実質《集合した中隊》に近い働きをします。

人間・クレリックなので種族シナジーが多いのも嬉しく、《英雄たちの送り火》からサーチしたいですね。

コンボデッキの匂いがします。《アールンドの天啓》を軽くしたり、この後挙げる《公式発見》を軽くしたら強そう。

3マナ2ドローして、その後手札から要らないインスタントやソーサリーを追放することが出来て、手札から追放した枚数分、抽出します。

3マナで実質3ドローのような働きをして、除去が要らない相手などには手札入れ替えとして優秀。欲を言えばインスタントだと嬉しかった!

6マナと重いですが、土地でない3枚を手札に加えてコスト軽減。かなり強力なドロー呪文に見えます。

生贄にするのに最適なクリーチャー。当たりは《魔女のかまど》《大釜の使い魔》で、上手くいけば猫かまどコンボが決まるかも!

血の芸術家》を戦場に出しながら、血・トークンを生贄にするたびにドレインします。

クリーチャーの生贄が多いデッキに出されて、かなり強く感じたエンチャントでした。今後これ中心のデッキが出てきてもおかしくない。

ドラゴンデッキで使えば、生き残るだけでどんどんマナコストを軽減してくれます。

土地を生贄にするか、毎ターン2点食らうかの選択を迫ります。《恐るべき仔竜》から3ターン目《街裂きの暴君》が強い!相手のミシュラランドに使えれば最高です。

[+1]でコスト軽減とパンプ能力。なるべく速攻クリーチャーと組み合わせたいので、《ウルヴェンワルドの奇異》は最高の相棒に見えます。2回起動で2マナ6/6速攻!

[-1]はリミテッドでお世話になった狼やビーストを出しますが、2/2が多くて盤面展開としては弱め。3/3の《樹皮革のトロール》《トリュフ嗅ぎ》が当たりに見えます。2体並べてガラクを守る役割では《獰猛な仔狼》もそこそこ。

[-5]は初代の《野生語りのガラク》の奥義と同じ《踏み荒らし》で、懐かしさを感じますね。[+1]2回からは比較的狙いやすそう。

ドラフトしたもの次第で少しブレはありますが、自身を守りながらアドバンテージをとれて奥義で勝てる能力。強いプレインズウォーカーに見えます。かなり《野生語りのガラク》を意識した良いデザイン!

ミスティカルアーカイブのカードをドラフトしてくる鍵。ヒストリックでも禁止されている《時間のねじれ》《悪魔の教示者》《対抗呪文》《稲妻》が使えて、アルケミーで最も強いカードという第一印象を受けました。

4マナで設置して次のターンには7マナにジャンプアップ出来るので、そのまま《副陽の接近》に繋がります!

後手ならアンタップする親切設計、先手でも占術付きの多色地形として重宝します。

この能力だったら、紙でリリースしても大丈夫そうです。

■BO1 イゼット《書庫の鍵》コントロール

イゼットコントロール By 高橋 優太【インポート
デッキリスト
4:《針縁の小道/Needleverge Pathway
4:《連門の小道/Hengegate Pathway
4:《河川滑りの小道/Riverglide Pathway
2:《ストーム・ジャイアントの聖堂/Hall of Storm Giants
4:《嵐削りの海岸/Stormcarved Coast
2:《島/Island
2:《山/Mountain
22 Lands


0 creatures

3:《ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption
4:《ゼロ除算/Divide by Zero
4:《表現の反復/Expressive Iteration
3:《感電の反復/Galvanic Iteration
4:《書庫の鍵/Key to the Archive》
4:《公式発見/Discover the Formula》
2:《家の焼き払い/Burn Down the House
2:《削剥/Abrade
4:《予想外の授かり物/Unexpected Windfall
3:《棘平原の危険/Spikefield Hazard
2:《プリズマリの命令/Prismari Command
2:《轟く叱責/Thundering Rebuke
1:《髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing
38 other spells


1:《アルカイックの教え/Teachings of the Archaics
1:《記憶留出法/Reduce to Memory
2:《環境科学/Environmental Sciences
2:《マスコット展示会/Mascot Exhibition
1:《ご破算/Start from Scratch
7 sideboard cards

新カード《書庫の鍵》を最大限使うことを考えたデッキです。

4ターン目に《書庫の鍵》で《時間のねじれがドラフトできれば、5ターン目には《感電の反復》から《時間のねじれ》で追加2ターンを獲得できます。

もし《時間のねじれ》がドラフト出来なかった場合でも《稲妻》《稲妻のらせん》《電解》《破滅の刃をコピーして盤面を捌いていきます。

副陽の接近》は1枚で完結したフィニッシャーです!

《書庫の鍵》で各色のカードを使うので、色マナの補助として《予想外の授かり物》。《感電の反復からコピーしても強いですし、宝物から《公式発見》に繋げて行きます。

《公式発見》は土地でない3枚を抽出しながら、相手への妨害も軽くなります。2マナの《ゼロ除算》や1マナの《削剥》は素晴らしいですし、《公式発見》から《公式発見》2枚目に繋がる動きも強いです。

《書庫の鍵》がアルケミーで流行りつつあったので、同系に強くする意味でもアーティファクト破壊を複数枚採用しました

審判の日》《稲妻のらせん》《副陽の接近をドラフトした際に《書庫の鍵》を破壊されると少し困るので、デッキの動きを損なわない程度に白マナを採用。

■おわりに

本日夜まで、MTGアリーナ上では10種競技のイベントがアルケミーのBO1にて開催中です。

デッキで迷っている方はぜひこのイゼットを試してみて下さい。

それではまた。

 


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