MTG │ 大会レポート │ 高橋優太【日本選手権2019】
Hi,
日本選手権2019に参加したので、今回はそのレポートです。
※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
カード名のリンク、記事末尾のバナーを
クリックで通販サイトへアクセスできます
通販サイト(https://www.cardrush-mtg.jp/)
■スタンダード
4色ケシスコンボを使用しました。
3《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious》
4《隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand》
4《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》
4《精励する発掘者/Diligent Excavator》
1《祖神の使徒、テシャール/Teshar, Ancestor’s Apostle》
4《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
3《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》
3《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
4《伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales》
1《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
4《モックス・アンバー/Mox Amber》
1《氷河の城砦/Glacial Fortress》
1《繁殖池/Breeding Pool》
1《沼/Swamp》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《静寂の神殿/Temple of Silence》
3《湿った墓/Watery Grave》
3《寺院の庭/Temple Garden》
3《草むした墓/Overgrown Tomb》
4《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
1《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
サイドボード
2《ウルザの殲滅破/Urza’s Ruinous Blast》
2《ヨーグモスの不義提案/Yawgmoth’s Vile Offering》
2《古呪/The Elderspell》
2《害悪な掌握/Noxious Grasp》
2《軍団の最期/Legion’s End》
2《夏の帳/Veil of Summer》
1《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》
2《暴君の嘲笑/Tyrant’s Scorn》
やはりスタンダード最強のデッキは4色ケシスコンボ。
直前にバントランプを回したりもしたもののケシスに勝てず、自分がベストデッキを選んでいないと実感しケシスを使いました。
ケシスを倒そうと試みたものの、結局ケシスに勝てるデッキは存在せず。
マジックプロリーグのメンバーもほとんどがケシスを使用しており、データが示す通り明らかなベストデッキです。
(参考URL :http://www.izzetmtgnews.com/archives/86727)
ケシスを使う上で、マナベースの問題が一番の悩み所。
マジックプロリーグのケシス全てのマナベースを比較したうえで、行弘 賢さんのマナベースが一番理にかなっていると判断して同じものを使用しました。
青マナがなければ初手キープしにくいのでショックランドは青絡み中心。緑マナは後半に引いてもアンタップ状態で出したいので《内陸の湾港/Hinterland Harbor》。
白黒マナはタップインでも構わないので《静寂の神殿/Temple of Silence》。かつ《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》を撃たれても良いように《沼/Swamp》を採用。
これがベストなマナベースだと考えています。
日本選手権で勝ち上がる上でケシスのミラーマッチは避けられないと感じたので、同系で弱い《ケイヤの誓い/Oath of Kaya》をすべてカット。
《ケイヤの誓い/Oath of Kaya》では《贖いし者、フェザー/Feather, the Redeemed》《隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand》を除去できないので、メインに除去が欲しいのなら《暴君の嘲笑/Tyrant’s Scorn》が一番良いと思います。
エスパーコントロールやグリクシスコントロールを意識して《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》を入れましたが、これは失敗でした。
フェザーや緑系にも効く《ヨーグモスの不義提案/Yawgmoth’s Vile Offering》を取るべきでした。
BYE
××グルール
〇〇赤白フェザー
〇〇5色スケープシフト
××青白飛行
〇〇相手来ず
××ジャンド恐竜
スタンダード4-3。
■1stドラフト
1《燃えさし運び/Ember Hauler》
1《群れる猛犬/Pack Mastiff》
2《破壊的穴掘り/Destructive Digger》
4《大隊の歩兵/Battalion Foot Soldier》
1《不動の哨兵/Steadfast Sentry》
3《短剣帆の飛空士/Daggersail Aeronaut》
1《庇護のグリフィン/Griffin Protector》
1《ケルドの略奪者/Keldon Raider》
1《太陽の伝令/Herald of the Sun》
1《鱗剥ぎの捕食者/Ripscale Predator》
1《立腹/Infuriate》
1《勇壮の時/Moment of Heroism》
1《供犠の仮面/Mask of Immolation》
1《祖先の刃/Ancestral Blade》
2《平和な心/Pacifism》
1《反逆の行動/Act of Treason》
1《空からの突撃/Aerial Assault》
1《風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag》
8《平地/Plains》
8《山/Mountain》
サイドボード
1《解呪/Disenchant》
1《敬虔な命令/Devout Decree》
1《空からの突撃/Aerial Assault》
2《炎の一掃/Flame Sweep》
1《鱗剥ぎの捕食者/Ripscale Predator》
1《不動の哨兵/Steadfast Sentry》
1-1《燃えさし運び/Ember Hauler》
1-2《ショック/Shock》or《祖先の刃/Ancestral Blade》
→初手と合っていて安定のショックか悩みましたが、2マナ域でありつつ後半も強い装備品をピック。
1-4《供犠の仮面/Mask of Immolation》
→生贄に捧げられる《急報/Raise the Alarm》や《反逆の行動/Act of Treason》をピックすることを意識。
2-1《平和な心/Pacifism》
《大隊の歩兵/Battalion Foot Soldier》が遅い順手で取れたり、白のポジションは非常に良かったです。
その反面赤は初手クラスのカードが少なく競合していそう。
結果は3-0。
赤黒除去コン相手に《大隊の歩兵/Battalion Foot Soldier》だけで勝ったり、青白飛行相手にサイドから《炎の一掃/Flame Sweep》が刺さったりと噛み合いもあり3-0。
サイドカードが多く取れており、2本目以降は《立腹/Infuriate》などを減らして赤白中速デッキにシフトしていました。ドラフトでも戦略を変えることで相手のサイドインをズラすことが出来ます。
■2ndドラフト
1《菅草の蠍/Sedge Scorpion》
1《枝葉族のドルイド/Leafkin Druid》
1《群れる猛犬/Pack Mastiff》
1《ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser》
1《網投げ蜘蛛/Netcaster Spider》
4《短剣帆の飛空士/Daggersail Aeronaut》
1《輝き森の追跡者/Brightwood Tracker》
1《茨の騎兵/Cavalier of Thorns》
1《多欲なドラゴン/Rapacious Dragon》
1《シルバーバックの巫師/Silverback Shaman》
1《貪爪/Vorstclaw》
1《鱗剥ぎの捕食者/Ripscale Predator》
2《ショック/Shock》
2《楽園の贈り物/Gift of Paradise》
2《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage》
1《魂回収/Soul Salvage》
1《殺害/Murder》
1《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》
1《疾病の神殿/Temple of Malady》
1《進化する未開地/Evolving Wilds》
6《森/Forest》
8《山/Mountain》
1《風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag》
1《敬虔な命令/Devout Decree》
1《立腹/Infuriate》
1《獰猛な仔狼/Ferocious Pup》
1《放たれた怒り/Uncaged Fury》
1-1《茨の騎兵/Cavalier of Thorns》
→文句なしの強力レア!能力で墓地にカードが溜まるので、《魂回収/Soul Salvage》など墓地回収を意識します。
1-2《殺害/Murder》
1-3《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage》
→まずは除去から。この時点でのピックがダブルシンボル、トリプルシンボルなので《楽園の贈り物/Gift of Paradise》中心のデッキを意識します。
1-4《ショック/Shock》
2-1《ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser》
2-3《シルバーバックの巫師/Silverback Shaman》
3-1《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage》
3-2《ショック/Shock》
結果は2-1。
除去とマナブーストとフィニッシャーが取れましたが、4マナ域が渋滞気味。《短剣帆の飛空士/Daggersail Aeronaut》ではなく《獰猛な仔狼/Ferocious Pup》をメインに入れるべきで、これはデッキ構築ミスでした。
《沼/Swamp》を1枚入れるかは悩みましたが、《楽園の贈り物/Gift of Paradise》2枚と《多欲なドラゴン/Rapacious Dragon》で黒のカードはプレイできると判断して入れず。
2マナ域が少ないので《ショック/Shock》を序盤に撃つ必要があり、《山/Mountain》を減らしたくなかったのが理由です。
懸念していた序盤の弱さが仇となり青赤ビートに負けて2-1。もう1枚《菅草の蠍/Sedge Scorpion》をピックするべきでした。
■最終成績
スタンダード4-3
ドラフト5-1
計9-4で64位。
ドラフトが調子良かっただけに、スタンでの失速が際立ちました。
ケシスは相手が《漂流自我/Unmoored Ego》《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》などで攻めて来るので、サイド後の練習をもっとすべきでした。
これはコンボデッキに限った話ではないのですが、マジックの試合は必ずサイド後の方が試合本数が多いので、メインが強いデッキでもサイド後勝率が下がることは良くあります。
サイド含めて1つのデッキなので、致命的なサイドカードをどう乗り越えるかも考える必要があります。
そして日本選手権の優勝・準優勝はケシス。やはりベストデッキであることに疑いの余地はない!
うまいケシスの試合を見ているとやる気が再燃してきますね。
僕もまたしばらくはMTGアリーナで練習します。
それではまた。