MTG │ 新弾レビュー │ MOパンダ【レガシーから見た「ダスクモーン:戦慄の館」カードレビュー!】

こんにちは!MOパンダ(@mopanda_mtgです。

・「ダスクモーン:戦慄の館」発売!

『ダスクモーン:戦慄の館』が9月27日発売になります。
今回はモダンホラーをモチーフにしたカードセットですね。

「二重露光/Double Exposed」仕様のカードは心霊写真をモチーフにしていてなかなか恐い!

そんな『ダスクモーン:戦慄の館』のレビューを行っていきます。
いつも通り”レガシー目線”で緩くカード評価をしていきます。

それではよろしくお願い致します。まずは今回の新メカニズムの解説から!

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■新メカニズム解説

・新エンチャント・タイプ:部屋

ダスクモーン次元は一つの巨大な館になっておりたくさんの部屋を持っています。
片方のマナを支払い解決され場に出ると同時に対応するドアが開放されます。

補充》や《実物提示教育》で場に出した時はどちらも閉まってる状態で場にでます。

・新キーワード能力:兆候(ちょうこう)

「大主」だけが持つキーワード能力です。「兆候N」は時間カウンターがN個乗って出てくる効果です。
時間カウンターが0個になるまでクリーチャー・エンチャントではなくなり、エンチャントになります。

・新キーワード処理:戦慄予示(せんりつよじ)

運命再編で登場した「予示」を強化した新キーワード処理です。デッキトップを2枚見て片方は墓地、片方は場に予示します。

通常の予示より特定のカードを予示できるので《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や《ファイレクシアン・ドレッドノート》との組み合わせが良い。

・新能力語:生存(せいぞん)

第2メインにタップ状態だった場合誘発する能力です。
攻撃しなくても機体に搭乗や《バネ葉の太鼓》でタップすることで条件を満たすことが可能です。

攻撃して生き残った場合に誘発する効果なのでイメージがつきやすいですね。

・新能力語:違和感(いわかん)

エンチャントが場に出るか部屋を開放するたびに誘発する効果です。

それでは各カードのレビューをしていきましょう。
今回は通常セット→統率者の順で見ていきます。

■『ダスクモーン:戦慄の館』カードイメージギャラリー(公式サイト)

カードリスト

■白

・《別行動》

3マナの全体除去。
システムクリーチャーを破壊しやすく破格の性能。少し使われたパワー3以上を破壊する《水の辺村の合戦》より強く見えます。

■青

・《忌まわしき眼魔》

濁浪の執政》か?と言われていますがそんなことはなく《スカーブの殲滅者》と同じくらいの性能。霊気の薬瓶》で追加コストを無視して場に出すことができる。

墓地をあまり使わない《ファイレクシアン・ドレッドノート》デッキである青白ノートだと強そうか。

・《静かなる広間這い》

+1カウンター・1ドロー・コピーとサボタージュで3回誘発するホラー。
1回目でコピーになってしまうと他の効果が使えないので最後にコピーしよう。

3/3の《オークの弓使い》ができると対処が難しく強そう。エンチャントなので昂揚にも絡みやすい。

■黒

・《冷笑的な一匹狼》

実質《納墓》付きの3/1。相手クリーチャーを除去するなどお膳立ては必要だが軽くて良さそう。
レガシーよりパイオニアの方が強そう。

・《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》

今回の目玉クリーチャー。自身が次元になるほど圧倒的なサイズを持つ。
土地でないパーマネント3つ生け贄というほぼ突破不可能な護法に加え、《虚空の力線》能力を持つので《Helm of Obedience》でデッキを破壊することができます。

追放したカードはライフでプレイでき、ライフは自身で得られる。なんて優しいんだ。デーモン万歳。
カラカス》に強いファッティー枠としてリアニメイト系で採用の価値あり。

・《悪魔的助言》

デーモンをチューターでき、昂揚すれば《悪魔の教示者》になる。
デーモンをキーパーツしたデッキならありか。

・《止められぬ斬鬼》

暗黒の儀式》から1ターン目に出したいカードTOP!ダメージを与えるとさらにライフを半分にするので凄まじい勢いでライフを消しとばします。
18(9)→7(3)→1(0)なので3パン。何より最初の1回目に11点ダメージ与えられるのはなかなかの性能。

なぜか除去耐性がある。カウンターがない状態で死亡すると麻痺カウンターを2つ乗せて戻ってくる。《厳粛》と一緒に置くと?!
シングルシンボルで《古えの墳墓》からプレイすることができ黒いストンピィで期待の1枚だ。

・《萎縮させる責め苦》

気軽にエンチャントに触れるようになった黒い除去。《大群への給餌》と違いライフロスが固定なのは嬉しい。

虚空の力線》を破壊できるためリアニメイト系のサイドでありか。

■赤

・《チェーンソー》

出たとき3点飛ばせるアーティファクト。《軍団の成形機械》が使われたこともあったのでこれも可能性あり。

3点なら昂揚した《ドラゴンの怒りの媒介者》や《知りたがりの学徒、タミヨウ》などを除去できるため非常にうれしい。
ペインターデッキの除去枠に。

・《剃刀族の棘頭》

ドローを咎めるクリーチャー。通常ドローでも誘発しプレイヤーに1点与える。
永劫のこだま》などで7枚引かせてもよくダメージ源として期待できる。

オークの弓使い》Bかもしれない。

・《叫ぶ宿敵》

速攻が付いた《ボロスの反攻者》のようなクリーチャー。ダメージ反射とライフゲインを止める。
バロウゴイフ》など絆魂持ちが増えてきたので有効に使える効果です。

ダメージの発生源はどこでもいいので自分の《激情》でダメージを与えてしまうなんてことも出来ます。
シングルシンボル3マナなので赤単ストンピィで可能性のある1枚。

・《呪われた録画》

毎ターン呪文をコピーできる置物。6回まで問題なくコピーできるが、7回目のコピーをすると呪われて負ける。
毎ターン呪文をコピーできる置物としては破格の性能。

6回コピーできたらだいたい勝つでしょう。カードは強いが赤でインスタント・ソーサリーを多用するデッキがあまりないのが残念。

・《逸失への恐怖》

出た時にルーターするナイトメア。
2マナ2/3と平凡なサイズだが、昂揚していると追加で戦闘フェイズを得る。

昂揚しやすいURデルバーや、実は昂揚する赤単プリズンなどで使ってみたらおもしろいかもしれない。ゴブリンの熟練扇動者》ならトークン生成も付きパワーもさらに上がる。
アンタップするのは対象のクリーチャーだけだが”戦闘フェイズに攻撃の制限はない”ので警戒持ちと相性よし。

■緑

・《その名を言え》

墓地のクリーチャー、土地を拾えるソーサリー。
このカードの真価は墓地から3枚追放することで《三度呼ばれ、アルタナク》を場に出せることである。《直観》で3枚見つけてしまうのはおもしろそうだ。

マナがかからないので発掘や、《甦る死滅都市、ホガーク》デッキなど墓地肥しをするデッキで使うのもいい。
レガシーは《不毛の大地》や各フェッチランドが多く回収する対象に困ることはないだろう。

・《三度呼ばれ、アルタナク》

ディスカードによって土地を拾うことができる大型クリーチャー。
能動的に墓地に落とすことができるため各リアニメイト呪文と相性抜群で、土地を伸ばすことができるのもうれしい。

各フェッチランドや《不毛の大地》など対象には困らないだろう。
その名を言え》から場に出そう!

・《収納室》

初エンチャントになった《世界のるつぼ》、右の部屋は《ヨーグモスの意志》。
エンチャントレスで《踏査》や《不毛の大地》を使って土地を破壊するプランなどが可能になる。

余ったマナから右の部屋でリソースを戻すことも可能だ。カードの組み合わせは非常に強力!

・《生垣裁断機》

土地を切削するたびにその土地を場に戻す機体。発掘持ちと相性抜群。

壌土からの生命》なら3枚発掘で土地を伸ばしさらに墓地から土地を拾い凄まじいマナ加速が可能だ。

■多色

・《陽気な風船師》

キキジキの鏡像》のような効果を持つクリーチャー。なぜか自身が速攻持ちなので即コピー可能。
起動がソーサリータイミングだがそれでも効果が強すぎるので期待の1枚。

オセロットの群れ》をコピーしてエンドに誘発するとコピートークンのコピーが生まれ悲惨な場になる(猫まみれ)。
赤白デスタクやボロスイニシアチブでぜひ。

■無色

・《除霊用掃除機》

やっと1マナで対象のカードを追放できる墓地対策が登場!
大祖始の遺産》などプレイヤーを対象に1枚選んで追放はいままでありましたが、対象に取る墓地対策は初。リアニメイトはこれでなんとかしましょう!

下の6マナ起動の効果も非常に強力。サイズは1/1ですが《偉大なる統一者、アトラクサ》や《残虐の執政官》など1/1でも出たら強いカードが多いのでなんとかなるでしょう。
さようなら《未認可霊柩車》。

■統率者

・《古の館底種》

おもしろいことができるクリーチャー・エンチャント。
意志の力》で5点与え、《殺し》で4点与え、《金属ガエル》で4点与えることができる。《魂の撃ち込み》なら11点!どんどん夢が広がるカード。

魔の魅惑》なら《洞窟のハーピー》と組み合わせて無限ライフロス。

・《変化の狂信者》

話題の黒い《聖カトリーヌの凱旋》。
場に出たときに墓地のクリーチャーに絆魂カウンターを乗せて場に戻します。

リアニメイトするクリーチャーに制限がなく、最終カウンターも乗らないので変化の狂信者で変化の狂信者を釣ることが可能です。
渦まく知識》で戻してプレイしてもいいですが、《俗世の教示者》でトップに積んで奇跡でプレイも強力です。

・《悪魔の誓約》

同族持ちのデーモン・エンチャント、毎ターン5/5のデーモンを生成。エンドにカード2枚を切削して共通のタイプなら生け贄になります。

コスト軽減や《暗黒の儀式》経由でプレイしてもいいだろう。トークンを2体生成できれば充分な性能。

・《上機嫌の放火犯》

クリーチャーでない呪文を相手が唱える度にパワー分ダメージを与えるクリーチャー。
人間なので《銅纏いの先兵》や《サリアの副官》でパワーをあげてもいいだろう。

■おわり

今回のレビュー記事は以上となります。
ダスクモーンもレガシー環境に大きく変化がありそうですね。

毎回ですが統率者のカードが強い!「エターナルウィークエンド」はこの環境で行われるので、今のうちに色々試してみましょう!

読んでいただきありがとうございました!

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